2004/05/01 - 2004/05/05
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旅人のくまさんさん
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<2004年5月3日(月)>
<ナミ島へ>
昨晩のミーティングで、8時に朝食出かけることに決めました。昨晩ソウル市内に戻ったら、かなり忙しいスケジュールになるところでしたが、ナミ島に近い加平に泊った効果です。
僅かに雨は残っていましたが、むしろ新緑を引き立たせるのに願ってもない天候のように思えました。スンドウプの店は、未だ開いていませんでしたが、覗き込んでいたら開けてくれました。
昨晩、加平の駅でコインロッカーが見付からなかったので、泊ったホテルに荷物を預けてナミ島に向かいました。バス路線が良く分からなかったので、移動はタクシーにしました。3人乗り合わせれば、1人当たり100円程度なので、寧ろバス代より安い料金です。
タクシーで15分ほど走ったでしょうか、ナミ島への渡場に着きました。朝の早い時間なので、ソウルからの観光客は未だ到着する時間ではなく、駐車場もがらんとしていました。
先に切符を求めて出航を待ちました。往復のフェリーの切符とナミ島への入場券がセットになっていました。1人当たり500円です。切符を買った時に、3枚のポスターを貰いました。勿論「冬のソナタ」の宣伝ポスターです。途中、Ktさんに運んでもらって、大切に日本へ持ち帰りました。値段ではなく、話題性、入手の難しさの点で、お土産に中でも、殊に大切な一品になりました。
2、30分は待ったでしょうか、三々五々に観光客が集まってきて、やっと出航になりました。乗ってしまえば10分とかからない短い船路です。
<自然の宝庫ナミソン>
ナミ島は漢字では南怡島が当てられています。「怡」は「喜び」の意味があるようです。現地で入手したパンフレットによれば、その名の謂れは、「1468年、27歳で命を落とした李朝の勇敢な将軍『南怡』に因む」と言われます。周囲6km、韓国で一番の大河、韓江(ハンガン)の中流、ダム湖に浮かぶ島です。
今回このナミ島を訪れたのは、最初にも述べたように韓国の人気テレビドラマ「冬のソナタ」のロケ地巡りの最重要場所に選んだからです。
ドラマでは真っ白に雪が積もった時期に撮影がされ、メタセコイアの並木道はポスターに採用されて、一躍有名になりました。島に上陸した後は、この並木道や、主人公がユキダルマを作ったベンチを探しに、他の観光客とは別の道を歩きました。
ところで、このナミ島へのアクセスは、唯一渡し舟だけなので、陸地とは生態系が離れています。自然の宝庫だとの説明も聞きました。肉食系の中・大型動物である、犬や猫などが生存していないようです。実際出合った動物達は、すべて野生化していました。しかし、大切に保護されているのでしょうか、人を恐れる風ではありませんでした。
出遭った動物達は、ダチョウ、リス、ウサギ、カササギ、カラス、白鳥(白鷺?)等でした。その気で観察すれば、もっと多くの動物や鳥類に出会えたはずです。
リスは体長が30cmほどの種類でした。可笑しかったのは、リスが、カササギをはじめ、体の小さい小鳥にも追い回されていたことです。リスは草原を蛇行しながら逃げ回っていましたが、鳥は鳴きながら地上低くリスを追っていました。かなり真剣に追い回していた様が実にユーモラスでした。
リスの生命に影響があるような攻撃ではなかったですが、必死に逃げる様が面白い光景でした。子育ての時期で鳥たちが気が立っていたのではないかと推測しました。普段リスが、巣の卵や鄙にチョッカイを出しているのでは、とも想像してみました。花鳥風月を隠れたテーマにしましたので、楽しくこの光景を見守りました。
<春川ロケ地、中央市場>
1時間余り散策した後、ナミソンを後にしました。この時間になると、ソウルからの観光客が団体で押しかけ、かなり混雑を始めてきました。しかし、本当の混雑は、更にこの後に控えているのではと推測されました。日本人観光客より、香港、台湾などの中国語圏の人たちの方が優勢でした。インドシナ半島のマレーシアなどからも団体客が押しかけているようです。「冬のソナタ」のブームは、どうやら日本以上のようです。
ナミソンの桟橋はついたばかりの団体客で混雑していましたし、すれ違ったフェリーでは積載オーバではないかと思うぐらい、船一杯に観光客を乗せてナミソンに向かっていました。そのフェリーは喫水線がかなり低くなっていました。
ナミソンの見学の後、次のロケ地巡りは春川・チュンチョンです。そのチュンチョンまでは市外バスで移動しました。着いたのは、市外バスターミナルです。全体的に緩やかな下りなので、そこから市街地までは歩いて移動しました。
ドラマでは、ユジンやチュンサン達が通った「春川第一高校」が設定されています。実際にはソウルにある「中央高校」で撮影されたそうす。それで、もう1つの撮影スポット、ミョンドン(明洞)ストリートを目指しました。チュンサンの交通事故の現場にも設定されている撮影場所です。
大雑把な地図を頼りに歩きましたので、途中少し路を迷いました。それでも、目印の三叉路を左に折れて、無事目的地付近にたどり着きました。
ミョンドンの中央市場付近は良く整備され、「春川中央市場 ご訪問を歓迎します」の日本語横断幕まで用意されていました。「冬のソナタ」のロケ地を意識した日本人観光客目当てのリップサービスのようです。
