2009/08/03 - 2009/08/03
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ぺこにゃんさん
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京の夏の旅,第二弾は嵐山・嵯峨野です。
言わずと知れた観光名所。
春・秋の観光シーズンの人の多さから,今まで避けてきました。
ただ,夏+平日+朝=人が少ない?
という計算式のもと,初の訪問です。
渡月橋に始まり,野宮神社,祇王寺,常寂光寺,二尊院,清涼寺,宝筐院,大覚寺,大沢池,天龍寺と典型的な観光コースですが,頑張って歩いてきました。
この旅行記はダイジェスト版です。
各々の訪問地は下記にアップしました。
野宮神社 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10364616/
祇王寺 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10364620/
常寂光寺 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10364629/
二尊院 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10364632/
宝筐院 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10366316/
清涼寺 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10366924/
大覚寺 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10367710/
天竜寺 http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10368080/
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時刻は朝の5:30頃。
嵐山へと向かう電車の中で,日の出を見ました。
なかなか梅雨の明けない今年の夏。
この日の出を見る限り,天気は期待できそうです。 -
JR嵯峨嵐山駅から歩いて,世界文化遺産・天龍寺の前まで歩いてきました。
門は開いていますが,中には入れません。
やはりこの時間は静かです。 -
天龍寺から少し南へ歩いて渡月橋に着きました。
嵐山の定番中の定番です。
この辺りは朝の散歩をしている人が結構いますね。
すがすがしい朝なので,気持ちいいでしょう。 -
渡月橋から。
朝日の光が川面に反射しています。 -
嵐山公園から見た渡月橋。
奥に見える山にかかる雲がいい雰囲気を出しています。 -
渡月橋の真ん中で一枚。
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桂川に沿って,上流へと向かいます。
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いい青空になってきました。
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緑が深いですね。
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亀山地区に来たところで登りになります。
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途中で猫に遭遇。
時間はあるので猫と遊びます。
飼い猫ですね。メタボ気味…
擦り寄ってくるから,いい写真が撮れないよ。 -
嵐山公園・亀山地区はこんな風景。
ここまで登ってくる人はあまりいないみたいです。 -
角倉了以(かどのくらりょうい)像。
治水事業の先覚者だったそうです。
京都三大銅像の筆頭と書いてありました。 -
展望台まで登ってきました。
いい景色ですね。
トロッコ電車が走る姿が見られるそうです。 -
少し角度を変えて。
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展望台を下り,てくてく歩いていきます。
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竹林の道へとやってきました。
竹の間から太陽の光が差し込んできます。 -
見上げないといけない高さです。
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竹林の道を東へ歩いて,天龍寺北門までやってきました。
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さらに歩いてやってきたのは,野宮(ののみや)神社です。
7時ごろですが,常時開放しているみたいで,中に入れました。
野宮神社の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10364616/ -
その昔,天皇の代理で伊勢神宮に仕える斉王が,伊勢へ向かう前に身を清める前に籠もったとされる神社です。
境内の黒木鳥居と小柴垣は源氏物語にも登場します。 -
野宮のじゅうたん苔です。
この緑色!思わず息を呑んでしまいました。 -
じゅうたんという表現がピッタリです。
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黒木鳥居です。
樹皮のついたままの鳥居で,鳥居の形式としては原始的日本最古のものらしいです。 -
再び竹林の道へと戻ります。
竹のアーチを見つけました。 -
竹林の道から北へと向かったところには,小倉池があります。
風もほとんど吹いておらず,水面が鏡と化していました。 -
この小倉池のほとりにあるのが御髪神社です。
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日本で唯一,髪の神様を奉る神社です。
化粧品,かつらメーカーなどの信仰を集めているそうです。 -
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お参りに来たの?
