鎌倉国宝館

2010/04 - 2010/05

　鎌倉鶴岡八幡宮境内端、白幡神社前には鎌倉国宝館がある。鎌倉国宝館は、関東大震災（大正12年（1923年））を契機にして、鎌倉社寺の貴重な文化財を保護し、拝観、見学できる展示施設として、昭和3年（1928年）に建設された。建物は、奈良の正倉院を模した鉄筋コンクリート製高床式校倉風建築であり、歌舞伎座などの設計で知られる岡田信一郎氏の設計である。平成14年（2002年）に国の登録有形文化財に登録されている。
　これまでに何度も訪れているが、土日祝日は鎌倉駅が混むので、雨の日とか、桜が散った後とか、外して出かけていた。博物館は薄暗いものと相場が決まっているが、ここ鎌倉国宝館ではエントランスや廊下などが少ないため、その感を強く受け、展示場と収蔵庫しかない実用一点張りの博物館と思っていた。建設の趣旨を知っていたし、源頼朝公没後800年祭（1999年）の国宝展も文化庁の許可を取ってまでも直会殿（参集殿）で催したくらいだから、まさか登録有形文化財になるなど思いもよらないことであった。国宝展示ではこうした施設が使用されることは異例であり、鎌倉国宝館で開催されるものと思っていたくらいだったから。国宝展示はどこでもできる訳ではなく、最近では新潟市美術館（新潟市）から新潟県立近代美術館（長岡市）に土壇場で変更になった例がある。博物館好きの私は鎌倉国宝館も大銀杏の木も見慣れていたが、鎌倉国宝館が登録有形文化財になっていたことを知ったのは大銀杏の木がもう見られなくなってからである。鎌倉のことを知っているようで知らない例である。
（表紙写真は鎌倉国宝館）

エリア 鎌倉(神奈川)

鎌倉国宝館。

鎌倉国宝館。登録有形文化財。そういえば、大阪城天守閣が登録有形文化財になったのも私にとっては晴天の霹靂の出来事であったのだが・・・。

鎌倉国宝館。校倉風だ。

鎌倉国宝館の庭の銀杏の木。紅葉している。

鎌倉国宝館の庭の銀杏の木。紅葉している。

鎌倉国宝館の庭の銀杏の木。紅葉している。

鎌倉国宝館。

鎌倉国宝館の庭の銀杏の木。紅葉している。

鎌倉国宝館。

鎌倉国宝館の庭の銀杏の木。

鎌倉国宝館の庭。紅葉している木もある。

鎌倉国宝館の庭の山茶花。

鎌倉国宝館の庭の山茶花。

鎌倉国宝館の庭の木々。

鎌倉国宝館の庭。

鎌倉国宝館の庭の銀杏の木。

鎌倉国宝館の庭。

鎌倉国宝館の庭の銀杏の木。

鎌倉国宝館。

鎌倉国宝館の庭の木々。

鎌倉国宝館。

鎌倉国宝館。

鎌倉国宝館。