お隣のマレーシア人が出て行ったと思ったらまもなく<br />ドイツ人のカップルが引っ越してきた唐辛子婆のアパート。<br />なんとスリランカで私達のアパートのすぐそばに住んでいたこと<br />さらに、インドネシアに17年も住んでいたことがわかり<br />奥さんのマレーネ（仮名）とはあっという間に古くからのお友達のようになっちゃいました。<br /><br />陽気で親切でフレンドリーでとっても楽しい人なので家賃1年分を前金で支払った（それがカラチでは一般的）ばっかりなのに<br />「こんなとこ我慢できないから別のとこ探すわ。」と言ったのにはびっくり！<br /><br />どうして我慢できないかというと<br />マレーネの階下に大家さんが引っ越してくることになり、毎日毎晩内装工事の音がうるさいのと、蛇口から黒い熱湯がでてきたり<br />屋上からぼこっぼこっというすんごい音がするので見に行ったら、ギザ（大型湯沸器）から熱湯が噴出してたり<br />まあ、毎日毎日ぎゃっとするようなことが続いてたんです。<br />我が家より一部屋多くてお家賃も高いのにかかわらず。<br /><br />その上、会社用に買ったばかりの車を敷地内に駐車させないと言われて<br />プッツン！<br />カラチで夜に路駐なんて盗んでくださいといってるようなもの。<br /><br />それで家探しにつきあうことになりました。<br /><br />不動産屋が最初に連れて行ってくれたのはこの家・・・。<br />買ってたワンコちゃんが死んじゃってもう番犬もいないことだし<br />一軒家はよしてアパートを探すと言ってたのに。<br />でも、グリーンに目がない唐辛子婆は<br />「あら、いいじゃない？私が住みたいぐらいだわ。」<br /><br />★Pakistan 179編＆ジャンル別サイトマップ7編　あわせてぜ?んぶのサイトマップ<br />http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10406139/<br /><br />?Pakistan　　アパートと散歩道　サイトマップ<br />http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10385424/

Pakistan マレーネの家探し（その１）

4いいね！

2007/10 - 2008/10

158位(同エリア236件中)

#その他

唐辛子婆さん

お隣のマレーシア人が出て行ったと思ったらまもなく
ドイツ人のカップルが引っ越してきた唐辛子婆のアパート。
なんとスリランカで私達のアパートのすぐそばに住んでいたこと
さらに、インドネシアに17年も住んでいたことがわかり
奥さんのマレーネ（仮名）とはあっという間に古くからのお友達のようになっちゃいました。

陽気で親切でフレンドリーでとっても楽しい人なので家賃1年分を前金で支払った（それがカラチでは一般的）ばっかりなのに
「こんなとこ我慢できないから別のとこ探すわ。」と言ったのにはびっくり！

どうして我慢できないかというと
マレーネの階下に大家さんが引っ越してくることになり、毎日毎晩内装工事の音がうるさいのと、蛇口から黒い熱湯がでてきたり
屋上からぼこっぼこっというすんごい音がするので見に行ったら、ギザ（大型湯沸器）から熱湯が噴出してたり
まあ、毎日毎日ぎゃっとするようなことが続いてたんです。
我が家より一部屋多くてお家賃も高いのにかかわらず。

その上、会社用に買ったばかりの車を敷地内に駐車させないと言われて
プッツン！
カラチで夜に路駐なんて盗んでくださいといってるようなもの。

それで家探しにつきあうことになりました。

不動産屋が最初に連れて行ってくれたのはこの家・・・。
買ってたワンコちゃんが死んじゃってもう番犬もいないことだし
一軒家はよしてアパートを探すと言ってたのに。
でも、グリーンに目がない唐辛子婆は
「あら、いいじゃない？私が住みたいぐらいだわ。」

★Pakistan 179編＆ジャンル別サイトマップ7編　あわせてぜ?んぶのサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10406139/

?Pakistan　　アパートと散歩道　サイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10385424/

エリア

カラチ(パキスタン)

「リビングも素敵だし」
でもキッチンとかサーバントのお部屋なども
仔細に点検したマレーネは却下。
「全体に暗すぎる」
次に向かったのは日本総領事館に程近いこのアパート。
フロントの感じはよかったです。
敷地内に小さめのプールがあり
エレベータもきれい。
室内は日本と変らないぐらいきれいなのに、公共部分は
ゴミだらけのところや、キンマをペッと吐いたあとがあったり
するアパートも多い中で、ここの廊下は清潔な感じ。
全部で4軒みてまわりました。

空き家だったり、住んでる人がいたりさまざまでした。
パキスタンの人はこのような
お姫様カーテンが大好きのようです。
でもキッチンにこれぢゃお洗濯がたいへんじゃないかしら？
もともと油脂を多量に使うお国柄ゆえ。
ケーキ作りが大好きなマレーネにとって
オーブンの有無が決め手となるようです。
バスルームに洗濯機が置いてあるところも。
洗濯機の有無も重要。
なければアパートづきのドビ（洗濯人）に頼むか、雇うか
自分で手洗いするかドビガートに出すかになるのですから。

ドビガートについてはこちらをどうぞ。
（その２）をごらんになったらビックリなさると思いますけど。
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10205546/
ここのお宅はもうすぐドバイに引っ越すとのことでした。
ね、カーテンがすごいでしょ？
全てのお部屋のカーテンを
これで統一してありました。
子供部屋にもなぜか冷蔵庫がおいてあった。

4軒の全体的な印象としては
「人様に貸すならば
水回りとかをもちっときれいに掃除してから見せればいいのになあ。」
というものでした。

クロゼットを開けたらゴミだらけだったりして・・・。
帰宅するなりげっそりした顔でマレーネはつぶやいた。
「ここに住めれば一番いいんだけど・・・。」

そして、住めることになったのです。
ご主人のオフィスの人の尽力で
会社の車は敷地内に駐車できるようになったから。

しかしマレーネの戦いはまだまだつづく。
「このクッション見てよ！
大家さんがこんなにたくさんくれたのよ。だからこうやって飾ってあげたわ。
んもう、インテリアには不必要なくらいお金かけてくれるけど、
肝心の基礎的なことが全くなってないったら！」

はいはい、私も苦労しました。
水道から熱湯が、お湯の蛇口からお水がでてくるなんてことは日常茶飯事・・・。
なにせね、我が家にあったこの冷蔵庫。
ほっといたらすぐに霜がついてこのとおり。
もちろん霜取装置なんてついてません。
金槌で氷をかち割らなきゃ
ドアが閉まらなくなるシロモノなんです。
唐辛子婆の子供時代の冷蔵庫のよう。
ドアが閉まらないのでこのようにガムテープで抑えてました。

パッキンが黒くカビててアルコールで拭いてもとれないのでさんざん文句いったら、やっと新しい冷蔵庫を買ってくれたのでてっきりこれは処分したのだと思っていたらば。

なんとマレーネの家に行ってただなんて！
マレーネの家の窓からは
裏の一軒家のお庭がみえてきれい。

でも夜中の12時に子供達がサッカーしてやかましいので
怒鳴ったことがあるとか。
カラチの人は夜更かしですからね。

さて、ここに落ち着くことになったマレーネは
猛然と内装整備にとりかかりました。
（その２）につづく