2010/08/14 - 2010/08/20
2281位(同エリア3874件中)
きっちーさん
準備中 同時進行、第2弾。
すんっごい!良かったんですよ!フィレンツェv
なんかローマ編と行ったり来たりになってますが、平行記載で行っちゃいます。
ゴーゴー、フィレンツェ編。
―――壁一面に広がる巨大なキャンバスから、甘くゆるやかな薫風がくりかえし頬をくすぐる、神話で切り取られた風景―――。
ぬかずきたくなるような、女神たちの彼方を見つめる眼差しに、足がすくわれて浮遊感と眩暈を誘われる、瞬間。
周囲のざわめきは遠くなり、打ち寄せるような煌きに、いつまでも浸っていたいと思う。
もう、その場から動くことができず、自分ではない何かになってしまった気がする。
絵画を愛し、絵画に愛された、画家の存在を心から実感する。
大勢が望むかもしれないが、この幸運を得られるのは、稀なのかも知れない。
-
バルジェッロ国立博物館を転がり(?)、そのまま急ぎ足でシニョリーア広場へ向かいます!
-
雨が降りそうなカンジではないのですが、ちょっと薄黒い雲が流れています。
ここんトコ晴天続きだったから、たまには曇りもいいもんだ。 -
シニョリーア広場は、観光客でいっぱいす。
オイラも一員(笑)v -
広場の真ん中って、なんも無いんですけど、それでも大勢の人がウロウロしちょります!!
アンタは何をしてるのかって?
一生懸命さがしてるんでゴザイマスすよ。
「たしか、ここの辺りにあるハズ・・・?」 -
あった!
あった、あった!!
イヤ、このお兄ィたんじゃなく・・。 -
これっス!!
見つけたv
やった♪
なんかこう、もっと広場の中央かなってイメージだったんですけど、意外と建物に近い。
大丈夫だったのかな? -
説明が遅くなってすんましぇん。
実は、このマンホールの蓋のようなプレートは、ジロラモ・サヴォナローラ(1452〜1498年)の処刑現場!
事前学習で、特にフォーカスして調べた人物だったので、墓参りっちゃ変ですけど、実際の現場を確認してみたかった。 -
せっかく見つけたので、建物も含め撮ってみたかったのですが、お兄ちゃんがガンとして動かない(涙)!
邪魔、けっこう邪魔・・。
なんか画家さんらしくて、噴水の石像をめっちゃ力いっぱいスケッチしとります。
写真撮ってる私が、お兄さんを撮っているように見えるらしく、見物客まで集まってくるので、あきらめました。
くそう・・・もうチョイ右にずれていてくれれば・・。 -
お次は、ウフィツィ美術館の予約が待っているのですが、そのまえに腹ごしらえをv
シニョリーア広場の周囲には、オープンスタイルのレストランがたくさん営業されています。
食うには困らなさそうだけど・・。
ローマで食事した時の時間を考えると、レストランは時間かかりそうだよな〜。
ねー、馬クン。 -
イヤ、馬肉を欲しているわけでは・・・(笑)。
馬が、おびえたようすでコチラから目をそらしている。
ちがう。
ちがうからね。 -
馬に警戒されるのもココロが傷つくので(笑)、シニョリーア広場の一角にある、コチラの小さなピッツァ店で、パニーニを注文します。
例によって、指さしながら「ウノ、ペルファヴォーレ」。
アンタ、ホントに覚える気あるのかね?イタリア語。
そう、突っ込まないで頂きたい。
短い単語だが、だんだん発音がよくなってきているという話も・・。
ショーケースの向こうで、小柄なお婆ちゃんがニコニコしながら、「これでいいのね」と確認してくれます。
ハイ。
それ下さい。 -
ピッツァはローマで散々頂きましたが、パニーニは初めてかも?
イタリアには、ファミレスみたいなのは全然見かけないんですけど、このような軽食が購入できる売店をよく見かけます。
飲食店はローマよりもフィレンツェのほうが、お店の人の雰囲気が下町っぽくて、個人的には居心地が良かったです。
なんていうか・・・男女ともに陽気な感じ?
言葉が通じなくても、あまり垣根のない印象が強かったです。
さて、ガッツいてしまったせいで写真撮るのを忘れましたが(笑)!
