2004/05/01 - 2004/05/05
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旅人のくまさんさん
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<2004年5月4日(火)>
<元祖、純豆腐(スンドウプ)の店で朝食>
Muさんは、今回の旅行のために実に色々と調べてくれていました。今朝の元祖・純豆腐の店もそうでした。テポドンからもソクチョの街中からも離れた郊外なので、行きはタクシーを使いました。
バスでは、朝飯が昼飯に代わってしまうことを避けたためです。勿論、冗談でですが、Muさんがタクシーの運転手さんに地図で示しても中々理解してもらえなかったので、バスを使わなかったのは正解でした。しかし、一度場所がわかれば、帰りはソクチョの街中までバスを利用しました。
Muさんの下調べによりますと「ソクチョへ来たら、立ち寄ってみたい元祖・スンドウプ名店街」のような表現だったようです。実際には数軒の店が建ち並んでいただけなので、タクシーの運転手さんが戸惑った理由がわかりました。
ところで、その元祖の店のスンドウプは、実に美味でした。豆腐の造り方から凝っていました。多分、素材の大豆も精選してあるのでしょう。大き目の白い器で運ばれてきた豆腐は、薄い塩味ながら素材の持つ深みが感じられました。味加減、辛味加減は各自で好きなように調整できました。キムチも何種類もついていました。
元祖の店は二軒並びで、それぞれに元祖のオモニの写真が大きく飾ってありました。元祖争いと言う感じではなく、共存して相乗効果を狙っているようでした。元祖の文字と同時に「KBS」の文字があったのは、韓国観光公社のお墨付きを表していました。中々風光明媚な立地でしたから、何枚か記念写真を撮って、元祖の店に別れを告げました。その値段、1人当たり500円でした。
<束草散策、ケッペ乗船>
これは日本へ戻って知ったことです。「冬のソナタ」と並んで「秋の童話」も話題を呼んでいるようです。韓国ドラマ界のカリスマ、ユン・ソクホ監督の春夏秋冬四部作の第1作です。勿論、「冬のソナタ」も同監督による作品です。その「秋の童話」のロケ地の1つがケッペのあるアバイ村です。アバイとは、「お父さん」の意味の方言のようです。
この僅か100mほどの小船の渡し、ケッペで主人公の二人がすれ違う場面や、アバイ村で撮影がされことが紹介されていました。これは、この小冊子を纏めるに当たって買い込んだ、冬のソナタに関する2冊の内の1冊に記載されていました。宝島社刊行の「韓国ドラマの旅」です。どうやらユン・ソクホ監督は、こんなノスタルジック豊かな場所を好んで撮影場所に使う監督のようです。
それともう1つ、ユン・ソクホ監督は、すれ違い演出の名人でもあるようです。先日、車で走りながらラジオ放送を聞いていましたら、やはり「冬のソナタ」のすれ違い場面が話題になっていました。
「狭い春川第一高校のような狭い場所ではすれ違うのに、どうして広いソウルでは直ぐに出会えるの?」
との女性ジョッキーの質問に対し、ベテランのコメンテーターは、少し話題をずらしながら、
「昔、日本でもすれ違いの名場面がありました。『君の名は』と言う名画でした。原節子さんは美人でしたよ」
と、言ったやり取りでした。
元祖スンドウプの店からバスでソクチョ市内にやって来ましたので、海岸を散歩したり、ケッペに乗ったりして朝の時間を過ごしました。海岸線で一番驚いたのは、鉄条網がかなりの部分で撤去されていたことです。無防備になったわけではなく、監視台には相変らず見張りの兵士が詰めていました。
綺麗な海岸に鉄条網は似合いません。お隣の国のことではありますが、南北の緊張緩和、太陽政策の効果であれば好ましいことではあります。しかし、江陵(カンヌン)沖での潜水艦事件の記憶が残っていますので、半信半疑でこの情景を眺めました。
<早くなった陸路での半島横断>
ソクチョからインチョンまでの交通機関の選択では、色々迷いましたが、結局高速バスで向かうことにしました。飛行機であれば、1時間前に空港に行く必要がありますし、空港へのアクセス時間も無視出来ません。今回、早めに行動しましたので、時間的な余裕もあり、3人で相談のうえ、陸路を選びました。飛行機乗り継ぎの行程でない限り、半島横断の30分弱のフライトより、陸路の方が便利のようです。
実際に高速バスで半島を横断しましたが、途中の景色なども楽しめます。道路整備の効果なのでしょうか、4時間半はかかると見ていた行程が、3時間半に短縮されていました。運賃も1人当たり2千円と安くて済みました。つい、国内線での飛行キャンセルの場合の払い戻しの難しさも頭に蘇ってきました。濃霧で飛べなかったのは、ヤンヤン空港ができる前のソクチョ空港の時の事です。
チュンチョンからソクチョへのバス移動の時に、ドライブインで置き去りにされた人を目撃したばかりなので、お互いに注意しあいながら、バスに乗り遅れないように気を配りました。
この半島横断の時には快晴に近い天候に回復していました。朝はたっぷりと食事をしましたので、昼食は高速バスターミナルの売店で買ったおつまみとビールで済ませました。以前にも、パンとチンロを買い込んでバスに飛び乗ったことがありますので、経験済みのことです。昨晩の干蛸の残りもツマミになりました。
