ブリュッセルを拠点にベネルクス三国鉄道の旅　　総集編

2010/01/30 - 2010/02/06

皆さま、こんにちは。ご訪問を感謝いたします。
ブリュッセルを拠点に、ベネルクス３国を鉄道で旅行しました。

一ヶ月の期間内に自分で5日間を選び、ベネルクス３国内を自由に乗り降りできるベネルクス・ツアーレイルチケットを買いました。
韓国を中心にアジア専門一人旅を楽しむ、オールモースト・バックパッカー長男と一緒の貧乏旅です。
お金はあまりいらないけれど、気力と体力はたんまりといりました。

ブリュッセルを拠点にベネルクス三国鉄道の旅
一日目　ブルージュ　ゲント
二日目　リエージュ　アントワープ　ホーボーケン
三日目　ルクセンブルグ　
四日目　ザーンセスカンス　アムステルダム
五日目　ハーグ

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: フィンランド航空

関西国際空港から、フィンランド航空でベルギー入りです。
旅行会社を一切通していないので、何があろうと全て自己責任です。

ヘルシンキのヴァンター国際空港で、ブリュッセル行きに乗り換えます。
ＥＵへの入国審査は、この空港内でありました。

空港の駅から、国鉄と地下鉄を乗り継いで、ホテルに向かいます。

6泊お世話になった、ロジェ広場近くのホテル・クィーン・アン。

このホテルで一番印象的だったのは、このレトロなエレベーター。


別仕立て旅行記　ホテル編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10428111/

観光一日目です。

ブリュッセルの午前8時。まだ薄暗い中を、グラン・プラス方面に向かいます。

首都というのに、人影はまばらです。
この日は日曜日ということもあって、閑散としていました。

このお店のとなりにある、

ジャンネケ・ピス、小便小僧のガールフレンドです。
この小便少女、ガンとエイズ撲滅運動のために作られましたが、和式にしゃがむこの姿、リアルで、アブナイです。

この路地に入っていくと、突き当たりの右にあります。
ちょっと見つけるのが難しいかも。

ギルド文化を象徴する建物、証券取引所。
コリント式円柱が印象的なファサードで、1873年の建築です。

長男。
どこに行っても中国人に間違われていました。
短い頭髪と大きな顔が、間違われる要因だと思われます。

味覚と視覚、両方で楽しめるいやげもの。

ブリュッセルの一番の見どころ、グラン・プラスに来ました。
フランスの文豪、ヴィクトル・ユゴーが、「世界一美しい広場」とたたえました。

グラン・プラスにある市庁舎。
高さ96mの鐘楼は、市のシンボルです。

鐘楼の先端には、大天使ミカエル（ミヒール）の像があります。

ビール博物館。

ゴックン。

ブラバン公の館。

実際に王が住んだことがない、王の家。
14世紀のパン工房で、ハプスブルグ時代には、牢獄として使われました。
小便小僧の700着以上の衣装も、ここに展示されています。

