2004/05/01 - 2004/05/05
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旅人のくまさんさん
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<2004年5月5日(水)>
<早朝の出発>
帰りの飛行機は私とKtさんが行きと同じアシアナ航空、Muさんも行きと同じ大韓航空なので、今日の行動は別々になりました。ソウル近郊で落ち合ってソウル近郊で別れた旅でした。アシアナは朝が早いですが、大韓航空だと夕方の便なので、朝がゆっくりできるからです。
それで、今朝だけはMuさんの部屋をノックしないように約束していましたが、同じ時間に起きて、昨日確認しておいたバス乗り場まで見送ってくれました。
バス乗り場は、昨日確認しておいたものの、確実に空港へ向かっていることが確認できるまでは気が抜けませんでした。最初は、仁川市内をぐるぐると回りましたので、一層油断ができませんでした。仁川市街を抜けて、確実に空港へ向かうことが確認できて一息つきました。やはり、Ktさんも同じ気持ちだったようです。
時間のほうも少し気がかりな点がありました。距離間隔でいえば1時間前後と踏んでいましたが、路線によっては2時間が必要なことが時刻表等に記されていたからです。こちらの心配も、市街を抜けて専用道路に入ったら快調に走り、1時間と少しで国際空港に到着しました。
<厳しかった出国審査>
日本を出国する時の審査は、特に厳しいことはなく普段どおりでしたが、韓国からの出国に当たっての審査は厳しかった。男女を問わず靴を脱ぎ、スリッパに履き替えました。上着も脱いで、すべて籠に入れるよう指示されました。この程度は経験済みですが、形式的ではなく、今回は、しっかりと時間をかけてチェックしていました。
金属探知機だけでパスする人はなく、全員がボディチェックを受けました。普段より混んでいる上に、かなり厳しい審査なので、遅々として列は進みませんでした。しかし、これは同時に搭乗する私達にとっての安心料でもありますから、我慢のしようがあります。
いくら保安検査が厳しくても、飛行機に乗れないわけではありませんから、考えてみれば、たかが時間の問題です。時間に間に合えば、厳しくやってもらった方が寧ろ顧客サービスかも知れません。
厳しい出国審査を受けても、まだまだ時間は残っていました。先ずは軽く腹拵えすることにしました。昨年末の1人旅行の時に生ビールとサンドイッチを食べた経験がありましたので、その店を探しました。しかし、これが相当難儀でした。目の前に見えていても、どの経路でたどり着けばよいのかが難しかったからです。
ガラス壁の障壁が曲者でした。階段を降りたり上ったり、エレベーターを登ったり降りたりして、やっとたどり着きました。たどり付いた時は、どの経路が正しかったのかは忘れてしまいました。ガラス越しに見えていた店はセパレートされて、出発ロビーからは到達できない店かもしれませんでした。軽い腹拵えを終わった後、その場所からコンコースに戻るのは簡単でした。なんとも不思議でした。
このお店には、ほかに客は一人もいませんでした。同じフロアーには航空会社の事務所などが目立っていました。今思っても、不思議な一角です。悪い予感ですが、近いうちに店を閉めるか、移転になるに違いないでしょう。事務所に勤める人達は経路を間違えることはないでしょうが、たまに訪れる客の立場では、まるで迷路です。セパレートされているなら、ガラスの色を変えるとか、張り紙での案内をもっと増やすべきでしょう。
<つい、買いこんだお土産>
旅の途中で荷物が増えるのは大変なので、基本的には途中では何も買わないことにしています。今回もそうで、ここまでは、何も余分な物は買い込みませんでした。加藤さんに預けたナミ島の渡しで貰った「冬のソナタ」のパンフレットが増えただけでした。いよいよこれからが買い物タイムです。
といっても、買う品物は決まっています。キムチ各種、チャンジャ、岩のりと言ったところです。ウォンは底をついていましたので、円での買い物になりました。サービスの保温バックに、詰め込めるだけの買い物をお店の人に頼みました。
少々詰め込んでも最後は軽いノリを頼んだので安心をしていました。しかし、若い店員さんは思い切り頑張って、チャックが閉まるぎりぎりまで詰め込んでくれました。と言うより、チャックが閉まらなかったので、私が手伝ってあげました、結局、そのチャックは、その後弾けてしまい、保冷バッグの役目は完全に無くなってしまいました。次回からは、控えめに詰め込んでもらうよう、少しばかり反省をしました。
<名古屋到着>
往きは2時間程かかるのに、帰りは偏西風に乗って1時間半ほどのフライト時間です。明るい内に名古屋に到着できますので、半日あまりを有効に使えるのがありがたいスケジュールです。
名古屋と釜山との間のフライトと同じく、スチュアーデスさんは大変です。未だ完全に水平飛行に移らない内から、食事や飲み物の準備や、終わった後の片付けが待っています。おまけに、乗客はここぞとばかりに我儘を言う人が多くいます。毎度のことながら、同情を申し上げたい気持ちです。
<おわりに>
<謝辞>
Muさんの事前の計画作成、3人集まっての出発前の調整打合せ、旅行、そして反省会など大いに旅を楽しむことが出来ました。
この小冊子が出来上がったら、2回目の反省会が開かれればと願っています。12冊目の韓国紀行は、今回の旅行で特にお世話になった旅の仲間、MuさんとKtさんに心を込めてお贈りします。本当に有難うございました。 カムサハムニダ。
<補遺>
何度、韓国を旅をしてもテーマは尽きないようです。今回は、「冬のソナタ」が新しいキーワードになり、ロケ地巡りにも気合が入りました。変わらないのは、相変らず下手な俳句と言ったところでしょうか。こちらのほうも、そろそろ本腰を入れて取り組みたいテーマになってきました。
旅を終えて
韓(から)の春風あり雨あり雲も見し
韓の旅終えて大和の夏近し
(本文完)
- 交通手段
- 高速・路線バス
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一番上に機体の絵がある空港往きのバス停です。リムジンバスではなく、あちこち市内を回ってから、空港に到着しました。
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新しくできたインチョン国際空港のターミナルビルの中の光景です。以前は金浦空港が国際空港でした。
