2008/07/18 - 2008/07/18
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SUR SHANGHAIさん
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甘粛省第2の都市の天水から、寧夏回族自治区の固原へと向かう午後。
この朝買っておいたチケットを片手にさあ出発。
中国の田舎を長距離バスで移動する時には、たまたま一緒に乗り込む人たちは運命共同体なんだというのが実感できる。
この天水⇔固原の道筋も、山間の道とは言え全面的に舗装されてあってまたまたびっくり。
限りなく全面舗装化、高速化が進んでいる中国の道路。
すごいなあ。
…と思っていたら、サービスの方はまだまだで、固原に着いた時にはちょっとしたハプニング。
さあ、この天水から固原へのバス旅は?
表紙の画像は、天水から固原経由で寧夏回族自治区の首府、銀川に向かうバス。
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- 高速・路線バス タクシー
-
これは、甘粛省天水市秦州区の新華路にある天水長途汽車站(長距離バスターミナル)。
画像で見えているのはそのゲートで、チケット売り場やバス乗り場はゲート先の敷地にありました。 -
上の画像のゲートをくぐると、その敷地奥にあるこの赤っぽい建物が天水の長途汽車站。
長途汽車站というのは長距離バスターミナルの意味。
列車駅は火車站というので、間違えないようにご注意を。
甘粛省第2の都市の天水にしては小さいそのバスターミナル。
天水の街自体が想像していたより小さかったから、これで間に合っているんでしょうね。 -
これがこの朝買っておいた、甘粛省天水から寧夏回族自治区固原行きの長距離バスのチケット。
今は中国のどこに行っても、発票(レシート)を兼ねた条形碼(バーコード)付きのプリントアウトされたチケットに出会います。
SUR SHANGHAIが買ったチケットの内容を説明すると、
乗車日期(出発日):2008年7月18日
開車時間(出発時間):14:30
車次(バス番号):0002
座号(シート番号):普客16 普客と言うのは普通客車のことで、車体が古いこと多し。
検票口(ゲート):5
天水から固原までのお値段は48元、それに保険が1元プラスで49元でした。
画像をクリックして元画像で見ると文字も読み取れるので必要な方はどうぞ。
注:簡体字表記になっているので、見慣れない漢字もあると思います。 -
これは08年7月中旬に甘粛省天水の長途汽車站(長距離バスターミナル)に出ていた、天水から各地へのバス時刻表の一つ。
今後変更もありえますがご参考にどうぞ。
画像をクリックして元画像で見てみると、文字がさらにはっきりします。
SUR SHANGHAIがこれから行く寧夏回族自治区の固原行きのバスは、この時刻表の左側に出ている朝の7時発の1本しかなく、この08年7月中旬にはそれも無くなっていました。
同じく寧夏回族自治区の銀川行きが固原経由だと聞いたので、午後2時半発の銀川行きを途中下車する事にして上述のチケットを買いました。 -
これは08年7月中旬に甘粛省天水の長途汽車站(長距離バスターミナル)にもう一つ出ていた、天水から各地へのバス時刻表。
今後変更もありえますがご参考にどうぞ。
画像をクリックして元画像で見てみると、文字がさらにはっきりします。
右の方に出ている毎20分鐘1班とか毎半小時1班というのは、20分に1本、30分に1本の意味。 -
これは08年7月中旬に甘粛省天水の長途汽車站(長距離バスターミナル)に出ていた天水から各地への距離表。
これで見ると、青海省の西寧から夜行長距離バスで天水にやってきた時の走行距離は559km、今日これからいく寧夏回族自治区の固原までは272km。
画像をクリックして元画像で見ると大きく表示されます。
それでも文字が小さい時には、一旦コピーで保存してからさらに拡大してみると見えるようになると思います。 -
これがSUR SHANGHAIが乗った甘粛省天水から寧夏回族自治区銀川への長距離バス。
銀川は寧夏回族自治区の首府なので、そこへ向かうバスは普通客車と言っても車体は比較的新しくきれい。ただし内部は汚れが目立ちました。
田舎行きの普通客車だと外見もボロボロだったりします。
SUR SHANGHAIは固原で途中下車になるので、運転手さんや回りの人たちにアピール。
やっぱり同じように固原で途中下車する人もいて一安心。
これで途中で居眠りしても大丈夫。
長距離バスはこの便に限らず、一旦走り始めると休憩がいつになるか分からないので、飲み物やスナック程度の買い物、トイレの用足しは事前に済ませておくのが無難です。
トイレ用ペーパーやウェット・ティッシュを常備すると憂い無し。 -
甘粛省天水を定刻の午後2時半に出発。
ほぼ満員での出発。SUR SHANGHAIの席は窓際。
朝のうちにチケットを買っておいてよかった!
