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この国を知ったのは、子供の頃、甲冑を着けた騎士が描かれている小さな切手を手に入れた時である。その切手には「MAGYAR POSTA」と書いてある。さてどこの国か先生に聞いても、辞書を調べても分からない。高校生になって本格的に切手集めを始めてから、マジャールとはハンガリーであることが判った。(独逸語ではウンガルンという)<br /><br />いまひとつは、これも小学生の時、新聞に、ある日本の外交官が戦後の混乱で別れ別れになったハンガリー人の奥さんと小さな娘さんがようやく日本に来ることが出来、飛行場で涙の再会をした、との写真入の記事を目にしたのがハンガリーという国へ興味が湧いたきっかけである。この時の幼いお嬢さんが私の勘違いでなければ、今各方面で活躍されている「バーバラ寺岡さん」である。

Budapest Nr.1 / 国会議事堂

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2009/05/20 - 2009/05/29

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旅行記グループ ハンガリー紀行

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Berg Heil

Berg Heilさん

この国を知ったのは、子供の頃、甲冑を着けた騎士が描かれている小さな切手を手に入れた時である。その切手には「MAGYAR POSTA」と書いてある。さてどこの国か先生に聞いても、辞書を調べても分からない。高校生になって本格的に切手集めを始めてから、マジャールとはハンガリーであることが判った。(独逸語ではウンガルンという)

いまひとつは、これも小学生の時、新聞に、ある日本の外交官が戦後の混乱で別れ別れになったハンガリー人の奥さんと小さな娘さんがようやく日本に来ることが出来、飛行場で涙の再会をした、との写真入の記事を目にしたのがハンガリーという国へ興味が湧いたきっかけである。この時の幼いお嬢さんが私の勘違いでなければ、今各方面で活躍されている「バーバラ寺岡さん」である。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
ルフトハンザドイツ航空

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  • ブダペスト訪問の参考書籍(手元蔵書から)<br /><br />「ハンガリー紀行」久保義光 泰流社<br />「ブダペストの春から秋」石本礼子 恒文社<br />「ブダペスト日記」徳永康元 新宿書房<br />「ブダペストの本屋」徳永康元 恒文社<br />「ブダペスト回想」 徳永康元 恒文社<br />「ブダペスト物語」栗本慎一郎 晶文社<br />「ブダペストの世紀末」早稲田みか・訳 白水社<br />「ブダペシュト史」南塚信吾 現代思想社<br />「ハンガリー知識人の風景」小島 亮 風媒社<br />「ハンガリーの西欧幻想の罠」寺尾信昭・訳 彩流社<br />「ハンガリー史」田代文雄・鹿島正浩・訳 恒文社<br />「ハンガリー人」稲川照芳 訳 信山社<br />「ハンガリー語・四週間」今岡十一郎 大学書林<br /> (その中で、前文”マジャール語の系譜”)<br /><br />「ハンガリー千年王国への旅」旅名人ブックス日経PB<br />「ブダペスト物語」早稲田みか 河出書房新社<br /> その他、各ガイドブックとパンフレット。<br /><br />なおコメントを書くにあたり、「ハンガリー共和国の国家的象徴」1995年・在日ハンガリー大使館・発行 から適時抜粋させて頂いた。

    ブダペスト訪問の参考書籍(手元蔵書から)

    「ハンガリー紀行」久保義光 泰流社
    「ブダペストの春から秋」石本礼子 恒文社
    「ブダペスト日記」徳永康元 新宿書房
    「ブダペストの本屋」徳永康元 恒文社
    「ブダペスト回想」 徳永康元 恒文社
    「ブダペスト物語」栗本慎一郎 晶文社
    「ブダペストの世紀末」早稲田みか・訳 白水社
    「ブダペシュト史」南塚信吾 現代思想社
    「ハンガリー知識人の風景」小島 亮 風媒社
    「ハンガリーの西欧幻想の罠」寺尾信昭・訳 彩流社
    「ハンガリー史」田代文雄・鹿島正浩・訳 恒文社
    「ハンガリー人」稲川照芳 訳 信山社
    「ハンガリー語・四週間」今岡十一郎 大学書林
     (その中で、前文”マジャール語の系譜”)

    「ハンガリー千年王国への旅」旅名人ブックス日経PB
    「ブダペスト物語」早稲田みか 河出書房新社
     その他、各ガイドブックとパンフレット。

    なおコメントを書くにあたり、「ハンガリー共和国の国家的象徴」1995年・在日ハンガリー大使館・発行 から適時抜粋させて頂いた。

  • 国会議事堂<br /> ブダペストは1840年から50年代にかけて急速に大都市に発展した。議事堂は1884年着工、1904年完成。

    国会議事堂
     ブダペストは1840年から50年代にかけて急速に大都市に発展した。議事堂は1884年着工、1904年完成。

  • ハンガリー国旗<br /><br />この国旗が使用され始めたのは、1848年〜49年の革命・自由闘争からという。ナショナル・カラーの赤は力、白は誠実、緑は希望を表す。王国時代には王冠がつけられていたが、共産党政権時代は人民共和国の国章に、さらに今日の共和国成立後、現在の三色旗となる。

