イタリア鉄道旅行、最高！- 金曜日の晩、バチカン美術館へ

2010/06/25 - 2010/06/25

6月25日 (金) 午後 晴れ
今日は金曜日。バチカン美術館の夜間開館があるので、サレルノからローマに戻ります。イタリア国鉄のストライキの日でしたが、普通電車が間引き運転していただけで、無事に18:00にフレッチャ・ロッサでローマに到着し、ホテルにチェックイン。少し休憩した後、地下鉄でバチカンへ向かいました。

バチカン美術館を予約していたのは、20:00で外はまだ明るかったです。通常、バチカン美術館に入るのに、昼間で2時間待ちとの事でしたので、全く並ばずに入場できてラッキーでした。中も比較的、空いていました。それでは写真でバチカン美術館を見ていきましょう。

表紙の写真は、地図の間のイタリアです。

エリア バチカン(バチカン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

サレルノ駅の案内版
今日はイタリア国鉄のストライキの日です。

早めに駅に戻り、駅の表示板をみたところ、ストの影響で、14:44発ナポリ行きの普通電車はキャンセルに、その後の電車も間引き運転状態でした。幸い、私たちが乗る予定の15:44発ICは、混雑していましたが予定通り運行していました。助かりました。

イタリア国鉄は、ストライキの日でも、AV, ESやICなどの電車は運行しているようです。

ナポリ駅で乗り換え
ICはナポリ駅に16:18着。そのまま乗ってローマまで行っても良かったのですが、ここで16:50発のAV（アルタ・ヴェロチタ、別名フレッチャ・ロッサ）へ乗換えて時間を節約。

サレルノ 15:44 -(34分)-> 16:18 ナポリ
ナポリ　 16:50 -(70分)-> 18:00 ローマ

フレッチャ・ロッサの車内
私のスーツケースは小型のタイプなので、テーブルの下にも楽々、入ります。ヨーロッパは電車の乗り降りに段差があり、スーツケースが重いと上げ下ろしに大変なので、鉄道旅行はコンパクトに限ります。

今日はストを避けてか、1等車の乗客が少なかったような気がします。

フレッチャ・ロッサの車内
お昼のアマルフィ観光で、デジカメの電源が残り少なくなっていたので、車内のテーブルにある電源で充電。便利です。おかげでローマまで70分の間に十分、充電できました。

ローマ・テルミニ駅着
6/18にローマを発ってから、今日で8日目。イタリア鉄道の旅から戻ってきました。セーバー・タイプのイタリア鉄道パス8日間も今日で終わり。途中、時間節約のため高速列車に沢山、乗ったので、通算では十分、元が取れたかと思います。

18:00にローマ・テルミニ駅に到着後、宿は初日と同じ、駅すぐそばのジョベルティ・ホテルへ。

バチカン美術館
20:00に入館予約をして、全く並ばずに入館することができました。10月まで、毎週金曜日の夜、19時から23時まで（入場は21時半が最終）開館しているようです。事前予約は必須になりますが、お勧めです！

バチカン美術館の予約サイト
http://mv.vatican.va/3_EN/pages/MV_Home.html

バチカン美術館の中庭
もう20:00を過ぎていましたが、6月は日が長いので、まだ外は明るいです。

バチカン美術館の中庭

キアラモンティ美術館
古代ローマやギリシア彫刻が壁際にたくさん展示されています。

ピオ・クレメンティーノ美術館
八角形の中庭

八角形の中庭

円形の間
18世紀にこれもシモネッティが造った部屋との事です。

円形の間の天井

聖ヘレナ（コンスタンティヌス帝の母）の石棺

床の装飾も綺麗ですね！

天井画
夜間の館内は観光客が少なく、ゆっくり見ることができました。

天井画

天井の装飾が綺麗でした。

こちらも天井画

タペストリーのギャラリー
教皇クレメンス７世（1523〜1534）の時代にラファエロの弟子たちの下絵に基づいて織られたものとの事です

タペストリーのギャラリー

タペストリーのギャラリー

タペストリーのギャラリー

地図の間
教皇グレゴリウス１３世（在位：1572〜1585）が描かせたイタリア各地の４０枚の地図が廊下の両側に並んでいます。

地図の間

地図の間

地図の間「イタリア」

コンスタンティヌスの間
「コンスタンティヌス帝の洗礼」「ミルヴィオ橋の戦い」「十字架の出現」「皇帝の教会への寄進」の壁画が部屋の４面を飾っていて、ラファエロの死後にジュリオ・ロマーノなどの弟子たちがラファエロの構想をもとに描いたものとの事です。

ラファエロの署名の間

署名の間の天井画

署名の間の「アテネの学堂」
長きにわたってラファエロの最高傑作と言われてきたものです。

この後、システィーナ礼拝堂を見ました。写真撮影が禁止されていたので、写真はありませんが、ここだけは大勢の人がいました。バチカン美術館の中では、システィーナ礼拝堂が一番良かったので、入館後、まずシスティーナ礼拝堂に向かってじっくり堪能した後、他の展示を観るのが良いようです。

また、全体的に絵画とかは、数日前にフィレンツェで行ったウフィツィ美術館の方が良かったです。

いかがでしたでしょうか？

イタリア鉄道旅行、最高！- バチカン、ローマ街歩き
http://4travel.jp/traveler/comestai/album/10494169/

この旅行記へのコメント （2）

• noodleさん 2010/08/28 20:50:42

  イタリア旅行

  comestaiさん　はじめまして
  
  とっても素敵な旅行記、一気にぜーんぶ読んでしまいました。
  イタリアドライブ旅行に憧れておりましたが、列車での旅も良いですね。
  料金もお安いのが魅力的です。
  私もいつかcomestaiさんのような旅が出来ると良いなぁ♪
  
  これからも沢山の旅行記楽しみにしています。
  
  Noodle

  comestaiさん からの返信 2010/08/28 22:04:21

  RE: イタリア旅行

  Noodleさん、はじめまして
  
  旅行記を全部、読んで頂き、ありがとうございます。とっても励みになります！実は、旅行記を書くのは今回、初めてで、写真を整理しながら、旅を振り返ってみると新たな発見があり、はまっています。
  
  ヨーロッパは各国とも高速鉄道網が発達してきたので、とても旅行し易くなりました。イタリアはもともと鉄道運賃が安いですが、折からの円高ユーロ安で更にお得になっているようです。高速鉄道利用で、観光バスでのツアーに比べ、主要都市間の移動時間が大幅に短縮され、自由時間も増えました。
  
  一方、まだ海外で車を借りたことが無く、「日本語カーナビで行く ヨーロッパ・レンタカー旅行完全ガイド イタリア編」などの本を見て、一度はレンタカーを借りて旅行したいなと思っているところです。
  
  今後ともよろしくお願い致します！
  
  comestai