
2017/01/11 - 2017/01/22
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powerbookさん
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今回のテーマは、『コンサート』
訪問都市は、初めてのベルリン3泊と9度目のウィーン2泊+2泊。
そしてウィーンから1泊のショートトリップでプラハまで。
航空券は、ANAのマイレージ利用です。
上巻では、初めて訪問するベルリンを振り返ります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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唐突ですが、前泊した「ラディソンホテル成田」のツインルームです。
東京駅22時20分発の高速バスが利用できるので、今回初めて宿泊しました。
北海道を飛び立ち、羽田に着いたのは、定刻より10分程早い20時45分頃。
21時発の成田空港行きリムジンバスとタクシーを利用すれば、東京駅経由より1時間程早くチェックインできるので、ヨメの希望で成田経由に急遽予定変更です。
最終の送迎バスが出発した後なので、成田空港から初めて通る富里市内を通り、タクシー代金は4千円弱、初めて利用しましたが、良いホテルでした。
※その後、中国資本に売却され、東京湯楽城というスーパー銭湯とその宿泊施設になってしまいました。 -
翌朝、ホテルの外観です。
広大な敷地には、大きな屋外プールもあり、エアポートホテルというよりは、富里市のシティホテルという感じ、ホテルライフをゆっくり楽しめそうなホテルです。
前日利用したタクシーの運転手さんの話では、桜の季節はとても見事だそうです。
いつか、時間があればこのホテルでゆっくり寛ぎたいものです。
この後、ホテルの送迎バスで、昨日来た道を逆に辿り、成田空港に向かいます。 -
搭乗するスイスインター LX161便は11:05発ですが、8時過ぎにはチェックイン。チェックインの際、目的地の3コード「TXL」を「テヘランですか?」と尋ねられるという、面白い出来事もありました。セキュリティチェックのゴールドトラックと比較的空いていた出国審査のおかげで、スムーズに出国できました。
いつもは第4サテライトラウンジ利用が多いのですが、今回は第5サテライトラウンジを利用して、まずは軽く朝食です。入り口近くの食事コーナー付近は混んでいますが、食事後に移動した入り口左側の区画は、写真のとおりガラガラです。
ゆったりした空間が広がります。 -
ANAラウンジで1時間弱過ごしてから、ヨメは免税店巡り、私はいつものとおり、ユナイテッドのラウンジへ移動です。
ユナイテッドのラウンジは、間もなく改装されるようですが、「アメリカ人の考える日本風」的調度に溢れています。
午前中はユナイテッド便がない事もあり、空いています。 -
ユナイテッドラウンジの良い点は、窓側席がA滑走路に面していることで、離着陸の様子が良く見える、知る人ぞ知る撮影スポットです。
ビジネスラウンジの軽食はANAより見劣りしますが、ラウンジ本来の目的である、「ゆっくり寛ぐ」という点では、最高のラウンジです。
ANAラウンジは、食事や飲み物を取りに常に人が行き交っていたり、あまり落ち着きがありませんね。 -
これから搭乗するLX161便、機材はA340-300です。
最近は大型2発機に押され、世界的には減少傾向ですが、4発機の安心感と機内の静かさで、私の大好きな機材です。
スイスインターも、なぜか今頃になってB777-300ERを導入開始しましたが、日本路線投入はまだ先のようです。 -
定刻30分前になったので、35番ゲートへ移動します。
席は、L2ドア後ろの窓側2人並び席を事前予約しています。
今回は、ANAマイレージ利用で、北海道→羽田/成田→チューリッヒ→ベルリン→ウィーン→フランクフルト→関空→羽田→北海道というルートで、C席利用です。
当初は、帰路フランクフルト→バンコク→羽田という、タイ航空利用で予約していたのですが、フランクフルト→バンコク便がプーケット経由に変更となったせいで羽田行きに乗り継げなくなったため、予約を変更しました。
(この変更のおかげで、ウィーンで素晴らしいコンサートに行けたのですが) -
今日の経路は、日光上空を通過し新潟へ抜ける一般的なルートです。上昇がほぼ完了した頃、機内サービスの開始です。今回は、私もヨメも洋食を選択しました。
前菜は、帆立と野菜を小さく切って、小さな海苔を入れてゼリーで寄せたもの。
ミクニマークのメニューです。お味は、帆立の味がしない!海苔の風味もなし!