ミョンドンの中央市場のほか、現地で入手したパンフレットに教会が紹介されていました。そのパンフレットに似た教会が遠くに見えましたので、中央市場の途中の脇道からその教会を目指して坂を登りました。
ところで、春川は以前にも立ち寄ったことがあり、大雑把な地形や町の様子は承知していました。江原道(カンウォンド)の道都として賑わっています。今回入手した観光パンフレットには、午前中見学してきたナミソンを含めて、山と湖がある名勝地として紹介されていました。市の中心部では大掛かりな再開発事業も始まっていました。
<次の目的地、束草へ>
市外バスターミナルでコインロッカーを見つけましたので、そこへ荷持を全部置いてきました。端末機1台で施錠をコントロールする方式のロッカーで、使い方で少し手間取っていました。すると、韓国の男子高校生の人が直ぐに使う手順を教えてくれました。手間取った理由は、その番号のロッカーが壊れていたためでした。別のロッカーに変更したら、スムーズに施錠できました。
その市外バスターミナルまで戻るのに、今度は市内バスを利用しました。身軽な格好ながら、登りでかなりの距離があったためです。施錠に手間取ったロッカーも、今度はスムーズに開錠できました。
次の目的地は韓国東部の最北部に位置する束草・ソクチョです。これが6、7度目の訪問になります。これだけの回数訪れた理由は、観光地として魅力的なためです。その際たるものが、雪嶽山・ソラクサンの絶景です。
春川から束草までのアクセスは電車線路がなく、おのずとバスになります。ソウル付近からですと、新しく出来た陽陽(ヤンヤン)空港まで国内線を使う方法があります。この場合、インチョン国際空港ではなく、国内線のキンポ空港の方となります。
今回も、スケジュールの具合によっては選択肢に1つに加えた移動方法でした。以前のソクチョ空港ですと、しょっちゅう霧が懸かって欠航となっていましたが、今度の空港はその心配が少ないようです。
市外バスは混んでなく、直ぐに切符が入手できました。雪嶽山経由の4時間コースは、1人当たりの料金が1100円程度でした。途中、休憩所に立ち寄りましたが、なんとこの場所で、韓国の人が一人置き去りになってしまいました。
バス会社に本人から入った電話で、その会社からの運転手への電話で判明したようでした。席に残された荷物を保管されていましたが、元に戻ることは出来ませんので、後の祭りです。山道のあちこちを飾ったサツキが、丁度満開で綺麗でした。
<別の角度から見た雪嶽山>
雪嶽山は、いつもロープウェイの方角からしか眺めたことはありませんでした。一帯が雪嶽山国立公園に指定されていて、ロープウェイからは「外雪嶽」と呼ばれる景観を眺めていたようです。改めて地図で確認してみますと、東部方面は「内雪嶽」と呼ばれていました。
今回その裏側、西側をバスで通りましたので、別の山の顔を見ることが出来ました。「外雪嶽」の裏側なのか、「内雪嶽」なのかは判断が付きませんでした。推測で言えば、「内雪嶽」の裏側を通ってきたように思えます。頼りになるのはMu井さんです。もし、この推測が違っていたら、第二版で訂正しようと思っています。
バスの中から、ガラス窓越しの写真なのが残念です。素晴らしい光景でした。まさに絵になる姿を雪嶽山はみせていました。絵葉書を確認した訳ではないですが、そこには絵葉書のアングルにぴったりの風景がありました。
しかし、このルートはかなり厳しい山道で、普段利用するには、躊躇してしまうような崖道を縫って走ったことを付け加えておきます。
<早速の雪嶽山登山>
ソクチョでの宿は、テポドンの魚市場の付近にしました。前回訪れた時に新しい民宿が建設されていましたので、ここを今晩の宿にしました。テポドンでの投宿は今回が2回目になります。
出来たばかりの宿なので、設備は整っていました。荷物を置いて、早速雪嶽山のロープウェイに向かいました。雨は小降りなので、ひょっとしたら、一番幻想的な景色が期待できたからです。魚市場の中を避けて、裏道を通ってバス停に向かいました。過去の経験から、刺身の客引きが始まる時間になってきたからです。
雪嶽山方面へのバスは、沢山走っていました。海岸通から右手、西方向に折れて、見慣れた道をバスは走りました。ほかに乗客はほとんどいませんでした。貸切バスの状態でした。終点の国立公園入口に着いた時刻は、16時を大分回っていました。
もし、ロープウェイが混んでいたら、直ぐに諦めるところでしが、今日は月曜日、天候と時間を考えれば登山のチャンスがありました。雨は小降りながら、まだ振りつづけていました。
この時間からの登山は、我々だけでなく、他にも何汲みかの観光客がいました。さすがに日本人観光客は皆無でした。Muさんが、まだ搭乗できるかを確認してくれ、ロープウェイに乗り込みました。麓駅が改装されていて、ゴンドラも新しいタイプに替わっていました。登るほど、雨足が強くなってきたようです。
山頂駅も閑散としていました。最終の下り便に搭乗するまでには、30分程ありましたので、傘を差して途中まで登ってみることにしました。傘を持ったままで最後のピークを登るのは到底無理なので、このピークを見上げる位置で何枚架の記念写真を撮ってから引き返しました。この間にも、雪嶽山は霞みを纏って、様々な姿に変化していました。
<大浦洞の刺身>