    ハンガリー国旗

    この国旗が使用され始めたのは、1848年〜49年の革命・自由闘争からという。ナショナル・カラーの赤は力、白は誠実、緑は希望を表す。王国時代には王冠がつけられていたが、共産党政権時代は人民共和国の国章に、さらに今日の共和国成立後、現在の三色旗となる。

  • ハンガリー国歌<br /><br />キョルチョイ・フェレンツ(1790/1838)1828年作詞<br />エルケル・フェレンツ(1810/1890)作曲<br /><br />1844年国歌の作曲コンテストが行われ、この曲が優勝。正式国歌となったのは1903年である。<br /><br />賛 称((IMNUSZ)<br /><br />神よ 悦びと幸いをもて<br />マジャル人を祝福したまえ<br />神よ われ敵と闘うとき<br />御守護の手をのべさせたまえ<br />すでに年久しく不幸に追われたるこの民に<br />喜びの日をあたえたまえ<br />過去と未来のために<br />われらマジャル人を罰したまえし神よ<br /><br />(以下 8番まで、今日歌われるのは一番のみ)<br /><br />今岡十一郎(1888/1973) 訳<br />(松江出身 東京外語・独語科卒 ブダペスト大学哲学科卒。1922/1931迄ハンガリーに滞在 帰国後外務省勤務 ブダペスト大学の日本語講座設置はこの人の尽力、わが国のハンガリー研究の第一人者でハンガリー語辞典の編纂を行った)<br />

    ハンガリー国歌

    キョルチョイ・フェレンツ(1790/1838)1828年作詞
    エルケル・フェレンツ(1810/1890)作曲

    1844年国歌の作曲コンテストが行われ、この曲が優勝。正式国歌となったのは1903年である。

    賛 称((IMNUSZ)

    神よ 悦びと幸いをもて
    マジャル人を祝福したまえ
    神よ われ敵と闘うとき
    御守護の手をのべさせたまえ
    すでに年久しく不幸に追われたるこの民に
    喜びの日をあたえたまえ
    過去と未来のために
    われらマジャル人を罰したまえし神よ

    (以下 8番まで、今日歌われるのは一番のみ)

    今岡十一郎(1888/1973) 訳
    (松江出身 東京外語・独語科卒 ブダペスト大学哲学科卒。1922/1931迄ハンガリーに滞在 帰国後外務省勤務 ブダペスト大学の日本語講座設置はこの人の尽力、わが国のハンガリー研究の第一人者でハンガリー語辞典の編纂を行った)

  • 訓示 (SZOZAT)<br /><br />ヴォロシュマル・ミハーイ(1800/1855)作詞:1886年<br />エグレッシ・ベーニ(1814/1851)作曲:1840年<br /><br />詩「訓示」に曲をつけたものもハンガリー国歌とみなされており、時に正式に演奏される。<br /><br />汝 マジャル人よ、揺るがず<br />汝が祖国の忠僕たれ<br />そは汝をいつくしむゆりかごなり<br />汝を覆う墓場なり<br /><br />この広き世界に<br />他に汝の場所はなし<br />運命が幸いを恵むも、汝を打つも<br />ここに生きる他なし、<br />ここに朽ちる他なし<br /><br />以下12節略   平岡公雄 訳<br />(前出パンフレットより)

    訓示 (SZOZAT)

    ヴォロシュマル・ミハーイ(1800/1855)作詞:1886年
    エグレッシ・ベーニ(1814/1851)作曲:1840年

    詩「訓示」に曲をつけたものもハンガリー国歌とみなされており、時に正式に演奏される。

    汝 マジャル人よ、揺るがず
    汝が祖国の忠僕たれ
    そは汝をいつくしむゆりかごなり
    汝を覆う墓場なり

    この広き世界に
    他に汝の場所はなし
    運命が幸いを恵むも、汝を打つも
    ここに生きる他なし、
    ここに朽ちる他なし

    以下12節略   平岡公雄 訳
    (前出パンフレットより)