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このあたりになると,嵐山ではなく嵯峨野になるのでしょう。
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畑の脇に植えられていた花がカラフルだったので一枚。
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落柿舎(らくししゃ)です。
芭蕉十哲の一人として名高い,向井去来の閑居の跡です。
当時,庭にあった四十本の柿の実が一夜のうちにほとんど落ちつくし,かねて売約中の商人を気の毒に思って価を返してやった,というのが落柿舎の名の由来です。 -
落柿舎から北へと向かいます。
左手には長神の杜があります。 -
二尊院前までやってきました。
このとき8時前ぐらいなので,門は閉まっていました。
ここで少し休憩。
門の前に座り込み,朝食をとりながら,
これからのプランを再確認しました。 -
9時前となったので最初の目的地,祇王寺へと向かいました。
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祇王寺へと向かう途中にあるのは檀林寺。
壁に五本の白線が描かれています。
これは皇室の寺であることを示しているらしいです。
掃除をしていたおじさんが教えてくれました。 -
祇王寺へと続く道を登っていきます。
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祇王寺に着きました。
大覚寺の塔頭のひとつで,平家物語ゆかりの寺です。
平清盛の寵愛を受けていた祇王は,仏御前に心移りした平清盛に捨てられ,母や妹とともに出家します。
後に祇王を追ってきた仏御前も交え,ここで念仏三昧の日々を送ったと伝えられています。
祇王寺の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10364620/ -
一番乗り!と思ったら先客が。
この日,三匹目の猫。
苔の上の猫なんてそうそう見れるものではない? -
竹と楓に囲まれた草庵にある苔庭。
蝉と鳥の鳴き声を聞きながら,じっくりと鑑賞します。 -
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決して広くはない庭ですが,光の差し込み具合で色が変化していきます。
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秋には落葉で赤く染まるとか。
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控えの間にある吉野窓。
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祇王寺をあとにします。
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次に訪れたのは,常寂光寺。
もともとは藤原定家の山荘である「時雨亭」があったところと伝わっているそうです。
仏教の理想郷,常寂光土をイメージして建てられています。
常寂光寺の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10364629/ -
仁王門から階段を登っていきます。
ここにある仁王像は運慶の作と伝えられています。 -
階段を登っていくと,京都市内を眺めることができます。
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重要文化財の多宝塔です。
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石畳には生い茂る木々の影が。
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次に訪れたのは二尊院。
釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っています。 -
総門から本道へと向かう緩やかな坂道は,「紅葉の馬場」と呼ばれる紅葉の名所です。
秋には綺麗に染まるのでしょう。 -
奥に見えるのが本堂です。
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本堂に祀られている釈迦如来像(右)と阿弥陀如来像(左)です。
写真撮影禁止ではないみたいです。
珍しいですね。 -
耳に届いていたコツン,コツンという定期的な音は鹿威しの音。
風流です。 -
しあわせの鐘です。
撞いてもいいみたいだったので,撞いてみました。
初体験です。
余韻がなんともいえないです。 -
連打してはいけないと注意書きがあるということは,
する奴がいるということですか… -
二尊院から東へと歩き,宝筐院へとやってきました。
南朝の武将,楠木正行が戦死後に弔われた寺です。
後に敵方北朝の足利義詮が正行の忠義に感服し,自らの墓所としたそうです。
宝筐院の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10366316/ -
まっすぐな参道が印象的です。
紅葉の季節は赤く染まります。 -
白砂と苔,楓からなる回遊式の枯山水の庭です。
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畳に座って,庭園をゆっくり眺める…
優雅な時間です。 -
苔のアップ。
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次に訪れたのは,清涼寺です。
「嵯峨の釈迦堂」として親しまれているお寺です。
元は,光源氏のモデルとされる源融の山荘・棲霞観があったところというわれています。
清涼寺の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10366924/ -
広い境内の奥に見えるのが本堂です。
拝観料を払うことで,本堂の奥に入ることができます。
ここでは国宝・本尊釈迦如来像を見ることができます。五臓六腑が中に仕込まれています。 -
本堂の裏から渡り廊下を歩いていくと,庭園を見ることができます。
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奥に建っているのは一切経蔵です。
輪蔵に明版一切経をおさめて,これを回すことで一切経を読んだのと同じ功徳があるとされています。 -
これを回します。
高さが5mぐらいあるので,結構な大きさですが,
