砂川・新十津川旅行記(ブログ) 一覧に戻る
※2020.05.06 再編集(写真の追加と差し替え、文章の書き直し)の上、改めて公開しました。<br /><br />5月の連休に、春の花を求めて北の大地へ。<br />今回の目的は、エゾエンゴサクとカタクリの競演を観ること。<br />早春の北海道で、春の妖精を堪能したいのだ。<br />旅程は、夜行で札幌入りし、浦臼、旭川、網走と巡り、最後の夜は、札幌で友人と酒を酌み交わし、函館で今年最後の桜を愛でるというもの。<br />花を堪能するのは、鶴沼の浦臼神社と旭川の北邦野草園、網走の呼人半島、そして函館の五稜郭公園だ。<br />まず、夕方の新幹線で一気に新青森駅へ向かい、青森駅から夜行急行『はまなす』に身を委ねて渡道。<br />寝台特急を利用するのが一番だが、こちらのほうが北海道での時間が長く取れるのだ。<br />初日は、札沼線沿線にある浦臼神社の春の妖精たちと、旭川名物の『新子焼き』を食べることが目的だ。

【300冊記念】春の妖精舞う北海道へ【1】~浦臼神社の春~

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2012/05/01 - 2012/05/02

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旅行記グループ 春の妖精舞う北海道へ

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旅猫

旅猫さん

※2020.05.06 再編集(写真の追加と差し替え、文章の書き直し)の上、改めて公開しました。

5月の連休に、春の花を求めて北の大地へ。
今回の目的は、エゾエンゴサクとカタクリの競演を観ること。
早春の北海道で、春の妖精を堪能したいのだ。
旅程は、夜行で札幌入りし、浦臼、旭川、網走と巡り、最後の夜は、札幌で友人と酒を酌み交わし、函館で今年最後の桜を愛でるというもの。
花を堪能するのは、鶴沼の浦臼神社と旭川の北邦野草園、網走の呼人半島、そして函館の五稜郭公園だ。
まず、夕方の新幹線で一気に新青森駅へ向かい、青森駅から夜行急行『はまなす』に身を委ねて渡道。
寝台特急を利用するのが一番だが、こちらのほうが北海道での時間が長く取れるのだ。
初日は、札沼線沿線にある浦臼神社の春の妖精たちと、旭川名物の『新子焼き』を食べることが目的だ。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
3.5
グルメ
4.0
ショッピング
3.5
交通
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩

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  • 出発当日、13時過ぎに仕事を切り上げ、一旦帰宅する。<br />旅支度を整えて、改めて家を出た。<br />まずは、大宮駅18時22分発の『はやて37号』で一気に新青森駅へと向かう。<br />車内は、黄金週間の中休みと言うことで、空席が目立った。<br />そして、3時間余りで新青森駅に到着。<br />仕事の疲れもあったので、途中は熟睡してしまった。<br />21時38分発の普通列車で青森駅へ向かい、乗り換え時間を利用して遅めの夕食を撮った。

    出発当日、13時過ぎに仕事を切り上げ、一旦帰宅する。
    旅支度を整えて、改めて家を出た。
    まずは、大宮駅18時22分発の『はやて37号』で一気に新青森駅へと向かう。
    車内は、黄金週間の中休みと言うことで、空席が目立った。
    そして、3時間余りで新青森駅に到着。
    仕事の疲れもあったので、途中は熟睡してしまった。
    21時38分発の普通列車で青森駅へ向かい、乗り換え時間を利用して遅めの夕食を撮った。

  • 次に乗る列車は、22時42分発の札幌行急行『はまなす』だ。<br />この『はまなす』は、現在、JRで唯一定期で走る急行列車である。<br />しかも、夜行列車であり、客車という時代錯誤な姿。<br />寝台車と座席車を連結し、機関車が引っ張るというその姿は、鉄道全盛期の名残を今に留める生きた化石のようである。<br />誇らしげに、ヘッドマークまで掲げているのが憎らしい。<br /><br />※現在、『はまなす』は廃止となっています。

    次に乗る列車は、22時42分発の札幌行急行『はまなす』だ。
    この『はまなす』は、現在、JRで唯一定期で走る急行列車である。
    しかも、夜行列車であり、客車という時代錯誤な姿。
    寝台車と座席車を連結し、機関車が引っ張るというその姿は、鉄道全盛期の名残を今に留める生きた化石のようである。
    誇らしげに、ヘッドマークまで掲げているのが憎らしい。

    ※現在、『はまなす』は廃止となっています。

  • 夜行列車が出発する直前のホームは旅情が溢れている。<br />今から旅立つという高揚感が好きだ。<br />そして、『はまなす』は定刻に青森駅を出発した。

    夜行列車が出発する直前のホームは旅情が溢れている。
    今から旅立つという高揚感が好きだ。
    そして、『はまなす』は定刻に青森駅を出発した。

  • 闇の中をひた走り、津軽海峡を走り抜け、午前1時ちょうどに、北海道の玄関口函館駅に到着した。<br />ここで機関車を付け替え、進行方向を変えて札幌駅へと向かうのだ。<br />函館駅では25分停車するので、ホームに出てみる。<br />人気の無いホームに降り立つと、空気がひんやりとしていた。

    闇の中をひた走り、津軽海峡を走り抜け、午前1時ちょうどに、北海道の玄関口函館駅に到着した。
    ここで機関車を付け替え、進行方向を変えて札幌駅へと向かうのだ。
    函館駅では25分停車するので、ホームに出てみる。
    人気の無いホームに降り立つと、空気がひんやりとしていた。

  • ホームの先まで歩いて行くと、闇の中、構内を照らす照明が美しかった。<br />そんな光景が見られるのも、夜行列車ならではのことだ。

    ホームの先まで歩いて行くと、闇の中、構内を照らす照明が美しかった。
    そんな光景が見られるのも、夜行列車ならではのことだ。

  • 翌朝、東室蘭駅を出ると空が白んできた。<br />この季節、北の大地では、4時半にはもう日の出を迎えるのだ。<br />しかし、心地良い列車の揺れに眠ってしまい、日の出は観ることが出来なかった。<br />そして、『はなますは』は6時7分に札幌駅に到着した。<br />札幌駅からは、6時16分発の札沼線の普通列車に乗り換える。

    翌朝、東室蘭駅を出ると空が白んできた。
    この季節、北の大地では、4時半にはもう日の出を迎えるのだ。
    しかし、心地良い列車の揺れに眠ってしまい、日の出は観ることが出来なかった。
    そして、『はなますは』は6時7分に札幌駅に到着した。
    札幌駅からは、6時16分発の札沼線の普通列車に乗り換える。