  • ドームの高さ 96M<br />建物の全長 286M<br />最大幅   118M<br />部屋数 600室余<br />階段の長さ 20Km

    ドームの高さ 96M
    建物の全長 286M
    最大幅   118M
    部屋数 600室余
    階段の長さ 20Km

  • ネオゴシック様式 設計は建築家シュテインドル・イレム

    ネオゴシック様式 設計は建築家シュテインドル・イレム

  • 議事堂中央ホール<br /><br />見学の受付が8:00からという。柵の外側で待っていると、係りが2〜3人ずつ受付へ案内。丁度 イギリス駐在の、娘さん二人と奥様連れのご一家にあう。休暇でブタペスト観光の由。ところがご主人、カードでチケットを買おうとしたところ、2枚ともつかえないと、何のことは無い、パソコンが壊れて使用不能とか。この方、キャッシュで支払い。実は王宮の美術館でも受付のパソコンが壊れていた。<br /><br />10:00の英語のガイド・ツアーを予約、11:00からは独逸語のツアーもある。

    議事堂中央ホール

    見学の受付が8:00からという。柵の外側で待っていると、係りが2〜3人ずつ受付へ案内。丁度 イギリス駐在の、娘さん二人と奥様連れのご一家にあう。休暇でブタペスト観光の由。ところがご主人、カードでチケットを買おうとしたところ、2枚ともつかえないと、何のことは無い、パソコンが壊れて使用不能とか。この方、キャッシュで支払い。実は王宮の美術館でも受付のパソコンが壊れていた。

    10:00の英語のガイド・ツアーを予約、11:00からは独逸語のツアーもある。

  • 美しい英語を話した、ツアーガイドのハンガリー美人の娘さん。<br /><br />ところが今日は、国会開会中で議場を使用しており、見学不可。従って、1時間かかる見学も30分で終了、残念だった。

    美しい英語を話した、ツアーガイドのハンガリー美人の娘さん。

    ところが今日は、国会開会中で議場を使用しており、見学不可。従って、1時間かかる見学も30分で終了、残念だった。

  • 洪牙利(ハンガリー)の王冠<br /><br />ハンガリーに始めて王国制度を打ち立てた、イシュトバーン1世(970頃/1038)はカトリックに帰依、1000年法王シルベルテス2世から王冠を授けられた。<br /><br />上部はイシュトバーンの頭蓋骨と思われ、下部はビザンチン皇帝ミハエル・ドウカスから1074年頃、ハンガリー王ケーザ1世に贈られ、ハンガリー王朝を象徴する現在の形になったのは1166年である。

    洪牙利(ハンガリー)の王冠

    ハンガリーに始めて王国制度を打ち立てた、イシュトバーン1世(970頃/1038)はカトリックに帰依、1000年法王シルベルテス2世から王冠を授けられた。

    上部はイシュトバーンの頭蓋骨と思われ、下部はビザンチン皇帝ミハエル・ドウカスから1074年頃、ハンガリー王ケーザ1世に贈られ、ハンガリー王朝を象徴する現在の形になったのは1166年である。

  • 歴史家の説に依れば、最初の王冠は神聖ローマ帝国皇帝ヘンリー3世に依って戦利品として持ち去られ、その後、王冠をローマに返還の後失われたといわれる。<br />一方現在の王冠も聖イシュトヴァーンの遺品である。<br /><br />今次大戦後、王冠は極右政権から逃れた人達と共に西側に避難、そこでアメリカ軍の手に渡り1978年迄アメリカに保管、この年カーター大統領の決定でハンガリーに返還された。(前出パンフレットから抜粋)

    歴史家の説に依れば、最初の王冠は神聖ローマ帝国皇帝ヘンリー3世に依って戦利品として持ち去られ、その後、王冠をローマに返還の後失われたといわれる。
    一方現在の王冠も聖イシュトヴァーンの遺品である。

    今次大戦後、王冠は極右政権から逃れた人達と共に西側に避難、そこでアメリカ軍の手に渡り1978年迄アメリカに保管、この年カーター大統領の決定でハンガリーに返還された。(前出パンフレットから抜粋)

  • 議事堂のレプリカ

    議事堂のレプリカ

  • 王冠は二人の儀仗兵に依って守護されている。<br />

    王冠は二人の儀仗兵に依って守護されている。

  • 「直立不動」という言葉も、現代の若者には死語かもしれない。(自衛官や警察官を除いて)

    「直立不動」という言葉も、現代の若者には死語かもしれない。(自衛官や警察官を除いて)

  • 交代の士官がやってきた。型どうりの見事な歩調で。

    交代の士官がやってきた。型どうりの見事な歩調で。

  • ドームの天井

    ドームの天井

  • ドーム下ホールの柱には、歴代ハンガリー王達の彫像。

    ドーム下ホールの柱には、歴代ハンガリー王達の彫像。

  • 議場への待合室。

    議場への待合室。

  • どの柱にも歴史上の人物の彫像が飾られている。

    どの柱にも歴史上の人物の彫像が飾られている。

  • 待合室の見事なシャンデリア。

    待合室の見事なシャンデリア。

  • ここにも腕利きの職人達の技が込められている。

    ここにも腕利きの職人達の技が込められている。

  • 国会議事堂入場券

    国会議事堂入場券

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