ピーナッツ・オン・パレード像を探す旅(ドッグハウス編)

2007/08/05 - 2007/08/07

スヌーピーが登場するコミック「ピーナッツ」の作者、チャールズ･M･シュルツ氏の出身地セントポールで、2000年から2004年にかけて毎年夏にピーナッツ・オン・パレード(Peanuts on Parade)として、スヌーピーなどのピーナッツキャラをさまざまにペイントした像を市内のあちこちに展示するイベントが行われました。
そのときの像はもともとのスポンサーがひきとったり、オークションでファンが購入したりして、いくつかは市内でも見ることができます。
ここでは2007年の夏に見つけた犬小屋の上に寝転ぶスヌーピー像を紹介します。もともとは2004年夏に「Doghouse Days of Summer」というイベントとして展示されていたものです。一番最近のイベントのものであるためか、数も多く見つかりました。

エリア セントポール(アメリカ)

1915年築というセントポール大聖堂の建物を見に来て、その近くにも古そうな建物があるなぁと思ってよく見るとその前にこれがありました。

ここの建物を模した作品のようです。眼鏡をかけてドライバーのような道具をもったスヌーピーはなにかの技師スタイルでしょうか。

このように大聖堂をバックに望める場所に設置されています。

こちらは昔の駅の跡であるユニオンデポの前にありました。
側面にSNOOPY EXPRESSと書いてあったのが消えたのか消したのか・・・

作品名は「DOG IN TRAIN」。インというよりオンな気もしますけど。
SL風の犬小屋で、おなかの上のウッドストックは機関士のような帽子をかぶっています。

7thプレイスモールという歩行者天国のような通りの入口にあったドッグハウス像です。

レストランの前に置かれています。サンドイッチのようなドッグハウスからはチーズがはみ出していますね。

こちらはチルドレンズ・ホスピタル、つまり小児病院前です。駐車場の入口付近にありました。

タイトルは「THE RED BARON.. ..TREED AGAIN」。全体を木の枝で囲まれたような形なのでひとまわり大きい作品です。

横から見ると弾痕がよく分かります。スヌーピーの変装の一つフライングエースの宿敵がレッドバロンなのです。

ウッドストックが木の上に巣を作っています。

スヌーピーまわりをアップで。上にはなにか吹きだしもありました。スヌーピーはしゃべるわけではありませんが考えていることが吹きだしに現れます。

ちょっとはなれて見るとこんな感じでした。

そのすぐ近くの保険会社の支店のようなところの店頭にあった作品。

タイトルは「TOPPING OFF SNOOPY」。

クレーンがなければオーソドックスのスタイルかもしれません。

ウッドストックがクレーンからぶら下がっているのかスヌーピーを吊り上げようとしているのか。

車道に面しているので車からでも確認できます。

こちらはその先のグランドアベニュー沿いにあった作品。

タイトルは「SNOOPY ON ICE」。

どちらの面にも人名が書き連ねられていますね。

スヌーピーはアイスホッケーの選手のスタイルのようです。

チームUSA!　どうやらアイスホッケーの全米チームの選手や監督の名前だったようです。

さらにこの通りを進むと別の作品がありました。なかなかネタ満載の作品です。

作品タイトルは「PATIENT PUPPY」。確かに入院中のようです。

点滴がぶらさがっていて下には小さな車輪がついているところをみると、病院のベッドに見立てているようです。

左耳に包帯が巻かれていますね。左あごにも縫った痕があるようです。

右足はギプスで固められて、右頬には絆創膏。ウッドストックが聴診器を当てています。

犬小屋の側面にはレントゲン写真が。確かに左耳と右足を骨折しているようです。

そして右足のギプスには友達の寄せ書きが見えます。患者の識別ベルトのようなものを手首に巻いていますね。

患者がスヌーピーでドクターがウッドストックというのは見ての通りですが、病院がチャールズ・M・シュルツ病院だというのはカルテで初めて判明しました。ちゃんとウッドの足型も押されています。

