![どんどんと寝台列車がなくなっていくのが寂しくて、今度のダイヤ改正で廃止になってしまう「なは・あかつき号」と「銀河号」に乗る旅をしてきました。<br /><br />思えば、この旅では飛行機、JRローカル、私鉄ローカル、バス、ロープウェー、タクシー、フェリー、寝台列車、路面電車(そして自宅から最寄り駅までは自転車)と色々な乗り物に乗りました。<br /><br />先ずは、ずっと行ってみたかった長崎へ。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/22/26/650x_10222683.jpg?updated_at=1205574831)
2008/02/23 - 2008/02/26
3186位(同エリア3757件中)
瑞樹さん
どんどんと寝台列車がなくなっていくのが寂しくて、今度のダイヤ改正で廃止になってしまう「なは・あかつき号」と「銀河号」に乗る旅をしてきました。
思えば、この旅では飛行機、JRローカル、私鉄ローカル、バス、ロープウェー、タクシー、フェリー、寝台列車、路面電車(そして自宅から最寄り駅までは自転車)と色々な乗り物に乗りました。
先ずは、ずっと行ってみたかった長崎へ。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ 徒歩
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今回は先ず飛行機で羽田から長崎へひとっ飛び。
JAL1841便7:35発。
ウェブチェックインは、今回初めて使ってみましたが、便利ですね! -
今日は空弁の朝食です。
西の横綱・奥出雲の最高級米「仁多米」を使った『大人のおむすび』。
これが500円とは、なかなかお得な気がします。 -
途中、機体が揺れて機内には悲鳴が。
そんなこんなで10分ほど遅れて長崎空港へ到着。 -
なかなか地方の空港って感じで良いですね♪
流石、昭和モダン(?)みたいな建物は、和・華・蘭の長崎。
空港を一歩出ただけで、何だか南国な感じ。 -
空港からバスに乗って、一路長崎市内へ。
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実はこの旅を決めたのは二日前だった為、殆ど情報もガイドブックも地図も持っていない。
ということで先ずは長崎駅へ行こうと思ったのだけれど、バスのアナウンス「出島へお越しの方は、こちらでお降り下さい」という言葉に誘われてバスを降りてしまいました。
道には路面電車が。全面広告なのに、嫌な感じがしないのは何故でしょう。 -
おおっ、早速良さ気なお土産物屋さんがありました。
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「出島診療所」…なんかいいですね。建物も歴史があって、ここだけ時代が違うみたい。
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あら、出島に入る前からもう出島。
南側護岸石垣、江戸時代の出島は周囲を海で囲まれていましたからね〜。
説明文には、
「この石垣は出島の南側護岸にあたります。
平成8年度(1996)に出島南側の一部について発掘調査を行った結果、江戸時代の石垣4段が出土しました。この調査をもとに、平成9年度(1997)から残っている石垣の保存整備及び欠損している部分の復元工事と、それに伴う道路改良工事を行いました。
石垣の高さは約3m(残存部分約1.2m、復元部分約1.8m)で、加工していない石材(野面石)の底辺を揃えることを意識しながら積み上げた布積み(江戸時代初期の工法)が行われています。石垣の高さは江戸時代当時の推定地盤高にあわせており、現在の地面よりも約70cm程下がっています。」
とありました。 -
この建物が出島だったのか〜。外から見たとき何だろう?と思ったのですが。
ここで「長崎観光サンキュウパスポート」を購入。
3/31まで使えるもので、有効期間中9つの対象施設の内3施設が1回ずつ入場できるもの。大人用が1,000円。入場する施設によっては最大700円お得です。 -
おっと、「出島圖」展が開催されていました。
早速観てみましたが、様々な時代の絵図やその頃にまつわる陶磁器などが飾られていました。
出島って、最初から同じ形ではなかったんですね〜。 -
観終わって、ちょっと手前に戻ると暖炉があり、椅子がありました。
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企画展を観てから、隣にある「でじまや」なるミュージアムショップへ…どうやら私は二箇所ある入口の内、ルート的には後ろの方から入ってしまったみたい。
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さてまだ出島で企画展しか観ていないのに、もう御土産を買ってしまいました。
出島特製手ぬぐい。オリジナルです。
こうしたテーマパーク?の中ではかなり良いセンスです!しかもお手頃525円。 -
一通りミュージアムショップを見てから、外へ出て塀を通ると、こんな彫刻が。
はて?と思いましたが、「フレンドシップメモリー」という日本とポルトガルの交流に尽力した6人の人物
フランシスコ・シャビエル
ジョルジュ・アルヴァレス
ジョアン・ロドリゲス
ルイス・デ・フロイス
ヴェンセスラウ・デ・モラエス
ルイス・デ・アルメイダ
を描いたものだそうです。もとは1970年の大阪万博にポルトガル政府が出品した真鍮鋳物製の彫刻だそうで、その後1973年に長崎市に寄贈されました。 -
そして遂に出島!の模型!ミニ出島。