意外とスムーズに回せました。 -
清涼寺から炎天下の中,歩くこと約10分。
大覚寺に到着しました。
大覚寺の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10367710/ -
正式名称は「旧嵯峨御所大覚寺門跡」といいます。
真言宗大覚寺派の本山で,心経写経の根本道場,いけばな嵯峨御流の総司所です。
嵯峨天皇が造営した離宮嵯峨院に起源し,後に寺に改められました。初代の門跡に嵯峨天皇の孫が就いた,日本でもっとも古い門跡寺院です。 -
式台玄関です。
狩野永徳「松ニ山鳥図」が描かれています。 -
宸殿です。
江戸時代,後水尾天皇より下賜された寝殿造りの建物です。 -
部屋の襖には,狩野山楽筆の「牡丹図」が飾られています。
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前庭には一面に白砂が敷かれており,大海をあらわしています。
また「左近の梅,右近の橘」が古式正しく配置されています。 -
釈迦の生誕を記念して行われる灌仏会(かんぶつえ)の
様子を人形で再現しています。
中央にいるのは生まれたばかりのお釈迦様。
「天上天下唯我独尊」と説いた姿をあらわしています。 -
ギシギシと音を立てながら渡り廊下を歩いて移動します。
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工事中の五大堂の裏側に回ると,目の前には大沢池が広がります。
嵯峨院の庭池で,周囲1キロの日本最古の庭苑池です。
水面がまるで鏡のようです。 -
桟橋で子供が鯉を見てはしゃいでいました。
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正寝殿の渡辺始興「野兎図」です。
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こんな派手な模様の野兎がいる?
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この大覚寺は見るところが多かったですね。
特に絵画が見ものです。 -
大沢池にやってきました。
桟橋の上に立って,湖を眺めてみます。 -
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蓮が群生しています。
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時間は14時。
すでに8時間動き回っています。
さすがに疲れたので,ここはバスを利用。
天龍寺まで戻ってきました。
天龍寺の詳細旅行記はこちら
http://4travel.jp/traveler/uenana/album/10368080/ -
後嵯峨天皇の亀山離宮があった場所に足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために建立されました。
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曹源池庭園です。
夢窓国師によるもので,国の史跡・特別名勝第一号に指定されており,世界文化遺産にも登録されています。 -
三段の石組みは龍門の滝と呼ばれています。
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庭園入り口にあった鬼瓦。
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方丈南の庭園。
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曹源池庭園へと来ました。
周辺を歩くことができます。 -
方丈と庭園。
それに青空も合わさり見事です。 -
望京の丘から。
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瓦まで天龍寺。
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これで嵐山・嵯峨野めぐりは終わりです。
定番の観光地をめぐってきましたが,十分満喫できました。 -
再び渡月橋からの景色です。
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周辺は観光客があふれ,活気がありました。
こちらが普段の嵐山なんでしょうね。
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この旅行記へのコメント (8)
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- ゆうこママさん 2009/09/28 20:08:31
- すばらしい計算式
- なるほど、そういうテがあったのか。
京都嵯峨野辺りは混みますものね。
これなら、ゆっくり味わえそうです。
但し、5時半京都は無理だなあ。いや前夜入りすればいいか。
清涼寺と二尊院に行こうと思っているのですが、
旅行記を拝見して、他の寺にも行きたくなりました。
ぺこにゃんさんの旅行記、しっかり拝見して参考にさせていただきますね。
ダイジェスト&詳しい旅行記の心遣いに1票入れさせていただきます。
- ぺこにゃんさん からの返信 2009/09/28 23:23:42
- RE: すばらしい計算式
- ゆうこママさん,こんばんは
ご訪問ありがとうございます。
朝の5時30分は早すぎましたね。
でも嵐山・嵯峨野は朝の静かな時間帯が落ち着いていて良かったですね。
他の観光客は少なく,ほとんどの寺院で独り占めの気分を味わうことができました。
> 清涼寺と二尊院に行こうと思っているのですが、
> 旅行記を拝見して、他の寺にも行きたくなりました。
清涼寺と二尊院,ともに見所の多いお寺ですね。
その雰囲気を味わうなら,やっぱり人の少ないときでしょうね。
- ゆうこママさん からの返信 2009/10/08 23:14:56
- すばらしい計算式をまねして
- ぺこにゃんさんを見習って少し早起きして行ってきました。
お陰さまでいい旅できました。
ありがとうございました。
- ぺこにゃんさん からの返信 2009/10/09 19:26:56
- RE: すばらしい計算式をまねして
- 早起きは三文の得ということですね。
街が徐々に活気付いてくるのを見るのも意外と楽しいと思っています。
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- jyugonさん 2009/08/31 23:08:18
- 夏の旅は三文の徳…!