しかもどうやら動物病院の前に設置されているようでした。

こちらはセントポールの東のウッドバリー。ショッピングモールに入っているキースカフェ&ベーカリーの前に5種類のピーナッツオンパレード像が勢ぞろい。

入口部分には朝食・ランチ・ディナーのメニューが書かれています。Kというのがここのレストランのロゴです。

緑はレストランのテーマカラーのようでした。犬小屋の側面には大きく食べ物のイラストが描かれています。

こちらも同じくウッドバリーのセントラルパークという図書館とYMCAの複合施設にて。

タイトルは「THE ROYAL BEAGLE」。その名の通り王侯貴族のようなスヌーピーがお城に寝ています。

セントラルパークというので公園があるのかと思っていましたが、中に水路などが流れている建物でした。

スヌーピーとウッドストックをアップで。ウッドは道化師風ですね。

ポスタルクレジットユニオンというもともとのスポンサーから寄贈されての設置のようです。

スヌーピーを王冠の上から。

こちらはサウス・セントポールという街にあるプロファーマシーというスーパーの店内です。こちらには4種類のピーナッツオンパレード像が並んでいました。

タイトルは「GOOD TO GO.. .AFTER MY NAP」。レジの前に置かれていて、このように商品の台が横にあります。

サンバイザーをつけたスヌとウッド。

兄弟やママ(かな?)が側面にいます。入口にいるのはとなりの猫でしょうか。

この作品はここのスーパーがもともとスポンサーだったようです。店内には設計図のような立面図イラストが飾られていました。

セントポールのダウンタウンです。サイエンスミュージアムの近くの歩道上で見つけました。

タイトルは「DOG-GONE-GREEN」。環境問題がテーマっぽい作品です。

リサイクルマークがついてます。

側面はセントポールの今昔を表現しているようです。

スヌーピーたちが下げているバッジにはグリーンエネルギーと書いてあります。

今度はセントポールのフォードパークウェイにて。ミネアポリスに近い場所の古本屋の前にありました。

タイトルは「IT WAS A DARK AND STORMY NIGHT」。これはスヌーピーが小説家になっているときにタイプライターで執筆している小説ので冒頭部分の言葉です。

暗い嵐の夜を文字通り視覚化したような作品です。

入口の暗闇には目玉が2組?

それはそうと家のまわりにずらりと並んでいる本はよく読むとコネタ満載でした。作者名などを犬っぽくアレンジしています。F・スコット・スピッツジェラルドとかバーク・トウェインとか。

各作品にはこのようにイベント時のスポンサーとペイントしたアーティストの名前がつけられています。ここの古本屋がスポンサーだった作品のようです。

そういえばデフォルトでくっついているはずのウッドストックが見当たりません。盗まれたのかな。

右手にはいつもの書き出しの小説?

そして左手に鉛筆をもっています。タイプライターで執筆するスタイルのはずだけどなぁ。しかし落書きもひどいので、やはりウッドは折られて持ち去られたのでしょう。

最後にこれはミネアポリス・セントポール空港にほど近いイケアの店頭に設置されているドッグハウス像です。

タイトルは「SWEDE DREAMS OF HOME」。バイキングスタイルでしょうか。

2階の店舗入口付近にありました。モールオブアメリカの向かいです。

スヌたちをアップで。

ここんなちっちゃなポストもついた家です。
そしてスポンサーだけでなくアーティストもここのお店のスタッフたちのようです。けっこうレベル高いですね。

こんな感じで置かれていました。セントポールで見つけたものはここまでです。

こちらはまたまたカリフォルニア州サンタローザのシュルツミュージアムにあったドッグハウス像です。

とってもサイケなペイントですが、スヌたちはいたって普通でした。

この旅行記へのコメント （9）

• けーしちょーさん 2008/12/20 13:55:05

  IKEA肉薄っ

  こちらにお邪魔するのが遅くなりましたが。
  
  これほどスヌーピーが街中に住んでるとは予想だにせず。
  圧巻です。いいですねーこのイベント。
  丸の内のカウパレードみたい。
  でも、牛ぢゃなくてスヌなのがグー。
  
