2009/11/20 - 2009/11/24
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草廬の隠者さん
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いづれの御時でも
どの季節でも
朝の時間でも
昼の時間でも
・・・・・・・逢魔が刻でも。
何かしら見るもの、見たいものがある。
この四神相応の地に都が置かれた時から
女御、更衣が歴史の中に消えて行った今でも
京の都に憧れた者たちは
春と秋に京都の人口を倍に増やし
碁盤目の京都市内の道路に交通渋滞を巻き起こし
有名甘味処の前に大行列を作り
舞妓さん・芸妓さんを見つけると素早くカメラを向け
紅葉の名所では通勤ラッシュもかくやの状態を作るのだ
そして東の京から旅して来た私は
今年の秋もまた京の都を歩く。
清水寺&祇園編です。
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- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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-
まずは清水寺・仁王門から行くか。
室町時代建立・応仁の乱で一度灰になっております・・・・・。
表に掛かって居る額は、清少納言の枕草子でおなじみ能筆家として有名な藤原行成の書とも。
この真っ赤な門は丹塗り・・・・・って、造った人大丈夫だったんだろうか? -
鐘楼&梵鐘。
何度も清水寺には来てたのに、実は今日まで気にも留めてなかったよ・・・・・・
除夜の鐘の時にはやっぱ大行列が出来るんだろうな〜 -
水舎。
その名も「梟の手水鉢」
・・・・・え?どう見てもコレは龍だって?
おう。どう見ても龍だわな。
謎を解きたい人は直接清水寺の手水へ行って、この手水鉢の下を覗き込んでみるべし。 -
「梟の手水鉢」近撮。
ちなみにこの水で口をすすぐと、歯痛が治ると言われているそうな。
虫歯がある人、んでもって歯医者へ行くのがどーもこーも無く嫌な人、京都はここ清水寺・梟の手水鉢を訪れてみないかい・・・・・・・?
効果の程は保障せんが。
ちなみにこの手水鉢、夜間拝観の際など大混雑の折には使用禁止になってしまいます・・・・・・。
あしからず。 -
いつも横を通る、向こうに三重塔と手前に経堂。
ここから見る夜景も綺麗なんだわ♪
重要文化財、本瓦葺に入母屋(いりもや)造。名前の由来は一切経を納めている所から。
堂内には釈迦三尊像がお祀りされているとのこと。 -
・・・・・・・足。
どう見ても足跡。
さて、由来は。
コレは仏足石(ぶっそくせき)と申しまして、釈尊の足型を陰刻した石、との事。
今は昔、この地に降り立った釈尊が御足を下ろされた際に岩に残った・・・・・・訳では決してナイ。
ところで。
この足跡には別の説もありまして、豪傑武者 平景清のものと言うハナシもあるそうな。
さて、どっちだろう?
こうして写真にコメントをつけている間にも、この石はお参りに来る善男善女の皆さんに撫でられているんだろう。 -
清水の舞台から、音羽の滝を見下ろす。
イニシエの昔から連綿と続く清水ダイバーはここから音羽の滝を見下ろして何を願ったか。
うーむ。 -
清水寺・奥の院。
-
恋愛事に関心の深い参拝者の皆様には大人気・地主神社。
恋愛成就で有名なこの神社の創建は「神代(かみよと読む)」つまり、
古すぎて何時からなんて判らーん!!!
とのこと。
それこそ「いづれの御時からか」だな(笑)。
ちなみにこの神社の境内にある「恋占いの石」はなんと、縄文時代の遺物なんだそうな。
なんかそれだけでも、いかにもご利益がありそうじゃーないか・・・・・・・・・。 -
清水寺・本堂。
おなじみ奥の院から撮影。
これは江戸時代初期・徳川家光の寄進で、国宝。
あまりにも有名なんで、ここで四の五の書く事もないかな。 -
奥の院を出て、ひょいと振り返る。
しかし何と言うか、奥の院を出て下へ降りる坂道へ続く道があるんだが、そこに植えてある柵にみなさん取りすがって眺める、写真を撮る・・・・・。
今回は子安の塔へ行く道は封鎖されているから清水寺の全景を撮れるのはここが最後かな。 -
もう一枚行くか。
-
三重塔。
こちらは重要文化財。
塔内には大日如来像を祀り、四周の壁には真言八祖像の絵、天井・柱などには寺社建築にはおなじみ密教仏画や飛天・竜とかの極彩色の絵。
中見てみたいな・・・・・。
-
清水寺の紅葉。
奥の院から見た時はそれほどでもなかったが、こうしてみるとかなり綺麗でヨロシ♪ -
緑と赤のコントラストも綺麗。
