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 9月25日  素晴らしい 100日間だった! Wunderschoene 100 Tagen!<br /><br /> 今日はヨーロッパで最後の1日。そして出発してちょうど 100日目。本当に早いものだ。シベリア鉄道の中で書き始めたのがよくここまで続いたと思う。<br /><br /> そのソ連の旅。列車5泊はさすがに疲れ、モスクワに着いた時には下痢もあってヘトヘトだったけれど、未知の国だっただけに大変興味深かった。エレナ・森本グループとの出会いが旅を一層楽しいものにしてくれた。バイカル湖とレニングラードがとても美しかった。レーニンに会えたのも良かった。<br /><br />

109日間ユーラシア大陸横断 第5部 音楽・歴史の巻(die Musik,die Geschichte) その6 総集編

4いいね!

1990/09/25 - 1990/09/26

20027位(同エリア28437件中)

砂布巾

砂布巾さん

 9月25日  素晴らしい 100日間だった! Wunderschoene 100 Tagen!

 今日はヨーロッパで最後の1日。そして出発してちょうど 100日目。本当に早いものだ。シベリア鉄道の中で書き始めたのがよくここまで続いたと思う。

 そのソ連の旅。列車5泊はさすがに疲れ、モスクワに着いた時には下痢もあってヘトヘトだったけれど、未知の国だっただけに大変興味深かった。エレナ・森本グループとの出会いが旅を一層楽しいものにしてくれた。バイカル湖とレニングラードがとても美しかった。レーニンに会えたのも良かった。

旅行の満足度
5.0
  •  フィンランドに入った時には淋しかった。だから手紙を書きまくった。そんな思いがあったからだろうか、ペテリィ、後にドイツで劇的再会を果たしたラース、そしてラクソネン夫人との出会いがあった。物価は高いけど、人は本当に親切で居心地のいい国。多くの人に親切にしてもらったラッペンランタが一番好きだ。サヴォンリンナのお城でのオペラも忘れられない。でも今から思えば、フィンランドって森と湖の他に何があったのかな?という気もしないでもない。だからもう1回行きたいか?と問われると返事に窮する。

     フィンランドに入った時には淋しかった。だから手紙を書きまくった。そんな思いがあったからだろうか、ペテリィ、後にドイツで劇的再会を果たしたラース、そしてラクソネン夫人との出会いがあった。物価は高いけど、人は本当に親切で居心地のいい国。多くの人に親切にしてもらったラッペンランタが一番好きだ。サヴォンリンナのお城でのオペラも忘れられない。でも今から思えば、フィンランドって森と湖の他に何があったのかな?という気もしないでもない。だからもう1回行きたいか?と問われると返事に窮する。

  • スウェーデンは通過だけの国。ストックホルムで船のYHに泊まれたのと、休日のパフォーマンスは楽しかった。

    スウェーデンは通過だけの国。ストックホルムで船のYHに泊まれたのと、休日のパフォーマンスは楽しかった。

  •  デンマークは国自体の印象よりはオーデンセーとコペンハーゲンで一緒だったスペイン人の英語教師アルベルトの印象が断然強い。2人で漫才をしながら歩いたチボリの夜は一番楽しい夜だった。

     デンマークは国自体の印象よりはオーデンセーとコペンハーゲンで一緒だったスペイン人の英語教師アルベルトの印象が断然強い。2人で漫才をしながら歩いたチボリの夜は一番楽しい夜だった。

  •  何と言ってもドイツ。自分が一番好きな国。そして言葉も最低限のコミュニケーション位は出来る。だからホッとする。7月20日にリューベックに着いた時、そして9月18日にやっとの思いでポーランドから脱出してフランクフルトに着いた時どれだけ嬉しかったことか。東西を分断していた壁が取り除かれ、DDRにも自由に行けるようになって本当に良かった。そのDDRの命運もあと僅かだ。

     何と言ってもドイツ。自分が一番好きな国。そして言葉も最低限のコミュニケーション位は出来る。だからホッとする。7月20日にリューベックに着いた時、そして9月18日にやっとの思いでポーランドから脱出してフランクフルトに着いた時どれだけ嬉しかったことか。東西を分断していた壁が取り除かれ、DDRにも自由に行けるようになって本当に良かった。そのDDRの命運もあと僅かだ。

  •  オーストリア。ここは古き良きドイツと美しい自然が残されている。ウィーンは好きとか嫌いとか言わせない偉大な町。ザルツブルクでのベルリンフィルはオペラと共に最も感動的な夜。ロイッテのYHは家族的な雰囲気があって好きだった。クラーゲンフルトのTアイスもおいしかった。でも電話の使い方は最後までよくわからなかった。

     オーストリア。ここは古き良きドイツと美しい自然が残されている。ウィーンは好きとか嫌いとか言わせない偉大な町。ザルツブルクでのベルリンフィルはオペラと共に最も感動的な夜。ロイッテのYHは家族的な雰囲気があって好きだった。クラーゲンフルトのTアイスもおいしかった。でも電話の使い方は最後までよくわからなかった。

  •  チェコスロヴァキア。百塔の都プラハは確かに美しかった。でも声が掛かるのは‘change money’ばかり。こじんまりしていたけどカルロビヴァリがよかった。温泉に入られなかったのが心残り。そのカルロビヴァリで食べまくったコーヒー味のアイス(ピルゼンのアイスはほとんどがイチゴ味だった)は美味しかった。

