2010/09/09 - 2010/09/09
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春風さん
学問の都、パリ。
中世の学問といえば神学。
公用語であったラテン語を話す地区という意味で、
「カルチェ・ラタン」と呼ばれたパリの文教地区。
私にはとても親しみが持てる街でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
カルチェ・ラタンの中心地
「パンテオン」 Le Pantheon
とにかくおっきい。。。
フーコーの振子実験の舞台であり、有名人の墓所です。
マリー&ピエール・キュリーの墓もここにあります。 -
振り返ると遠くにエッフェル塔が見えます。
さあ、今日はまず、
マリー・キュリー博物館へ向かいます。 -
マリー・キューリー博物館の場所がよくわからなかったので
近くの学校のような建物の入口にいた
守衛さんらしい男性に聞いてみようとしたのです。
私のフランス語、伝わらなかったらどうしよう、
書いて見せればいいかな、なんて不安に思いながら、
私は「えくすきゅぜ・もわ(すみません)」
と話しかけたのですよ。
そしたら、 -
「Bonjour、と言いなさい。
初めて人に会った時は、
まず、Bonjourと言うものですよ」
と、まるで先生が生徒を諭すように
穏やかな口調で言われたのです。 -
ええ、私はフランス語ほとんどわかりません。
でも何を言ってるのか、意味はハッキリわかりました。
あわてて「ぼんじゅ〜」と言うと
ゆっくりと「ぼんじゅ〜」と返してくれました。
そこで私も覚悟を決めてゆっくりとはっきりと言いました。
「うえら、みゅぜ・まりー・きゅりー?」
(マリー・キュリー博物館はどこですか) -
はい、ちゃんと伝わりました。
丁寧に教えてくれましたよ。
そう、「挨拶」
これが一番大切なことだったんですね。
人に会ったら挨拶をするのが人間としての礼儀であると、
子供のころからしつけられているんでしょうね。
きっと私は礼儀知らずの東洋人留学生にでも見られたのでしょう。
フランス語が通じるかとかどうとか、そんなことじゃなかったんだ。 -
この経験以来、お店に入るときはもちろん、
美術館でチケットを買うときも、駅で切符を買うときも、
必ず相手の目を見て、まずBonjourと言うことにしています。
無事に「ピエールとマリー・キュリー通り」へたどり着きました。
パンテオンから2ブロックほどの距離でした。 -
キュリー博物館
Musee Curie
看板に落書きが。。。哀しい。。。 -
「ラジウム研究所」 Institut de Radium
マリー・キューリーが初代所長を、
娘のイレーヌ・キュリーが二代目所長を務めた、
放射線の研究所です。
現在は、キュリー研究所 Institut Curie という名称で、
医学、特に癌研究の拠点となっています。
この研究所の一部、元研究所長室と実験室が
現在、博物館として整備され、
一般の人でも見学できるようになっています。 -
「ピッチブレンド(瀝青ウラン鉱)」 pichblende
この鉱石を高温で溶かす壮絶な作業を4年間続け
数トンの鉱石から0.1gのラジウム塩を単離しました。
そうして放射性元素の存在を証明したのです。
マリーが新たに発見した元素は、
故国ポーランドにちなんで「ポロニウム」と、
radius(ラテン語で光線)から「ラジウム」と命名されました。 -
「レントゲン撮影装置」
患者を立たせ、この木製の板に感光紙を置き
X線を照射してレントゲン写真を撮るものです。
第一次世界大戦中、
マリーは20台の移動レントゲン車を組織し
その1台に自ら乗り込んで数百ヶ所の野戦病院を回り
多くの患者の診療と治療をしました。
戦火の迫るパリから娘たちを疎開させた後も
マリーは最後までこの研究所を離れず
仕事を続け終戦を迎えたそうです。 -
実験室には、ピエール・キュリーが発明した
ピエゾ電気計も展示されています。
人間の目には見えない放射線を測定する装置です。
測定器からすべて手作りで実験し
人類の誰も知らなかった現象を解明していくのは
心躍る仕事だったろうと思います。 -
ピエールとマリーは
ラジウム精製技術の特許を取らず一般に公開したため
放射線治療はその後大きく発展し、
多くの患者が命を救われることになりました。
特許を取っていれば莫大な報酬が得られただろうに、
と言われてマリーが答えた言葉。
「人生最大の報酬は知的活動によって得られるのです」 -
「人生最大の報酬」を
私もいつか得られるように頑張ろう。。。。 -
見学者が他に誰もいなかった博物館を出るとき
入れ違いに若いフランス人らしい女性3人組が入ってゆきました。
自然科学専攻の学生さんたち?