市街地を出て卦台山トンネルを抜けると、すぐに山がちになった道。 -
バスの窓ガラスがちょっと青っぽいせいもあるけど、なんだかずいぶん空が暗くなってきた。
一雨来るのかな…。
バスは一旦、甘粛省の省都蘭州へ続く高速道路を走っているみたい。居眠りしつつだったのでよく覚えていない…。
道の脇に広がっているのは果樹園。
実に袋が掛けてある。
甘粛省ではリンゴやナシの生産が多いらしいからこれもそうかな…と、またウトウト…。 -
甘粛省天水を出発してちょうど2時間経った午後の4時半。
まだ山中に入っていない道は平坦で舗装されているから快適。
乾いた山を段々畑に切り開いた景色が増えてきた。
このあたりは連なる山々がすべて段々畑になっていて、飛行機で上空から見ると等高線を示す段々になっています。
甘粛省は水資源が貧しいので水稲は栽培されず、小麦やトウモロコシ、甜菜、リンゴ、ナシ、メロンの栽培が盛んらしい。
これから訪れる先々の道筋で、何を栽培しているのかも見てみようと思います。 -
上の画像の場所からほんの数分。
この画像の収費站(料金所)の名は蓮花。
このあとは高速道路から国道に入り、さらに前進。
あとで道路地図を見てみたところ、その国道は304号線だったようですが、間違っていたらすみません。
結論から言うと、甘粛省天水から寧夏回族自治区固原へのこの道筋は、山間部も全て舗装されていました。
曲がりくねった山道ではスピードは出せませんが、未舗装道路のように揺れる事はありませんでした。 -
上の画像の蓮花という料金所を出て国道に入ると、さらに乾いた風景。木がまったく生えていない禿山全体が段々畑になっていて、川に沿って集落が点々。
このあたりはもう甘粛省と寧夏回族自治区との境が近いあたり。
土壁の民家の間に、たまに白い壁を持つ新しい家があるとよく目立つ。 -
甘粛省と寧夏回族自治区の境目あたりでよく見たのはこんな景色。
どこまでも段々畑が連なる禿山と、その麓の川のそばにある集落。川沿いだけが緑色。
この画像ではよく見えませんが、山の麓に沿って集落があります。
この川沿いではトウモロコシらしき作物が多いようでした。 -
そんな集落の一つを突っ切る場所もあった。
こんなに麦わらやトウモロコシの茎を積み上げておいたら、火事の時は怖いなあと思うのはSUR SHANGHAIだけ? -
空が暗くなったから一雨来るだろうなと思っていたら、午後の5時前になってゲリラ豪雨。
稲光と雷鳴を潜り抜けて、朱店という集落を通った時には洪水状態。
車道から画像奥の脇道に泥水が流れ下っていくのが見えています。 -
ゲリラ豪雨を通り抜けて、また日が差し始めたバスの外。
今度は隣に座ったおじさんが居眠りを始めて、その頭がSUR SHANGHAIの肩に何度ももたれかかる。
ひえ〜、おじさん、わざとじゃないのは分かるんだけど…とその度にさりげなく起こさないようにしつつも向こうに押しやったSUR SHANGHAI。^^ゞ -
さて、ゲリラ豪雨がウソだったかのように明るくなった空の下、と言ってももう午後の7時近く。
SUR SHANGHAIは段々畑の一番上にあるソラマメとジャガイモの畑の中に立っております。
どうしてこんな所に立っているのかと申しますと…、 -
…ここがトイレ休憩の場所だったから。
画像右奥の道からやって来たSUR SHANGHAIたちのバスのほかに、青いトラックもこの峠で一休み。
