ローカルな街並みをめぐる冬旅 in 台湾★2010　05　2-3日目【台北】　

2010/01/03 - 2010/01/06

台北市内に戻ってきた頃には既に日が沈んでいて、夜ゴハンの時間に。
２日目の夜は酢っぱ辛い味が食べたくなり、台湾では珍しい中国湖南省の湖南料理店へ行くことにした。
地元の人でにぎわう食堂で、ボリューム満点の湖南料理を堪能した後は、しっとり、ジャズの生演奏が楽しめる素敵なBarを訪れた。
赤い独特の照明とオールドチャイナ風のインテリアに、旧き良き香りを感じながら、しっぽりとふける夜を味わう。

エリア 台北(台湾)

アウターを取りにHOTELに戻ってから、MRTで中山駅へ。
南京東路を西へ進み吉林路を経て、第１HOTELの角を曲がり10ｍほど進むと、湖南料理レストラン“湘鼎坊”がある。

住所：台北市松江路124巷27号
営業時間：11:30-14:00、17:00-21:00

湘鼎坊 アジア料理

写真が載ったMenuは無いので、オーダーシートに書かれた料理名に個数を記入してスタッフに渡すだけ。
漢字を見て勘を働かせてでオーダーしたけど、安くてビックリ。
日本語話せる人がいる情報を聞いていたけど、数字程度の日本語しか通じなかった。

湘鼎坊 アジア料理

冬だと言うのに入口ドアを終始開けっぱなしのため、かなり冷えこむ店内。
そんな中、まずは台湾Beerで乾杯♪

湘鼎坊 アジア料理

【蒜泥白肉】100NTドル
甘辛いソースがかかった茹で豚で、ニンニクが効いてとても美味い。
私の１番のお気に入り。

湘鼎坊 アジア料理

【酸菜蚵仔湯】100NTドル
湖南料理と言ったらスープが飲みたいよね♪とオーダーしたら、5-6人前はありそうな位大きなボウルで登場。
プリップリの牡蠣・豆腐・酸っぱい漬物が入った優しい味のスープ。
スープのおかげで、身体も心もポカポカになった。

湘鼎坊 アジア料理

【左宗棠鶏】240NTドル
鶏肉は揚げてあって、ピリ辛こってり系の味。
大蒜がゴロゴロ＆巨大な唐辛子が入っているのが特徴でビールが進む味♪

湘鼎坊 アジア料理

【麻婆豆腐】70NTドル
花椒の辛みはあるけど、汗が噴き出るほどは辛くない麻婆豆腐なので、白米(10NTドルでお代わり自由)も追加。
合計：600NTドル。
どの料理もボリュームがあるからとってもお値打ち。

湘鼎坊 アジア料理

再び南京東路まで出て、少しお腹を減らしたかったので別の駅まで歩く事に。
MRT：忠孝新生站から乗車し、忠孝敦化で下車した。

敦化南路を南へ進み、台北の巨大書店：誠品書店へ。
立派なクリスマスツリーが未だ飾られている書店前は、人の往来が絶える事はない。
旅先の言葉で書かれた絵本を買うのが趣味なので、ここでも探してみたけれど、なぜか絵本売り場が見つけられず。
書店のお手洗いはとてもレイなので、この辺りを歩く時オススメ。

誠品書店（敦南店） ショッピングセンター

それから更に信義路を東へ進み、目的の店を探してグルグル。
遠くの方に台北101が見える。

台北101 ショッピングセンター

安和路まで到着したら、すぐに見つかった“中國父　CHINA PA”。
店先にはズラリと高級車が並んでいた。

中國父（チョングォフゥ） 創作料理

店内は赤を基調とした照明が印象的でとても素敵だった。
オールドチャイナ風の家具が店の雰囲気に合っていて、ソファー席も多数用意されている。
Barカウンターやロフト風の席もあり、店内は結構広い。
最低消費は１人500NTドル＋10％必須で、台湾のBarはこうゆう設定をしている店が多い。
中央に見えるのは、店名にもなっている“中國父”。

中國父（チョングォフゥ） 創作料理

席に座ると、ナッツや豆系のおつまみが運ばれてきた。
私はチリ産のグラス赤ワイン(380NTドル)を、夫はジントニック(280NT$)で乾杯。
岩塩のキャンドルが、ほんわりと柔らかい光を浮き上がらせていた。