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「長崎出島之図」を基に作成された1/15スケールのミニチュアです。
日本人なら必ず習うものなのに、こんなになってしまって…文明開化の前には出島も儚いものですねぇ。 -
これは鉄製大砲と石造日時計の複製。
鉄製大砲は1964年に浦上川河口付近から引き揚げられたもの。
日時計の実物は、商館長ヘルマン・クリスティアン・カステンス(1766〜1767年滞在)によって出島の花園に設置されました。 -
幾つもの芽が出た出島形花壇。
どんな花が咲くのかな?球根みたいだけれど…チューリップかな。 -
この辺りは記念碑などがいろいろ。
「バドミントン発祥の地」「ウイレム・アレキサンダー記念植樹」…しかしなかにはこんなユル〜いものも。 -
「出島先学顕彰薬園碑所在標」…何故…なぜその顔。
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その碑までは、この「きやぴたんばし」を渡って行きます。
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建物の隙間のような細い道を通っていくと、「表門」。
1990年に復元されたもの。江戸時代には、江戸町側から出入りする人をここに詰めていた探番が改めていました。 -
立派な表門をくぐると、旧石倉の考古館。
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安政の開国後に建てられた石造倉庫。
一階には出島から出土した陶磁器やガラス瓶、衣類など -
2階には石垣の修復・復元についての展示があります。
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向かいには、緑も鮮やかな旧長崎内外クラブが建っています。
1903年(明治36年)、長崎に在留する外国人と日本人の親交の場として建てられました。
写真は、出島の敷地外から撮ったもの。 -
1階は休憩コーナーですが、結構素敵です。
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ビリヤード台が。
オランダ船の入港は旧暦の7月が最も多く、約2ヵ月停泊して9月20日までに出港しするのが通常だったそうで、10月から6月は出島の仕事も暇になり、オランダ商館員たちは思い思いに余暇を過ごしていました。 -
その一つがビリヤード。
明和4年(1764年)には玉突台がすでにオランダ商館に据え付けられていたといわれており、川原慶賀も唐蘭館絵巻の蘭館の巻に「玉突の場」を描いています。
壁にはキューも並んでいます。
ちょっと昔の良き時代が思い浮かびます。 -
木を踏みしめながら階段を上ると…
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2階は居留地時代の展示。
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壁には、長崎内外倶楽部の会員名札入れ。
この倶楽部の発起や建設に尽力した倉場富三郎や、長崎の財界人、在留外国人の名札が入っています。素敵! -
これは敷地内から撮ったもの。
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その前には、陶製の門柱がありました。1954年(昭和29年)に移築されたものだそうです。
柱にはペトゥルス・レグゥー窯のマークが刻まれている為、オランダのマーストリヒトにある同社の製品であり、当時出島にあった店舗に使用されていたことが推測されるとのこと。ペトゥルス・レグゥー窯の製品は、当時出島を介して阿蘭陀(おらんだ)趣味の大名や藩主、商人などが入手していました。 -
隣には、旧出島神学校。
1878年(明治11年)に建てられた、現存する日本最古のキリスト教(プロテスタント)の神学校。
一階はさっきの「でじまや」など、2階は当時のゲームなどができる体験展示室があります。 -
玄武岩に彫られた「運命の船」。
私には、トーテムポールのような、また人の横顔にも見えます。 -
うわ〜大きな木…と思ったら「デジマノキ」だって。
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上ばかり見ていられないのが、出島。
1859年(安政6年)、出島のオランダ商館は廃止され、領事館が設置されました。
更に、1866年(慶応2年)には外国人居留地に編入されました。この石標柱は、居留地時代の出島の地番を示したもので、現在、敷地の東側から中央部にかけて、道路沿いを中心に7個所の石標柱が残されています。 -
こちらも地番堺石。
「五、四番 No5 4」と書かれています。 -
青空には、旗竿が真っ直ぐと天に向かってしました。
15間3尺、凡そ30m。19世紀初期にオランダがフランスに併合されていた時には、オランダ国旗が掲揚されていたのは、世界でここだけだったそうです。 -
出島外周の練塀。
積み石の間にアマカワ土(石灰を混ぜた橙色の粘土)を詰めた長崎地方独特のものだそうです。 -
出島は未だ復元途中。
中央広場から見た新石倉。 -
1865年(慶応元年)に建てられた石倉を再建したもので、中には出島のガイダンスとして「阿蘭陀通詞の出島案内」が上映されていました。
結構面白いです。上映は10分くらいだったかな?
一部中央の座席には、外国語解説のヘッドホンもあります。
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