    札幌駅

  • 札幌駅から乗った列車を途中の石狩当別駅で降り、浦臼行に乗り継いだ。<br />その浦臼行きの列車はたった1両のディーゼルカーだった。<br />しばらく走ると、車窓には雪が増えてきた。<br />5月と言っても、まだまだ北海道は冬と春の境なのだ。

    札幌駅から乗った列車を途中の石狩当別駅で降り、浦臼行に乗り継いだ。
    その浦臼行きの列車はたった1両のディーゼルカーだった。
    しばらく走ると、車窓には雪が増えてきた。
    5月と言っても、まだまだ北海道は冬と春の境なのだ。

  • 車内は、1両でも乗客は数えるほどだった。<br />4,5人いた乗客も徐々に減り、最後は貸切になってしまった。<br />この路線も、いつ廃線になってもおかしくない。<br /><br />※札沼線の北海道医療大学駅から新十津川駅の間は、2020年4月に廃線となっています。

    車内は、1両でも乗客は数えるほどだった。
    4,5人いた乗客も徐々に減り、最後は貸切になってしまった。
    この路線も、いつ廃線になってもおかしくない。

    ※札沼線の北海道医療大学駅から新十津川駅の間は、2020年4月に廃線となっています。

  • 素朴な駅に停まりながら、列車はのんびりと走って行く。<br />そして、終点の浦臼駅には8時ちょうどに到着。<br />この先へ向かう列車は9時6分まで無いので、浦臼の街を散策することにした。

    素朴な駅に停まりながら、列車はのんびりと走って行く。
    そして、終点の浦臼駅には8時ちょうどに到着。
    この先へ向かう列車は9時6分まで無いので、浦臼の街を散策することにした。

    浦臼駅

  • 駅から少し歩いて、街の目抜き通りへと向かう。<br />と言っても、店もほとんどないし人影も無かった。<br />立派な石造りの建物が賑わっていた往時の名残か。<br />その壁には浦臼ワインの文字がある。<br />このあたりは、ワイン用葡萄の一大産地なのだ。

    駅から少し歩いて、街の目抜き通りへと向かう。
    と言っても、店もほとんどないし人影も無かった。
    立派な石造りの建物が賑わっていた往時の名残か。
    その壁には浦臼ワインの文字がある。
    このあたりは、ワイン用葡萄の一大産地なのだ。

  • 目抜き通りを少し外れただけで、街中とは思えないような自然の風景が広がっていた。<br />空き地には雪が残り、蕗の薹が至るところで顔を出していた。

    目抜き通りを少し外れただけで、街中とは思えないような自然の風景が広がっていた。
    空き地には雪が残り、蕗の薹が至るところで顔を出していた。

  • 駅の近くに戻ると、ホームの脇では土筆の兄弟に出会えた。<br />その向こうには、雪化粧の山並みも見えていた。

    駅の近くに戻ると、ホームの脇では土筆の兄弟に出会えた。
    その向こうには、雪化粧の山並みも見えていた。

  • 街の西側に連なるその山並みは、樺戸山地だそうだ。<br />駅からすぐのところに、山を見渡せる場所があった。<br />赤い屋根の建物が良い感じに建っていた。

    街の西側に連なるその山並みは、樺戸山地だそうだ。
    駅からすぐのところに、山を見渡せる場所があった。
    赤い屋根の建物が良い感じに建っていた。

  • 歩いていると、廃屋と放置された国鉄のコンテナがあった。<br />過疎化が進む街の現実を垣間見たような気がする。

    歩いていると、廃屋と放置された国鉄のコンテナがあった。
    過疎化が進む街の現実を垣間見たような気がする。

  • 浦臼の街は、自然が身近な場所にある。<br />街中のちょっとした空き地にも、福寿草が咲いていて驚いた。

    浦臼の街は、自然が身近な場所にある。
    街中のちょっとした空き地にも、福寿草が咲いていて驚いた。

  • 列車の時間が近付いてきたので駅へと戻る。<br />やってきた列車は、またも1両だった。<br />1時間余り待っても乗車時間5分で1駅隣の鶴沼駅に到着。<br />小さな待合室もあったが、ホームは板張り部分もある簡素なものだった。<br />もちろん無人駅だ。

    列車の時間が近付いてきたので駅へと戻る。
    やってきた列車は、またも1両だった。
    1時間余り待っても乗車時間5分で1駅隣の鶴沼駅に到着。
    小さな待合室もあったが、ホームは板張り部分もある簡素なものだった。
    もちろん無人駅だ。

    鶴沼駅

  • 駅近くの線路の脇には、北海道の春を代表するエゾエンゴサクの空色の花がたくさん咲いていた。<br />そう、この花が見たくてここまで来たのだ。

    駅近くの線路の脇には、北海道の春を代表するエゾエンゴサクの空色の花がたくさん咲いていた。
    そう、この花が見たくてここまで来たのだ。

  • 鶴沼駅を後にして、国道沿いを歩くこと約15分。<br />浦臼神社の入口を見つけた。<br />急な石段を登ると、石の素朴な鳥居と赤い屋根の小さな社殿が見えた。

    鶴沼駅を後にして、国道沿いを歩くこと約15分。
    浦臼神社の入口を見つけた。
    急な石段を登ると、石の素朴な鳥居と赤い屋根の小さな社殿が見えた。

    浦臼神社 寺・神社・教会

    春の妖精舞う境内 by 旅猫さん
  • 鳥居を潜ると、参道の脇には、エゾエンゴサクやカタクリの花がたくさん咲いている。<br />神社の境内とは思えない光景だ。

    鳥居を潜ると、参道の脇には、エゾエンゴサクやカタクリの花がたくさん咲いている。
    神社の境内とは思えない光景だ。

  • とりあえず、拝殿で旅の無事を祈願。<br />社殿の右側には、エゾエンゴサクの大群落広がっていた。<br />空色と草色で織られた絨毯のようだ。

    とりあえず、拝殿で旅の無事を祈願。
    社殿の右側には、エゾエンゴサクの大群落広がっていた。
    空色と草色で織られた絨毯のようだ。

  • エゾエンゴサクは、北海道の春に咲く森の妖精のひとつだ。<br />名前の通り、北海道以北に分布する植物。<br />青い花が好きななので、この花はとても気に入った。

