2011/07/13 - 2011/07/20
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トムソーヤさん
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4日目は、
自然史博物館、カプツィーナー教会、ベルベデーレ宮殿などを見学します。
カプツィーナー教会付近では、偶然にもオーストリア・ハンガリー帝国の最後の皇太子の葬儀行列に出会い、珍しい経験も。
難点は、写真を撮らしてくれない美術館が多いこと。
ルーブルやMOMA等は自由に撮れましたが。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- オーストリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
朝食は、珍しく日本食。
鮭と卵焼き、おしんこ、ご飯とお味噌汁。
感動するほどの味ではないけれど、まずくもなかった。 -
背景は、マリア・テレジアの像。
本日は、この右側・・・ -
自然史博物館。
昨日の美術史美術館に続き、本日はここを見学します。 -
自然史博物館の前の、象とねこ。
象の瞳がつぶらでかわいい。 -
自然史博物館。
フランツ・シュテファンのコレクションをもとに、1876年に帝国自然史博物館として設立された。
外見からもわかる、歴史有る博物館です。 -
入り口ホールに入り、正面の階段を見ると
・・・
自然史博物館というより、宮殿のようです。 -
横手の回廊も、彫刻や絵画で豪華絢爛に飾られています。
-
カフェ横のタカアシガニ。
日本近海で見られ、上野の科博にも標本があります。
静岡の民宿でタカアシガニ定食なるものまであるそうですが、タカアシガニは、恐竜が絶滅したあとの第三紀出現し、現在までその姿を変えずに生息したといわれています。
生きた化石です。 -
巨大なシャコガイ。後ろには貝の見本が。
どこか生物の資料室のような雰囲気。 -
でも、こんな模型も。
トンボの幼虫、ヤゴが川魚を捕まえているところか。ヤゴは肉食で、主に小型の水棲昆虫を食べ、また小魚の体液を吸うこともあるそうです。拡大すると、やはり不気味。 -
これは、巨大ハエ?
後ろにティーセットと、生クリーム添えのトルテがあるところが、いかにもウイーンらしい。
ハエはスイーツに弱い!? -
シーラカンスとねこ。
これは死んだ化石魚。 -
死んで骨になった亀。
展示方法は古めかしいけれど、その標本は大きく、状態のよいものが多い。
フランツ一世(フランツ・シュテファン)のコレクションが元というだけあって、世界中の珍品を集めたのかしら。 -
ドード鳥。
この鳥は絶滅種。
本物の標本と思っていたのだけれど、後で調べると標本も残っていないみたい。
オックスフォードのアシュモレアン博物館に収蔵された唯一の剥製が、管理状態の悪さから1755年に焼却処分されてしまたそうです。
これは復元模型? -
でもどこか、珍品の収集といった感じも。
科博では、生命の誕生と進化の過程、といった基調で展示しています。 -
さすが、ザルツブルクが近いだけに、これは岩塩。
ピンク色しています。 -
鉱石の標本展示にあったもの。
良くわからないけれど、自然が作り出した美。 -
マリア・テレジアから、フランツ1世への贈り物。
1500個のダイヤモンドで飾られた、宝石のブーケ。
博物館にあるところが面白い。 -
ヴァレンドルフのビーナス。
ドナウ河畔の村から出土した女性の石像で、旧石器時代の出土品。
豊満な肢体は、縄文時代の土偶に似ている。
後日、ヴァッハウ渓谷のドナウ河クルーズで、この村の近くを通りました。 -
展示様式は、古いけれど、どこか懐かしい雰囲気の博物館でした。
でも、標本類は良質のものが多いので、これはお勧め。 -
造形美術アカデミー。
建物自体が造形美術、ヨーロッパでは有名な美術学校です。
所蔵の絵画を見学しますが、撮影禁止。
正確には、5ユーロ払えばOKですが。
ボッシュの「最後の審判」が圧巻ですが、ルーベンスやレンブラントなど、見るものも多いところです。
「最後の審判」は、思っていたほど大きくないのですが、不思議な動植物が細かく書き込まれていています。 -
ル・メリディアンのカフェ・ル・モネ。
