2010年　四大縣政府と鹿谷　11　台中縣政府、豐原、名帥大飯店

2010/07/13 - 2010/07/18

　７月16日金曜日、旅行４日目午後。

　竹山からバスで台中に移動してきました。

エリア 台中(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　12：30頃台中に到着。駅前のお店でまずは昼食。

富春大飯店 ホテル

　揺れのひどいバスのおかげて二人ともぐったり。冷房ナシの店は無理ということでこちらの店に入りました。台中駅の目の前にあり、冷房も効いているきれいなお店です。

　私は最近お気に入りのクアン（火に廣）肉飯。
　以前食べたクアン肉飯は豚バラ肉でしたが、今回のは腿肉（硬めのロースかも？）。このほうがヘルシーですがやっぱバラ肉がおいしいな。

　Ｎさんはバン條（きしめんのような麺）を注文しました。

　台中駅。
　Nさんとはここでお別れです。

　Nさんは台北へ移動するので切符を購入。私は台中泊です。

　ホームの見えるモスバーガーで一緒に列車を待ちます。

　14：22の自強號で台北へ向かうNさんを見送りました。
　彼女は翌日帰国です。

　クイックマッサージを発見。

　先生、よろしくお願いします。
　10分100元とお手軽です。マッサージ師さんに「もっとリラックスして」と何度も言われました。旅行中やたら肩がこるのは、ずっと緊張しているからなんだろうなあ。

　15：40、台中駅からホテルへ。

　緑川沿いにある廃墟ビル。初めて台中に来た2006年に見た姿のまま。

　川の中のオブジェも健在。

　本日の宿はこちら「名帥大飯店」。

タイチュン グッド グラウンド ホテル ホテル

　まわりはゲーセンだらけでちょっと不安な環境。台中、干城のバスターミナル、台中公園などが徒歩圏な割りに安かったのでこちらにしましたが、このころの台中では発砲事件などがあったので、もうちょっとよいホテルにしても良かったかなと反省しました。

　英語名「Taichung Good Ground Hotel」。
　Hotels.comで予約。３泊で7,100円。手前で電話しているお姉さん、勘繰りだすときりがない。

　ホテルの入口はこんな感じ。
　かなり古いホテルですが、かつて駅前が繁華街だったころはそこそこの格式があったのではないかと推測されます。フロントスタッフがきちんとしていて、チェックイン手続きやあいさつの感じがとてもよかったから。一人でホテルに戻ってきたとき、笑顔で迎えてもらえるとほっとします。

　冷蔵庫、テレビ、エアコンといった設備は問題なく、なんといっても広い。バスルームにはバスタブもありました。室内の照明が暗いことと、テレビの映りが悪いのが難点です。

　古い建物なのでそこかしこに隙間が…。持ち歩いていた殺虫剤を部屋全体にスプレーしてから出かけました。今いる虫には去っていただき、これから来る虫にはご遠慮いただけるのを期待して…。
　虫が出た出たと大騒ぎする割に安宿に泊まってしまう私。幸いこの宿では２泊中一度も虫を見ませんでした。転ばぬ先の殺虫剤が効いたのか、ホテルの管理がよいのかは不明です。

　では早速、縣政府撮影に出かけます。
　台中縣政府は豐原市にありました。現在の台中市豐原區です。まずは台中駅から台鉄区間車（普通電車）に乗って３つ先の豐原駅へ向かいます。

　三義行きの区間車で豐原駅到着。
　車次によっては自強号も停車する大きな駅です。

豊原駅 駅

　豐原駅。縣政府めぐりをしてなかったら来なかったであろう駅。

　縣政府は駅裏側にあるのですが、そちらに駅の出入り口がないので線路を渡れる場所まで回り込まなければなりません。実際は跨線橋があったようですが、この時は気づきませんでした。

　駅から南へ100mほどのところに地下道を発見。

　バイクと人が通れるようになっています。

　台中縣政府到着。豐原駅から20分ほどでした。

　台中縣もこの年末で台中市と合併してしまいます。台北は独立して新北市になるのでそれを祝うプレートがありましたが、台中縣政府はひっそりとしていました。吸収されてしまう哀愁なのでしょうか。

　今はこの文字も別のものに変わっているのでしょう。

　縣の形のモザイク壁画。地の色と同じ部分が台中市で、色がついているのが台中縣です。
　和平郷広いですね。東半分が和平郷です。その範疇に、武陵農場、梨山、谷關温泉と台中の名だたる観光名所が含まれています。

　縣章。これが掲げてあった壁はどうなっているのでしょうか。

　中に入ってみます。

　平日だったので県民に紛れて中を見物。この庁舎は現在、台中市政府の一部となり元の市政府と役割分担をし利用されています。

　中央の吹き抜けによる自然採光や室内に植物を配するのは、宜蘭の縣政府に通じるものがありますね。

　喫茶店もあり、一般人がいてもおかしくない雰囲気ではありますが、みだりに写真を撮ったりしていると不審者扱いされそうなので、極力控えめに撮影しました。

　豐原駅へと戻ります。今度は陽明街の踏切で線路を渡りました。

　駅へ向かって、信義街を北上し府前路の交差点までやってきました。

　商店が並び賑やかですが、これといって見るところもありません。地図を見ても徒歩圏には観光地らしきものはナシ。

　唯一の見どころと言えるのが慈濟宮。

　何の神様を祀っているのかは不明。

　結局豐原では縣政府撮影したのみとなりましたが、観光だけなら行かなかったであろう地方都市の雰囲気が味わえました。

　帰りはバスに乗って台中市街地に戻ります。