モチモチしたパン生地に、うす〜いカツをはさんだパニーニ。
おぉ〜。
そーとう薄いな(笑)。
薄いカツレツはミラノ名物!と、調理師ガッコで習いました。
コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ(ミラノ風カツレツ)は、豚肉の筋に包丁をいれ、叩いて伸ばして伸ばして、ニンニク・パセリ・粉チーズ・オリーブ油を適量くわえたパン粉の香しい衣で包み、パリッと揚げたものv
日本で作ったときは、肉のヴォリュームに欠けるせいか大して美味しく感じず、
「せこい・・・ケチっとる・・」
くらいに思っていたのですが・・。
さっすが、本場!!(ミラノじゃないけど)
超旨かったです!! -
腹ごしらえも済んだし、いざ!
ウフィツィ美術館〜♪
6年越しのラブが実った!
どんだけ再訪を夢見たことか!
むふふのふv -
テンション急上昇。
鼻歌交じりに、予約用入り口を探していると・・・変なものが見える!!
少年たちに、なんぞアヤしげなひとが張り付いてますヨ。 -
こわいっ。
なんか、こわい!
いいのか、この薄気味悪い大道芸はっ。
え・・・ひょっとして、ダンテじゃないよね・・? -
真っ白けっけに塗りたくっているので、皮膚呼吸とか大丈夫なんだろうかと心配になってしまいますけど。
観光客には大ウケで、子どもどころかオジチャンまで、うれしそうに記念撮影しています。
うーん。
シュールな光景。 -
ウフィツィ美術館まえは、見学待ちの列のほかに、このように大道芸を披露するひとや、観光客を描いてくれる画家さんなどで活気に満ちています。
ところで、ウフィツィ美術館の入場予約は、日本でもネットで可能です。
ただ、ボルゲーゼ美術館とは異なり、ウフィツィ美術館は現地決済なので、どっかでバウチャーとチケットを交換しなきゃだな・・。
どこで、できるんだ?? -
案内図も見当たらないので、とりあえず一周するか。
あきらかに「入場待ち」の行列では無い順番待ちの人たちが、ウフィツィ美術館に向かって右手奥の入口で、並んでいます。
皆さん、手にバウチャーを持っているので、まちがいない!
←このサン・アントニオさんが、目印☆
裏側に入口がゴザイマス! -
予約時間は、12:30。
バウチャーには、異国語なのでしかとは分かりませぬが、『15分前にお越しください』みたいなことが書かれております。
でも心配なので、11:50くらいには列の後ろにつきます。
ところが!!
列の先頭にはチェッカーの男性がいて、並んでいる人たちのバウチャーがちゃんと時間通りか確認しております。
(写真の『3』札の右手、男性)
案の定、早すぎのワタクシは、「まだ時間じゃないですよ」と諭され、列から出されてしまいます。
「くそう〜・・。ちょっと早いくらいイイじゃん〜」
軽く凹みますが、そこはイタリアン。
男性客には、「時間になったらいらっしゃい」と、にべもないのですが。
女性に対しては、超ジェントル。
「座って待ってるといいよ」と、予約入口の横にあるベンチの埃を、ポンポンと手で払って座らせてくれます。
うっわ!
イタリアンだ!! -
赤面するほど、サービスがいい。
イタリア男性の女性の扱いは、さりげないんですけどググッときます(笑)。
本当は拒否られたら、「ウフィツィ美術館の建物写真を撮って、時間をつぶそうかなー」とか、すぐそばのシニョリーア広場へ戻って、「ダヴィデ像前で、だれかにシャッター押してもらおっかな〜」などと、あいた時間の有効活用を目論んでおったのですが・・・。
こんなふうに親切にされたら、立ち去れないじゃん(笑)! -
チェッカーの男性はちゃんと覚えてくれていて、12:15になると「もう入っていいよ」と声をかけてくれます。
予約者入口をくぐると、部屋の中央にカウンターがあり、バウチャーを提示で発券と清算ができるシステム。
問題なくチケットをゲットして、シニョリーア広場方面の入場待ち行列の方へ進みます。
入場待ち行列は、「チケットを持っている人」と、「これから買う人」に分けられており、チケットがある列はどんどん進みますが、まだの列は時間調整のためか、結構待たされているもよう。
お時間に余裕がない場合は、ゼッタイ予約した方が宜しいかと。 -
6年ぶりの、ウフィツィ美術館です!
きゃっvやったvv
前回は団体旅行でしたので、有名作品の部屋だけガイドさんに案内されて、ざっと解説受けただけで終わっちゃっいまして、全部は観らんなかったもんなァ〜。
今回は、時間制限なし!