<仁川到着、宿探し>
途中何のトラブルもなく、予定通りインチョンの市外高速バスターミナルに到着しました。新しく出来たこの市外高速バスターミナルは、総合バスターミナルになっていて、地下鉄へのアクセスも便利です。到着した後、直ぐに地下鉄へ向かいました。1回乗り替えで、目的地の仁川駅に着きました。仁川駅は仁川港に近い駅です。仁川広域市自体の中心地は、その隣の東仁川駅付近だとされます。
この場所で宿を探すことにしたのは、インチョン国際空港が出来て間も無く、月尾島(ウォルミド)からフェリーで空港島へ渡り、そこからバスで空港へ向かうルートを探し出したことによります。フェリーの乗船時間は10分少しの僅かな時間です。そのフェリーでは、カッパ・エビセンをカモメに投げ与えて、短い船旅を大いに楽しむことができました。今回も、できるならこのコースで国際空港に向かいたいものと考えました。
仁川駅は、先ほど到着したバスターミナルや地下鉄が綺麗に整備されたのに対し、昔のままの古ぼけた小さな駅のままです。高速道路は整備されていますので、鉄道だけは置き去りにされているようです。
その仁川駅近くでの宿探しは、駅前付近にあった看板が目印になりました。駅前通に面していると、夜中や早朝に車騒音で悩まされそうなので、少し奥に入った場所にしました。その宿は看板の矢印に従って探しますと、中華街の入口の左手でした。値段も今回の旅行では一番安い3万ウォン、1人当たり3千円でしたから、直ちに、そのホテルに決めますた。
ここでの支払いを済ませても2万ウォン程が手元に残りました。最初に預かった1人30万ウォンだけが元手なので、どうやら最後の夕食を含めて、この金だけで間に合いそうになりました。
<月尾島のアクセス確認>
宿が決まったところで、明日の帰国に備えてアクセスの確認に出かけました。ウォルミドのフェリー乗り場まではタクシーと決めていましたので、問題は早い時間でのフェリーの運航状況でした。大韓航空機を使用した場合、夕方の便なので、改めて確認する必要はありませんが、アシアナ航空機の場合には、早朝になるためです。
ウォルミドから仁川駅前に戻って、もう一度バスの確認を行いました。この時点ではフェリーを諦めていました。朝の早い時間は、30分に1歩程度の便数であり、波が高くなって欠航した時のことも考えての上でした。それで、直接空港行きのバス乗り場や時間などを確認するために駅前に戻りました。もし、バスが駄目なら、タクシーで走っても1時間ほどです。駅前なので、タクシー乗り場は直ぐ近くにありました。
昨年末のソウル1人旅行の際、ソウル駅前から乗った大韓航空のリムジンバスが、ソウル市内を何箇所か回った後で、仁川駅前を通ったのを覚えていました。それで、一般路線バスを含めて複数の国際空港行きのバスが走っていることが期待できました。
一番の問題は、バスの行き先です。折角乗ってもソウル駅方面に逆戻りではパニックです。実はこれが中々分かりませんでした。道路を挟んで両側にバス停があるのですが、どちらが正解か、暫く様子を見てからにしました。正解は駅前の方でした。それでもこの時は完全に確信が持てたわけではありませんでした。飛行機マークが付いたバス停なので、当りも外れも1/2の確率ではありますが、朝の早い時間の場合には、外れの場合に咄嗟の行動が難しくなります。
<自由公園>
仁川を見下ろせる小高い丘に、「自由公園」と呼ばれる一角があります。最初は「万国公園」と呼ばれていたようですが、朝鮮戦争以後、この名で呼ばれるようになりました。その理由は、仁川上陸作戦を指揮したマッカーサー将軍の銅像が立てられたことに由来します。
将軍は、戦後はじめて日本の厚木基地に降り立った時、パイプを手にしていたとされます。この銅像では右手に双眼鏡、左手をポケットに入れたスタイルでした。将軍は、色んなことを計算し尽くした上でのスタイリストのようです。この公園、昼間は当時を偲ぶお年寄りが、夜は若いカップルのデート場所になると、ガイドブックなどでは紹介されています。
この公園は、今回が2回目のように記憶しています。最初は、Muさんと二人で訪れた時です。チャイナタウン散策のついでに、その丘まで登って仁川市内を眺望しました。高層住宅などが最初に目に付きました。仁川港もここから一望できました。上陸作戦の時に、丘の形まで変わったといわれる戦争の傷跡は、今はもうありません。記念碑などが僅かに当時を偲ばせる手がかりとして残っているだけの、のどかな公園となっています。植木の手入れがよく、季節の花が各種満開でした。花鳥風月と言う蔭のテーマの締めくくりに相応しい公園でした。
<最後の晩酌は餃子の店で>
公園散策で晩酌準備が出来たところで、店を決めることにしました。何となく餃子が最大公約数に落ち着きました。中華料理の定食風では、ボリュームが多すぎるのではないかとの思いも共通していました。餃子専門店も探しておきましたので、開店早々の店に入りました。ほかにお客はない時間なので、準備をしながらの客対応でした。
まだ私服を着た店主らしき人は、日本語が上手でした。それで注文は各種の餃子の特徴を聞きながら、一品づつを頼み、特に美味しかった餃子は、追加注文することにしました。
