2010/07/13 - 2010/07/18
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binchanさん
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7月15日木曜日、旅行3日目夜。
台湾茶といえば凍頂烏龍茶、その原産地「凍頂山」があるのが鹿谷です。いわば台湾茶の名所中の名所。ここまで来てお茶を買わずには帰れません。宿のオーナーに竹山にあるお茶のお店に連れて行ってもらいました。後ろから台湾人のご夫婦が自家用車でついてきます。帰りはあの人たちに送ってもらって帰ってこいとのこと。オーナーったら思いつきでお茶屋に誘ってくれたのかと思いきや、こんな段取りがしてあったとは。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
到着してみたら、台北ナビの記事で見たことあるお店でした。なるほど、日本語の出来るお茶の先生がいる店とはここのことでしたか。
ちなみに鹿鼎荘も台北ナビで紹介されています。 -
なかなか大きなお店です。
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茶器などのディスプレイ。
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あと追いでやってきた台湾人夫妻と4人で試飲させてもらうことになりました。
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こちらがお茶の先生、蔡さん。カタコトですが日本語OKです。
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試飲に使う茶器はコンペティションで使用されるというシンプルなもの。今日は5種ものお茶を試飲させてくれるそうです。
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コンペティションではこういった茶器で淹れるそうです。
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一人ひとりの前に、香りを楽しむ杯(聞香杯)と飲むための杯(茶杯)が置かれ、それぞれ一煎目は聞香杯に注がれ、二煎目からは茶杯に直接注がれます。
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一種目は金萱茶。
金萱というのは茶樹の種類。品種が開発されてからよい茶葉がとれるようになるまでには年数がかかるのですが、金萱はちょうどそのいい時期にあたる品種だそうです。その茶葉を使い、焙煎して発酵を止めてから製品化する熟茶という製法のお茶です。 -
二種目は青心凍頂烏龍茶。炭焙煎のお茶で、これは茶色の茶壷(急須)で淹れていました。
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青心というのが茶樹の品種で、それを凍頂山に植えると「青心凍頂烏龍茶」になります。高山に植えると青心高山茶になるのだそう。
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三種目は青心高山茶。このお茶も茶色の茶壷で淹れていました。
発酵を止めずに製品化する生茶という製法のもの。生茶は空気に触れさせておくとどんどん発酵が進んでしまうので、真空パックになっていることが多いそうです。 -
四種目は陳年凍頂烏龍茶。
凍頂烏龍茶は今でこそ台湾の名産品として人気ですが、30~40年前に売り出した頃は全く人気がなくかなりの量が売れ残ったのだそうです。仕方なく倉庫で保管され続けているうち熟成され陳年茶となったとのこと。陳年とは年月を経たといった意味です。
ホントかいなという逸話ですが、話の面白さと、深みのある味が気に入って私はこれを購入しました。プーアル茶のようなカビっぽい香りがあり、色も濃く酸っぱいような甘いような独特な風味です。他のお茶は茶葉が丸まっているのですが、これは細長い形をしていました。理由を聞くと、現在茶葉が丸いのは製茶機で丸めるからで、昔は機械がなかったので丸く出来なかったとのこと。なるほど。 -
試飲しながら台湾人夫妻ともおしゃべり。
高校生の息子さん娘さんと4人で家族旅行中で、お子さんは宿でお留守番。ご夫妻が恋人時代に来たことがある鹿谷を20年ぶりに家族で訪れているそうです。ご自宅は嘉義で、明日は台中で遊んで帰るとのことでした。
ご夫妻はお茶をどっさり買っていました。2時間以上かけて試飲させてもらっていたので、あれくらい買わないとお店は儲からないですよね。少量の買い物しかしない観光客だけをお茶屋に送り込むわけにいかないので、このご夫妻とバーターでお茶屋に連れて行ってもらえたのかな。ラッキーだったかも? -
