![1月の週末に志賀高原を訪れた。もう40年近く、このゲレンデにはお世話になっていて、いまや勝手知ったるところでもある。オリンピック以降は、道路が格段に整備されて、名古屋から高速で3時間、そこから50分あまりで目的の熊の湯に到着する。朝5時過ぎに自宅を出て、10過ぎにはゲレンデに立っているということで、かつて朝早くから駅のコンコースに並び、夜行列車で1昼夜をかけて到着したことを考えると隔世の感がある。<br /> 昨年、一昨年は草津、万座へのバックカントリーも体験し、スキーのバリエーションが増えてきたことを実感して、スキー人口の底辺を拡大できるのではと期待していた。<br /> ところで、今回の志賀高原、金曜日は、ゲレンデはたまに人が滑る程度で、閑散どころではない悲惨な状況。小さなローカルスキー場ならともかく、天下の志賀高原の人気スキー場のメインゲレンデがこの有様なのだ。このスキー場は、いまや珍しくなったスキーオンリーのスキー場で、高校の修学旅行などでいつもはにぎわっている。だから、余計閑散とした状況が目に付くのかもしれないが、あの「ワタスキ」時代の大混雑はどこに行ってしまったのか。寂しさを禁じえない。<br /> 志賀高原では、早くから全部のスキー場を共通券化して、いろんなスキー場が滑れる先進的なスキー場で、ICカードの導入や、テレキャビンなどの導入もいつも全国のさきがけとなってきた。<br /> また、その特性を生かした全リフトの搭乗を目指したスタンプラリーでは、70数本にも及ぶリフト数にもかかわらず、毎年数万人の達成者が出て、どうしたら早く回れるかというガイドまで出ているほどの人気を誇ってきた。そのスタンプラリーも今年限りとなったとかで、今年はリフトの数も絞って50本あまり、実際に達成したが、何か物足りないほどだった。このスタンプラリーは、スキー場のあらゆるところへ行かなくてはならないため、体験者は知らず知らず全部のスキー場をくまなく滑ることになり、新しい発見も多いので、いい試みだと思っていた。<br /> このイベントもスポンサーの撤退もあって、今年で最後、スキー場の人影の少なさとあいまって、来年以降どうなるのかという不安がよぎる。<br /> この週末は天候に恵まれ、日本で一番高いゲレンデといわれる横手山、渋峠からは富士山も見えた。日本アルプスなどを見下ろし、素晴らしい眺望の中で見た富士山は閉塞感漂う日常を忘れさせる存在感があった。<br /> <br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/42/49/650x_10424954.jpg?updated_at=1264996087)
2010/01/22 - 2010/01/24
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1月の週末に志賀高原を訪れた。もう40年近く、このゲレンデにはお世話になっていて、いまや勝手知ったるところでもある。オリンピック以降は、道路が格段に整備されて、名古屋から高速で3時間、そこから50分あまりで目的の熊の湯に到着する。朝5時過ぎに自宅を出て、10過ぎにはゲレンデに立っているということで、かつて朝早くから駅のコンコースに並び、夜行列車で1昼夜をかけて到着したことを考えると隔世の感がある。
昨年、一昨年は草津、万座へのバックカントリーも体験し、スキーのバリエーションが増えてきたことを実感して、スキー人口の底辺を拡大できるのではと期待していた。
ところで、今回の志賀高原、金曜日は、ゲレンデはたまに人が滑る程度で、閑散どころではない悲惨な状況。小さなローカルスキー場ならともかく、天下の志賀高原の人気スキー場のメインゲレンデがこの有様なのだ。このスキー場は、いまや珍しくなったスキーオンリーのスキー場で、高校の修学旅行などでいつもはにぎわっている。だから、余計閑散とした状況が目に付くのかもしれないが、あの「ワタスキ」時代の大混雑はどこに行ってしまったのか。寂しさを禁じえない。
志賀高原では、早くから全部のスキー場を共通券化して、いろんなスキー場が滑れる先進的なスキー場で、ICカードの導入や、テレキャビンなどの導入もいつも全国のさきがけとなってきた。
また、その特性を生かした全リフトの搭乗を目指したスタンプラリーでは、70数本にも及ぶリフト数にもかかわらず、毎年数万人の達成者が出て、どうしたら早く回れるかというガイドまで出ているほどの人気を誇ってきた。そのスタンプラリーも今年限りとなったとかで、今年はリフトの数も絞って50本あまり、実際に達成したが、何か物足りないほどだった。このスタンプラリーは、スキー場のあらゆるところへ行かなくてはならないため、体験者は知らず知らず全部のスキー場をくまなく滑ることになり、新しい発見も多いので、いい試みだと思っていた。
このイベントもスポンサーの撤退もあって、今年で最後、スキー場の人影の少なさとあいまって、来年以降どうなるのかという不安がよぎる。
この週末は天候に恵まれ、日本で一番高いゲレンデといわれる横手山、渋峠からは富士山も見えた。日本アルプスなどを見下ろし、素晴らしい眺望の中で見た富士山は閉塞感漂う日常を忘れさせる存在感があった。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
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