上海の多倫路文化名人街・2011年

2011/04/12 - 2011/04/12

蘇州河」のさらに北に位置する「虹口」エリアはかつての日本租界。わずかに残る日本家屋や「横浜路」と呼ばれる路地などに当時の面影が残る。またこの周辺は、魯迅や郭沫若など文化人が多く暮らしていたことでも知られる。魯迅が散策を楽しんだという「魯迅公園」には魯迅記念館や墓があり、租界時代の街並みを再現した「多倫路文化名人街」も訪れる人々の目を楽しませている。地下鉄３号線「虹口足球站」駅から徒歩15分。

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

四川北路から入りＬ字に曲がり、四川北路に出る（四川北路も逆Ｌ字に曲がっている為）。

こちらは魯迅公園の南門。こちらの公園を好んで散歩した魯迅にちなんでその名がつけられたのだそう。

「魯迅記念館」も公園内にあり、魯迅の原稿や写真、遺品などが展示されています

魯迅の原稿や写真、遺品などが展示されています。

魯迅の原稿や写真、遺品などが展示されています。

テンポの良い歌謡曲やワルツにのせて踊りまくる男女。普通に道を歩いていそうなおじさんたちが軽やかにステップを踏む様子は、失礼だとは思いつつも吹き出してしまいます。参加は自由。カップルで訪れた方はぜひ仲間に入ってみて。

お年寄りたちの趣味にかけるエネルギーが炸裂!　元気をもらえる早朝の公園へ、早起きしてLet’s Go!!

春の日差しを浴びながら“のんびり”と釣りを楽しむ。

一歩足を踏み入れれば思わず爆笑、頭に「?」マークがいっぱい、超人的な技にびっくり、そして心温まる出会いが待っています。すべて無料で体感できるエネルギッシュなアミューズメントパーク「魯迅公園」へ、早起きして出かけてみましょう。

４月１２日ですと桜は散りかけています。見頃は東京と一緒です。後は虹口足球場（サッカー場）です。

魯迅公園の南門側から四川北路を南に向かって500mほど歩くと「多倫路文化名人街」と書かれた石造りの門が見えます。ここから先がお待ちかねの多倫路文化名人街。
多倫路は、戦前に魯迅・郭沫若をはじめとする文人たちが活動していた場所として有名なんです。日本人では魯迅と親交の深かった内山書店店主・内山完造をはじめ、詩人の金子光晴、ソ連のスパイとして処刑されたジャーナリストの尾崎秀実（ほつみ）、同じくジャーナリストで尾崎とともに近衛内閣のブレーンだった松本重治も住んでいたことがあったそう。1998年に「多倫路文化名人街」として整備され、上海の観光スポットのひとつとなっています。一歩足を踏み入れると故居、骨董店、古道具店、カフェが立ち並ぶ味わい深い通りが続き、そこは門の外とは全く違う世界なんです。
くわしくは「中国の風景３１０」をご覧下さい。
http://members3.jcom.home.ne.jp/masa-aze3377/htm/azemi310.htm

門を入ると左手に見える建物「多倫路250号住宅／孔公館」は1924年の建築物。

頑固主人が迎えてくれる骨董屋「卿雲閣」。

右手に見えるのが韓国料理店「虹東」。

多倫路から四川北路へ抜ける路地です。

「四川北路2023号35弄／花園住宅」は戦時中に日本人兵士の宿舎として使われていたそうです。

更に横の路地を見ると祖母と孫が陽だまりでお話をしています。ほのぼのとして心が和む風景です。

四川北路寄りにある食堂。好きなものを選んでトレーに盛り付けてくれます。少量多品種で食べられます、一人旅の人間には助かります。

野菜炒め２元Ｘ２点、肉５元、ご飯無料、 合計９元（１２０円）ビール５元（６５円）全部で１８５円、　安い！

印章を作る店、気に入った石でその場で彫ってくれます。

「多倫路189号／越世炎故居」。趙世炎は1921年フランス留学中に周恩来・鄧小平とともに中国共産党のヨーロッパ総支部を結成、1927年の上海政変で国民党に殺された人物だそうです。

「多倫路183号／毛沢東像章蔵館」は、毛沢東バッジ28万個を所蔵しているとの噂ですが、この日は門が閉まってました。２階のベランダで毛沢東が手を振っています。

アンティーク雑貨の店。

「毛沢東像章蔵館」のすぐ隣にあるお店では、毛沢東グッズを始めレトロなポスターや古書、アンティーク雑貨などが一杯です。

「知温竹堂」は書画を楽しむお店です。

こちら「珍記茶號」は雲南省特産の普?茶（プーアル茶）を専門的に販売しているお店です。

観光向けに整備された町並みの中ですが、実際に生活しています。

「多倫路145号／上海文物商店 SHANGHAI ANTIQUE & CURIO STORE」こちらは1920年頃の建築物で、かつては中華芸術大学の学生宿舎だったそうです。

ふと、右側に気になる小道があるので入ってみると、そこには魯迅と親交の深かった日本人・内山完造の足跡がこうして残されていました。

コーヒーと昔懐かしい1920〜30年代の映画が楽しめる「OLD FILM CAFE」。

左手に見えるのは有名な中国茶館の「名人茶芸館」。

二股に分かれる道を右側に進むとそこはローカル庶民の生活圏。

こちら1930年頃に建築された“日本的”洋風建築スタイルを持った建物です。

「多倫路66号」はイギリス王朝時代の建築スタイルを持つ建築物で、かつては日本海軍が駐屯地として使用したそう。

「多倫路59号／鴻徳堂（キリスト教）」 1928年に建設されたこちらの教会は、上海で唯一の中国建築スタイルを持ったキリスト教会。

こちらは7階建ての「上海多倫現代美術館」。定期的に国内外の芸術家による展覧会が開催されていて、現代アートに興味のある人は注目の場所なんです。

魯迅の小説でも有名な紹興料理のお店.
上海市多倫路２２号　 [phone] 11:00?21:30 　休無

門を抜けると、四川北路の喧騒が再び舞い戻ってきました。こちらの門を抜けて右に歩くとバス停があり、18番バスで人民広場付近、21番バスで静安寺付近に行くことができます。