2009/08/02 - 2009/08/03
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flatfishさん
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旅館の食事って十年一日の感があって評価しない人も多いみたいなんだけど、僕はかなり好きなんだよね。色とりどりの器や料理が、所狭しと机の上を占領する。いやもう、それだけでわくわくしてきちゃう。あれだけの種類のものをよく作れるなあといつも感心することしきりで。おせち作りをした自分の体験と比較すると、その大変さをなんとなくイメージすることができる。はい、ここでは晩御飯をご紹介。
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まずは右から、りんごの食前酒と、トマトを器にした酢の物と、煮こごり。
酢の物にはエビやホタテやじゅんさいや結構な種類のものが入っていて楽しめました。透明なゼリー、その名も「コラーゲン」なるものまで入っていて、これはいかにして抽出したのであろうかと首をひねったりして。さらにそもそもコラーゲンを体内から吸収しても、そのまま体内コラーゲンが増えるのではないのではなかろうかとも首をひねったりして。
ちなみに酢の物は器のトマトまで食べられる優れもので、このトマトが非常に美味でした。 -
前菜盛り合わせ。そうそう、こういうのこういうの。僕が愛してやまないのはこういう「ちょっとだけの量をたくさんの種類並べたもの」である。えーと、覚えている限りで紹介すると、上の器から時計回りに、珍味(イカとホタテとを梅で和えたもの。妻談。残念ながら僕の記憶からはすっぽり欠落している)、笹寿司、アナゴの変わり焼き、手長エビを揚げたの、レーズンチーズ、みそ(もろきゅう用)、で、真ん中がもろきゅうのためのきゅうりと、豚の野菜巻き。個人的にはレーズンチーズがツボでした。ワインに合うだろうなあと思いつつも、その値段の高さに手を出せず、ただ思っただけで完食しちゃうところが小市民のつらいところで。
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冷やしとろろ汁。やさしい味でした。おいしゅうございます。
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しゃぶしゃぶ。お肉は、りんごを食べさせて育てた信州牛なんだって。わざわざ、この「よろづや」さんのために牛を育ててもらっているらしい。
もっと詳しく知りたいと思った僕は
「信州牛はすべてりんごを食べて育ってるんですか?それとも、この信州牛はりんごを食べて育ったということですか?」
と尋ねたのだけど、返答に窮されてしまった。笑顔で「確認しますね」と言われたっきり、僕の質問はその後も「なかったこと」になってしまって、結局信州牛の真相は藪の中である。通の方、情報求む。 -
出ました、定番の刺身。
山間の旅館に来ていつも思うのは、「無理して刺身なんか出さなくてもいいのに」ってこと。この土地ならではの食材を並べてくれりゃ満足なのになあ、と。でもやっぱ、旅館での料理には刺身がなきゃ物足りない、という人が多数派なのであろうか。
ちなみにここのエビは「天使のエビ」といって、その名の由来は「天国にいちばん近い島」ニューカレドニアあたりで獲れたからなんだってさ。ふーん。だけど、だから何なんだ、とは少し思う。普通思うよね。ね。 -
あゆの塩焼き。この辺も定番である。
川魚って骨も柔らかいし、内臓の味も好きなので、僕は身をむしらずに頭から丸かじりをして食べるんだよね。これだと面倒くさくもないし、身と骨と内臓の渾然一体となった味を楽しめるしでずいぶんとお得なのだ。
例に漏れず今回の鮎もそうやって食べたのだけど、尾びれの化粧塩が予想以上に塩辛く、予想以上にダメージを食らってしまった。化粧塩、侮りがたし、である。 -
そば。長野と言えばそば。お腹もかなりいっぱいだったものの、つるんと胃の中に収まってくれました。そういや、そばをおいしいと思ったときは、「大人になったなあ」と実感したもんです。
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そば饅頭。いや、なぜかこの印象がまったくないんだわ。おっかしいなあ。こんなん食べたっけなあ。
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で、ご飯と味噌汁。ご飯も白米じゃなくて、いろんな穀物の入ったちょっとカラフルなもの。こういうちょっとした工夫が嬉しい。
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最後にシャーベットでお終い。上に乗っているのはわさびか、さすがは長野だ、と思っていたら、普通に抹茶のクリームだった。そりゃそうだわな。
冒頭にも書いたように、旅館の食事を僕は大好きである。今回も信州ならではの地のものをたくさんいただけて、満足させていただきました。よろづやさん、本当にありがとうございます!
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