私なら、帆立の表面を軽く焼いて、帆立の甘みを生かすな・・・サラダは、刺身のツマの大根細切りが、我が物顔に存在を主張しています。
シャンパーニュは、Duval-Leroy(デュヴァル・ルロワ)、日本ではあまり有名な銘柄ではありませんが、比較的大手のメゾンです。
初めて味わうシャンパーニュですが、お味の方は、実売5,000円クラスにしてはしっかりした力のある味わいで、私の好みでした。
(帰路に判明したのですが、親会社のルフトハンザと同一銘柄でした) -
メインは仔牛のグリル、これもミク二印。
お肉の上の乗っているのは、スリゴマを焼き固めたようなもの。
フレンチに「和風」テイストを盛り込んで変な料理になった典型で、正直残念の一言。まあ、前回スイスインターを利用したのがファーストクラスだったので、少々厳しい評価になっているかもしれません。
商売上手なようですが、決して高い評価ばかりではない「ミクニ」とは、そろそろ縁を切るべきでは? -
デザートです。私はチーズが駄目なので、洋梨のタルトだけです。
タルトの小ささと、パッとしないお味に、正直驚かされました。
これもミクニ印が付いていましたが、これまでCクラスで食してきたデザートで最低かもしれません。
食事全体を見ると、「コストカット」という単語しか思い浮かびません。
これまで利用したアジア系キャリア(某超大国は経験ありあせんが)のCクラスと比較すると、正直見劣りします。 -
ヨメの大好物のチーズ、どれも上等なモノだったそうです。
-
スイス名産、美味しいチョコレートを木製の立派な箱からいただきました。
-
食事後は、シートを倒してしばらくお休み。
スイスインターはフルフラットシート導入が比較的早いほうで、シートはThompson社製と思いますが、シート幅が狭く、ディスプレイが小さかったり、収納スペースが少なかったりと、最新のシートに比較すると見劣る点も見られます。シートそのものは、座り心地の良いシートでした。
途中、アイスクリームが配られました。機内で食すアイスクリームは、とても美味しく感じられます。アイスクリームの銘柄は、前回利用したFクラスと同じです。
あと、サンドウィッチなどの軽食もサービスされていたようです。 -
映画を1本見た後は、ひたすら熟睡。
到着まで2時間を切り、到着前の軽食になりました。 -
メインの、ほうれん草とリコッタチーズのカネロニです。
かつては欧州系キャリアでも、プレミアム感のあったスイスインターですが、経営統合の影響なのか、平凡な航空会社になったような気が・・・
期待していたので、ちょっとガッカリ -
間もなく着陸です。定刻は15:50ですが、15分程早めに到着です。
畑にはところどころ雪が残り、寒そうな気配濃厚です。 -
チューリッヒ空港は、長距離路線用の「Gates E」に到着です。
乗り継ぎ客は、ボーディングブリッジを出た直後に、セキュリティチェックを受けます。
今回は他に到着便がなく、一番乗りでセキュリティチェックを受け、長いエスカレーターを降りて、本館行きトラムのホームです。ちなみに、チューリッヒで入国する場合は反対側のエスカレーターを降ります。
トラムも、入国とトランジットでは、編成中央で区分されています。 -
無人運転のトラム車内です。椅子席は僅かしかありません。
成田T2のサテライト連絡通路と違い、地下を通るのでタキシング経路の支障にはなりません。
地下トンネルを1分少々走行し、本館の地下に到着です。 -
本館に到着して、ここで入国審査を受けます。
そしてエスカレーターを上がると、Airside Centerに出ます。
ショッピング街は上下2層に分かれている、ちょっと変わった構造をしています。
スイスは物価が高く、旅行始まったばかりで特に欲しいものもないので、ウィンドウショッピング、目の保養をさせていただきました。 -
大変スタイリッシュなチューリッヒ・クローテンですが、本館は昔からある建物の前面にこのAirside Centerを付け足して大改装したので、A搭乗ゲートには私が20年前以上前に初めて利用した時の、ちょっと古めかしい雰囲気が残っています。
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以前来たときはなかった、新鮮な食材を売るマルシェです。
空港のショッピングエリアとは思えないお店です。 -