     チェコスロヴァキア。百塔の都プラハは確かに美しかった。でも声が掛かるのは‘change money’ばかり。こじんまりしていたけどカルロビヴァリがよかった。温泉に入られなかったのが心残り。そのカルロビヴァリで食べまくったコーヒー味のアイス(ピルゼンのアイスはほとんどがイチゴ味だった)は美味しかった。

  •  ポーランド。夜のクラクフ駅で派手な夫婦喧嘩をする人、クラクフで怪しげな日本語でつきまとうお姉さん、駅の食堂や待合室で独り言をブツブツ言っているオバサン(社会の混乱のせいかどこの駅にもこんな人達が居た)、ワルシャワで軽い食事を取っていたら‘私にちょうだい’と近寄ってくるオバサン、とプッツンの人も一杯。物価の数字そのものは天文学的だけど、円に直したら天文学的に安い。もう少し時間の欲しかった国。<br /> 今回の旅を一言で要約すればこう言えるかもしれない。国境と音楽、歴史にこだわり、雨にこだわられ続けた旅。

     ポーランド。夜のクラクフ駅で派手な夫婦喧嘩をする人、クラクフで怪しげな日本語でつきまとうお姉さん、駅の食堂や待合室で独り言をブツブツ言っているオバサン(社会の混乱のせいかどこの駅にもこんな人達が居た)、ワルシャワで軽い食事を取っていたら‘私にちょうだい’と近寄ってくるオバサン、とプッツンの人も一杯。物価の数字そのものは天文学的だけど、円に直したら天文学的に安い。もう少し時間の欲しかった国。
     今回の旅を一言で要約すればこう言えるかもしれない。国境と音楽、歴史にこだわり、雨にこだわられ続けた旅。

  •   9月26日  Vielen Dank,Deutschland!<br /> 只今ハノーファーからフランクフルトへ向かう列車の中。6時間後には機上の人だ。結局フィッシャー家には7泊もさせていただき、ベルリンのT家に3泊、そしてモニカの彼氏 Mr.Frankensteinのハンス氏宅に1泊と旧友の方々には本当にお世話になった。T家ではおにぎりやそば、そしてお茶までご馳走になりとても嬉しかった。Tさんにはドイツとオーストリアの違いなどを、そしてご夫人にはドイツの抱える問題や教育制度など詳しく教えて頂き、大変いい勉強になった。<br /> フィッシャー家での最後の夜となった昨夜はお礼の意味で日本料理を作った。メニューはカレーライスと豚肉の生姜焼き、それに33DMでアジア・ショップで買ったチョーヤの梅酒。梅酒以外は6年前とほとんど同じ(6年前はナスの煮物も作った)メニューだ。何と進歩のないこと。ティモ Timoが不在だったのも6年前と同じで、少し淋しい5人での夕食だった。モスクワで買ったチャイコフスキーのCDを1枚差し上げた。<br /> これら旧友の方々、そしてお世話になった全ての方々に心からお礼を言いたい。素晴らしい旅をありがとう!<br /><br /> *写真は1986年夏の夕食風景

      9月26日  Vielen Dank,Deutschland!
     只今ハノーファーからフランクフルトへ向かう列車の中。6時間後には機上の人だ。結局フィッシャー家には7泊もさせていただき、ベルリンのT家に3泊、そしてモニカの彼氏 Mr.Frankensteinのハンス氏宅に1泊と旧友の方々には本当にお世話になった。T家ではおにぎりやそば、そしてお茶までご馳走になりとても嬉しかった。Tさんにはドイツとオーストリアの違いなどを、そしてご夫人にはドイツの抱える問題や教育制度など詳しく教えて頂き、大変いい勉強になった。
     フィッシャー家での最後の夜となった昨夜はお礼の意味で日本料理を作った。メニューはカレーライスと豚肉の生姜焼き、それに33DMでアジア・ショップで買ったチョーヤの梅酒。梅酒以外は6年前とほとんど同じ(6年前はナスの煮物も作った)メニューだ。何と進歩のないこと。ティモ Timoが不在だったのも6年前と同じで、少し淋しい5人での夕食だった。モスクワで買ったチャイコフスキーのCDを1枚差し上げた。
     これら旧友の方々、そしてお世話になった全ての方々に心からお礼を言いたい。素晴らしい旅をありがとう!

     *写真は1986年夏の夕食風景

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この旅行記へのコメント (2)

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  • pedaruさん 2016/06/08 05:47:55
    109日間? ななんと贅沢な
    砂布巾さん お早うございます。

    世界史の中を旅する砂布巾さん、素晴らしい旅行記をいつもありがとうございます。
    4トラベルでも特異な存在ですね。少しずつ拝見しています。

    pedaru

    砂布巾

    砂布巾さん からの返信 2016/06/09 07:58:09
    古い旅行記の発掘、有難うございます
     もう砂布巾ですら忘れかけたような旅行記です。何せ26年前ですからね。でもソ連のインパクトは強烈でした。フィンランドが何と心地よかったことでしょう。
     pedaru様、あまり根詰めて読まれませんよう、長いお付き合いをお願いいします。
     またpedaruさんの旅行記も訪問させていただきます。少しずつになろうかと思いますが。




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