五種目は四季春という生茶。
野生で自然交配した品種で、台湾で発見されたものだそうです。Nさんはこれを買っていました。この品種はこれから茶木が成熟し、良い茶葉が出来る品種だそうです。
20:30頃まで茶店にいて、ご夫妻の車で鹿鼎荘に戻りました。このご夫妻に(言葉以外)何のお礼もせずに済ませてしまいましたが、送っていただき本当にありがとうございました。 -
宿に戻ると厨房に直行して、「ビールください!」と声をかけました。
「ビールは冷蔵庫から自分で出して、料金はその都度払って」とのこと。レストランはもう明かりも落してあったので、部屋に持って行って飲もうとしていたら、オーナーが「二階のカフェに行け」と指示。片手にはつまみが乗った皿が。 -
雰囲気の良いカフェでビールをいただくことになりました。しかもオーナー手作りのおつまみつきです。
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この日はNさんのお誕生日。ビールでお祝いです。
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オーナーの劉氏は高粱酒の瓶を持ってきて我々の前に座りました。どうやら一緒に飲むつもりのようです。(我々が戻った段階ですでに酔っぱらってましたが…)
民宿らしい夜になってきましたよ。
オーナーは民宿経営と陶芸だけでなく紅茶の製造も手掛けているそうで、日本の雑誌にも取材されたことがあると、写真が大きく載った週刊新潮を見せてくれました。 -
自家製の紅茶を一袋(約500g)ずつくれ、特製ミルクティーもふるまっていただきました。この紅茶、とてもおいしかったです。
BGMは懐メロのレコード。CDじゃなくてレコードです。レコードのコレクションが自慢なのか、1~2曲おわるごとに盤を換えていきます。落ち着きがないのもまたご愛嬌。面白い方です。 -
カフェの窓から見えた夜景です。
手前に鹿谷中心地の灯りが、遠景に南投市街地の夜景が広がります。 -
上の写真はNさんのカメラで撮影したもの。この写真は同じ風景を撮った私のカメラ。腕もあるかもしれないけど、やっぱり機材って大事。
台北や台中の暑さや喧騒とは無縁の鹿谷。素敵なカフェで夜景を見ながら過ごす夜。いつもの一人旅とは違う幸せを満喫しつつ、鹿谷の夜は更けて行くのでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 迷宮ねずみ420号さん 2021/08/28 12:44:44
- この宿のオーナー、いいですね!
- binchanさん
こんにちは。
2010年の旅の回顧、楽しませていただきました。
訪台の理由が四大縣政府撮影というのはなんともbinchanさんらしい^^
すでに11年前からbinchanさんの旅スタイルが確立されてたんですね。
このシリーズも見どころ満載でしたが、私が一番印象深かったのはこの宿のオーナーでした。
いいですね~、こういう交流。
これもbinchanさんやご友人の語学力、お人柄があってこそなせる技だと思うんですけど、ほんと憧れます。
早くまた旅が出来る状況になりますように。
では、一人旅が好きなくせに寂しがり屋の迷宮ねずみ420号でした。
- binchanさん からの返信 2021/08/29 18:33:34
- RE: この宿のオーナー、いいですね!
- 迷宮ねずみ420号さん、こんにちは。
すごくたくさん「いいね」いただいて恐縮です。
10年以上前の旅行記を見直しながら台湾の変化の速さに驚き、たぶん日本もほかの外国もそんな速さで変化しているだろうに、それに気づくことなく過ごしている自分にも驚いています。
知らず知らずその変化に対応しているものもあれば、取り残されている部分も多々…。
あの宿のオーナーは本当に芸術家肌でマイペースでした(笑。
それでいて外国からもお客を集めるような独特な魅力の民宿をしっかりと経営されていたりするところがすごいんですね。実業家でもあるわけなので。
もしかして引退されていたりして、と思って宿のサイトを見たところ、オーナーのお名前は変わっていなかったのできっと今もマイペースでお客さんをおもてなしされていることでしょう。
最後に旅行に行ってから2年以上。
コロナ禍初期は行けもしない旅行のことを考えるのが悲しくて、ほかの方の旅行記を見ることも、自分の旅行記を見直すこともなかったのですが、最近は思い出しながら楽しむという余裕が出てきました。たとえすぐには行けなくても、その土地のことを調べて見聞きするのも楽しいものです。あまりにも外出していないので、コロナが終息しても旅をするテクニックを失っているかも!?
いきなり海外には行けそうにないので、まずは国内からになると思いますが、神戸方面も魅力的な候補地です。近場旅行記を拝見して夢をふくらませてます!
binchan
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