- 再び失礼致します。
>夏+平日+朝=人が少ない?
という計算式のもと,初の訪問です。
賢い選択ですね〜
暑〜くて、寒〜い京都、この二つ時期の平日しかも早朝とくれば
一人占め間違いなしですね〜
私はべこにゃんさんより1日早く大沢の池と天龍寺のお庭、
そしてお決まりの竹林だけを散策しましたが、
日曜日でもずいぶんましやったので、暑ささえ気にしなければ
夏の京都お勧めです。
大覚寺は工事中でちょとお気の毒でしたが、素晴らしいお天気やったので
青空の写り込んだ大沢の池は素晴らしい風景でしたね。
真夏でも祇王寺の苔は光と戯れて素敵なお庭を醸し出していますし、
二尊院の紅葉の馬場も紅葉の頃には考えられない静けさ…
早朝の渡月橋は一見の価値ありですね。
平日、早朝の夏旅は三門お徳と言えそうですね。
9月の連休がちょっと恐怖です…(-_-;)
京都から脱出しないといけないかな〜
知っているようで知らない風景を見るようで楽しくん拝見させて頂きました。
ありがとうございます。
jyugon
- ぺこにゃんさん からの返信 2009/09/01 01:15:25
- RE: 夏の旅は三文の徳…!
- > >夏+平日+朝=人が少ない?
> という計算式のもと,初の訪問です。
>
> 賢い選択ですね〜
> 暑〜くて、寒〜い京都、この二つ時期の平日しかも早朝とくれば
> 一人占め間違いなしですね〜
暑ささえ気にしなければ十分楽しめますよね。
ただ,夏の平日の朝は人が少ないと思っていたのですが,
例外がありました。
8月末は修学旅行生がいるんですね。
一番乗りのつもりが修学旅行生に先を越されましたよ。
> 私はべこにゃんさんより1日早く大沢の池と天龍寺のお庭、
> そしてお決まりの竹林だけを散策しましたが、
> 日曜日でもずいぶんましやったので、暑ささえ気にしなければ
> 夏の京都お勧めです。
> 大覚寺は工事中でちょとお気の毒でしたが、素晴らしいお天気やったので
> 青空の写り込んだ大沢の池は素晴らしい風景でしたね。
その旅行記も拝見させていただきました。
1日違いだったことを覚えています。
ちょうど梅雨明けの日だったので天気に恵まれました。
今後も旅行記を拝見にうかがいますので,よろしくお願いします。
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- ころっつさん 2009/08/23 16:38:04
- 同じ計算式で訪問
- ぺこにゃんさん、こんにちは。お邪魔しま〜す。
京都・嵐山を中心に行かれたようですね。
「夏+平日+朝=人が少ない?」という計算式、私も同じ目論見でぺこにゃんさんの訪れられた2日後に京都に行きました。嵐山ではありませんが、清水寺などの人気スポットを人が少ない時間にまわれましたので、この計算式の結論としては…「訪れるには最高!」ということを実感しました。
ころっつ
- ぺこにゃんさん からの返信 2009/08/23 21:35:40
- RE: 同じ計算式で訪問
- ころっつさん,こんばんは。
やっぱり人が少ないというのはいいですよね。
場所によっては独り占めできますし。
暑い中,歩き回った後に冷たい飲み物を飲み干すのがまたいいんです。
「来て良かった〜」と思わせてくれます。
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