ビール博物館上部。

ビール博物館と市庁舎の間の道にある、セルクラースの像。

触ると幸せになれると言われているので、ホーミンもナデナデ♪

ベネルクス三国は、ショウ・ウィンドウも見ものです。
ストーリー性もあって、見飽きません。


別仕立て旅行記　ショウ・ウィンドウ編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10427548/

街角にひっそりと佇む、夜明けの小便小僧クン。

小僧クンは、プチ・ジュリアンと呼ばれています。

扉も芸術的♪

何の建物だったか、わからなかったけれど・・・

ブリューゲルの父親が埋葬されている、ノートルダム・ドゥ・ラ・シャペル教会。

晴れた日、ブリュッセルの空は飛行機雲がいっぱいです。
空は航空機のラッシュ状態（？）。

アールヌーボーの巨匠ヴィクトル・オルタが設計を手がけた、ブリュッセル中央駅。

ここから、ブルージュに向けて出発です。

ベネルクス・ツアーレイルチケット
２５歳以下はユース価格です。



別仕立て旅行記　鉄道編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10428119/

最初の観光は、ブルージュです。

ここは、ベギン会修道院とその前に広がる愛の湖公園。

鐘楼にも登りました。


別仕立て旅行記　ブルージュ編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10428826/

ブルージュのあとは、ギルドハウスが美しいゲントの観光です。

上を向いて歩いていると、うっとりとするような建物ばかりですが、道路はあっちもこっちも工事中。


別仕立て旅行記　ゲント編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10428957/

ゲントから帰って、再びブリュッセルのグラン・プラス。
ここは駅とホテルの中間にあるので、この広場を通らない日はありませんでした。

いつも夜があけきらぬうちか、もしくは日没後にしか通りません。
昼間のグラン・プラスは見たことがないのです。

ブラバン公の館の地下にあるレストランで食事をします。

ケルデルケ

伝統的なベルギー料理のお店です。

ここには、日本語のメニューがあるのです。

写真と説明が書かれてあって親切ですが、肝心のお値段が書かれていません。
なぜか・・・
なぜなら、これは何かの本の切り抜きだからです。

１６世紀の酒蔵を改造したそうです。

スタッフはフレンドリーだし、日本人のお客さんもいないし、旅気分たっぷり♪

ホーミンのオーダーは、牛肉のビール煮。ビーフシチューです。
フリッツもたっぷり。

長男は、チキンとジャガイモを煮込んだベルギー名物のワーテルゾーイ。

2日目はリエージュに行きました。

こちらはプリンス・エベック宮殿の中庭です。

リエージュのワッフルは、美味しいので有名だそうです。


別仕立て旅行記　リエージュ編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10430213/

午後はアントワープ観光です。
日本人なら、ここを欠かすことはできませんね。

大聖堂でルーベンスも観ました。


別仕立て旅行記　アントワープ編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10430533/

アントワープから、さらにホーボーケンに。
ここは、物語の中でネロとパトラッシュが暮らしていた所です。


別仕立て旅行記　ホーボーケン編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10430542/

駅の大聖堂と称される、アントワープ中央駅。

ギャラリー・サンテュベール

ブリュッセルにある、ヨーロッパ最古のショッピングアーケードです。

150mあります。

3日目は、国境を越えてルクセンブルグに行きました。

吹雪の寒い一日でした。


別仕立て旅行記　ルクセンブルグ編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10430578/

ギャラリー・サンテュベールの近くにある、食い倒れ横丁。

ムール貝とビールとフリッツを10ユーロで食べられる店が、軒を連ねています。
呼び込みも盛ん。
でも、どの店も閑散としていました。

その横丁に、シェ・レオンはあります。

ムール貝のみで、2500円以上するお店です。

周りのお店に比べて高いのに、店内は満席。

ムール貝のホワイトワイン煮。
大盛り〜♪
パンとフリッツも付いています。
ムール貝を食べると、その下には濃厚なスープが。
もう、めちゃくちゃ美味しいの！
ベルギー人は、いいものを食べてるんだぁー。