  これではIKEAどころぢゃありませんよ。
  ええ。
  
  けーしちょー拝

  べるつくさん からの返信 2008/12/21 20:58:34

  RE: IKEA肉薄っ

  けーしちょーさん、こんにちは。
  コメントありがとうございます。
  
  セントポール、イベントからしばらくたっていましたが、探せばこれだけ見つかるぞ、と。たぶんまだまだ隠れてます。
  サンタローザっていうカリフォルニアの町でも同様のイベントをその後やってて、そっちもいつかじっくり見に行きたいです。
  
  そうそう、もともとはカウパレードですよね。この手のやつは。
  セントポールでは私が行ったときは今度は恐竜でやってました。うーん・・・

  けーしちょーさん からの返信 2008/12/21 23:28:33

  RE: お誕生日おめでとう♪

  見にきたら。お誕生日でした。
  
  おめでとうございますっ！！

  べるつくさん からの返信 2008/12/22 12:26:00

  ありがとうございますっ

  そうなんです。実は。
  ありがとうございます。

• おだんごさん 2008/07/09 09:58:29

  家の庭にも一つ欲しいくらいです♪

  写真でみても、結構大きくて、立派ですから
  目の前で見たら、さぞかし・・・感激されたでしょうね〜！
  私も行きたかったです・・・・
  モールオブアメリカのスヌショップが無くなった・・・と聞いてから
  諦めていましたが、こうして置かれているスヌを探すのも
  面白いかもですね。
  
  おだんご
  

  べるつくさん からの返信 2008/07/09 12:49:42

  RE: 家の庭にも一つ欲しいくらいです♪

  こんにちは。
  
  このイベント、セントポールで5年、サンタローザで3年やって、セントポールでまたなにかやるという話があるみたいです。
  それにしてもモールオブアメリカのキャンプスヌーピーなくなったのは残念ですね。拡張工事のついでに復活しないかなぁ。
  
  たぶん私が見つけた以外にもまだまだあるんだと思います。
  離れた街に設置されたようなニュースも検索でひっかかったりしましたし。
  シュルツミュージアムにその後の行方みたいなのを書いたバインダーが置いてあったんですよ。あれをチェックしとけばもっと効率的だったかも。
  サンタローザも街中にたくさんあるだろうし、また行きたいです。
  
  ちなみにイベントでの展示の後で毎年オークションがあったそうです。おだんごさんなら参加して競り落としてました?

  おだんごさん からの返信 2008/07/10 11:24:44

  頂けるなら欲しいです♪

  私が、オークションに参加して競り落とすなど・・・
  そんな器量も、お金もありませんが
  そういったオークションの見学はしてみたいな〜！
  
  しかし・・
  スヌ情報は、４トラでゲットが一番です
  これからもよろしくね♪
  来月も楽しみにしています
  
  おだんご

• JOECOOLさん 2008/07/06 20:29:03

  大聖堂とドッグハウス！

  こんばんは！
  一連のピーナッツ＠セントポールシリーズをゆっくり読ませていただきました。
  やっぱり、スヌーピーといえばドッグハウスの上で寝ている姿が最もポピュラーでキュートですよねぇ〜。
  特にこの大聖堂をバックに堂々と寝ている姿には"威厳"さえ感じます。
  
  東京行きもあと１ヶ月に迫ってきました。
  今からとても楽しみです。
  
  by JOECOOL

  べるつくさん からの返信 2008/07/08 12:38:43

  RE: 大聖堂とドッグハウス！

  こんにちは。
  セントポールに行ったのはもう1年近く前になるのですが、ようやくこのシリーズ完結できました。
  
  犬小屋の上のスヌはやっぱりコミックでも定番の絵柄ですもんね。
  イベントの時には大聖堂のもっと近くにも設置されていたようですが、さすがにもうありませんでした。
  
  銀座三越も楽しみですね。
  和がテーマというのには乗せられてしまいそうです。