好きな作品を、好きなだけ観られるのだ!!
これぞ、美術館の楽しみ♪
内部撮影は禁止。
ですが、窓の外とかは撮ってイイみたいなので、ウフィツィ美術館から見た景色をお届け致します〜。
ウフィツィ美術館の、ややくたびれた校舎のような内装は相変わらず。
大勢が行き交う木目の廊下が、キシキシ音を立てています。
天井付近には、ゴージャスな人々の肖像画。
左右には、胸像や古典彫刻が等間隔で続いています。
巨大な『コ』の字型の建物には、小さな部屋が廊下に沿って幾つも連なり、番号がふられた各部屋には、珠玉の絵画がズラリと展示されています。 -
むふっむふっv
幸せだ。
・・しばらく住まわせてくれんかのう。
朝起きて、毎日この光景を目に出来たら、シアワセ度MAXだろうな(笑)!
部屋を囲む絵画には、図録では決して表現できない力があります。
別にスピリチュアルとかじゃないですよ(笑)!
印刷技術では、本物のスゴさは分らないという意味で。
卒業旅行で最大の衝撃を受けた作品が、ここウフィツィ美術館に展示されておりやしてv
有名なサンドロ・ボッティチェルリの《プリマヴェーラ》と《ヴィーナス(ウェヌス)の誕生》。
ボッティチェルリの手は、本物を鑑賞する以前は、好きではありませんでした。
そこはかとなく安くて野暮ったいし、顔や手のバランスが変だし・・。
ラッピングなどに、ボッティチェルリの絵がプリントされていたりすると、「しみったれてンな〜」とまで感じていたのです。
ところがっ!!! -
凄かったんですよ!
本物は!!
こればっかは、印刷やメディアでは絶対わかんないっ。
ぜひとも肉眼で見て、脳に刻み込んでほしい。
映像記憶として焼きつくような、神秘的な輝きを持つ作品群です。
すんごい、ですよ〜。
それは壁画と見まごうほど。
壁一面に広がる巨大なキャンバスから、甘くゆるやかな薫風がくりかえし頬をくすぐる、神話で切り取られた風景。
ぬかずきたくなるような、女神たちの彼方を見つめる眼差しに、足がすくわれて浮遊感と眩暈を誘われる、瞬間。
周囲のざわめきは遠くなり、打ち寄せるような煌きに、いつまでも浸っていたいと思う。
もう、その場から動くことができず、自分ではない何かになってしまった気がする。
絵画を愛し、絵画に愛された、画家の存在を心から実感する。
大勢が望むかもしれないが、この幸運を得られるのは、稀なのかも知れない。
ミッキー(注:ミケランジェロ)には悪いけど、画家さん専用ミューズってのが、彫刻系神サマとは別個に居てて、ボッティチェルリやカラてぃんを愛しちゃってる、と思う。
システィーナ礼拝堂の名画より、遥かに小さいサイズなのに、魂をさらってく魔力がある。
絵だけに懸けた人たちに、寄り添うミューズ。
うらやましいけど、そうなっちゃったら生涯描き続けるけるしか、なくなってしまうんだろうなあ・・・。
すこし、怖いような気もします。
ともあれ、前回は《プリマヴェーラ》と《ヴィーナス(ウェヌス)の誕生》以外の作品を、ちゃんと鑑賞できていなかったので!
今回は頑張っちゃうもんネー♪
《マニフィカトの聖母》や《柘榴の聖母》、そして《力》は、マジ美しい。
ラファエロがよく、『聖母の画家』と評されますが、オイラはボッティチェルリだと思ってます、ハイ。
《力》は、ボッティチェルリの作品群でも一風変わった作品で、ほかの画家さんたちとのコラボ?
つか、フィレンツェ商業審判所の7つのキーワード、信仰・愛・希望・力・正義・賢明・節制を、女性で表わした連作の1枚。
この《力》は、ボッティチェルリの公式デビュー作で御座います!