未来のマリー・キュリー目指してがんばれー -
さて、そろそろお昼どきです。
パンテオンの前の広い通りまで戻ると
レストランが何軒もあります。
賑わっているお店で
本日のシェフのおススメセットを
頼んでみました。 -
前菜(あんとれ)は、
生ハムとメロン。 -
ラム肉のハーブ焼きに、
いんげんの付け合わせ、
グラス赤ワインが一杯つきます。 -
これ全部で 14 Euro です。
安くて、おいしい! -
ランチを食べたあとは
周辺を散策〜 -
学生街だそうですが、
道行く人の年齢層は結構幅広いように思いました。
周辺には学校だけでなく
研究所や会社などいろいろあるようですからね。
活気があって気取りがなくていい街です。 -
画材屋さんや、本屋さんがあって、
東京で言えば神保町からお茶の水あたりの雰囲気。
私、この街になら
何の違和感もなく溶け込めそうな気がします。 -
路地に迷い込んでみましょ。
-
崩れかけた壁の横の道を行ってみると、
-
Ecole Polytechnique
と書かれています。
工科大学? -
入口の彫刻は、
地球儀と
望遠鏡と
化学実験道具と。 -
しばらく周辺をさまよってみます。
小さなレストランがあって
おじさんたちが飲みながら
議論に花を咲かせていたり、 -
誰も歩いていないような小さな通りに
ちいさなお店があったり、 -
弦楽器の専門店があったりします。
何ヶ月か、何年か、滞在して
この街に溶け込んでみたいなー -
たどり着いたのは、
「au nom de la rose(おのん・どら・ろーず)」
(薔薇の名前)
という名の花屋さん。 -
バラの花専門店です。
日常生活のちょっとした機会に
花を買ったり贈ったりということが
一般的なのでしょう。 -
忙しい生活の中でも
部屋の隅に花を一輪飾ったりするような
小さな潤いを
忘れないようにしたいものです。 -
薔薇の香料を使った製品も売っています。
プレゼントしたら、
喜んでくれそうな友人の顔が浮かびます。 -
薔薇の香りの
キャンドル(chandelle)と
キャンディ(bonbon ぼんぼん)
をお土産に買いました。
そしたら
黄色いバラの花を一輪、
おまけにつけて包装してくれました。
おしゃれです〜 -
パリの街並みは
絵のようです。
ひとつひとつの建物が
さりげなく美しいのです。 -
微妙な色合いの壁。
アラベスク模様のアイアンの手すり。
白い鎧戸。
くすんだ屋根。
屋根の上にはちいさな煙突がたくさん。 -
狭い路地を抜けて
広い通りにでてみると、 -
また別の学校の建物がありました。
「ソルボンヌ パリ大学」
Sorbonne Universite de Paris
と書いてあります。 -
ソルボンヌの名を冠する
大学や研究所の建物はいくつもあるので
私にはどれがどれやらわかりませんが、
最高学府であることはわかります。
かっこいいなあ。。。 -
路地の先に
ノートルダム寺院が見えます。 -
シテ島へとつながる橋は、
「アルシュヴェシェ橋」
Le Pont de l'Archeveche
(ぽん・ど・らるしゅヴぇしぇ) -
橋の欄干に何かたくさん付いてますよ?
-
恋人同士が愛を誓って橋に南京錠を掛け、
鍵をセーヌ河に投げ込むのだそうです。
景観を乱している、
として問題になっているそうです。
まあ、そのとおりですけど。
ロマンチックじゃない?
恋人とセーヌ河のほとりを歩いたりしたら
私だってやってみたくなっちゃいます。 -
ノートルダム大聖堂
Cathedrale Notre-Dame de Paris
私は裏側から見るのが好き♪ -
飛梁(とびはり)フライング・バットレス arc boutant
と呼ばれる、
ステンドグラスを裏側から支える梁(はり)
の形が素晴らしいのです! -
ラ・セーヌの向こうに
"フランスの美と歴史の象徴"
を見ながら、
ひとときを過ごします。
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