    エゾエンゴサクは、北海道の春に咲く森の妖精のひとつだ。
    名前の通り、北海道以北に分布する植物。
    青い花が好きななので、この花はとても気に入った。

  • それにしても見事な群落だ。<br />まさに妖精たちが舞い踊っているようだ。

    それにしても見事な群落だ。
    まさに妖精たちが舞い踊っているようだ。

  • 場所によっては、カタクリとの競演も観られた。<br />色の違いがお互いを引き立てあっていて、とても綺麗だ。

    場所によっては、カタクリとの競演も観られた。
    色の違いがお互いを引き立てあっていて、とても綺麗だ。

  • 歩いていると、蕗の薹が多い場所もあった。<br />でも、やはり主役はエゾエンゴサクだ。

    歩いていると、蕗の薹が多い場所もあった。
    でも、やはり主役はエゾエンゴサクだ。

  • 花を観ていたら、踏切の警報器が鳴り始めた。<br />石段の上まで戻ってみると、列車が走り抜けて行った。<br />参道を線路が横切っているのだ。<br />それにしても、1日3本しか来ない列車に出会えるとは幸運だ。

    花を観ていたら、踏切の警報器が鳴り始めた。
    石段の上まで戻ってみると、列車が走り抜けて行った。
    参道を線路が横切っているのだ。
    それにしても、1日3本しか来ない列車に出会えるとは幸運だ。

  • 境内に戻ると、カタクリの多く咲いている場所があった。<br />カタクリも、春の妖精のひとつだ。

    境内に戻ると、カタクリの多く咲いている場所があった。
    カタクリも、春の妖精のひとつだ。

  • エゾエンゴサクと福寿草とカタクリが混在して咲いていた。<br />その中に、花弁を広げたカタクリを見つけた。<br />反り返る花が多い中、これは違う花のように見えた。

    エゾエンゴサクと福寿草とカタクリが混在して咲いていた。
    その中に、花弁を広げたカタクリを見つけた。
    反り返る花が多い中、これは違う花のように見えた。

  • カタクリも春の妖精だが、黄色の花を咲かせる福寿草もまた春の妖精だ。<br />ここは、妖精たちが仲良く暮らす理想郷のような場所だ。

    カタクリも春の妖精だが、黄色の花を咲かせる福寿草もまた春の妖精だ。
    ここは、妖精たちが仲良く暮らす理想郷のような場所だ。

  • 参道まで戻ってきた。<br />ここ、浦臼神社は春の妖精たちに出会える素敵な場所だった。<br />いつまでも、残ってほしい風景である。

    参道まで戻ってきた。
    ここ、浦臼神社は春の妖精たちに出会える素敵な場所だった。
    いつまでも、残ってほしい風景である。

  • 春の妖精たちをたっぷり堪能した後、すぐ近くにあった浦臼町温泉保養センターで汗を流すことにした。<br />湯は、微かに濁ったもので、思ったよりも良い。<br />浴室からは、目の前に鶴沼公園が見渡せ、遠くには、まだ雪が残る山々も見渡せた。

    春の妖精たちをたっぷり堪能した後、すぐ近くにあった浦臼町温泉保養センターで汗を流すことにした。
    湯は、微かに濁ったもので、思ったよりも良い。
    浴室からは、目の前に鶴沼公園が見渡せ、遠くには、まだ雪が残る山々も見渡せた。

    浦臼町自然休養村センター 温泉

    浦臼神社訪問の際に。 by 旅猫さん
  • 一風呂浴びた後で昼食とする。<br />朝がパンだけだったので、ここでしっかりと補給することにした。<br />そこで、醤油ラーメンと餃子に、生麦酒まで注文してしまった。<br />昼の麦酒は、五臓六腑に浸み渡る。

    一風呂浴びた後で昼食とする。
    朝がパンだけだったので、ここでしっかりと補給することにした。
    そこで、醤油ラーメンと餃子に、生麦酒まで注文してしまった。
    昼の麦酒は、五臓六腑に浸み渡る。

  • まだ、列車の時間までは小一時間ほどある。<br />せっかくなので鶴沼にある北海道ワインの鶴沼ワイナリーの畑を見に行くことにした。<br />徒歩では遠いのでタクシーを呼んでもらい、走ること10分少々で直売所に到着。<br />教ええてもらった場所からは、浦臼山と麓に広がる葡萄畑を望むことができた。<br />栽培面積約150haという日本一のワイン用の葡萄畑だ。

    まだ、列車の時間までは小一時間ほどある。
    せっかくなので鶴沼にある北海道ワインの鶴沼ワイナリーの畑を見に行くことにした。
    徒歩では遠いのでタクシーを呼んでもらい、走ること10分少々で直売所に到着。
    教ええてもらった場所からは、浦臼山と麓に広がる葡萄畑を望むことができた。
    栽培面積約150haという日本一のワイン用の葡萄畑だ。

    鶴沼ワイナリー 名所・史跡

    国内最大規模のブドウ畑 by 旅猫さん
  • 浦臼駅までタクシーで戻り、列車を待つ。<br />1日3本しか列車が来ない正真正銘の地方路線だ。<br />次の列車を逃すと、6時間余りも列車が無いのだ。<br />やってきた、12時20分発の列車で終点の新十津川駅へと向かう。<br />窓を開けて、爽やかな5月の風を受ける。<br />これは、かなり贅沢なのかもしれない。

    浦臼駅までタクシーで戻り、列車を待つ。
    1日3本しか列車が来ない正真正銘の地方路線だ。
    次の列車を逃すと、6時間余りも列車が無いのだ。
    やってきた、12時20分発の列車で終点の新十津川駅へと向かう。
    窓を開けて、爽やかな5月の風を受ける。
    これは、かなり贅沢なのかもしれない。

  • 列車は、12時37分に新十津川駅に到着。<br />新十津川駅は、町外れに佇む、いかにも地方路線の終点の風情だった。<br />ここでは、新十津川町開拓記念館を見学してからバスで橋本町へ向かう予定だったが、バス停の位置の確認に手間取り、結局そのままバスで移動することになった。

    列車は、12時37分に新十津川駅に到着。
    新十津川駅は、町外れに佇む、いかにも地方路線の終点の風情だった。
    ここでは、新十津川町開拓記念館を見学してからバスで橋本町へ向かう予定だったが、バス停の位置の確認に手間取り、結局そのままバスで移動することになった。

