鎌倉の萱葺き屋根

2009/01 - 2009/01

　鎌倉のお寺にはまだ萱葺き屋根が残っている。30棟くらいはあろうか。多いと思うか、少なくなったと思うか。白川郷や五箇山の合掌造り集落やかやぶきの里・北村（京都府美山町）や大内宿の萱葺き屋根の集落は古き良き日本が感じられ何か懐かしい。最近では、いやしの里根場（西湖（富士五湖））まで出来た。古さや生活感は全くないが、入場料の何倍もの満足感を満喫でき、一大観光地となりつつある。鎌倉のお寺を巡って、ほんの少しではあるが懐かしさを感じることができるかもしれない。
（表紙写真は浄智寺方丈）

エリア 鎌倉(神奈川)

亀甲山成福寺の三門。両側の椿の古木と梅が花を添え、河津桜の若木も花を添えていた。

円覚寺看門。

円覚寺帰源院山門。

円覚寺選仏場。

円覚寺居士林山門。

円覚寺龍隠庵庫裡。青テントを覆っているが修理予定であると聞いた。観音堂の瓦屋根も青テントで覆われていた。台風15号（2011年9月21日）の影響なのか？春の東日本大震災（2011年3月11日）からずーと青テントということはないだろう。

円覚寺正続院。正続院を空上から撮った写真では舎利殿の後ろに、僅かばかり小さい寄棟造萱葺き屋根の開山堂が写っている。開山堂も萱葺きだと思われる。

円覚寺佛日庵。北条時宗廟。

東慶寺山門。

東慶寺鐘楼。

浄智寺方丈。

浄智寺書院。

明月院開山堂（宗献堂）。

建長寺鐘楼。

長寿寺山門。観音堂も萱葺きだ。境内は常に綺麗にされている。今の住職になってから檀家をとり、寺を特別公開するようになった。今年の特別公開は3月末の金土日から7月第1週の金土日の晴天時だそうです。1眼レフカメラでは撮影が禁止されているからコンパクトカメラを持って出かけよう。鎌倉では珍しく庭が綺麗なお寺だ。檀家の方は裏門から入ってお墓参りするそうだが、門は鍵が掛けられいることが多いようだ。インターホンもないから電話[phone]）で確認するしかない。

長寿寺観音堂。格天井には天女の天井絵が描かれている。奈良円城寺多宝塔を移築したもの。運慶作「大日如来像」（国宝）がお祀りされていた。傷みが激しいために裳階（もこし）部分だけが観音堂として再利用されている。

円応寺鐘楼。

海蔵寺庫裡。

宝戒寺境内の社、権現様。

杉本寺（杉本観音）山門。

杉本寺（杉本観音）本堂。

杉本寺（杉本観音）の社。

報国寺鐘楼。

極楽寺山門。

常楽寺山門。

常楽寺文殊堂。

龍宝寺山門（表側）。

龍宝寺山門（裏側）。

旧石井家住宅（国指定重要文化財）（龍宝寺境内）。

等覚寺山門。

大慶寺山門。

覚園寺本堂と旧内海家（覚園寺境内）。

五大堂明王院本堂。鎌倉市十二所にある。

五大堂明王院客殿。鎌倉市十二所にある。

海蔵寺裏の民家。

吉田家。浄智寺前踏み切り建長寺側（民家）。

吉田家の春の桜の頃。ブロック塀はさすがに無粋だが、2本の枝垂れ桜は流石だ。鎌倉ではこのように民家の庭先でないと中々枝垂れ桜は見られない。

野尻邸（大佛次郎茶亭）。

「野尻邸（大佛次郎茶亭）」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10478517/）参照。

石川邸（旧里見惇邸）の書斎。西御門。昭和4年建築。

「鎌倉石川邸（旧里見弴邸）」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10449385/）参照。

北鎌倉明月院門前の家。鎌倉市山ノ内。

極楽寺2のお宅。隣（極楽寺側)の空地は成就院観音堂の建設予定地だ。

成瀬家。鎌倉市手広2-32。鎌倉市景観重要建築物指定第32号（平成21年9月1日指定）。旧江ノ島街道沿いに残る茅葺き屋根の平屋建ての民家。谷戸坂の切通（通行止）の出口にあり、鎖大師青蓮寺近くの谷戸にある。

「成瀬家住宅（鎌倉手広）」（http://4travel.jp/traveler/dr-kimur/album/10478733/）参照。

今泉・福泉の民家。

浄明寺青砥橋にある茶道宗偏流止観亭（国指定重要文化財）。貴族の茶室・旧一条恵観山荘茶屋を移築している。