2012/04/07 - 2012/04/08
73位(同エリア254件中)
たびたびさん
- たびたびさんTOP
- 旅行記736冊
- クチコミ35280件
- Q&A回答420件
- 5,362,720アクセス
- フォロワー666人
京都の桜をチェックするつもりだったのですが、いろいろあって気分がちょっと乗りませんでした。天気が良かったのを幸いに、二日目は久しぶりの浄瑠璃寺から岩船寺コースへ。ついでに、海住山寺まで回ってしまうというとんでもないハードなハイキングになってしまいました。
やっぱり、花をメインにするとあたりはずれがあり過ぎます。期待していなかったところに、きれいな花との出会いがある。二日目の方は気楽な旅になりました。
PR
-
桂で降りて、中村軒へ。桂離宮のとなりで、これまで気になってはいたのですが、今回が初訪問です。
桂離宮 名所・史跡
-
イチオシ
これが名物麦代餅。もっちりしたお餅に、あんこのほっこりとした感じは、間違いなく絶品です。
ほっこりの中に、まるでまだかまどの火の暖かさが残っているような。それにしても、ここまでのレベルとは思いませんでした。見た目も抜群。白いお餅に大きなクロモジが落ち着きを醸し出します。あめ釉に映える黄な粉の美しさも輝くよう。どうしたらきれいに見えるか、つぼを心得た姿です。食べながら、知らず知らず涙が出てきました。
あんまりすごいので、私はこれでもう帰りたい気持ち。二日の予定で来たのですが、今回これ以上の感動はもう味わえないでしょう。
これから先のことを考えるとちょっと憂鬱です。 -
しかし、気持ちを落ち着かせて、嵐山へ。虚空蔵法輪寺に行ってみます。
ちょうど、十三参りでおめかしした子供たちがちらほら。桜が満開で、皆さん晴れ晴れとした表情です。 -
展望台からは、渡月橋から嵐山の町並みが見えます。
渡月橋 名所・史跡
-
梅もまだ咲いてました。
青空の下で、白い花が可憐です。 -
山を下って、琴きき茶屋へ。
琴きき茶屋 グルメ・レストラン
-
餡子のない道明寺タイプの桜餅と嵐山を模した餡子の組み合わせ。
ずばり、あんこの方が余計ですねえ。せっかくの桜餅のよさを殺しています。あるいは、もっとあんこのレベルを上げるかです。観光客相手だとこうなるんです。
なかなか中村軒があたまから離れない証拠。こんな不平、不満を言っていては旅になりません。 -
さらに嵐山の稲。ここも桜餅が名物らしいのですが。
-
葉っぱが塩辛いことこの上ない。餡子とのハーモニーをまったく無視。何とかしてください。
あー。また、不平。予想したとおり、この旅は変な感じになってきました。何とか、立て直さねば。 -
天龍寺へ。
天龍寺 寺・神社・教会
-
だんだん晴れて。
-
いい感じになってきました。ここはお天気じゃないと冴えない庭。もう少し新緑があってもいいんですが、まあ合格。
-
ただ、桜はまだまだ。
-
本来はここからの眺めがきれいなんですが。。
-
逆に、つつじがいい感じ。
-
しゃくなげも早いですね。
天龍寺を出て。天龍寺 寺・神社・教会
-
野宮神社にも寄ってみます。本来なら、ここから嵯峨野巡りをするところなんですが、やっぱり何か気持ちが乗りません。
賑やかな京都市内に帰ることにしましょう。野宮神社 寺・神社・教会
-
JR嵐山駅へ。ここから京都駅に出ます。
京都駅 駅
-
遠回りになりましたが、岡崎にやってきました。
-
平安神宮にしてみます。
-
イチオシ
桜はまだとのことでしたが、紅枝垂れ桜の上の方は、いい感じ。これはやっぱりきれい。
満開の時だとけっこういい加減に見てしまいます。これくらいの方がよかったかもしれません。 -
百日紅の幹。
-
馬酔木の白い花。ちょっとしたところにも見所がある。それが平安神宮です。
-
イチオシ
橋殿を望む景色。枝垂れ桜はつぼみですが、その分、うまく透けています。
-
橋殿を渡って、振り返ったところ。
ちなみに、日差しの強い夏の方が、けっこういい感じなんですよね。 -
気分が少し戻ってきたところで。近くの岡北へ。
京うどん 生蕎麦 岡北 グルメ・レストラン
-