    新十津川駅

  • 駅から離れた場所にあった新十津川役場バス停からバスに乗り、橋本町バス停で降りる。<br />目指す金滴酒造は、バス停の向かい側にあった。<br />明治39年創業の酒蔵で、看板商品は『金滴』だ。<br />蔵の脇を流れる徳富川の伏流水を仕込み水に使い、酒米も地元道産米に拘っているそうだ。

    駅から離れた場所にあった新十津川役場バス停からバスに乗り、橋本町バス停で降りる。
    目指す金滴酒造は、バス停の向かい側にあった。
    明治39年創業の酒蔵で、看板商品は『金滴』だ。
    蔵の脇を流れる徳富川の伏流水を仕込み水に使い、酒米も地元道産米に拘っているそうだ。

    金滴酒造 グルメ・レストラン

    地元で愛される蔵元 by 旅猫さん
  • 声を掛けてみると、試飲も出来るとのこと。<br />早速、自慢のお酒を試飲させていただいく。<br />飲ませていただいたのは、地元新十津川産の酒米吟風を使った『手造純米吟醸酒 金滴吟風 無ろ過生原酒』、北空知産の彗星を使用した『手造特別純米酒 金滴彗星 生酒』、『特別本醸造 白鳳 新十津川』と『北の純米酒』。<br />前者の二種類は、手造りによる少量生産の酒だそうだ。<br />どれもなかなか美味しく、二本自宅へ送り、今宵の晩酌用に一本購入した。

    声を掛けてみると、試飲も出来るとのこと。
    早速、自慢のお酒を試飲させていただいく。
    飲ませていただいたのは、地元新十津川産の酒米吟風を使った『手造純米吟醸酒 金滴吟風 無ろ過生原酒』、北空知産の彗星を使用した『手造特別純米酒 金滴彗星 生酒』、『特別本醸造 白鳳 新十津川』と『北の純米酒』。
    前者の二種類は、手造りによる少量生産の酒だそうだ。
    どれもなかなか美味しく、二本自宅へ送り、今宵の晩酌用に一本購入した。

  • 14時8分発のバスに乗り、石狩川を渡って滝川駅へと向かう。<br />滝川駅からは、2分遅れでやってきた14時49分発の特急『スーパーカムイ21号』に乗車した。<br />そのまま旭川駅まで乗るつもりだったが、次の停車駅深川で、隣に普通列車が停まっていたので思わず乗り換えてしまった。

    14時8分発のバスに乗り、石狩川を渡って滝川駅へと向かう。
    滝川駅からは、2分遅れでやってきた14時49分発の特急『スーパーカムイ21号』に乗車した。
    そのまま旭川駅まで乗るつもりだったが、次の停車駅深川で、隣に普通列車が停まっていたので思わず乗り換えてしまった。

    深川駅

  • 新しい車両が増えた北海道でも、まだまだ古い車両が最後の活躍を見せている。<br />乗った列車も窓が開くので、4人掛けの席に身を委ねて、のんびり車窓の旅を楽しむ。<br />普通列車は、景色をゆっくり眺めるのにはちょうど良い。<br />乗り合わせた他の客も、慣れた手つきで窓を開けて寛いでいた。

    新しい車両が増えた北海道でも、まだまだ古い車両が最後の活躍を見せている。
    乗った列車も窓が開くので、4人掛けの席に身を委ねて、のんびり車窓の旅を楽しむ。
    普通列車は、景色をゆっくり眺めるのにはちょうど良い。
    乗り合わせた他の客も、慣れた手つきで窓を開けて寛いでいた。

  • 15時46分に旭川駅に到着。<br />隣のホームには、臨時特急『旭山動物公園号』が停まっていた。<br />車内を見学してみると、ぬいぐるみのような可愛い席などがあった。<br />車両ごとに違う動物たちの席があり、家族連れなどが、思い思いに記念撮影を楽しんでいた。

    15時46分に旭川駅に到着。
    隣のホームには、臨時特急『旭山動物公園号』が停まっていた。
    車内を見学してみると、ぬいぐるみのような可愛い席などがあった。
    車両ごとに違う動物たちの席があり、家族連れなどが、思い思いに記念撮影を楽しんでいた。

    旭山動物園号 乗り物

  • 旭川駅は、高架化が終わり近代的な駅舎に変わっていた。<br />しかし、昔のほうが、やはり旅情を感じられて好きだった。

    旭川駅は、高架化が終わり近代的な駅舎に変わっていた。
    しかし、昔のほうが、やはり旅情を感じられて好きだった。

    旭川駅

  • 駅から平和通を通って今宵の宿へと向かう。<br />買物公園と呼ばれるこの通りは、旭川の象徴とも言えるところだ。<br />途中には、ブロンズ像がいくつか置いてある。<br />ちょこんと座ってサックスに聴き惚れている猫の像が気に入っている。

    駅から平和通を通って今宵の宿へと向かう。
    買物公園と呼ばれるこの通りは、旭川の象徴とも言えるところだ。
    途中には、ブロンズ像がいくつか置いてある。
    ちょこんと座ってサックスに聴き惚れている猫の像が気に入っている。

    平和通買物公園 名所・史跡

  • 今宵の宿は、ホテルレオパレス旭川。<br />とりあえず宿に荷物を置き、夕飯を食べるために街へ出た。<br /><br />※現在、『くれたけイン旭川』となっています。

    今宵の宿は、ホテルレオパレス旭川。
    とりあえず宿に荷物を置き、夕飯を食べるために街へ出た。

    ※現在、『くれたけイン旭川』となっています。

    くれたけイン旭川 宿・ホテル

  • 宿でもらった飲食店の案内地図で目星をつけて立ち寄ったのは、『5.7小路ふらりーと』の中にあった『焼き鳥 ぎんねこ』だ。<br />昭和25年創業の老舗で、旭川名物『新子焼き』が自慢だそうだ。<br />カウンターと小上がりだけの小さな店で、地元の方でいつも賑わっている店だそうだ。

    宿でもらった飲食店の案内地図で目星をつけて立ち寄ったのは、『5.7小路ふらりーと』の中にあった『焼き鳥 ぎんねこ』だ。
    昭和25年創業の老舗で、旭川名物『新子焼き』が自慢だそうだ。
    カウンターと小上がりだけの小さな店で、地元の方でいつも賑わっている店だそうだ。

    焼鳥専門 ぎんねこ グルメ・レストラン

    旭川名物『新子焼き』が看板メニュー by 旅猫さん
  • その『新子焼き』は、若鶏の半身を豪快に炭火で焼いたもの。<br />焼き上げるのに20分ほどかかるので、それまでは他の焼き物などで時間を稼ぐ必要がある。<br />焼いているのを見ながら酒を飲むのもまた良いものだ。