雪嶽山の観光を終えてテポドンに戻ってきたときは、結構いい時間になっていました。早速晩酌の店探しをはじめました。一通り海沿いの店を眺めて回りました。休み明けの日なので、さほど混んでなく、客引きも疎らでした。この日の水揚げが多かったのは、鯔(ボラ)でした。どの店も例外なく、鯔を水槽に泳がせていました。
今回、気付いたことは蟹が増えていたことです。それも近海物とは思われないタラバや毛蟹を多く見ました。その理由は、どうやらロシアからの入荷が増えたためのようです。日本への裏口ルートが取り締まられているとの情報も漏れ聞きました。
蟹専門店も何軒か見かけましたが、水槽一杯に折り重なって蟹が入れてありました。値段表示はキロ当たりをウォンで表示してありました。さすがに近海物と比べると高そうでした。
一通り散策した後で、晩酌の店は前回と同じように、テントの中の分業形式の店に決めました。分業形式とは、「刺身用の魚」+「野菜と調味類」+「お酒類」+「鍋物類」の別勘定方式です。こうやって書いてみますと高くつきそうですが、決してそうではありません。 例えば、魚は1万5千ウォン・1500円で、3人で食べきれないほどボリュームがありました。メインの、形のいいヒラメやイカ等のほか、おまけにモンゲ・ホヤも刺身を付けて貰いました。私の得意技で、値段決めの後「モンゲ サービス チュセヨ」です。
「野菜と調味料」は5千ウォン、1人当たり2百円とかかりません。これはかなりのご年齢のおばあさんが取り仕切っています。前回と同様、大きな金属皿で運んできました。酒類も高くなく、鍋物もお値打ちです。この日は、白ご飯も戴いて、1人当たり800円で仕上がりました。全体で2万4千ウォンで仕上がりました。
この店の精算を済ませた後、別の店で、蛸の干物などのツマミを買って宿に戻りました。夜のミーティング用です。
この日、天候の回復が期待できたましので、夜、小物の洗濯をしました。ドライヤーで少し乾かして、その後は窓を開けて風通しを良くしておきました。4泊5日の短い旅なので、1回だけ洗濯をしておけば、後はその必要はありません。
ナミソンで
アカシヤの雨滴ぬ霧の河
散敷いて牡丹桜に雨非情
春雨に濡て小島のロケ巡り
若並木冬のソナタの島遊び
傾きしベンチや若葉の陽の零る
島の鳥栗鼠追回す巣の守り
束草ヘ向かうバスの中で
シスターもバスで旅する山の春
若き兵青葉の道も夢の中
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
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ナミソンに渡るフェリーの改札口です。ここで、冬のソナタのポスターを貰いました。冬ソナファンの方のプレゼント用に日本へ持ち帰りました。
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昨晩泊まった旅館に荷物を預けて、身軽な格好でナミソンへ渡る船着場にやって来ました。一番右端、木の見える小さな島がその西の外れです。
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フェリー波止場付近からの眺めです。薄く霧が出て、折り重なった山で、幻想的な光景となっていました。
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船着場の横にはレストランがありました。しかし、まだ朝早い時間なので、まったく人気はありません。宿泊施設には、なっていないようでした。
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朝の早い時間でしたので、観光客は疎らでした。霧に半ば覆われた、波止場の光景です。ロケ地巡りには格好の演出になりました。
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観光客の姿が少ないのは、ソウル出発の方が多いためのようでした。8時頃にソウルのホテルをバスで出発すれば、到着するには、まだ大分間があります。
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2列に並んだ看板です。お店のメニューでした。メウンタン(魚の鍋)の黄色い文字の横には、カルビタン等の肉料理のメニューもあります。
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三々五々に観光客が集まってきました。しかし,船が出発するには、まだまだ足りない人数のようでした。日本人の家族連れも見掛けました。
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波止場付近の光景です。緩い上り坂の途中からの撮影です。何気ない木立の風景も、霧のおかげで風情のある光景となりました。
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船着場の横に繋留されていた赤いモーターボートは、海上散歩でもするためのものでしょう。こちらの方はまったく人影がありませんでした。
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着岸したばかりの船は、滑り止めの付いたスロープ板がセットされました。やがて1台の保冷車を積み込んで島に向かって出発しました。