中國父（チョングォフゥ） 創作料理

【古早風雙味香腸】280NTドル
台湾ソーセージはニンニクとハーブ味で、ハーブは香草系が大丈夫な私でもキツい独特に風味。
生のハーブをガッツリ食べる夫は、気に入った様子でパクパク食べていた。

中國父（チョングォフゥ） 創作料理

エアコンが効き過ぎてちょっと寒いけど、ジャズの生演奏に合わせてフロアに繰り出して踊りだす人もチラホラ。
響き渡る歌声にしっぽり聞き惚れる。
音楽に合わせてお酒が進むようで、夫はラムコーク(280NTドル）を追加。

中國父（チョングォフゥ） 創作料理

素晴らしい生演奏は23：30まで続けられた。
合計：1.342NTドルだった。
店前でTAXIを捕まえて、バイパスを走ってHOTELへ戻ると、料金は190NTドル＋深夜料金の20NTドルが加算された。

中國父（チョングォフゥ） 創作料理

旅行３日目。
朝食を食べるために、朝からHOTEL近くの食べ物系の店が集まる大龍街へ。
何度も往復し、本日の朝食は小龍包に決定！
小さな店舗を構える“魚之香”のテーブルに座る。

大龍街夜市 露店・屋台

Menuは店入口の屋台風の看板から指差しでオーダー。
大きな赤い字で小龍包と書かれているので、やっぱりこれを頼まないと♪
それにしても安い！

大龍街夜市 露店・屋台

オーダーをすると、店先の調理場で奥さんが目の前で小龍包を包みだす。
蒸すのはご主人担当でこの作業は本当に一瞬だったから、待ち時間なんてほとんど無く…

大龍街夜市 露店・屋台

お待ち兼ねの小龍包が登場！
プリップリの小龍包が10粒入って70NTドル。

大龍街夜市 露店・屋台

酢醤油を付けてパクリ。
溢れだす肉汁に、思わずほころんでしまう美味しさ♪
量が解らなかったので１個だけ頼んだけど、めちゃうま過ぎて本当は１人で食べたかった！
食べてる間も地元の人が入れ替わり立ち替わり、お持ち帰りを購入しに来ていて人気店の様子。
（本当は翌日も食べる予定だったけど、定休日だったようで…本当に残念）

大龍街夜市 露店・屋台

小龍包に舌鼓した後は、そのまま歩いて孔子廟へ。
大龍街の突き当たり、道路正面に建つのが孔子廟。
台北の観光地がHOTEL徒歩圏内にあるのは楽チン♪

台北市孔子廟 寺院・教会

6年前の台湾旅行の際にも訪れたみたいだけど、全く記憶なし。

台北市孔子廟 寺院・教会

学問の神様として門崇められている孔子廟では、マジックで願い事が描かれた木の札が金網に幾つもと吊るされていた。

台北市孔子廟 寺院・教会

台北の孔子廟は台湾全土で見比べても保存状態が大変よく、彫刻・色彩共に美しさが際立っているとの事。
まだ、団体の観光客が訪れる時間より早かったようで、境内は私たちのほか数人の観光客のみ。
どっしりと構えたその姿は、神聖な雰囲気がヒシヒシと伝わってくる。

台北市孔子廟 寺院・教会

重たい雲に覆われた空に映えるのは、鮮やかな龍の姿。

台北市孔子廟 寺院・教会

台湾らしい色彩に心ときめく。

台北市孔子廟 寺院・教会

すぐ向かいの大龍峒保安宮にも足を伸ばす。

大龍峒保安宮 寺院・教会

こちらは医学の神様：保生大帝を祀った廟。

大龍峒保安宮 寺院・教会

屋根の上部は緩やかでカーブを描き、シルエットも美しい。

大龍峒保安宮 寺院・教会

細やかな装飾が至る所に施されているので、首を真上にもたげて観賞(笑。

大龍峒保安宮 寺院・教会

厚い信仰心は年齢を問わない。
台湾では親子で手を合わせる姿をよく見かけた。

大龍峒保安宮 寺院・教会

扉に描かれた色鮮やかな神様。
この色彩センスから台湾のパワーを感じる。

大龍峒保安宮 寺院・教会

この後はMRTで雙連站まで行き、そこからTAXIに乗車して目指すのは、台北市内で最も古い街並みが残る迪化街。
乾物屋や伝統的な菓子を取り扱う問屋街で、雑多な雰囲気が楽しい♪