    その『新子焼き』は、若鶏の半身を豪快に炭火で焼いたもの。
    焼き上げるのに20分ほどかかるので、それまでは他の焼き物などで時間を稼ぐ必要がある。
    焼いているのを見ながら酒を飲むのもまた良いものだ。

  • 焼きあがった『新子焼き』はかなり大きかった。<br />それでも、まだ半身全部では無いというから驚きだ。<br />日本酒という感じではなかったので、お供には白ワインを注文。<br />味は、創業時から使い足ししてきたたれと塩の二種類があるが、店のご主人のご厚意で半分ずつ味を付けていただいた。<br />その軍配は、やはり自慢のたれだった。<br />最初に見た時は、あまりの大きさに食べきれないと思っていたが、食べ始めてみると、これがやけに美味しくて、あっという間に平らげてしまった。<br />そして、店のご主人に、明日も寄ると約束して店を出た。

    焼きあがった『新子焼き』はかなり大きかった。
    それでも、まだ半身全部では無いというから驚きだ。
    日本酒という感じではなかったので、お供には白ワインを注文。
    味は、創業時から使い足ししてきたたれと塩の二種類があるが、店のご主人のご厚意で半分ずつ味を付けていただいた。
    その軍配は、やはり自慢のたれだった。
    最初に見た時は、あまりの大きさに食べきれないと思っていたが、食べ始めてみると、これがやけに美味しくて、あっという間に平らげてしまった。
    そして、店のご主人に、明日も寄ると約束して店を出た。

  • 大満足の『ぎんねこ』を後にし、腹ごなしに街を散策。<br />北海道第二の都市である旭川は、百貨店や銀行などの大きな建物も多い街だが、その街中には、忘れ去られたような場所も残っている。<br />宿から数分のところあった街並みも、舗装されていない道に面し、時代から取り残されたように佇んできた。<br />この後、宿に戻り、金滴酒造で買い求めた酒を楽しみながら、北海道での初日が終わった。

    大満足の『ぎんねこ』を後にし、腹ごなしに街を散策。
    北海道第二の都市である旭川は、百貨店や銀行などの大きな建物も多い街だが、その街中には、忘れ去られたような場所も残っている。
    宿から数分のところあった街並みも、舗装されていない道に面し、時代から取り残されたように佇んできた。
    この後、宿に戻り、金滴酒造で買い求めた酒を楽しみながら、北海道での初日が終わった。

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この旅行記へのコメント (27)

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  • ツーリスト今中さん 2020/05/07 13:04:08
    北海道ならではの春(^-^)/
    北海道ならではの春!
    8年前、、、。
    色々、変化がありましたが変わらないで欲しい情景をありがとうございます

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2020/05/07 20:24:15
    RE: 北海道ならではの春(^-^)/
    ツーリスト今中さん、お久しぶりです!

    8年前の旅を作り直してみました。
    旅行記の再編集は、当時を思い出して、足跡を辿っているようで楽しいです。
    写真を見ているだけで、いろいろ思い出されて。

    コロナ、お気を付けください。
    旅猫
  • 毛利慎太朗さん 2020/05/06 09:09:36
    このたびはフォローありがとうございます。
    旅猫さま、はじめまして。
    いつもいいねを押してくださいまして、ありがとうございます。
    この度は旅猫さんのフロントページにて、『300冊記念』という文字が目に入り訪問したわけですが、なかなか一冊めで興味深い写真ばかりです。
    まず列車、はまなすや札沼線ディーゼルの札幌乗り入れ時代、赤電(711系)、旭山動物園号と鉄道ファン垂涎の列車ばかり。
    あれから8年たちますが、北海道の鉄路も色々変わりました。
    留萌線、江差線の末端区間、夕張線、ついに、札沼線末端区間もコロナゆえ5月6日を待たずに廃線とは.....
    今後もどんどん増えてゆくんでしょうか。
    汽車でのんびりというのは鉄道ファンが当たり前と思っている光景でも、それは本来の鉄路の姿と矛盾してるのではないかと自問自答する毎日。
    鉄道とは本来、高速大量輸送機関で山手線や中央線、北海道でいえば千歳線などが残念ながら本来の鉄道のあるべき姿と思います。
    こんなロマンのないことをいってすみません、確かに地方では残念ながら機動性のある車が便利だと思うので。
    これも旅猫さんがおっしゃるように濁り湯の理屈ににていますね、濁り湯は鮮度からいえば?なのに、やはり濁り湯にロマンを感じざるをえません。
    でも、北海道新幹線や整備新幹線に解せない面もあって、『函館まで整備新幹線最高速度の260キロで4時間切れないのなら作らないほうがよかった』と時たま思うこともあり、国交省の『青函貨物撤退』には断固反対です。
    整備新幹線は事実値上げという面もあって、消費者の購買意欲とやらに反し、さらにドライバー不足の昨今にあり、物流を棚にあげ、鉄道利用者以外の一般市民にまで物流コストを転嫁するような国交省のやり方に反対です。
    そろそろ、辛気くさくなってきたので話題を買えます。
    エゾエンゴサクとかたくり、いやぁ~可憐な花たちです。
    二つのコントラストを見れるのも得した気分になれました。
    カタクリも一関市周辺でみれるはずですが、みたことなかったので旅猫さんに感謝申し上げたい。
    その他の福寿草やふきのとうもなかなか綺麗にとれていていつも見ている花とは思えない。
    この花たちのようにコロナという冬の時代『春』が訪れてくれるのを願うばかりで、ここら辺で文を締めます。

    毛利慎太朗

    毛利慎太朗さん からの返信 2020/05/06 09:11:17
    Re: このたびはフォローありがとうございます。
    訂正・コロナという冬の時代から『春』が訪れてくれるのを願うばかりで。
    お詫び申し上げます。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2020/05/07 20:17:55
    RE: このたびはフォローありがとうございます。
    毛利慎太郎さま、はじめましてこんばんは。

    こちらこそ、何度もありがとうございます。
    毛利さんは、鉄道ファンなのですね。
    私は、公共交通機関で旅をするのが好きなので、鉄道での旅が多いです。
    北海道は列車の旅が難しくなりましたね。
    学生の頃は、夜行の急行を宿にして二週間くらい旅が出来たのですが。。。
    今となっては、夢のような時代でした。
    自家用車が当たり前ではない時代には、鉄道全盛期でしたからね。
    現実は厳しく、寂しいですね。
    ある意味、そのおかげでのんびり空いている列車の旅ができるのですが。。。