7つのキーワードのうち、当初依頼を受けていた画家ポライウォーロの仕事が間に合わず、有力者の強い推薦により2点について、ボッティチェルリが筆を執ることになります。
彼が描いたのは結局《力》のみでしたが、ウフィツィ美術館に並べられた7作品を観ると、ボッティチェルリの画力がずば抜けているのが、完全に納得できます。
両わきの作家が、気の毒になるくらい〜(汗)。
モデルみたいにすまして、キツそうで美しい女性と、たっぷりと豪奢なドレープの柔らかさ。
対象に、シャープで黒光りする鎧の重厚感。
ほかの画家たちが、見るものの視線を人物にフォーカスさせようと、わざとラフに描いている椅子も、ボッティチェルリは細密に描写し、どこにも隙がありません。
全体を観ても、部分を視ても、揺るぎない仕上がり。
なにもかもパーフェクト!
これで新人なんて、恐ろしい。
もうスゴ過ぎるので、ボッティーと呼ぼう(笑)!!
ボッティー、あんたヤバイよっ! -
「この部屋、くれないかな・・」
そんなことばっか呟きながら、ボッティー部屋と好きな作品の前とを何周もして、最後のほうクタクタです。
絵画鑑賞って集中力を要するから、生来落ち着きのない人間は、いろいろ消耗いたしまする〜・・。
出口近くの廊下で、面白い発見。
ルネサンスの牙城とはいえ、古典彫刻は蒐集しにくいのか、ヴァチカンで写真撮ってきた古典彫刻のレプリカが、何点か飾られていました。
「あ!これ写真撮ったやつ!」とビックリしました☆
ヴァチカンで「いいなー」と思ったのが、フィレンツェの人にも「いいなー」って感じられたんだと思うと、なんとなく趣味が合う感じがして嬉しかったですv
「ボッティチェルリばっか。他はどした!?」って突っ込まれそうですが(笑)。
もっとも観たかった、ボッティーばっか観てきました、ハイ。
あとは、1階の出口でおみやを物色?
《ダヴィデ》や《ヴィーナス(ウェヌス)の誕生》の着せ替えマグネットがあって、思わず買ってしまだ(笑)。
ミッキーの《ダヴィデ》も、ボッティーの《ヴィーナス(ウェヌス)の誕生》も全裸じゃないですか。
それに、服着せるっつー他愛ないマグネットなんですけど、ツボだったもんで〜。
みやげ屋を出ると、もう美術館の外です。
再び、シニョリーア広場へ向かう途中に、日本語が書いてある両替屋さんが目に留まります! -
「あれ、ひょっとしてここって、6年前にも来たかも??」
フィレンツェは以前より、民間の両替商がほとんど見かけないようになっています。
なので、同じ両替屋さんという確証はないのですが。
この『手数料ナシ』というのは、あの時とおんなじだなあ〜。
『両替1万円85ユーロ、手数料なし』
手数料ナシというか、コミという意味だと思いますが。
ローマでは、たとえばレート1ユーロ=118円と表示してあっても、6万円両替して6千円くらい手数料をガツッと持ってかれますので、円高とはいえ結局1ユーロ=150円くらいになってしまいます。
それとくらべると完全に表示通りなので、かなりレートがよろしい。
「ヨシ!両替しとこっ」
どーしても!買っときたいものがあるので、窓口にいそいそ並びます。
前には、女性がふたり並んでおり、パスポートと現金を窓口でポツンと座っている、おじいちゃんに差し出しています。
おじいちゃんの両替は、ものすごいアナログ手作業で、パスポートを渡すとパスポートNO、氏名、国籍を、広げたノートに手書きでしたため、引き出しに入っている現金と交換してくれます。
日本のお客さんが多いのか、店主さんが親日家なのか・・。
お店の壁には、日本の風景ポスターや折り紙などが飾られていました。
なにより、ニコニコ笑いかけてくれるのが、すっごく親しみを感じます。
「イタリア語ができれば、どうして日本贔屓にしてくれてるのか、たずねることもできたろうな〜」
語学は、英語も中国語もフランス語も、わりときちんと教えてもらった方だと思うのですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・身についていない・・。 -
感じのイイおじいちゃんと、「チャオv」と手を振り合い、シニョリーア広場へ。
-
ベッキオ宮殿前の、《ダヴィデ》像のレプリカ。
ミケランジェロの手による本物は、近くにあるアカデミア美術館に収蔵展示されています。 -
でも、なんかここにこうしてある、レプリカの方が幸せそうに見えるのは、なぜだろう(笑)。
「レプリカであっても、作品は人に見てもらってなんぼだよなァ」