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日本を発った5月1日は混んでいなくて拍子抜けでしたが、さすがに5日は帰国ラッシュでした。ボディチェックが厳しく、時間がかかりました。
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待合室から眺めた窓の外の光景です。出発準備中の機体が見えました。
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機体整備をする航空機のアップです。搭乗予定のアシアナ航空機のようです。コリアンエアー、大韓航空機ですと機体の色で直ぐに分かります。
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尾翼に赤い色のマークが付いた機体もありました。日本から飛んできたJAL機でした。
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アシアナ航空の機内の様子です。がらがらだった往きとは違って、満席でした。
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空港内の高い建物は、管制塔のようです。空港内を一望できる位置のようです。
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離陸地点へ向かう途中で見掛けた大韓航空の格納庫です。整備の際にも使われているのでしょう。アシアナの格納庫も見掛けました。
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着陸寸前の大韓航空機です。広い敷地を持った国際ハブ空港なので、離着陸は別の滑走路を使っているようでした。
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小さく見える機体は、これからの離陸でしょうか。インチョン国際空港は、アジアのハブ空港を目指しているようです。
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カーブを切り終えると、いよいよ離陸開始のためのスタート地点です。名古屋空港と比べますと、その広さが実感できます。
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飛び立って間も無い機体の下に霞んで見えるのは、まだ航空島の一部です。少し南下した後、半島を過ってから日本海ヘ出ます。
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まだ空港島の上空のようです。北朝鮮に近い空港ですから、旋回の方角にも留意されているようです。
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離陸した後は、韓半島の横断です。横断は、30分とはかからない時間です。
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日本海=東海(トンへ)上空は省略です。あまり確かではありませんが、鈴鹿山脈を越えた辺りでしょうか。この後は高山はありません。
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中央付近にゴルフ場が見えています。三重県のゴルフ場でしょうか。
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大きな川が複数見えます。三重県と愛知県の県境辺りに差し掛かったようです。木曽川でしょうか。
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眼下に広がるのは、濃尾平野の農村風景のようです。名古屋市の西の外れになります。
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干拓地が見えてきました。三重県上空を過ぎて、伊勢湾上空に差し掛かる辺りのようです。
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名古屋空港が近づき、高度も大分下がってきました。名古屋港上空です。新しい橋が眼下に見えています。
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伊勢湾上空を過ぎて、名古屋市南部に差し掛かりました。機体の高度も大分下がりました。
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名古屋市南部の上空です。住宅がひしめいていますが、公園のような地域に、緑も豊富です。
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名古屋市東部の上空です。緑が広がった区域は植田山でしょうか。名古屋空港への着陸のチェックポイントのようです。
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三角屋根のタワーが見えてきました。東山動植物園の展望タワーのようです。
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右手にドーム屋根が見えてきました。名古屋ドームでしょう。
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ドームの屋根が写真の中央付近になりました。名古屋市の北部に差し掛かりました。
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中央付近を斜めに走る、緑の帯は矢田川のようです。その上に架かる何本かの橋も見えます。
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真中辺りに青色のガスタンクが見えます。矢田川を過ぎた辺りです。着陸までは、あと数分です。
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往復共、アシアナ航空を使用しましたので、日が高い内に名古屋へ到着です。半日が有効活用できます。大韓航空の場合は、夜着です。
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