ちょっとここで一服。
オーストリア航空の搭乗券で、メランジェをご馳走になります。 -
リンク内(旧市街)に戻って。
これは、おなじみユリウス・マインル。
コールマルクトとグラーベン通りの角に、本店があります。
トルコ帽をかぶった黒人少年のイラストはここのトレードマーク。
トルコ軍の残したコーヒ豆からウイーンのコーヒーの歴史が始まった、とのこと。 -
ユリウス・マインルのカフェでお茶していると、こんな行列が。
-
あちらからも、民族衣装の女性達や・・・
-
その後には
・・・
少し古めかしい装備の、軍人達の行列が続きます。 -
オーストリア・ハンガリー帝国の最後の皇太子、オットー・フォン・ハプスブルク氏、の葬儀でした。
彼は、7月4日に98歳でなくなりました。
16日に行われた葬儀には、親族やスウェーデンの国王ら、また帝国時代の服装に身を包んだ3500人余りの参列者が棺とともに市内を行進したそうです。
・・・といった話は、この後ホテルで聞いたり、ネットで確認したりで、知りましたが。
先頭の兵士に隠れていますが、黒い日傘を持った女性、喪服姿で参加していました。 -
カプツィーナー教会。
この日は観光客は立ち入り禁止で、弔問客のみの参加となります。 -
カプツィーナー教会。皇帝の納骨堂納骨堂。
家内が別の日に内部を見学。
マリアテレジアとフランツ・シュテファンの棺。
彫刻と飾りで豪華絢爛。
キングサイズのお棺です。 -
これはフランツ・ヨーゼフの墓。
左が后妃エリザベート(シシイ)、右は皇太子ルドルフ。
彼が亡くなった1916年とは、第一次大戦(1914年〜1918年)の真っ只中でした。 -
これは、オットー・フォン・ハプスブルクの棺。
ハプスブルクの最後の皇太子として、伝統に従い、遺体はここカプツィーナー納骨堂に安置され、心臓はハンガリー北西部のパンノンハルマ修道院に翌17日に納められた、そうです。 -
カプツィーナー教会。
TVで放送していたくらいだから、ウイーンではビックニュースだったのでしょう。
娘によれば、日本でもニュースで流れていたそうです。 -
グランド・ホテルの部屋でちょっと一服。
ゲルストナーのイチゴタルト。
家内によるとおいしかった、との事。 -
ベルヴェデーレ宮殿。
何度も出てくるオイゲン公の、ここは夏の離宮。
豪華な建物です。 -
ベルヴェデーレ宮殿。
チケット売り場。
このディスプレイ、SAMSUNです。
ヨーロッパでは、もう高級なブランド・イメージを確立しているようです。
日本勢はいずこに、結構ショック。 -
上宮。
-
上宮の入り口で。スフィンクスとねこ。
-
上宮の中に入って、この雲?を撮ったところで、撮影禁止と言われて。
クリムトの接吻やシーレーの作品などがあります。 -
上宮から下宮を望みます。
これをベルベデーレ(美しい眺め)というとのこと。
背景の左の塔は、シュテファン寺院。
ウイーンで一番高いからすぐに分かります。 -
下宮から上宮をのぞむ。
-
下宮。
-
カフェ・シュヴァルツエンベルグ。
本日の夕食はここ。
ウインナー・シュニッツエルを食します。 -
カフェ・シュヴァルツエンベルグのウインナー・シュニッツエル。
大きく見えるけれど、薄くてカラッと揚がっており、レモン汁をたっぷりかけて頂きます。
少しきいた塩味とレモンの酸味が、いい塩梅で美味しい。
日本の、牛カツの味と同じです。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- 近鉄バッファローズさん 2011/09/04 23:01:46
- すごい偶然です
- トムソーヤさん、こんばんは。
近鉄バッファローズです。
いやぁ、オットー・フォン・ハプスブルクの葬列に出くわすとは
すごい偶然ですね。狙って出来るものではないので。
私は歴史好きでもあるので、この葬列を御覧になったのは羨ましいです。
オットー・フォン・ハプスブルクは、本名が「Franz Josef Otto Robert
Maria Anton Karl Max Heinrich Sixtus Xavier Felix Rene Ludwig
Gaetano Pius Ignazius von Habsburg」と言うそうです。覚えられないですね。
帝政崩壊後、長期間亡命を余儀なくされていましたが、1966年に
