2009/11/20 - 2009/11/24
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草廬の隠者さん
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京洛に もしも金閣 なかりせば 旅の心は のどけからまし
・・・・・京都にもしも金閣がなかったら、のどかな気持ちで旅の日を過ごせるだろうに。
もしも金閣がなかったら?
金閣の背景は蒼空がいいからよく晴れた日に
雪化粧の金閣が見たいから雪が降る冬の日に
逆さ金閣が見たいから鏡湖池の水面が静かな風のない日に
とかなんとか心配しつつホテルの部屋のテレビやネットで
天気予報にかじりつく事態は取り合えず生じない。
そしてまず間違いない事は
その金閣に魅入られし吃音癖のある小僧さんが起こした大事件を
三 島 由 紀 夫 に 小 説 の ネ タ に さ れ る 事 だ け は
取 り 合 え ず な か っ た で あ ろ う 事 は 断 言 出 来 る 。
さて、今年の天気はどうだったか?
それは、これから当拙作ブログをご覧になる神様なお客様、
ご自身の目でお確かめ下さい。
元ネタは『古今和歌集』
世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
詠み人はモテ男・イケメン貴公子の誉れ高きかの在原業平(笑)。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
-
見出しは金閣ですが、まずは金閣への参道の両側のもみじ行きますか。
しかし、本当に散紅葉は美しい! -
もみじの根元に。
下の苔と引き立てあっていい風情。
参道の両脇が一応柵で立ち入れないようになってるからこんな自然な風情が楽しめる訳で・・・・
うん♪ -
もう一枚行こう!
でもこれ、雨が降ったら台無しになっちゃうんだろうなぁ・・・・・ -
もちろん、ちゃんと木の枝についてる紅葉もチェック。
綺麗だなぁ・・・・・・ -
「これ」を見るために、
私は今年も秋の京都を歩く。 -
もう一枚!
これは確か頭上の高い位置にある紅葉をズームレンズにて撮影。 -
これは凄かった!!
何時も通り、普通に金閣を相棒のデジイチで撮影して、さて次へ行こうか〜、と立ち去りかけた瞬間太陽を遮っていた雲がすーっ・・・・・・と開けて、
夕陽間近な強い陽光がさあっと!!
おおおぉぉ―――――――っ!!!!
瞬間、その場に沸き起こる大勢の観光客のどよめき!!!
陽光を受けて煌めく金閣!!!
響く多数のシャッター音!!!! -
これだけでも見事な光景であるが、私は以前。
どこぞの見知らぬ兄ちゃんが、最も美しいのは鏡湖池に映る
「逆さ金閣」だよ、と自慢気に話していたのを聞いた事がある。
と、言う訳で・・・・・・・ -
逆さ金閣!!! 逆さ金閣!!!
逆さ金閣!!! 逆さ金閣!!!
逆さ金閣!!! 逆さ金閣!!!
逆さ金閣!!! 逆さ金閣!!!
逆さ金閣!!! 逆さ金閣!!!
逆さ金閣!!! 逆さ金閣!!!
逆さ金閣!!! 逆さ金閣!!!
逆さ金閣!!! 逆さ金閣!!!
逆さ金閣!!! 逆さ金閣!!!
逆さ金閣!!! 逆さ金閣!!! -
カメラを縦にして、ズームを効かせる。
これだけで、ン万円掛けて京都まで旅する価値がある。 -
風もさほど無く、水面への映りぐあいもまあまあ良い。
夕陽が近いので少しばかりオレンジ掛かった陽光の色と、金閣の金箔が照り映えて個人的には好きな色。
何時もこんな光景が見れるといいんだが・・・・・・
うーむ。 -
個人的にはもっと眺めていたいのだが、混んでるし、次に行く予定の場所もあるので後ろ髪を引かれつつ移動。
少し角度がずれた所でもう一枚。
パシャ。
次は、もっともっといい写真を、美しい金閣を撮りたい。 -
横から一枚。 -
この角度もいいじゃーないか・・・・・・
パシャ。 -
この季節ならでは。
紅葉もフレームイン。
さて、先へ進もう。
年が変わり、季節が巡ったらまた来るからね。
それまでどうか、この姿をそのままに。
くれぐれも警備担当の皆様注意して下され
特にマッチとか、ライターとか、チャッカマンとか、不審な場所に何故か置いてある寝具とか・・・・・。 -
龍門の瀧と鯉魚石。
季節が違うだけで、また風情も違ってくる。
ここは京洛、美しき四季の巡る都。 -
この瀧も、室町時代からずっと流れてるんだろう。
-
紅葉。
善峰寺が一番綺麗か、と思ったがなかなかどうして -
金閣の第三層、禅宗様式の究竟頂がほぼ同じ高さに見える。
ちなみに第一層が寝殿造の法水院、第二層が武家造の潮音洞、とのこと。
一度でいい、ここに登って下界に向かって手を振ってみたい!!!!