４日目はオランダです。

アントワープ経由で行きます。
アントワープ駅にあったエスカレーター。
スケルトンで、遠くからでも上りか下りか一目瞭然。

アムステルダムに近付くにつれ、噴煙モクモク。
二酸化炭素大放出。
国土の低いオランダ、自分で自分の首を絞めているような・・・。

アムステルダムで、デン・ヘルダー行きに乗り、

この駅で各駅停車に乗り換え、

コーフ・ザーンダイク駅で降りると、

風車が美しい町、ザーンセ・スカンスに行けます。

緑色の壁と白い窓枠のファサードは、この地方の特色です。

中を見学で来る風車小屋もあります。


別仕立て旅行記　ザーンセ・スカンス編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10430847/

オランダの鉄道のマーク。
ベルギーはＢです。

のどかな風車村を見た後は、アムステルダムを観光しました。


別仕立て旅行記　アムステルダム編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10431003/

オランダ名物、ニシンのワイン漬け。
さっぱりとしていて、日本人の味覚に合います。

最終日です。
ブリュッセルにあるＥＵ本部を、外から見学。

オランダのハーグに行きました。

フェルメールも観ました。

別仕立て旅行記　ハーグ編
http://4travel.jp/traveler/homing/album/10431009/

食べ損ねそうになったエルテンスープも、最後に何とかありつけて満足♪

ベネルクスパスを使うのも、これが最後です。

スピードスケート王国オランダの電車。

この旅で最後に見た夕日。
電車内から撮影しました。

ヨーロッパの夕日は、次はいつ見られることか・・・。

見慣れたグラン・プラスともお別れです。

焼き菓子のお店ダンドワで、ナツメグ入りのクッキーを買います。
しっかりしていて、崩れないのに柔らかいクッキーです。

日本人に人気のワッフルのお店。

ユニークなヘアスタイルのお兄さんが作っています。
写真を撮ったら、手を振ってくれました。

美味しい♪

でも甘いものばかり食べ続けたので・・・。

もう甘いものも、脂っこいものも勘弁して〜。

ドルネケバブをいただきました。
トルコ料理のお店は、たくさんありました。
おいしかった〜♪

シャングリラホテルの前のビル。

時々、奇抜な照明で楽しませてくれました。

小さい方のスーツケースは、食べ物でいっぱい。

メインのお土産は、やっぱりチョコレートです。

いよいよブリュッセルともお別れです。

ヘルシンキ経由で無事帰国できました。

この旅行記へのコメント （6）

• まゆままさん 2010/03/02 17:32:01

  親子二人旅

  ホーミンさん、こんにちは！
  息子さんと一緒にハードそうなベネルクス、鉄道の旅、されたんですね。
  ヨーロッパ、うらやましい〜です。
  子どもは大きくなると、娘とは行動しても息子とは行動しなくなるとよく聞きますが
  ホーミンさんのところの息子さんは長男さんも次男さんも
  よくお付き合いしてくださるんですね〜
  素敵な親子関係、うらやましい〜です。
  どんな風にしつければそうなるのか？お聞きしたいです。
  
  ヨーロッパの重厚な建築群にブルージュの運河の風景や風車村のかわいい家並み
  ルーベンスにフェルメールとみどころ満載の旅！
  いいですよねーー
  ヨーロッパ、又いつか行ってみたいですがいつになることやら・・
  たぶんうちの場合は今まで散々私に付き合わされてるので
  息子も娘もついて来てくれないものと思われます；
  
  

  ホーミンさん からの返信 2010/03/02 21:03:03

  RE: 親子二人旅

  まゆままさま
  
  こんばんは！
  書き込みと投票をありがとうございます。
  
  > 息子さんと一緒にハードそうなベネルクス、鉄道の旅、されたんですね。
  
  長男のたてた行程は、なかなかハードでした。
  連れて行ってもらっているので、フーフー言いもっても付いて行くしかありません。
  あちらの電車は座席も広々としていて、必ず座れたし、車中は快適でした。
  
  > ホーミンさんのところの息子さんは長男さんも次男さんも
  > よくお付き合いしてくださるんですね〜
  > どんな風にしつければそうなるのか？お聞きしたいです。
  
  ん〜・・・特にしつけたつもりはありません。
  「自分は親を超えた」と感じたら、そこから弱い親に対して優しくなるのかなぁ・・・？？？
  
  うちの主人も、主人の兄も、親には優しいですよ。
  義兄一家は親と一緒に住んでいます。
  義父は4年前に亡くなりましたが、義母を連れてよく旅行に行っているようです。
  義母と義姉も、嫁姑の間柄で仲がよく、二人で出掛けることも多いようです。珍しいでしょ？
  優しさの遺伝？そうならいいけど。
  あ、私はよくない嫁です。私に似ないことを願います。
  
  > ルーベンスにフェルメールとみどころ満載の旅！
  
  美術に疎い私でも、日本人なのでルーベンスには興味があります。
  
  > たぶんうちの場合は今まで散々私に付き合わされてるので
  > 息子も娘もついて来てくれないものと思われます；
  
  まゆままさんの興味のある建築のよさを教え込んで、同じ趣味を持つようにしたら、一生付き合ってくれますよ。
  「おかあさん、今度の日曜はドコドコのて建築を見に行きましょう」
  な〜んて言ってくれると嬉しいですね。
  
  