アカデミア美術館でも、《ダヴィデ》の周囲は見学者が取り巻いていますけれど、広場ほどではありません。
あるべき場所と見物人をレプリカに持ってかれてしまった、という意味では、ちょっと可哀相かも〜。 -
気の毒なダヴィデ像には悪いのですが、1回行っているアカデミア美術館ではなく、お初のサンタ・クローチェ教会へやってきましたv
-
シニョリーア広場からほど近い教会の前広場には、そこかしこに出店が立ち並び、陽気なおじさんたちが英語で声をかけてきます。
絵描きさんも多くいて、風景画や観光客の記念の1枚に熱心に取り組んでいたりします。 -
この教会が、あの『火の試練』事件の発端となった場所――。
当時、フィレンツェ共和国に影響力のあった、修道院長ジロラモ・サヴォナローラに対して、フランチェスコ派説教師フランチェスコ・デ・プリアの挑発、
「サヴォナローラの考えが正しいと言い、破門は無効だという者は、誰でもいいから私と一緒に火のなかをくぐろう!」
サヴォナローラの凋落の始まりを告げる、その言葉が発せられたのが、まさにこのサンタ・クローチェ教会。
(詳しくは『白熱コーギー〜』をお読み下され→http://4travel.jp/traveler/need/album/10451853/)
やばい・・・ドキドキしてきたっ! -
本でしか読んだコトのない場所に実際に立ってみる、というのは、いつも不思議な感触です。
教会も広場も思ったより大きく、そして中心部からとても近い。
「やっぱ、現場検証が大事だなあ〜。これって、クライムシーンみたいvv」
C.S.?気取りで楽しくキョロキョロしていると、教会前にはあの人の像が!!
「ダンテだ!ダンテ!こんなトコで、何してんだ?」 -
お前もじゃろが。
そう、ダンテしゃんに突っ込まれそう。
サンタ・クローチェ教会の入口に、ダンテしゃんが立っておるのには、理由がございまして〜。
まあ、それはのちほど☆ -
サンタ・クローチェ教会への入場は、サン・ピエトロ大聖堂と同じく、ドレス・コードがございます。
そんな厳しくはないスけど。
ホットパンツとか、ランニングとか、ビーサンはやめてっつーくらいのもんです。ハイ。
フツーに半そで&ジーパン&スニーカー姿では、まったく問題にされませんでした。
まあ問題なのは、教会入るのに入場料を取られるってコトかな(笑)。
サンタ・クローチェ教会内は意外と地味で、フレスコ画とか凝った装飾が、一切合財ありません。
修復中の主祭壇はしょうがないにしても、全体的にきらびやかさに欠けたカンジで・・。
←天井もアッサリしたもんです。
「チョット、つまらんなー」
すっかり、キラキラ慣れしちゃってるし。 -
キラキラはしとらんのですが、めずらしく日本語パンフレットが置かれていました!
←プレートは、伊語&英語表記ですけど。
このプレート、なんだかお分かりになりますか? -
奥に見えております、その墓廟。
-
じゃーんっ!
ミッキー(注:ミケランジェロ)のお墓だ、こんにゃろ☆ -
な、なんか。
意外と、地味だにゃ・・。
飾られている彫刻もマエストロにしちゃ、あたりさわりのない感じだすぃ〜。
これホントに、ミッキーの墓廟であってるのかしら? -
あ!
ちゃんと、ミッキーがおった。 -
そか。
あってんのか。
つか、どこに納まってるんだ、ミッキー。
胸像の下の、棺っぽいトコ? -
それとも、床にあるプレート部分が、納骨堂になっとるのかのう?
立ち入り禁止のロープが張られているので、何か字が彫られているのは確認できるのですが、なんて書いてあるのかまでは、わからにゃい! -
解説プレートは、墓廟を飾る彫刻やフレスコ画の作者は表記されておりますが・・・。
肝心の、ミッキーがどこにおさまってんのか書いとらんのですわ。
とりあえず、このあたりのどっかに居るっつーことで!
大巨匠ミケランジェロに敬意を。 -
さて、ミッキーのお隣さん。
だれの墓廟でしょう! -
どうすか。
どっかで見たことある人が座ってますよ〜。 -
そう!
教会の前に、しかつめ顔で見返っているダンテしゃんですじゃ!
ミケランジェロ作品に多大なる霊感を与えた、あのダンテが、ミッキーのお隣で眠っているのです。 -
偶然では、ないんだろうなァ。
フィレンツェ人の粋を感じます。
ミケランジェロ本人は、ローマで亡くなっちゃってるから、どこに埋葬されようと預かり知らない状態ですけど。
あこがれの相手のお隣ってのは、遺族は喜ぶだろー、と。
ミケランジェロにダンテ!