    新幹線はこれ以上いらないですね。
    青函トンネルに貨物を廃止するなんて馬鹿なことを考えているのですか?
    物流の大動脈じゃないですか。
    新青森までで良かったんですよ。

    春の北海道は、妖精たちにたくさん会えます。
    まだまだ自然が豊かですからね。

    早く、コロナが終わって旅に出たいものですね。
    旅猫
  • はんなりさん 2012/08/07 15:20:18
    旅への いざない
    旅猫さん

    こんにちは

    遅まきながら拝見させて頂いております。。。
    300冊記念旅記おめでとうございます。

    大好きな春の妖精群をウットリ眺めつつも
    此方の一枚
    ミラーに写る風景
    そして二枚上の赤い屋根の建物の風景に
    旅猫さんの旅に対するポリシーを
    感じさせられ(勝手に)
    のんびり一人旅の細やかな視点に釘付けです。

    ハートを打ち抜かれました。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/08/09 21:40:33
    RE: 旅への いざない
    はんなりさん、こんばんは。
    書き込みをありがとうございます!
    そして、お祝いのメッセージまで(^^)

    この時の旅は、とても心に残っています。
    こんなにたくさんの春の妖精たちに会えて、感動しました。
    早春の北海道は魅力的ですね!

    のんびり一人旅は、長年のスタイルです。
    公共交通機関とひたすら自分の足で旅をする。
    そして、何気ない風景に目を留める。
    これからも、ずっと続けていきたいものです。

    よろしければ、ぜひ続きも読んでください。
    旅猫
  • kodeyanさん 2012/07/19 07:45:21
    春の北海道もすごいどぉ〜
    旅猫さん ご無沙汰しております

    300冊記念の北海道旅行記を拝見いたしました。
    祝300冊!おめでとうございます。

    5月の北海道も素晴らしいですね。
    エゾエンゴサク、カタクリ、桜と花々の競演に
    うっとりです。

    エントランスで雪の結晶が迎えてくれた昭和顔の旧駅が好きでしたが
    旭川駅もすっかり平成顔になってしまったんですね。
    でも711系が現役なのは嬉しいです。

    段取り八分といいますが、北海道を公共交通機関だけで
    旅するのはバス時刻との格闘といいますか(笑)
    よく調べているなぁ、と思いました。
    それにしても地方に行くほどバスの乗客が少ないのは切ないですよね。

    どれも素晴らしい旅行記でした。
    ではでは☆彡

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/07/19 21:12:30
    RE: 春の北海道もすごいどぉ〜
    kodeyanさん、こんばんは!
    こちらこそ、ご無沙汰しています。
    そして、お祝いのメッセージまでいただいてしまい。

    5月に北海道を訪れたのは久しぶりでした。
    そして、春の花にこんなに出会えたのは初めて!
    かなり感動しましたよ。
    エゾエンゴサクの空色は、こちらでは見られませんので。

    旭川駅は無機質になってしまい悲しいですね。
    私も、以前の雪の結晶のほうが好きです。
    711系も、そろそろ引退が近いようですね。
    北海道の顔が、またひとつ消えてしまいます。

    公共交通機関だけで旅をするのは一苦労ですね。
    特に北海道は本数が少なくて。。。
    実は、この三連休でもふらりと北海道へ行ってきたのですが、
    バスの少なさに思うように行動が出来ず大変でした。

    > よく調べているなぁ、と思いました。
    行きたい場所で、必要な時間を確保するのが大変ですね。
    一番きつい場所から計画を立てて、そこに他を合わせるのがコツと言いましょうか(笑)

    最近、どこへ行ってもバスの乗客が少ないですね。
    寂しいものです。
    旅猫
  • momotaさん 2012/06/24 23:00:46
    旅猫的旅情
    旅猫さん、300冊おめでとうございます♪

    記念に相応しい旅の幕開け。
    夜行列車が旅立つ気分を一層盛り上げてくれますね。
    北海道に電車で行くというと北斗星やカシオペアしかうかばなかった
    のでこんなレトロ〜な雰囲気のはまなすでいく方法があって、
    それで行くところがやっぱり旅猫さんらしいですね。

    浦臼のこの昭和感あふれる造りたまりませんね。
    神社にあふれるこの青い花とってもかわいらしくて見事な群生ですね。
    エゾとつくくらいだから北海道でしか見られないんでしょうね。
    ムスカリの種類なのかと思ったけどちょっと違うかな?

    でも1日に3本しかないような路線をこうして旅するってさすがですね。
    逃したら6時間後ってすごい…
    すごい愚問だとは思うんですけど旅猫さんはそこへ何を求めて行って
    るんですか?観光地でもないし、なんにもないところでしょう?
    そんな旅を純粋に楽しんでらっしゃるスタイルに憧れちゃいます。

    300冊ぎゅっと濃いめの300冊。私も1冊くらい見習いたいです<(_ _)>

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/06/27 16:15:37
    RE: 旅猫的旅情
    momotaさん、こんにちは〜
    いつもありがとうございます!
    そして、お祝いのメッセージまで。

    「はまなす」は、古式然としていてとても良いですよ。
    今や、こんな列車で旅が出来るなんて貴重です。
    北海道新幹線が新函館まで開通するので、乗れるのはあと3年ほどです。

    浦臼は観光地ではありませんけど、北海道らしさがありますよ。
    エゾエンゴサクは、北海道がメインですけど、東北の一部でも見ることができますよ。
    ムスカリとは違いますね。

    > でも1日に3本しかないような路線をこうして旅するってさすがですね。
    > 逃したら6時間後ってすごい…
    無理をしないで、行ける場所から行きたい場所をピックアップして訪れると、案外簡単に旅することができますよ。

    > すごい愚問だとは思うんですけど旅猫さんはそこへ何を求めて行って
    > るんですか?観光地でもないし、なんにもないところでしょう?
    ん〜、難しい質問ですねぇ(^^;
    今回は、春の花を求めて北海道を訪れましたが、浦臼なんかは、列車の待ち時間にふらりと歩いただけ。
    計画中に、現地の人のブログなどに載っている情報なんかで行ってみたいと思うこともしばしば。
    知られた観光地やガイドブックには無くても、良いところはありますので、あとは自分のアンテナに引っかかったところへ行くだけですね。
    何があるのかな?っていう感覚かな。