• ゆっこさん 2010/02/23 15:32:58

  ４トラ主婦の星！

  ベネルクス３国の旅　最後までじっくり拝見しました（＾＾）
  
  自分の力で世界へ出かけていくホーミンさんは
  ４トラ主婦の☆です！
  
  日本でもそうだけどやっぱり個人で行くのがイイね！
  それに頼りなる息子さんがいるホーミンさんが羨ましいわぁ〜
  若いうちからいろんなところを見て考える旅をしていて頼もしいね。
  
  私には海外はとっても遠いところなので
  これからも世界の情報発信頼みますね。
  
  でも旅行記見てると　いつかは行きたい〜〜〜（＾＾；

  ホーミンさん からの返信 2010/02/23 17:05:46

  RE: ４トラ主婦の星！

  > ベネルクス３国の旅　最後までじっくり拝見しました（＾＾）
  
  うぉぉぉー、ありがとうございます！！！
  外灯まで気がついてくださり、本当にじっくり見てくださったのですね？
  泣けるぅ〜。
  
  > 自分の力で世界へ出かけていくホーミンさんは
  > ４トラ主婦の☆です！
  
  おっと、そこはちょっと違いますねぇ。
  一人ではこれだけの旅は出来ませんでした。
  ここは長男の力が大きいです。
  
  > 日本でもそうだけどやっぱり個人で行くのがイイね！
  
  フラニーさんも、いつも個人ですよね。
  団体で連れて行ってもらうのも気楽で、見所をおさえて名物も食べさせてもらえ、いいところもありますが、やっぱ個人で自由気ままがいいですね。
  
  > それに頼りなる息子さんがいるホーミンさんが羨ましいわぁ〜
  > 若いうちからいろんなところを見て考える旅をしていて頼もしいね。
  
  長男はボンクラですよ。
  私はいつも「もっとしっかりしてほしいのに！(｀ε´ ) 」と思っていました。
  家でもぐうたら、ぐうたら。
  そんなんが一人で海外旅行にホイホイ行くので、帰って来るまで心配でした。
  
  今回一緒に行って、なんだか見直しましたわ。
  アホな子やと思っていたのに、外国語もまともに喋れもしないのに、私に出来ないことをやってのけてましたし。
  
  でも、帰ってきたら元のボンクラです。
  役に立つのは海外だけのようです。
  
  
  > 私には海外はとっても遠いところなので・・・
  
  そう言う人が、チャッチャーと海外に行って、もう止まらない状態になることって多いですよ。
  私の周りにも何人もいます。
  
  フラニーさんも同じだったりして？
  行くよ〜、海外に・・。
  近いうちに・・。
  
  ホーミンの予言は当たることが多々あります。
  「４トラダムスのホーミン」と呼んでください。
  当たる確率は、ノストラダムスとトントンかと・・。
  
  
  
  
  
  

  ゆっこさん からの返信 2010/02/23 18:09:29

  RE: RE: ４トラ主婦の星！

  > ホーミンの予言は当たることが多々あります。
  > 「４トラダムスのホーミン」と呼んでください。
  > 当たる確率は、ノストラダムスとトントンかと・・。
  
  その予言　当たりたい気持ちいっぱいだけど
  そしたら我が家は破産するよぉ〜〜〜（＠＠）
  
  私も主人も英語まるで×だから多少は出来るであろう娘と行けたらいいけど
  海外行くなら母より、友や彼氏を取ること間違いなしでーす。
  
  主人が無事定年を迎えったらヨーロッパに行くのが今の夢♪
  でもそれパックでやなぁ〜 （ーー；

  ホーミンさん からの返信 2010/02/23 18:18:41

  RE: RE: RE: ４トラ主婦の星！

  > その予言　当たりたい気持ちいっぱいだけど
  > そしたら我が家は破産するよぉ〜〜〜（＠＠）
  
  フラニーさんの旅行はお金がかかっているので、きっと私の海外旅行より高いですよ〜。
  今回のも全部で１５万円しません。（お土産除く）
  息子は１３万円かってないと思います。
  フラニーさんちは破産はしませんよ。
  
  
  > 主人が無事定年を迎えったらヨーロッパに行くのが今の夢♪
  > でもそれパックでやなぁ〜 （ーー；
  
  パックもまたいいモンです。
  安心安全。