30分くらい並んで。いただきます。海老のてんぷらと卵とじの出汁がよくあってます。ただ、敢えて言えば、もう少し変化が欲しいような。あっている分、味が単調に感じてしまいます。いかがでしょうか。
ところで、並んでる最中に、となりのおばさんと京都グルメの情報交換。かなりの情報通とみましたが、着眼点も違うし、すごく参考になりました。やっぱり、私はまだまだです。京都グルメは、一通り押さえるだけでも大変。気が遠くなるような遥かな道のりです。 -
そういう意味では、近くの平安殿。ここも押さえるべきお店です。
名物も店名と同じ平安殿。しっとりしたお饅頭は、ゆずの香りがいいですね。平安殿 本店 グルメ・レストラン
-
白川の桜。ここは早咲きで有名です。
-
夕方の祇園らしい雰囲気に誘われて、観光客も集まっています。
-
その裏通り。するがや祇園下里に寄ってみます。
-
この飴がお目当て。透き通った飴に閉じ込められた豆がきれいです。
-
同じ祇園の甘泉堂へも。
甘泉堂 グルメ・レストラン
-
これが四君子。前から気になっていた即席汁粉。帰っていただきましたが、これまで味わったことがないような、本当に上品でやさしい味。きめ細かな粉末にした即席だからこその味かもしれません。
なお、沸騰したての熱い湯がおいしくいただけるコツです。 -
その足で、八坂神社から。
八坂神社 寺・神社・教会
-
円山公園の枝垂れ桜。
花見の人で溢れていましたが、花はまだまだですねえ。円山公園 公園・植物園
-
それなりに歩いて、疲れてきました。
もう宿に帰ってもよかったのですが、今日はもやもや不完全燃焼。 -
久しぶりに清水寺の夜間拝観に行って見ますか。今日が最後だということだし。
清水寺 寺・神社・教会
-
だんだん暮れてきました。
-
京都タワーの瞬きがきれいです。
京都タワー 名所・史跡
-
舞台の全景も。
-
ライトアップされると、
-
やはり迫力があります。
たぶん桜は、まだつぼみが多いような。でも、ライトアップだと関係ないでしょう。 -
イチオシ
ブルーの光が空に向かって。この演出も誰が考えたのか。すばらしい発想。こっちの桜は満開。池の水面には夜桜が写っています。
やっぱり清水に寄ったのは正解。どうにか気分が晴れてきました。 -
翌日のために、奈良に移動。これは近鉄奈良駅のすぐそば。桜バーガーです。奈良にうまいものなしというんですが、ここは例外。本格的なハンバーガーを楽しみました。
-
翌朝の散歩。目に入った大仏アンパン。パネトーネです。餡子がぎっしり。昼飯も兼用になってしまいました。
-
やすらぎ通りを南へ。
漢国神社の桜は満開。 -
さらに、卒川神社に。
-
傳香寺の椿も。
-
今度は奈良町を抜けて。
興福寺も桜が満開。奥に三重塔が見えています。 -
地味ですが、これも国宝。平安末期の再建です。
-
南円堂に。
-
北円堂が静かにたたずみます。
-
浄瑠璃寺のバスが気になり始めまして。奈良公園から。
浄瑠璃寺 寺・神社・教会
-
バス停のあるやすらぎ通ります。
でも、時間があるので、称名寺。村田珠光の菩提寺です。 -
これが珠光のお墓。
-
境内には白もくれんに。
-
桜も、見ごろです。
-
イチオシ
さて、バスでいよいよ浄瑠璃寺へ。かなり久しぶり。前回は夏だったと思います。以来、紅葉の時期を狙っていたのですが、機会がなく。まあ、新緑でも十分。狭い空間に、別世界を作り上げる浄瑠璃寺の魅力は変わりません。
浄瑠璃寺 寺・神社・教会
-
三重塔の薬師如来像が開帳されていました。
-
これが本堂。九体阿弥陀如来像が安置されています。
-
拝観を終わって。対岸の三重塔を眺めます。向かい合う石灯篭も、あちらとこちらを結びつける役割でしょう。
-
ここから、岩船寺に向かって歩きます。
浄瑠璃寺を出たところにあった無人販売所。草もちはまだ暖かくて、おいしい。 -
途中の石仏めぐり。
石仏めぐり 名所・史跡
-
歩き始めてすぐに、やぶの中の三尊像。
-
少し国道を歩いて、ここから山道に入ります。
-
分かれにある、あたご灯篭。
-
さて、からすの二尊。
-
イチオシ
端正な印象です。
-
からすの壺。
-
やや登りになってきました。
-
険しい場所も。
-