この店の餃子には満足しましたが、1つだけ残念なことがありました。昭興酒が置いてなかったことです。先ほどの店主と思しき方が奥に入られたので、別の方が対応されましたが、日本語は余り通じませんでした。最初に持って来てくれた小壜は、多分高粱(コウリャン)酒です。アルコール度はウイスキー並です。安くて酔うのには便利ですが、決して美味しい酒ではありません。
結局、ボトルが置いてある位置まで行って、昭興酒が無いことを確認してから諦めました。無ければ仕方がありません。ビールと焼酎です。
計算しながら飲んだわけではありませんが、締めて約2万ウォン残った金で間に合いました。最初に預かった30万ウォン・3万円だけで今回の費用は事足りました。追加徴収は一切必要ありませんでした。旧名、オリンポスホテル、現在、パラダイス仁川ホテルに名を変えたカジノでの勝負事は、紙数が尽きてきましたので、残念ながら割愛させて頂きます。
束草の海岸で
潮騒を聴きつ旅路の足ゆるり
鉄の棘無き白浜や春の朝
ケッペの渡しで
手漕ぎ舟そろりそろりと春の湾
春陽射す低き家並に北遠し
- 交通手段
- 高速・路線バス
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泊まった宿での、カーテンを開け放っての朝の光です。設備のいい、まだ新しい宿です。しかし、細かい備品類には少しばかり不自由しました。
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湾の右奥一帯は、昨晩明かりが遅くまで点いていたところです。ぼつぼつ船が漁から戻ってきていました。着くと直ぐにセリが始まりました。
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湾内に密集した小船です。すべての船が一斉に漁に出掛けるわけではないようです。イカ漁や、その他の魚など、狙いどころがあるのでしょう。
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漁から戻ってきた船の中では、この船は大きい方でした。とも綱が結ばれたかどうかのタイミングで、素早く船に乗り込み、セリが始まります。
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売れて空っぽになった水色の桶が、底を見せていました。しかし、見学していてもう1つ分かったことは、新入の魚が飛び出さないための工夫でした。
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競り落としたばかりの赤い蟹をアジュマが仔細に点検していました。獰猛な感じの蟹ではなく、おとなしそうな蟹でした。当てズッポで、紅ズワイ蟹?
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鳴き声と体長などから、2種類の海鳥がいることが確認出来ました。白くて大きくおとなしい方がユリカモメ、その反対でウルサイのがウミネコでしょうか。
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セリが始まっていた船の横にもう1艘が横着けされました。こちらでも、手前の船を乗り越えた人達が直ぐにセリを始めました。
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朝の定番、純豆腐(スンドウプ)です。それもタクシーで町外れまでやって来た元祖の店です。一番大きい器がその純豆腐です。
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真中にKBSの文字があります。これが韓国観光公社のお勧めのお店であることの記しのようです。元祖のアジュマ(おばさん、失礼、お姐さんです)の写真がその左にありました。
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遠くに見える山並は、ソラクサンの連峰の一部です。郊外のこの店からは、障害物も無く見晴らしが抜群です。キムチの甕がアクセントになりました。
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そそり立ったソラクサンの写真を最後に、このお店とはお別れですこのお店からは、タクシーはやめて、バスで束草市内に戻ることにしました。
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今回の旅行で、海岸線を散歩して意外だったのは、以前には例外無く張り巡らされていた鉄条網が、かなりの部分で撤去されていたことでした。
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カレイとヒラメの見分け方は、黒っぽい部分を表にして並べ、頭(眼)の左右で判断すると言います。ところでこの魚はカレイ?白と黒の対比がくっきりです。
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鉄条網が無い海岸線は実に綺麗です。砂浜もあり海水浴に好適のようですが、遠浅ではなく、直ぐに深くなっていました。濃い水の色で分かります。
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