ようやく入国を許され、欧州議会議員や汎ヨーロッパ連合の代表として
活躍したそうです。
国葬と同等扱いだったようで、賛否両論もあったそうです。
男系が続いていて、今も家柄は続いています。
かつての栄華は二度と戻らないでしょうが、途切れないで欲しいです。
- トムソーヤさん からの返信 2011/09/05 21:24:42
- RE: すごい偶然です
- 仰るとおり、
オットー・フォン・ハプスブルクの葬列は、すごい偶然でした。
最初は祭りの類いかな、と思ったのですが、ホテルで聞いて再度カプツィーナー教会に見学です。
オーストリアの複雑な歴史の一面を見た気分でした。
多分歴史としての意味は、彼がオーストリア=ハンガリー帝国(1918年に帝政廃止)時代の、最後の皇太子だ、という事かもしれません。
これだから、ヨーロッパの旅は面白くなります。
-
- 三匹の子猫さん 2011/09/01 13:23:40
- ねこがスピンクスの背中に乗っているということは・・・。
スピンクスの謎かけに答えられたから食べられなかったのですね。
高い知性を持つ彼女に勝つなんて、なかなかやりますね〜ねこ。
自分の中で知っているキャラをみると行ったことのないウイーンもなんだか少しだけ近くなって、興味が出てきました。美味しそうなものも沢山あるみたいですし、チャンスがあったら是非一度は訪れてみたい国ですね。
- トムソーヤさん からの返信 2011/09/01 20:54:10
- RE: ねこがスピンクスの背中に乗っているということは・・・。
- ねこは、結構かわいがられますよ。多分、スピンクスとも仲良くなったのかも。
ウイーンは色々な楽しみ方のある街でした。
スイートや美術、音楽や買い物などいろいろ有ります。
3匹の子猫さんのキャラが、ウイーンで炸裂するなんて、考えるだに恐ろしい・・
ではなく素晴らしいですね。
エリザベート関連の場所も多く、スワロフスキーなど今様な買い物にも困りません。
アジアの快適さは捨てがたいのですが、たまにはヨーロッパもいいものです。
早くよくなって、また楽しい旅行記のアップを待っております。
-
- wiz さん 2011/08/25 21:31:43
- オットー・フォン・ハプスブルク氏、の葬儀・・
- トムソーヤさん、はじめまして。
オットー・フォン・ハプスブルク氏、の葬儀
に遭遇するなんて・・ 偶然と言えどもすごい経験でしたね。
貴重なお写真アップくださりありがとうございました(棺まで!)。
実は私はモノクロのウィーンという旅行記を作成しているのですが、
なんとモノクロで作ってみようかなぁと思ったのは
フランツ・ヨーゼフ皇帝の葬儀の動画を見たからだったのです。
これなんですけど >>>
http://www.youtube.com/watch?v=nKrhLVe6hXo
なんだか心に響くものがありました。
wiz
-
- ciao66さん 2011/08/22 20:35:09
- 最後の皇太子の葬儀行列
- 葬儀行列というのは珍しいことに出会いましたね。
過去に行われた再現なんでしょうか?と思ったら本物で
最後の皇太子が直近まで尊命だったのですね。
1912年生まれで満98歳没へぇ〜という感じですね。
- トムソーヤさん からの返信 2011/08/22 22:24:08
- RE: 最後の皇太子の葬儀行列
- 最初に行列を見たときは、ciao66のように、祭りの類いかと思いました。
ホテルに帰って聞いたところ、リアルで進行中という事で、またまたカプチィーナ教会まで行きました。
葬儀の参加者には、ヨーロッパの皇室も、また昔ハプスブルク帝国内の地域の人たちも多かったようです。色々クラシックな軍隊行進でした。
ご存知のようにオーストリアは、第一次大戦以降激動の歴史を体験しています。
帝国の解体と共和制への移行、ナチスによる併合、戦後の連合国軍による分割占領などなど。第三の男も、分割占領時の不安な世情が背景に有ります。
戦後の強国ドイツとの関係も複雑微妙で、過去の古き良き時代を懐かしむグループが居るのも分かる気がします。
芸術と音楽の街(といわれる)ウイーンの歴史を、かいま見た気がします。
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