ポルトガルひっとり旅(14・完)　９日目　雨のリスボンをどう過ごすか？

2009/01/02 - 2009/01/02

クリスマスから正月にかけての９泊１０日、リスボンを中心にレンタカーで南ポルトガルを巡る旅。

翌日１０日目には午前中の飛行機で帰ってしまうため、実際に観光できるのはこの日が最後となる。しかし、この日をどのように使うかといったことは特に細かく考えてはいなかった。慣れないレンタカーの旅で予期しないトラブルが起きてしまうことも考え、１日余裕を持たせていたに過ぎない。
それでもレンタカーでの移動中に考えていたことでは、もし晴れていればもう一度シントラに行ってみようと思った。２日目に行った際、時間の都合でレガレイラ宮殿には入らなかったし、ムーア人の城跡の上からの景色ももう一度見てみたかった。しかし、天気は朝から雨。どしゃぶりではないものの、アウトドア系の観光には厳しいものがあった。
考えたあげく向かった先は国際公園。かつてリスボン万国博覧会の会場となった場所だ。オリエンテ駅の正面にあり、ショッピングセンターや、世界最大級の水槽を持つ水族館などがある。ここで今まで食べてきた魚たちを拝んでから帰ろうという考えだ。


この旅行中の他のリスボン市街観光編はこちら。
■日曜のベレン
http://4travel.jp/traveler/jingo/album/10303419/
■雨の日のアルファマ
http://4travel.jp/traveler/jingo/album/10301365/

エリア リスボン(ポルトガル)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

宿泊していたホテルのあるパルケ駅からメトロを三本乗り継ぎ、約４０分かけてオリエンテ駅へと到着。

パリのＣＤＧ空港よろしく、レトロ感覚のある近未来的建造物といった様相。

外は傘が必要なレベルで雨が降っている。

ショッピングモール。
もしリスボンで暮らすのであれば、必須な場所となりそうだ。

いかにも万博っぽい？巨大なオブジェ。

変わり種噴水。
数分置きに火山が噴火するように水しぶきが上がる。

水族館に到着。

チケットを買うのに若干の行列ができていた。
営業開始したてのせいか、チケットセンターの手際が少し悪く、なかなか人がはけない。

水族館へ。
まずは水鳥、次いでペンギンがお出迎え。（後ろ向きだけど）
ここのペンギンたち、陸に上がってるやつはいずれも人と目を合わせないように努めてるようだった。ストレス感じてる？

ラッコ。
間近で見られるものの、目をつぶったまま。彼らもやはりストレス感じてるのか？

ここの水族館の構造は、中央にメインの巨大な水槽をかかえ、その周囲をぐるりと回ってみるかたち。見る側は２階建て構造になっている。水槽の周りにはサブの水槽群があり、その一部、ペンギンや熱帯魚の水槽などが地上とも繋がっている。

サブ水槽の一つ、海底を這って泳ぐ魚たち。
相変わらずカレイとヒラメの区別は着かないが、大晦日のラーゴスで食べたカタプラーナに入っていたエイは右のやつだろうか、とそういった視点でこの水槽の魚たちを見る自分。

水族館の職員が水槽のガラスを内側から磨いている。時折、お子様に手を振ってくれる。

彼にとっては自分より大きい魚ばかり。ここに来ている子供たちはなんとも興味深げに水槽の中の魚たちを眺めている。

マンタ〜

サメ〜

こんな感じで、子供達は大きな湾曲したガラスの前に寝そべって見ることができる。

珊瑚類が盆栽のように並べてあった。

マンボウ〜。
一匹だけ巨大なマンボウが回遊している。途中、水槽に引っかかり動けなくなってる場面もあり、いじらしかった(^^;（水槽の構造に問題ありか？）

もう一度サメ〜、変な顔。

水族館をゆっくり堪能した後、外をぶらつく。雨は上がっていた。写真は海岸沿いに設置されたロープウェイと水上の歩道。人はほとんど乗っていないようだった。

静の世界。
天候も悪いので、この辺りは歩く人もほとんどおらず、静まりかえっている。

欧州最長のヴァスコ・ダ・ガマ橋。
はるか向こうで霞の中へと消えている。

そろそろお腹が減ってきた＆雨がまた降り出しどしゃぶりになって来たので、雨宿りがてらに国際公園内のレストラン街をうろつく。その中にサグレスビールが運営しているレストランがあったので入ってみる。

各種サグレスビールが置いてあり、このメニューにはこのビールが合います、みたいに各お食事メニューごとにお薦めビールが書かれてる。

注文したのはRUMPステーキ、マッシュルームソースがけ、目玉焼きトッピング＋ライス。一度エヴォラで豚肉料理を食べた以外、魚続きだったので、無性に肉々した料理が食べたくなった。

この後、引き続き雨も強めに降っていたこともあって、ホテルへと退散。

結局、半分ほどは天候に悩まされる旅行となったが、そういう時もあるさと思うほかない。

そして１０日目、

朝７時、ホテルの受付の兄ちゃんにタクシーを呼んでくれと頼んだところ、目の前の通りへ出れば５分もしないうちにタクシーは捕まえられる、と言い返された。最後の最後でそんな不確定要素の高いことはしたくなかったので、あらためて強く要望し、タクシーを呼んでもらった。つくづく程度の低いホテルだと思う。

タクシーはすぐに来て、運転手に幾らぐらいかかるかと尋ねる。運転手は１０ユーロぐらいだろうと言った。そして、空港へ向かうこと約１５分で到着。メーターはちょうど１０ユーロで、運転手も「ほら見てくれ」と言わんばかりに少し誇らしげ。

帰りの飛行機もＴＡＰ。これで乗り継ぎ便の待つ空港へと向かう。

最後に、ＴＡＰに限らずそうかもしれないが、預け荷物の取り扱いはかなりひどかった。空港係員達はそこまで運んで来た荷物をわざわざ上空に高く放り投げてベルトに落としたりする。自分のバックの中には友人への土産にサグレスで買ったサグレスビール６本とジンジャのボトルを入れていたので、その取り扱いを見ていてかなり不安に感じた。結果的には衣類をクッションにしていたことで大事は無かったものの、ジッパーの金具などは破損して無くなっていた。今後の参考としたい。


この旅行記の始まりはこちら。
http://4travel.jp/traveler/jingo/album/10299588/