Pakistan　散歩道?

2006/08/05 - 2006/10/04

「家のまわりを散歩したいですって！？
とんでもないことよ！何がおこっても知りませんからね！」
アイシャに脅かされたらやっぱりこわい。
でも夕方ちょっと涼しくなるとベビーバギーを押した若妻が
のんびりと家の前を散歩してるの見たことあるぞ。
「現地人はいいのよ。外国人は狙われるのっ！」

でもねえ、歩かないと骨粗しょう症になっちゃうのよ。
運動不足で成人病になるのもいやだし。
パキスタン女性の歩く距離って日本女性の何百分の一なのかわからないけど
とにかく５０代で心臓病や糖尿病で亡くなるケースが多いのだそうで。

「誘拐されないようにヨレヨレの服着て歩くから。」
ということでそれぞれの夫から許可が下りた散歩の条件は。
リリーの夫「必ず３階（唐辛子婆のこと）と一緒に行くこと。」
唐辛子婆の夫「時間とルートを毎日変える事。」

★Pakistan 179編＆ジャンル別サイトマップ7編　あわせてぜ?んぶのサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10406139/

?Pakistan　　アパートと散歩道　サイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10385424/

エリア カラチ(パキスタン)

目立たない格好の方がいいからといって
シャルワール・カミーズを着ようとは思わない私たち。
だって、どうせすぐにバレるわよ。
たとえブルカをかぶったとしても、二人ともパキ女性より
チビ（150ｃｍぐらい）だから。

ダブダブでヨレヨレの服に
ハンドバッグのかわりにレジ袋もってキョロキョロあたりをみまわして。

夕方から深夜にかけてアパートﾄの前を馬が通ります。
荷役用じゃないような上品な馬達。
競走馬の散歩なのかしらん？

海辺の道に出る途中でみつけた芝生の公園。
ウォーキングのために時間を決めて一般に開放しています。

時間外に立ち寄ってもたいていは大丈夫。
「あなた達はゲストだから」
といって何周かさせてくれます。

今日はどっかの大学が
クリケットの練習に来ていました。

クリケットは
野球の前身みたいな競技で今も大英連邦では盛んに行われています。
正式競技のユニフォームを見ると野球より上品に思えるのは私だけ？

野球より素朴な感じがして好感が持ててしまう。
ボールは素手でつかむし。
ワンバウンドしたボールをヒットするので
野球より難しいような気がする。

ベンチを暖めてるぼっちゃんたち。
こんないい芝生のグランドで練習できるのは
エリート中のエリートです。

グランドのそばに咲いていた芙蓉のようなお花。
でも葉っぱはインドボダイジュのような。

高級住宅地といえども雨季はどこにも水溜りが。
なにせ道路に側溝というものがない国です。
ガーコがやってきました。

うわ～～い水だ水だ。
一年ぶりのきれーな水だぁ。
うんめーうんめー。

どっちかというと動物が苦手な唐辛子婆もガーコは許容範囲。
というかお庭のある家に住んだら飼ってみたい。

ガーガー鳴くので番犬がわりになると聞きました。

お尻フリフリよたよた歩くのが面白い。
しばらくついていきましょ。

ジャカルタに住み始めのころ
市場でガチョウだかアヒルだかの卵をみつけたことを思い出す。
ニワトリの卵よりひとまわり大きいので得した気分になって茹でてみた。
しっかし夫には不評。
「白身が透明っぽくて黄身の色がうすいからすぐにわかるんだぞ。
わしゃー食わんぞー。」
ちっ、スクランブルにすればよかった。

おや？これは飾り棚かな？

道端で製作即売してる。

葦だかススキだかの枯れ茎を起用に束ねて板状にして

こんな軽い家具に初めてお目にかかりました。
通気性よさそう。

いくら安全なルートを選べと言われたって
歩いているうちに危なさそうなところに出くわすことだってあるでしょう？

左側は高級住宅、右側の茂みの中は多分何人かが住んでいる。

茂みの前で遊んでいる子供達。
三輪車もきっと拾ってきたもの。

写真を拡大してみてください。
白い（灰色というべきか）服の子供の背後にボロ布が見えるでしょう？
ボロ布で囲っただけの住まいからはいつも音楽がきこえる。

子供達はどこでも誰でもいきいきとたのしそう。
三輪車の子も痩せてるけど元気がいい。
パキスタン人は、西はギリシャ、東はインドやモンゴルからの人種が交じり合っているのでさまざまな髪の色、目の色にお目にかかる。

こちらでは金持ちぼっちゃんが自宅前でクリケットをしてました。
いっつもたらふく食べてるのね。

お相手は使用人です。

ポケットからカメラを取り出すと何度も何度も
ポーズをとってくれました。
ナイスキャッチ。