おふたりさんだけでも、じゅうぶん有名人が眠る教会で通用すると思うんですが。
サンタ・クローチェ教会は、有名人に事欠かない。 -
←コチラ!
ガリレオの墓廟ですよ。
それでも地球はまわっている、ですわよん。 -
学説によって教会と対立したガリレオが、フィレンツェで堂々と葬られているのには驚きました。
ネット検索してみるとガリレオは、フィレンツェ・・とくにメディチ家との関わりが深く、彼が異端者として没したあとトスカーナ大公(メディチ家)は、正式の許可を持ってサンタ・クローチェ教会に葬ったそうです。
ちなみに、ガリレオのおとっつあんはフィレンツェ人で、ガリレオ自身もフィレンツェに自宅を持っていたそうですが、異端審問の影響で自宅に戻れず、アルチェトリの別荘で没しております。
ガリレオは、トスカーナ大公(コジモ2世)の家庭教師をしていたこともあるそうで・・。 -
たしかに、フィレンツェとガリレオは少なかぬ縁があります。
天動説と地動説を解説した『天文対話』も、フィレンツェで許可を取り印刷・発行されており・・・。
う〜ん。
フィレンツェとローマって、アプローチが本当に違う感じがしますね。 -
ローマはカトリックのお膝元×総本山。
どうしたって制約を受けやすい部分があります。
ですが、物理的にも距離のあるフィレンツェ(共和国)は、もっと自由な気風というか、知的な好奇心に満ち溢れているのが、埋葬されている面々を見てもよく伝わってきます。 -
教会という当時の社会的権力の前にあっても、一定の距離を持って接し、美術・芸術に軸足を置いた、フィレンツェ・スタイルにちょこっと触れたような気がします。
-
とりあえず、ミッキーの墓参りも済んだし!
見学に精を出すかのー。 -
サンタ・クローチェ教会は、付属美術館のようなものがあるとパンフに紹介されておりますので、キョロキョロ入口を探します。
お。
アレかの。
主祭壇に向かって右手に、出入口がゴザイマス。
行ってみんべ。 -
・・・・。
なんか、思っきし中庭に出ちゃってるんですけど・・。 -
回廊のフレスコ画はキレイですが、いいのか?こっちで??
-
「案内表示は、こっちで宜しいようじゃがのう〜」
やや不安に振り返りつつ、回廊を歩きます。 -
デカいよなー。
庶民のウチがこじんまりしてるのに、教会がゴーカで馬鹿デカイというのは、なんとなく・・。 -
まあ、地元がそれでいいのなら、口を出すことじゃないのですけど。
-
そうこうしているうちに、回廊の突き当りにある小さな入口の向こうが、美術館(?)になっちょりました。
みっけ♪ -
『付属美術館』っちゅーよりは、教会のもう使われなくなった部分を一般公開しているカンジです。
それにしても、美しい〜v -
係りのお姉さんが、パイプ椅子に腰かけているので、
「エクスキューズミー。キャナアイ、テイクア、ノーフラッシュフォト〜?」
例によって、うさんくさい英語で・・。 -
イタリア語も一夜漬けではなんとやら。
電車で頑張ったわりには、まったく成果がみられないのが、悲しい。
上手く言えても、例文以外でかえされたらきっと分からなくて、焦るかも知れませんが〜。←中国語はよくある
「ノーフラッシュ、フォト?オーケー」
発音もアヤシイのですが、お姉さんは慣れたようすで微笑みます。 -
ラッキv
展示数は少ないので、あっちゅー間ですけど。
サンタ・クローチェ教会の展示は、素朴で美しい。 -
「この地味さ加減・・。仏教でいうと、禅宗みたいなもんか?あ、でも、禅宗って襖絵なんか、わりと派手だもんな・・」
喩えているうちにループ状態に入る。 -
ま、こういうシンプルな感じは、ミケランジェロやダンテ、ガリレオに似合っているようにも思えます。
-
しかし、ホントに広いな。
-
展示室のある中庭の回廊を抜けると〜。
-
さらに、奥の中庭があったりします。
-
かなり大規模な教会だな。
朝イチで行った、サヴォナローラのサン・マルコ教会には、たくさんの修道士部屋がありましたが、サンタ・クローチェ教会にもかなりの人数、寝起きしていたように思われます。 -
現在、こういった教会で生活している人の数って、どれくらいなんでしょうかねー。
教会の運営も、信者の数に比例するんじゃないかと思いますけど。 -
「君臨するヴァチカン自体はどうか知らんけど、中小零細はどこも台所事情は厳しそうだな・・」
『司祭のリストラ』ってのは聞きませんが。
資格授与人数を制限しちゃえば、日本の医師・看護師の数を減らしたのと同じような効果があるんだろうな、と思ったりして。
そうなったら、出自でゴールにたどり着ける人と、つけない人が出てくんだろーなァ。
「世知辛い・・」
思い至った結論に首を振っていると、団体さんが群がっているコーナー発見。 -
皆がさかんに撮影しているレリーフに近づくと、めずらしいオイちゃんのゴーゴンだ!