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人影の無いレストランでしたので、そのテラスから撮影しました。テーブルの真中に穴が開いているのは、ケーブルドラムを廃品利用したような格好です。
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新緑が紅葉のように見える楓(カエデ)の一種です。そう言えば楓の語源説の一つに「蛙手(カエルデ)」と言うのがあった記憶があります。
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ナミソンを立ってこちらへ向かってきたと思われる連絡船です。多分、この船が往復輸送している一隻に違いありません。
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こちらの風景は入り口方面です。白やピンクの躑躅が満開を迎えていました。韓国で一番大きい川、韓江(ハンガン)中流辺(ほとり)の静かな佇まいです。
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出航の時には大分人数が集まりました。最初に集まった人達以外には、日本人は見当たりません。中国語を話す人達が多く、台湾、香港の人達と思われました。
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ナミソン行きのフェリーに乗って、一息付かれるお二人です。空いていて、楽に座ることができました。
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フェリーに乗船してからの光景です。まるで湖水を行くような、静かなハンガン(漢江)の流れでした。
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デジカメの3倍ズームでは、少しばかり及びませんでした。白い姿を水に写して低く飛んでいるのは、白鳥のような優美な姿の鳥でした。
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この遊覧船を操舵している人をバックミラーを使って撮影しました。そのために、ナミソンはぼやけています。中州であるナミソンへの上陸直前です。
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本日の島への第一便のようでした。中州の島までの航行なので、10分足らずの短い時間でした。出迎えてくれたのは、緑主体の極彩色の山門です。
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山門では早速チュンサンとユジンのポスターが出迎えてくれました。アジア全域で、こんなに人気が沸騰するドラマになるとは、韓国でも予想外では?
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山門を潜って、振り返っての一枚です。遊覧船は2隻到着ていた。もう一隻は、先ほど保冷車を運んできたフェリーかも知れません。
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島に渡った後、外の団体客とは意識的に別行動としました。目的は二人が腰掛けた「ベンチ」、「メタセコイアの並木道」等です。とりあえずは松並木の散策です。
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松並木の後は、白樺並木です。幹が白く樹皮が剥れた具合で樹種が分かります。メタセコイアの並木道まではもうしばらくの辛抱です。傘を差しながらのそぞろ歩きも風情があります。
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雨は強くなかったですが、少し霧が出てきました。これもまた風情と言ったところです。大きく傾いだ樹木が岸辺にありました。
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「冬のソナタ」ブームを受けてでしょうか、かなり立派なゲストハウスが完成目前でした。宿泊施設か、レストランでしょう。
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大文字で「モーターボート」と描かれています。多分、この辺りが観光用モーターボートの発着場になっているのでしょう。左の文字はバナナボート?
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冬のソナタの名場面の1つです。主人公が雪だるまを作ったり、ベンチに座った場所です。藁(わら)達磨には雪を思わせる白い細工もありました。
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余りに有名になって、座る人が多過ぎたためでしょうか?傾(かし)いで壊れそうになった木製のベンチがありました。
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