みーはー -
鹿苑寺金閣での散紅葉はこれにて終了。
また来年♪ -
鹿苑寺を出て参道を直進。西大路通へ出て左を見ると、見えるのがコレ。
五山の送り火は東山如意ヶ嶽の「大文字」、それと松ヶ崎西山・東山の「妙・法」、西賀茂船山の「船形」、それと金閣の近く大北山(大文字山)の「左大文字」もひとつ嵯峨仙翁寺山(万灯籠山・曼荼羅山)の「鳥居形」と、合計五つあるとの事だが、これは多分左大文字。
火がついたところ見たいなぁ・・・・・・。
そういや昔、季節外れの五山送り火をやりたくて懐中電灯片手にみんなで山を登り、送り火の代わりに懐中電灯の明かりで送り火をやって大騒動を巻き起こした皆さんがいらっしゃったそうだ(笑)。
ちょっとぐぐってみたら他にも阪神タイガースのHTマーク送り火、「犬」文字送り火とかイロイロ。
よーやるわ・・・・・・。 -
さて、哲学の道に到着。
由来は哲学者西田幾多郎が思いに耽りながら散策したところから来てるとか。
画像で見るとそうでもないが、実は結構薄暗くなっております。 -
うーん、やっぱ街路樹が桜だから今の季節は寂しいね・・・・・。
直進。 -
「犬を入れないで下さい」
犬文字、犬文字・・・・・ -
実は今回哲学の道を歩く目的は銀閣ではナイ。
もうちょっと掛かる。
てくてくてくてくてくてくてくてくてく・・・・・・ -
犬はいかんが
コイはいる。 -
さて、そろそろ・・・・・
-
法然院。
哲学の道を歩いた目的地はここ。
ここの紅葉が素晴らしいですよと
アドバイスしてくれた方がいらっしゃる。
是非見たいと早速急ぎ足で訪れた
のだが、 -
拝観時間はとっくに過ぎていたのであった・・・・・・。
真っ暗。
ら、来年があるさ!! -
南天の実と、葉っぱの赤を眺めつつ。
つくづく秋の「紅」は紅葉ばかりではないのだなぁと実感しつつ、その5を〆。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- さすらいの食いしんぼうさん 2013/02/07 05:52:47
- 今ひとたびの逢ふこともがな。
- おそらくはあの「逆さ金閣」は一瞬のできごとだったんでしょうね。
「長くもがなと思いけるかな」と願いつつも。
でも見事にチャンスをモノにした草廬の隠者さん、
こんなシャッターチャンスは、「今ひとたびの逢ふこともがな」ですよ。
その幸運と技に喝采!拝見させていただけたことに御礼です!
紅葉の京都って「人混みあふれて秋は来にけり」で遠ざかっておりましたが、
このような「写真見るゆえに、物思ふ身は」で行きたい気分になってしまいました〜。
さすらいの食いしんぼう
- 草廬の隠者さん からの返信 2013/02/10 04:00:16
- RE: 今ひとたびの逢ふこともがな。
- さすらいの食いしんぼう様
当旅行記へのお越し、誠にありがとうございます。
拙い文と写真ですが、少しでもお楽しみ頂けたのでしたら幸いです。
> おそらくはあの「逆さ金閣」は一瞬のできごとだったんでしょうね。
> 「長くもがなと思いけるかな」と願いつつも。
今まで見て来た中では一番綺麗な逆さ金閣だったと思います!
水鏡に映る金閣もそうですが、一瞬だけさあっと差した夕陽の色!
もう数分移動が速かったら多分見れませんでした。
藤原義孝じゃないですがもっと見ていたかったです。
> でも見事にチャンスをモノにした草廬の隠者さん、
> こんなシャッターチャンスは、「今ひとたびの逢ふこともがな」ですよ。
次は雪の季節にシャッターチャンスが欲しいです!
一度は雪化粧の金閣を見たいものです。もう気分は和泉式部で(笑)。
> 紅葉の京都って「人混みあふれて秋は来にけり」で遠ざかっておりましたが、
> このような「写真見るゆえに、物思ふ身は」で行きたい気分になってしまいました〜。
個人的には紅葉の京都は人混みをおしても見に行く価値はあると思いますが
あの混雑を思うと後鳥羽院ではないですが少々悩ましいですね(笑)。
更新は遅いと思いますが宜しかったらまた見にいらして下さいね。
草廬の隠者
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