-
やや後退した頭から、蛇がっ。
ゴーゴンはギリシア神話に登場する、ステンノ、エウリュアレ、メドゥーサの3姉妹。
とくに、有名なのはメドゥーサですけど・・・・。
なんで、オイちゃん? -
「なんか有名な、聖人なのかしら??」
あいにく、どこの言葉だか分からない団体さんなので、横で聞いていてもサッパリでした(涙)。 -
サンタ・クローチェ教会でミケランジェロの墓参を済ませもうしたので、お次は生前住んでいたお宅へ〜。
-
サンタ・クローチェ教会から徒歩3〜4分!
ミッキー‘Sハウスじゃ!
おお〜。 -
ミケランジェロのお家は、思ったよりもずっと小さい!
入口を入ってすぐ、こじんまりとした中庭に出ます。
庭を四方に囲む建物が、ミッキー‘Sハウス☆
ホントなのかなー?
だって、ミッキーは家庭持ちではないけど、お弟子がいたんだし。
大理石を相手にする、彫刻家ですよ?
きっと、作品の原料は馬鹿デカイだろーし。
フツーの人んちよりは大きいのかも知れませんが、彼の仕事や規模を考えると、居住空間としてはエライ狭い。 -
ミケランジェロが、いつからいつまで住んでいた家かは、分からなかったんですけど。
あ。
もらって来たパンフに載ってるかな?
イタリア語だったら、読めないが・・。
↑
可能性高し -
内部は撮影禁止なので、中庭だけ撮ってきました。
しかし!
問題は、なかだ!!
大発見しちゃいましたv
『ミケ×プロ』でご紹介した、ミケランジェロ少年時代の作品。
メディチ家に見い出されるきっかけとなった、《牧神ファウヌス》。
そして、彫刻の道へ進み始める初期の作品、《階段の聖母》《ケンタウロスの闘い》が、展示されておったんですよーっ!! -
ビックリしました。
「な、なんて、下手くそなんだ・・」
いやー。
天才ミケランジェロにも「こんな時代があったんだーv」と、完全に微笑ましく感じてしまう。
マジで、下手くそです。
図録でみると、等身とかはあってないけど、それなりに真っ当そうに写ってるんですけど、本物はヤバいですよ。 -
生涯の作品を知っているから、尚更なんでしょうが。
これらの作品を見て「この子には才能が!」って思った、メディチ家当主ロレンツォ・デ・メディチがスゴイかも。
「天才への道も、後から振り返るとお恥ずかしい1歩からだなあ〜」と、つくづく感じました。 -
なにより、ミケランジェロがいっちゃん最初の作品を、大切にとって置いていたってのが、感動です。
芸術家ってのはヘンな先入観があるせいか、とかく近寄りがたいものですが、こーいうの見ちゃうとすごく身近に感じます。 -
家の趣味は悪いけど!
イヤ、内装がなんかチョット・・。
(ミケランジェロが住んでいた以降に、リフォームされちゃっているのかも知れませんが)
天井画とか。
あのシスティーナ礼拝堂でみせたこだわりは、自宅では発揮されちょりませんでした。
なーんか、趣味の悪い天井画が目立つお家・・。
「ミッキー。お庭は素敵だから、もそっと内装にこだわろうね」
天才に説教しつつ、お次のミュージアムへ向かいまする♪ -
若い時の作品お次は、歳とってからの作品じゃ!
次回の『夏旅イタリア☆⑫』は?
・・・ミッキーも、こうだったのかな・・・。
「イタリアには、イタリアおいたんがいる!!」編でございマス☆
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