2010/07/10 - 2010/07/18
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binchanさん
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7月17日土曜日、旅行5日目続き。
高雄9:35発の台鉄自強號で台南の新營市へ。今回も通しの座席は確保できず途中からは無座でした。そんなこともあろうかと、ちゃんと敷物を用意してあったんですよね。備えあれば無座も安心!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10:33、新營駅。台南縣政府があるのは台南縣新營市(現台南市新營區)です。
新営駅 駅
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この色あせた自強號で到着しました。
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構内の様子。それなりに賑わっています。
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駅を出ると、駅の規模に不釣り合いなほど多くのタクシーが待機しています。そして、観光客とみると「關仔嶺?」と聞いてくるのです。土曜の午前中だし、ここから關仔嶺温泉へ行く人が多いのでしょうね。
新營市には市バスがないので、私もタクシーを使うことにしました。
タクシーは遠距離目当ての車と近場OKの車とがあるはずなので、乗り場を仕切っていた人に近場OKの車を選んでもらいました。運転手のおじさんに「縣政府と鐡道文化園に行くにはいくら?」と聞いたら「メーターだよ」とのこと。最近東部でしかタクシーに乗ってなかったので交渉する癖が…。おじさんのタクシーに乗り込むと、ライセンスのプレートには明らかに「おばさん」である顔写真。奥さんのライセンスでタクシーを家族経営してるんでしょうか? -
おじさんに「日本人といえば八田與一だよ。知ってる?」と聞かれました。知ってますとも、台湾を愛する日本人の間では有名です、と答えておきました。新營からは烏山頭ダムに行く人も多いと思われます。おじさん、そういう長距離の客じゃなくってごめんよ。
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10:48、台南縣政府到着。
高雄に比べるとずいぶん新しいビルですね。 -
大きな鳥のオブジェはおそらく白鳥。新營には天鵝(白鳥)公園というのがありますからね。そこには白鳥が飛来するのかな?
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おじさんにしばらく待ってもらってじっくり撮影。
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ちょっと中も覗いてみました。
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こちらはお隣の税務署。
撮影を終え、タクシーに戻って鐡道文化園へと出発。
ところがタクシーは通りに出てすぐ停車し、運転手のおじさんは車を降りて後ろの乗用車の人と話しに行ってしまいました。鐡道道文化園の場所が分からないと言っていたので、道でも聞いている?
すると、なぜかおじさんはその乗用車に乗車、その車を運転していた人(おにいさん)がタクシーに乗り込んできました。そして、「ちょっとその地図見せて」と私が持っていた新營の地図を手にして発車。状況がわからずあっけにとられてしまいましたが、気を取り直して、「さっきの男性はどなたで?」と聞くと「親父」とのこと。やっぱりこのタクシーは家族経営だったか。
それにしても鐡道文化園、地元のタクシーが場所を知らないってそんなにマイナーなの? -
運転手が交代したせいかスムーズに文化園に到着できました。
ここからは歩いて戻る予定なので、タクシーとはここでお別れです。125元でした。 -
新營鐡道文化園。
かつて糖廠(製糖工場)だったところで、トロッコ列車に乗ったりして遊べます。 -
トロッコ列車(五分車)は土日は一時間に一往復ずつありますが、ちょうど11時の便が出発したばかりで1時間ほどの待ち時間。受付の人が「隣の売店はエアコンがあって涼しいですよ」と教えてくれたので行ってみました。新營の工場はすでに操業停止していますが、台湾糖業は現在もいくつかの工場で生産を続けていて、それらの製品を売る売店なのです。
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黒麥汁という麦コーラのような飲み物を買って飲みました。麦汁は夏バテにいいって聞いたことあるし。
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栄養補給したところでトロッコ列車乗り場に移動。
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受付の係員さんはとても親切でした。切符は往復で100元。
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乗り場に併設の鉄道資料展示場。
鉄道好きなら面白そうな、古い鉄道用品が展示されていました。さすがにこういった道具を見て「懐かしなあ」という年ではありません。 -
私には用途不明なもの多し。
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展示品を見ながら12:00を待ちます。
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トロッコ列車の駅。
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ほかのお客さんも集まってきました。
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この機関車は糖廠で材料や製品を運ぶのに使っていたのでしょうね。
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運転席。
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乗り込みましょう。
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出発駅は「中興車站」という名前。係員さんらに見送られて12:00の便が出発。終点の「八老爺車站」まで約25分の旅です。