迪化街 散歩・街歩き

クルクルと歩き回ったけれど、目的はお茶問屋。
迪化街一段を散策後⇒永昌街⇒南京西路167巷⇒重慶北路70巷を通り…

迪化街 散歩・街歩き

朝陽茶葉公園の並びにある、このアパート群の１階に店舗を構えるのが…

徳興茶業 専門店

“徳興茶業”というお茶問屋。
殺風景な雰囲気に入っていいものか躊躇うけれど、思い切って扉を開けてみる。

徳興茶業 専門店

ご主人が日本語OKなうえに訪ねた時タイミング良く、日本統治時代に日本語教育を受けたという、日本語ペラペラのご近所さんがお茶を飲みに来ていたので、雑談しながらお茶を選んだ。

徳興茶業 専門店

お茶は子供の背丈ほどある大きな缶に保管されていて150ｇ・200ｇ・300ｇ・600ｇ単位で販売している。
真空パック加工してくれるので、２年弱持つのも嬉しいところ。

徳興茶業 専門店

「お茶は飲んで、味を確かめてから決めないとね」と様々なお茶を試飲させてもらった。
工夫式の作法も勉強になるし、気に行ったお茶を選べるので本当に楽しい。
茶葉もたっぷり、小振り蓋腕に５-10ｇ近く入れてくれるので、湯を注ぐと茶葉があふれ出そうになっていた。
客層は地元が多いけれど、日本人の医師も多いとか。
医師が求めるのは特にプーアル茶が多いそうで、香港のプーアル茶と違って台湾のプーアル茶は１煎目から飲む事ができ、様々な効能があるので薬の様に扱われるんそう。

徳興茶業 専門店

こちらがオーダーシートで、USドル払いなら、日本からもオーダー可能との事。
色々買いたかったけれど２人で飲みきれる量を…と思って
★高山烏龍茶－阿里山
★高山烏龍茶－東頂
★陳年老茶　プーアル茶
★金萱
を各150ｇずつ購入した。
この後はランチへ。
続きは06へ。

徳興茶業 専門店

この旅行記へのコメント （4）

• むんさん 2011/01/22 12:00:55

  小籠包！

  RiEさん、こんにちは！
  
  わぁ〜小籠包すご〜く美味しそう♪
  このお店はオーダーしてから包み始めてくれるんですね。
  値段も１籠７０NT＄とリーズナブル。
  鼎泰豊などの有名店とはまた違った美味しさが
  いっぱい詰まっていそうですね！

  RiEさん からの返信 2011/01/22 13:16:53

  RE: 小籠包！

  むんさん、こんにちわ〜(=´∀｀)人(´∀｀=)
  
  小籠包美味しかったですよ〜！
  小さなお店なのに、バイクに乗ったお客さんがひっきりなしに買って行く…
  地元に愛されてきた味なんだと思います。
  目の前で作業してくれるのも、新鮮な感じがして嬉しいし。
  
  有名店で食べた事無いので想像ですが、そう言った洗練された味とは違う素朴で飽きない味(=^x^=)値段ともに満点でした！
  また、食べたいなぁ〜

• たらよろさん 2011/01/19 20:13:15

  最初の3枚でノックアウト！！

  こんばんは〜RiE様。
  
  台北のおいしそうなもの、、、
  最初の濃い中華でノックダウンです。
  中華大好きだから、喉がゴクゴク鳴っている（笑）
  
  途中のB級店構えの手作り小籠包もジューシーで旨そう。
  
  台北、さすがにおいしそうで
  食べたいもの目白押しだわ♪
  
  　　たらよろ

  RiEさん からの返信 2011/01/19 20:29:08

  RE: 最初の3枚でノックアウト！！

  ぐふふ(*^^)vありがとうございます♪
  コッテリ★辛めの味付けなので、ビール進むこと間違い無し！
  ビール★Loveのたらよろさんの、心もお腹も満たす事、間違い無しです。
  
  でも、1番のお勧めは、大龍街の小さな小龍包の店。
  これは上海や香港で食べた、どの店より美味しくて、いまだに「あの小龍包が食べたいね」って話が上がるほどです。
  地元の人に、日々愛されてる味がするので、純粋に美味しいんですよね〜。
  
  大龍街は、孔子廟など…台北観光に欠かせない観光スポットの本当にすぐそば…
  徒歩2分位なので（笑）、もし台北に行かれる際はぜひぜひ〜（＾◇＾）