大きな丸い岩に彫られた、不動明王(一願不動)。岩の大きさに対して、不動明王は小さいような。手の届く範囲で彫り上げたんでしょうか。
-
これが石仏めぐりのスター。笑い仏。
石仏めぐり 名所・史跡
-
見晴らしのよい高台です。
-
イチオシ
始めからなのか、後でこうなったのか。斜めに傾いてます。
さて、名前のように表情は笑っているのでしょうか。これは難しい。顔の目鼻立ちがそれぞれ丸みを帯びているので、そんな印象になるんでしょう。 -
これは、みろくの辻弥勒磨崖仏。
-
最後の三体地蔵磨崖仏。
-
イチオシ
コケの色が鮮やかで、美しい。これは絵になります。
-
イチオシ
二時間くらいかかって、岩船寺に到着。
境内に鮮やかなミツマタの変り種。観賞用に改良されたもののようです。岩船寺 寺・神社・教会
-
こっちは普通のミツマタ。
-
本堂の拝観。
10世紀半ばに造られたという本尊の木造阿弥陀如来坐像は、圧巻。坐高2.8メートルの堂々たる大仏です。周囲を固める四天王像は室町時代。内陣に見事に安置されて、見ごたえ十分。しばし、時間を忘れて眺めました。
ただ、以前来た時の記憶がまったくなくて。こんなだったかなあ。ちょっと、不思議な感じも。どうも、三重塔でいっぱいいっぱいだったようで。やっぱり、こうした古刹は一回くらい来ただけではだめのようです。今度は、アジサイの季節に来てみたいものです。 -
つまり、これしか記憶に残っていなかった、シンボルの三重塔。
-
境内は日当たり良好。
-
梅の花もまだ見ごろでした。
-
十分堪能して、加茂駅までバスで。しかし、時間にはまだ余裕があるようで。
京都に帰っても今からでは混んでるだろうし、がんばって海住山寺まで行きますか。海住山寺は、普通なら、車なんで。ちょっと無謀かもと思いつつも、歩き始めます。海住山寺 寺・神社・教会
-
やはり、想像したとおり、1時間歩いてやっとふもとへ。ここからがきつい上りです。
-
へとへとになって、やっと到着。
-
本堂に腰掛けてしばし休みます。
-
落ち着いたところで、国宝の五重塔。
-
イチオシ
前回来た時は屋根と屋根の間が狭くて単調な造りといったイメージがありましたが、そうでもないような。伸びやかというほどではありませんが、すっくと建っています。
-
周囲の雰囲気とあわせると。
-
ちゃんとバランスが取れています。国宝の五重塔としては、二番目に小さいのですが、そんな感じも持ちません。やっぱり、計算されつくして、この形・大きさになっているんでしょう。
それに、こうした感覚は歩いてきたからというのもあるかも。前回は車で乗り着けたんで。やっぱり、それでは、体感にはなってなかったのだと思います。 -
さて、今日はよく歩いて。これで帰るはずだったのですが、お寺で話し込んでいたら、是非にと恭仁京を薦められ。どうしても行かないといけない雰囲気に。
-
仕方ありません。またしても大回り。
恭仁京とともに。その後、この地には山城国の国分寺が置かれまして、整備された広場の一角には七重塔の礎石が残っていました。 -
恭仁京のことですが、天皇の権威が確立したとされる奈良時代でも、体制を揺るがす事件はあったようで。740年に起きた藤原広嗣の乱もその一つ。藤原氏に代わって重用された吉備真備への不満から、大宰府で挙兵した乱。これはほどなく鎮圧されますが、その後、聖武天皇は、平城京からこの恭仁京に遷都。続いて、近江紫香楽宮、難波京へと転々とした後、745年に平城京へと戻ることになります。
-
さて、加茂駅からは京都に向かいますが、宇治駅で途中下車。伊藤久右衛門で抹茶ロールをお土産に買います。ちょっと、やりすぎ。もう本当にへとへとです。
これが、抹茶ロール。 -
味にさほどのインパクトはないのですが、変に飾らないのが人気の秘密でしょうか。
-
ところで、京都駅からは、東京へ。なのに、名古屋で降りて、住吉のきしめん。最後まで懲りない私でした。
京都駅 駅
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
もっと見る
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
99