もっと写真撮ってきても良かったかな。 -
子安の塔。今だ工事中。
この絵、最初見た時は春の夜間参拝ライトアップの時だったもんで、その時は真っ暗な錦雲峡の向こうにこの絵だけがぼんやりと薄暗いライトの中浮かび上がってて何事かと思ったわ; -
音羽の滝。
し、しかし・・・・・・。
この左半分を覆っているぼんやりした白っぽいのは何だろう・・・・・ -
三重塔を下から。
特に撮影スポットとしてガイドブックに載っていた記憶は無いが、この角度からのアングルは綺麗だと個人的には思っているわけで・・・・・。
春も、秋も。
いづれの御時にも。 -
さて、そろそろ次へ移動しようか♪
個人的にはここから祇園へ抜けるルートが京都・東山の定番コースとなっております・・・・・・
宜しければ写真上でお付き合い下さいませ。
じゃ、行こうか。 -
清水寺の境内を出て、そのまま登って来た時の清水坂を下る。
・・・・・で、少し降りると右手に見えてくるのがこの
「三年坂(産寧坂)」
この坂で転んだら三年後に死ぬとか三年寿命が縮むとか、修学旅行でこの坂を訪れた事がある方は旅行ガイドさんにそう言って脅された経験がおありの方もいらっしゃるのではないかと・・・・・・。
私もだが(爆笑)。
この場合、この坂で転んで寿命が縮んでも大丈夫!何故なら「延命坂」と言うのがちゃんとあってそこに行けば良いのさ♪
と言う話が三年寿命短縮説とセットになっていたりする訳だが、さて。
延命坂の場所を私は知らないぞ・・・・・。
もっとも、三年坂で転んだ経験が無いので今の所は場所を知らなくても問題はないのだが。
ふむ。 -
さらに二年坂へ。
この坂で転んだら寿命があと二年とか、二年縮むとか
・・・・・・と言う話はあまり聞いた事がない。
二年坂の名前の由来は三年坂に比べて小さいからとか、大同二年に出来たからという説があるらしいが、さてどっちだろう? -
八坂神社を撮るつもりだったがあまりの人の多さに肝心の門が見づらく、現時点では断念。
そのまま八坂神社を出て四条通を西へ直進、切通しと呼ばれる小道を白川南通りへと歩くと、
・・・・ここ。 -
巽橋。
ある意味花見小路とならぶ花街風情を味わえる場所。
私も京都・東山へ来る時は必ず訪れる場所。
特に夜が素晴らしい!!
一度ここで芸妓さんがタクシーから降りるシーンを見た事があるんだが、何と言うか・・・・・・
芸妓さんが立っている周りだけ、雰囲気と言うか周りを取り巻く空気が違うんだよ〜!!!素人目にもそれと判るくらい!!!
きっと厳しいお稽古とかしてるんだろうな・・・・・ -
白川の水面。
源流は京都の疎水。琵琶湖から流れてきております・・・・・・・・。 -
辰巳大明神(辰巳神社)。
またの名を辰巳稲荷、だそうだ。
名前の由来はどうやら京都御所から辰巳(南東)の方角にあって、辰巳の方角を護る神社だかららしいのだが、芸妓・舞妓さんたちが芸事の上達を願ってお参りすることで有名ですな。
ところで、この辰巳大明神でお祀りしているのはなんと狸!!
京都へはそれこそ何度も来ているんだがコレはついさっき知った・・・・・・ -
白川の水面をもう一枚。
-
この、犬矢来のある京町屋の風情が京都好きにはたまりません・・・・・・・
いつかちゃんとお客として来て京料理とか楽しんでみたいもんである♪ -
巽橋をすこしローアングルから撮影。
本当は切り通し全体を入れて撮りたかったのだが、観光客の皆様がなかなか居なくなってくれません(苦笑) -
上の写真にもちらっと写ってるけど、私が写真を撮りに行った時、ちょうど結婚式挙げたらしいカップルが人力車で記念撮影してたんだよ♪
・・・・・・・そーいや函館行った時、チャチャ登りでハリストス正教会を昼間撮りに行ったらやっぱ結婚式挙げたばかりのカップルが撮影部隊引き連れて記念撮影撮ってたな〜、その時も記念撮影が終わるまで待ったわ・・・・・・。
函館の時はウエディングドレス、今回の巽橋は和装だったけどね。
どこのどなたかは知りませんが、函館組も巽橋組もどうぞお幸せに。 -
んじゃ、ラストは切り通しの一角と言うことで。
京都の花街を歩くたび思うが、本当に少しずつではあるがこういう風景が少なくなっているような気がする。先斗町など歩いている時も感じるが、以前はもうすこし京町屋やお茶屋の風情があったような気がしてならない訳で。
難しいんだろうが、出来るだけこういう風景は残して行って欲しいものである。
そしてあわよくば何時か一見さんお断りのお店に潜入を・・・・・・ははははは。
いづれの御時になるか判らんような野望(笑)を祇園白川の水面に映しつつ、
〆。
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