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台車に柵と屋根が付いただけの車両です。乗り心地は最悪。もともと貨物用なんですから当たり前ですね。ライブの観光アナウンスがありますが、私にはまったく聞き取れませんでした。
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踏切があったり。
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鉄橋があったりします。古い駅らしきものもありました。
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糖廠の敷地を出ると両側にはサトウキビ畑が広がります。線路沿いの住民の方も列車を見かけると手を振ってくれたり。途中の複線区間では復路便とのすれ違いがありました。少人数の家族連れが多いこちらの列車とは違い、対向車は若者グループを満載。すれ違いざまにすごいテンションで手を振ってくれました。
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終点「八老爺車站」到着。ちなみにここは隣町の柳營。
近くには「乳牛的家」という家畜と触れ合える観光農場があります。 -
乗って来たトロッコ列車。
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機関車。
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戻りの列車まで1時間、時間をつぶさなければなりません。
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家畜と触れ合いたいわけではありませんが、唯一の観光施設「乳牛的家」で過ごすしかありませんね。
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家族連れは続々とそちらに向かって行きました。
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鉄道客車を利用したレストランもありました。
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お昼時だったから入ればよかったな。
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車両の由来(どの路線で使われていたとか)は不明。
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乳牛的家。
20元の券を買って入り、中でその金額分が消費できます。 -
家畜とのふれあい。まずは家禽類。
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牛。
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ヤギ。
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子ヤギにミルクをあげるコーナー。女の子が体験中。
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乳搾りコーナーはお客ナシ。
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ダチョウもいました。
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ウサギさんは大人気。
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遊具コーナーは閑散。ここに来たら動物と触れ合わなくっちゃね。
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昔の日用品が展示してありました。
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これはかなり古いものですよね。
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こういったものを使う体験もできたらいいのに。
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私は特に何かで遊ぶことなく(大人一人で遊ぶ場所でもなし…)、20元の券をアイスクリームに交換して乳牛的家をあとにしました。
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復路のトロッコ列車で中興車站に戻った後は徒歩で台鉄新營駅へ。
途中には線路跡がありました。周りを整備して公園にしてあります。 -
この線路は明治時代に開業した、塩水港製糖線の線路だと思われます。新營から海沿いの布袋まで運行していました。今回は戸外生活社の「台南縣市」というガイドブックを参考に観光していましたが、掲載されている地図に「台糖鉄路」として廃線跡が記載されています。それによると塩水港製糖線はかなりの区間が廃線跡として残っているようです。
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このほかに、毛細血管のように張り巡らされていた軽便鉄道路線も所々残っているようです。製糖産業と鉄道は切っても切り離せない関係だったんですね。
この後は駅前に戻り、バスで關仔嶺温泉へと向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- まあちゃんさん 2012/06/26 12:24:09
- 八田さんが出て来ますか
- binchanさん、こんにちは。
梅雨だと言うのにここの所雨が有りません。タダタダ暑いだけです。
この辺だとやっぱり台湾で一番有名な日本人『八田興一』さんが
出て来ますか。
記念公園を含めて数回行ってますが行くと草むしりや
お墓や銅像の掃除をしています。
そう言う時に地元の名士に出会って色々と話しを聞いたり
食事をご馳走になったりと楽しみな所です。
まあちゃん
- binchanさん からの返信 2012/07/01 14:24:10
- 今頃はマンゴー狩りでしょうか
- まあちゃんさん、こんにちは。
烏山頭ダムまでは行っていませんが、きっときれいなところなんだろうなと想像しています。
ところで、今頃は台南ですか?
今回も台湾のお友達とご一緒に賑やかにやっていらっしゃることでしょう。
旅行記楽しみにしてますね。
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