    旅猫
  • hot chocolateさん 2012/06/13 00:47:08
    列車の旅♪
    旅猫さま、こんばんは。

    旅行記300冊記念、おめでとうございます。

    ひとくちに300冊といっても、これだけの旅をし、旅行記として残す・・・
    旅猫さんにとって、大切な、大切な、財産ですね。

    夜行列車の旅って、旅情を感じますね。
    最近は夜行列車に乗ることはあまりなくなりましたが、昔々、上野から秋田まで夜行寝台で行ったり、
    札幌から釧路まで夜行で行ったり、懐かしく思い出しました。

    青いエゾエンゴサクとうす紫のカタクリの大群落が素晴らしいですね!
    まさに春の妖精♪

    お風呂上がりのラーメン、さっぱり系醤油と細ちりちり麺の私好みのラーメンだわ。(笑)
    なるとの緑の渦が面白い。
    あ、パソコンからラーメンのいい匂いがしてきた・・・

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/06/13 22:44:33
    RE: 列車の旅♪
    hot chocoさま、こんばんは。
    お祝いのメッセージをありがとうございます!

    300冊って、我ながら凄いなと(笑)
    実は、これ以外にもたくさんありまして、作成が追い付かないのです。

    夜行列車で旅するのは、私の一番好きな瞬間です。
    今まで、数えきれないほどの列車に乗りました。
    釧路までの夜行と言うと『まりも』でしょうか?
    私もよくお世話になりました。

    エゾエンゴサクとカタクリ競演は素晴らしいです。
    これを見たいがために今回訪れたのです。
    北海道の春を堪能できました!

    ラーメンは、最近あっさり系が好みです。
    旭川のこってりも昔は良かったのですが。

    旅猫
  • rokoさん 2012/06/11 23:18:42
    祝 300冊 (^O^)/
    旅猫さん  こんばんは


    春の妖精舞う北海道へ〜
    素敵な旅立ち
    列車で札幌入り

    >旅程は、夜行で札幌入りし、浦臼、旭川、網走と巡り、最後の夜は、札幌で友人とお酒を酌み交わし、函館で今年最後の桜を愛でるというもの。
    花を堪能するのは、鶴沼の浦臼神社と旭川の北邦野草園、網走の呼人半島、そして函館の五稜郭公園。

    素晴らしいプランに興味津々です。

    ホームの脇にはつくしの兄弟、小さなつくしによく気がつかれますね。
    素敵な一枚!

    街の西側には、残雪を頂いた樺戸山地が横たわっている赤い屋根の一枚も
    惹かれます。

    浦臼神社のエゾエンゴサクの大群落
    ほんとに妖精たちが舞い踊っているよう〜

    日本一のワイン用葡萄畑

    列車の窓をあけて5月の風を受けて走る 気持ちよさそう〜

    地酒の試飲

    夜は旭川名物『新子焼き』で一杯

    お天気にも恵まれ、羨ましくなるほど、素敵な旅の始まりですね。


    roko


    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/06/12 22:12:41
    RE: 祝 300冊 (^O^)/
    rokoさん、こんばんは。
    いつもありがとうございます。

    今回のテーマは春の妖精を堪能すること。
    マイナーな場所が多いですが、大満足な旅でした。
    春の花のてんこ盛りでしたね。

    のんびり歩いているので、足元の小さなものにも目が行くのです。
    どこへ行くでもなく、ただぶらついているだけなので(笑)
    浦臼の街は観光地ではありませんが、私にとっては魅力的でした。
    たった1時間の列車の乗り継ぎ時間だけでしたが。

    エゾエンゴサクは、北海道の春を代表する花。
    その空色の花が広がる様は素晴らしいです。

    今回は、普通列車を利用することが多く、古い車両は窓が開くので良かったです。
    5月の風は爽やかでしたよ!

    旅猫
  • 前日光さん 2012/06/10 23:14:27
    300冊目、おめでとうございます!
    こんばんは、旅猫さん。

    相変わらずの、これぞ旅!としか言い様のない旅猫ワールド、堪能させていただきました。

    まず北海道へのアクセスの仕方が、いかにも旅猫さんらしく、連休の狭間を選んで出かける所も心憎いですね。

    「札沼線」って、今回初めてその存在を知りました。
    浦臼の駅舎とその周りの風景は窮極ですね。

    エゾエンゴサクって、こんなにきれいな色なんですねぇ。。。
    カタクリと福寿草、ツクシの坊やも、待ちわびた北海道の春を喜んでいるみたいです。

    可憐な春の妖精たちのユートピア…ですか。
    素敵な表現です。
    確かに300冊目に相応しい、旅猫世界の集大成ではないでしょうか?

    とても豊かな気分にさせていただきました。
    感謝いたします。

      前日光

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/06/12 22:05:28
    RE: 300冊目、おめでとうございます!
    前日光さん、こんばんは。
    いつもありがとうございます。

    G.W.で混んでいるのは有名な観光地だけ。
    そして、ちょっと往復をずらせば案外楽に移動できます。
    今回は、夜行列車を青森からという変則で。
    連休の谷間でガラガラでした。
    乗った車両は、自由席なのに僅かに5人。
    4人分を占有して爆睡でした(笑)

    > 「札沼線」って、今回初めてその存在を知りました。
    札幌の近郊を走っているのですが、道民以外にはマイナーですね。
    電化されていませんし。

    今回は、エゾエンゴサクとカタクリの競演を見るのがメイン。
    これでもかっていうくらい堪能してきました。
    春の北海道は素晴らしいです。

    旅猫
  • たらよろさん 2012/06/09 10:57:32
    記念は北海道ですね。。。
    こんにちは、旅猫さん。

    旅猫さんのコメントもあって、すごくJRの車両が寂しく見えてしまいました。
    いつ、廃線になっても仕方ないような路線が今でもたくさんあるんでしょうね。
    そして、急行での北海道入り。
    電車旅に慣れていらっしゃる旅猫さんならではのチョイスのような気がするわ。

    土筆の兄弟って、長いこと見てないわーーー
    そういう自然がヒョコッと現れるのがいいですね♪

    そして、美味しそうな鶏!!
    これは酒が進むはず♪
    タレにたっぷりつけて食べてみたいなぁ。

    たらよろ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/06/09 11:32:35
    RE: 記念は北海道ですね。。。
    たらよろさん、こんにちは〜
    いつもありがとうございます!