と言っても、きちんとしたトイレの設備は無しの青空トイレ。
一応男女別にするため、運転手さんが
「男はこっち、女はあっち。」と振り分けた。^^ゞ
で、男の人たちは向こうの道路の縁に立ってます。
女の人たちは、上の画像のソラマメとジャガイモ畑でそれぞれに場所を探すため、こっちに向かって歩いてます。
乗り合わせた人たちはまさしく運命共同体。
ん?トラックの前でスカートを大きく膨らませている人がいるんだけど…。 -
これは、上記の青空トイレになった峠の畑から見た行く手の道。
もう寧夏回族自治区に入ったあたり。
今日の目的地の固原は向こうに見えるあの山の向こう? -
これは、男の人たちがずらりと並んで用を足していたあたりからちょっと離れた道の脇。
これまでに越えてきた甘粛省や寧夏回族自治区の段々畑の山々がいくつも折り重なる夕暮れ間近。
これまでに見た雲南省元陽の棚田と比べても、見劣りのしない数と規模の段々畑! -
寧夏回族自治区のこんな段々畑のある風景を見ながらそれぞれにちょっと休憩。
麦の刈り入れが済んだ畑もこれから刈り入れの畑も混じって連なる風景。
運転手さんがSUR SHANGHAIのカメラに目を付けて
「すごいカメラ! あんた、新聞記者かい?」
「いえ、単なる旅行者ですよ〜。(^^ゞ」 -
このあと、この段々畑の風景とも別れて寧夏回族自治区の南にある固原に向かった長距離バス。
六盤山トンネルを抜けたのが午後7時40分、固原到着がもう闇が降り始めた午後8時40分で、甘粛省天水からは6時間の計算。
ただ、固原で降ろされたと言っても、ターミナルではなくて市街地外れの暗くなり始めた路上だった…。^^ゞ
う〜ん、元々固原終点のバスじゃないのは知ってたけど、これって事情がよく分からない旅人には結構ショック。
一緒に降りた人たちは勝手知ったる顔でさっさと去って行く…。
たまたま空いたタクシーが通りかかったのが幸い。
固原の長距離バスターミナル近くまで行ってもらうついでに、宿も紹介してもらったのは大正解。
固原の宿になったそのホテルは…、 -
…この永祥賓館。着いた時にはもう暗かったので、この画像は翌日に撮ったもの。
所在地:寧夏回族自治区固原市文化街20号 正面玄関を背にして左に100m足らずの所に固原の長距離バスターミナルがありました。
電話:0954−2066666
固原の文化街は、長距離バスターミナルもある広い道。この永祥賓館のほかにも新旧大小の宿がずらり。食堂やデパート、ちょっと離れた所には市場もあって便利な立地でした。
08年の夏前に出来たばかりという永祥賓館は、外側も内側も新品。 -
この08年7月中旬の永祥賓館は開店記念プロモーションで、画像の広くてきれいなダブルを1人で使って160元(朝食込み)というお値段。
ほんとに160元でいいの?(◎◇◎)!!
この時はPCは持って行かなかったので金額などの詳細は不明ですが、部屋からのネット接続可。
浴室には浴槽無し。ここも新しくて気持ちよかったのに、シャワー・スペースの仕切りが無くて排水スピードが遅かったので床が水浸しに…。
う〜ん、100%満足と言う訳には行かなかったか〜。
でも、広くて寝心地もいいベッドで満足満足。
明日の須弥山(しゅみせん)石窟訪問を楽しみに、今日のSUR SHANGHAIはこれでお休みします〜。
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