２００８年８月　チェコ・スロバキア競馬場巡り＋ウィーン観光３【３日目：チェコ・パルドゥビツェ競馬場・その１】

2008/08/23 - 2008/08/23

３日目・・・とうとう、念願のチェコ・パルドゥビツェ競馬場へ！

写真が多いので、２回に分けます。

エリア その他の都市(チェコ)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス

ブルノの朝。昨日のウィーンは朝から暑かったのですが、ここ結構肌寒かったでした。

いきなりトロリーバスに出会う。元共産圏では普通にあるもんなぁ・・・トロリーバス。

ブルノの駅前は、ひっきりなしにトラムがやってくるので、とても賑やか。さすがはチェコ第２の都市だけあります。

ブルノ本駅コンコース

切符売場にはかなりの行列・・・。昨日のうちに切符を買っておいてよかったです。

ブルノ発、プラハ行の急行列車に乗ります。

途中、私が行くパルドゥビツェしか止まらないようです。

チェコ国鉄の客車。

冷房車もありましたが、あえて非冷房車をチョイス。

車内の行先表示。

プラハ・・・？、いえいえ、真ん中に書いてあるところへ行くんです。

またまたコンパートメント車。

ただし、ビニールシートです。

また、足を前の座席に投げ出し、くつろぐ筆者。

またコンパートメント独り占めだったので、横にもなってみる。くつろぎすぎの筆者

ブルノは、モラヴィア地方。パルドゥビツェはボヘミア地方。ブルノを出てすぐ、山越えがあり、山を越えれば、ボヘミア地方の平原を爆走します。

窓全開（上しか空かないが）で風を浴びる。涼しい〜！

わずか１時間半で、パルドゥビツェ本駅に到着〜

奇妙な車両編成に出会った。

前がレールバスで、その後ろに客車をつないでいる・・・。まさか、このレールバスが動力車？？

単行レールバスにも出会いました。今度機会があれば、乗ってみたい。

そういえば、ここへ来る途中、小さな駅からも、レールが分岐していた。旅客線なのか、貨物線なのかわかりませんが・・・。チェコは鉄道網がかなりしっかりしているらしい。

パルドゥビツェ本駅のコンコース。ブルノ本駅よりデカい。元共産圏らしいつくりですな。

駅構内図

下にはちゃんとありますよ、競馬の広告。ここはチェコの競馬の街といってもいいでしょう。

パルドゥビツェ本駅の駅舎

紙幣をコインに替えたかったので、こんな飲み物を買ってみる。

「Kofola」（コフォラ）という、謎の液体物・・・。

恐る恐る口にしてみると・・・。

う、旨い！。アメリカの「ルートビア」に似ていて、実にワタシ好みの味である。

これ以降、ワタシは、チェコとスロバキアにいる間、「Kofola中毒」になってしまったのであった・・・。

駅前には、やっぱりトロリーバス。

パルドゥビツェ競馬場へ行くには、この８番のバスに乗ります。やはり、それほど大きくない街なためか、３０〜４０分に１本しかありませんでした。

ここがパルドゥビツェ競馬場の最寄のバス停。

駅から２ｋｍぐらいですかねぇ・・・。あっという間に着きました。

ここは、競馬場の向正面。遥か向こうに、スタンドが見えます。あそこまで歩くのか・・・。

こういう草っぱらの小道をテクテクあるきます。

私のほか、もう一人、女性がバスを降りて、歩いていました。

１０分ほど歩いて、入場門に到着。

脇に入場券とプログラム売場があったので、買ったのですが、入場券を渡す所が無かったので、タダで入れたのかも。

入場券：９０コルナ（≒６３０円）
レーシングプログラム：６０コルナ（≒４２０円）

競馬場の案内図

車も自由に出入りしています。駐車場が競馬場の中にあった気がしました。

最もグレードが高いらしい「Ａスタンド」。

結構でかい。

お隣にある、古ぼけた「Ｂスタンド」。

で、最もゴール板に近く、かつ、庶民的な、「Ｄスタンド」。

こうしてみると、ハコはかなりでかいです。さすが、チェコ最大の障害競馬を行う競馬場だけあります。

Ｄスタンドを内側から

花なんかも添えられています。

パドックです。

早めに来たので、自由に馬場の中に入れました。チラホラ、公園感覚で入っている人がいたし・・・。

芝の感触を掴んでみる。

うう・・・、これはスゴイ！。靴がすっぽり芝に埋もれるぐらい芝が深い。

馬なら、くるぶしのあたりまで絡みつくんでしょうね・・・。

ここは、かなりスケールの大きい競馬場。平地競走も多少やっているらしいですが、殆ど障害競走専用と言っていいでしょう。

日本には見られない、実に様々な障害が間近に見られました。

これは１５号障害。ちょっと上がって、飛び降りる障害。

これ、ただの原っぱに見えますが、実はレースで使うんです。ここをグルグル回りながら・・・。

１６号障害らしい。石で出来た障害？

上部の白っぽい部分は、クッションになっています。

こうしてみると、こんなところを、実際にレースで馬が走るなんて・・・普通では考えられない。

これ！

これがここパルドゥビツェ競馬場最大の難関障害、４号「タクシス（Taxis）障害」。

そばにいたおっさんが、「これがタクシスだよ」と言っていた。

でも、「タクシス」って何の意味だろう？

タクシス障害の横にある碑。石に書いてあったのは馬ではなく、人間の名前だったので、おそらく、ここで落馬して、亡くなった騎手の慰霊碑なのかも・・・。

障害競馬は、危険との隣り合わせですからね・・・。それを覚悟の上で、障害のプロの騎手になるわけですが。

こうやって、おおよその高さを測ってみました。

フェンス自体は、１６０ｃｍ近くはあります。

で、ジャンプすると、濠があります。

丁度影の部分が、濠に当ります。さすがに怖くて行けませんでしたが、濠からフェンスの上部まで、私の身長を遥かに超えます。

濠にはまると、落馬は必至なので、高く、かつ長い跳躍が必要となりますね・・・。

もう一つ！

５号「アイリッシュバンク（Irish Bank）障害」です。

丁度小山のようになっていて、日本で言うところの、京都の「飛び上がり飛び降り障害」をもっとダイナミックにしたもの。

その小山のてっぺんに上がってみました。

川の土手みたいで、かなり高さがありましたよ！

ここで、丁度、「もうすぐ競馬が始まるから、スタンドに戻れ」とセキュリティの人に言われました。

帰りすがら、最後に４０号障害。非常に大きい障害から、こんな丸太だけの小さな障害もあるのです。