    関東地方はどんより曇り空。
    朝は雨も降っていました。

    ペーパードライバーなので、鉄道とバスが私の旅の足です。
    でも、地方の鉄道もバスも、利用客が減ってどこも苦しい状況です。
    毎年、櫛歯が抜けるように路線が減っていて、私の旅もどんどん厳しくなるのが悲しい。
    日本中くまなく走っていた急行列車も、今や一列車だけ。
    寂しい限りです。

    土筆は、結構見ますよ。
    先月も、乳頭温泉郷でたくさん見ました。
    春先に川の土手あたりへ行けば会えると思います。

    「ぎんねこ」の新子焼きはおすすめです!
    秘伝のたれが激ウマ。
    巨大な半身も、ぺろりと入ってしまいますよ。
    ぜひ、北海道へ行かれる機会があれば食べてみてください。

    旅猫
  • 天星さん 2012/06/08 18:47:54
    祝300冊
    あと、250冊も作らないと
    信玄公には及ばず...
    もしや、影武者を使って
    旅させた?.....(笑)

    ワイン片手に炭火焼きの若鶏
    宿では春の妖精とカタクリの花の
    美しさを思い出し、金滴を飲む

    羅臼の春

    若鶏の炭火焼き
    うまそうです〜
    またたびよりもそれがGOOD










    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/06/09 09:50:55
    RE: 祝300冊
    天さま、こんにちは。
    メッセージをありがとうございます。

    旅が趣味なので、自ら見分しないと楽しめませぬ(笑)
    我ながら、よく書いたなと。
    それに、よくいろいろな所に行ったなと。
    国内ばかりですが。

    若鶏の炭火焼き、絶品でしたよ。
    ぺろりと平らげてしまいました。
    実は、鶏さんは大好物なのです。

    今回は、地酒を4本も購入してしまいました。
    家でそれらを飲みながら、その時の旅を思い出すのもまた楽しい時間です。

    上杉殿も素敵な旅を続けてくださいませ。
    旅猫信玄より
  • norisaさん 2012/06/08 06:40:27
    おめでとうございます!
    旅猫さん、

    300冊達成おめでとうございます。
    凄い数です!!

    そしてその記念旅行記が北海道のローカル線、のどかな景色、そしていーるにお酒。
    これは旅の原点、楽しみの絶頂!?ですね。

    今後も旅行記を積み重ね、500冊1000冊記念を期待しております!!

    norisa

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/06/09 09:32:19
    RE: おめでとうございます!
    norisaさん、こんにちは〜
    メッセージをありがとうございます!

    よくもまあ書いたものです。
    自分でも結構驚いているんですよ(笑)
    6年足らずですから、年産50冊以上!

    予期せず、300冊目が北海道の旅になりました。
    偶然とはいえ、私の一番好きな北海道が記念の旅行記になって嬉しいです。
    目立った観光スポットが出てこない(最終日に五稜郭が出てきます)旅行記ですが、良かったら続きも読んでくださいね。

    公共交通機関に揺られ、あとはひたすら歩くだけ。
    お楽しみは、地元の食材と地酒での晩酌タイム。
    私の旅の基本スタイルです(^^)

    500は何とかなりそうですが、1000はなぁ(^^;
    旅猫
  • ガブリエラさん 2012/06/07 23:48:26
    ローカル列車、ばんざ〜い♪
    旅猫さん☆

    こんばんは♪

    夜行列車の旅、したいですヽ(^o^)丿
    最後に乗ったのは、彗星・・・今はなき・・・
    窓から、車のヘッドライトとか見たり、トンネルにワクワクして、なかなか寝なかったことを思いだします(*^_^*)

    1両の列車、そして可愛らしい駅舎、これもたまりません♪
    完全に「鉄子」の気分ですヽ(^o^)丿

    嵐山動物園号、子供にはたまらないでしょうね!!!

    ガブ(^_^)v

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/06/09 09:24:58
    RE: ローカル列車、ばんざ〜い♪
    ガブさん、こんにちは。
    いつもありがとうございます!

    ぜひぜひ、夜行列車の旅を楽しんでみてください!
    彗星が最後ですかー
    それはかなり前ですね。
    私も彗星に乗ったことがありますが、7年前です。
    懐かしいなぁ。
    あの頃は、まだ九州行きの夜行も何本か残っていましたね。

    流れる街の灯り、朝焼け、そして、寝ているうちに見知らぬ土地に来ている非日常。
    目的地のプラットホームに降りた時の高揚感。
    好きですね、夜行列車の旅。

    1両のローカル列車や小さな鄙びた駅舎に心惹かれるようになれば、もう立派な「鉄子」です(笑)

    旅猫
  • ツーリスト今中さん 2012/06/07 23:27:41
    祝 300冊(^O^)/ 
    こんばんは!
    クチコミが沢山!旅行記は?と思っていたら300冊記念が!

    よくぞ!札沼線で!!!!
    浦臼神社、お伝えしたように「faura」で見ましたが確かに見事な群落ですね。

    何度かカタクリとエゾエンゴサク、この北海道ならではの春の妖精の最強コンビが敷き詰められた様子を写真に撮りたいと思いながらままならず、、でしたがさすが旅猫さん!ありがとうございます!

    札沼線も札幌近郊部分はかなり本数も増えましたが北海道医療大学以遠はホント!風前の灯の様相、、、、

    北海道内に限らずついつい利便性を考えて
    車になってしまうのですが反省(−−〆)

    帰省時に久し振りに列車旅したらやっぱり良かったもんなぁ。。。

    何だかまとまらないままで失礼します

    感動モノの300冊目でした!
    ありがとうございます

    301冊目も楽しみに待っています

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/06/07 23:40:21
    RE: 祝 300冊(^O^)/ 
    ツーリスト今中さん、こんばんは〜
    早速のご訪問、ありがとうございます!

    最近、忘れ去られたようなスポットにクチコミを書いています(笑)
    または、スポット自体が登録されていないので新規に作ってみたりも。
    夜なべ仕事ですな。

    札沼線はどローカル線ですね!
    浦臼より先は、1日3本。。。
    鶴沼で降りたのは奇跡です(笑)

    浦臼神社のエゾエンゴサクは見事でした。
    適度にカタクリや福寿草なども交じっていて。
    驚いたのは、カメラマンの多さ!
    エゾリスが現れるらしく、花とエゾリスを狙っているそうです。

    北海道の旅は、4分冊で掲載します。
    カタクリとエゾエンゴサクの競演は、次の301冊目がメインです。
    嵐山公園、なかなか良かったですよ。

    旅猫

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