次のベルリン行きフライトまで時間があったので、スイスインターのラウンジを利用しましたが、夕方のためか混雑しており、2人並んで座る席を確保するのにも一苦労です。写真はヨーロッパ域内便が利用する、ゲートAに集結するスイスインターの機材(A320シリーズがほとんど)です。
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搭乗するのは、ベルリン行きLX987便17:40発です。
スイスインターのA320シリーズは、最前列が広いので1列目を予約しました。
シートはヨーロッパでは標準の、3人掛けシートの中央を空けるだけのビジネスクラスです。軽食は、ローストビーフがメインですが、このローストビーフは非常に美味、肉質も上等でした。成田発の食事は何だったんでしょうね。
機内ドリンクメニューにシャンパーニュがあったので、シャンパーニュをお願いしたところ、成田発と同じ銘柄でした。私たちのために、フルボトルを抜栓していただきました。ローストビーフと最高の組み合わせです。 -
大都市ベルリンの夜景を下に見ながら、初めて利用するテーゲル空港に到着です。
到着予定は19:10、ほぼ定刻です。本来なら既に新空港になっているはずですが、ドイツらしくない混乱で5年以上延び延びになっています。
六角形ターミナルで有名ですが、横長のターミナルを六角形に折り畳んだ建物で、使い勝手は良くなく拡張性ゼロ、シャルル・ド・ゴールT1に通じるところがあります。観光インフォメーションでミュージアムパスを購入し、タクシーでホテルへ移動です。 -
今夜から3泊する、リッツカールトンホテルです。
ホテルのサイトから予約しました。
場所は、東西ドイツ統一後に再開発されたポツダム広場の一角にあります。
明日から2日連続でコンサートを聴きに行く、フィルハーモニカホールから近いのと、リッツカールトンにしてはリーズナブルなお値段だったので、ホテルのサイトから予約しました。外観は、御覧のとおりシンプルですが、中はゴージャスなインテリアです。 -
室内です。
基本グレードの部屋ですが、とても寝心地良いベッドと、十分な広さが確保されています。 -
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バスルームです。シャワーブースとトイレは独立しています。
バスタブの上にあるのは、バスタブに浸かりながら、シャワーを浴びるためのシャワーヘッドです。それをバスタブの縁にある、コネクタに差し込んで使用します。 -
付近を散策。ホテルから至近のソニーセンターです。
ドイツ国鉄本社など、超モダンなビルが林立している一角です。
夜遅くなっても、一杯やってる職場グループなど、多くの人で賑わってます。 -
著名な建築家ヘルムート・ヤーンの設計をはじめ、ドイツ建築の粋を集めた高層建築物が集合しています。ちなみに、ソニー欧州本社の入るビルですが、ソニー経営不振のため権利の大半は投資ファンドに売却されたはずですが、名前は当初のまま残っています。
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さて、翌朝。これから朝食です。
レストランの入り口では、カラフルな豚?イノシシ?さんが出迎えてくれます。 -
レストラン内部、意外にもカントリー調の内装でした。
朝7時頃で、外はまだ真っ暗、利用者もほとんどおりません。 -
豊富なメニューが並びます。
ヨーロッパ旅行で楽しみの一つが、朝食の美味しいパン、たくさんの種類が並び、どれにしようか迷ってしまいます。
奥の方から、たまにモーターのような音がするので、何かな?と思ったら、フレッシュジュースを搾る音でした。 -
私の朝食です。
この後、フルーツとヨーグルトをいただきました。
勿論、どれも美味しい料理ばかりです。
パルマハムが原木で出されていて、時折スタッフがスライスして行きます。
ただ、ヨーロッパではオムレツをしっかり焼くところが多い(半熟を嫌う欧州人が多いからかな?)ので、半熟希望なら先に伝えておいた方がいいと思います。 -
腹一杯朝食を食べ(旅行中は朝食を沢山食べ、昼食時間と経費を節約します)、地下鉄に乗っていよいよ観光スタートです。
写真はポツダム駅ホームに飾られた、東西分裂時代の荒廃したホームの様子です。 -
インバータ音を響かせて、電車が入ってきました。
駅構内は、ミュンヘンなど南部ドイツの都市と比較すると、ちょっと殺風景です。 -
最初は、ベルリンの象徴、ブランデンブルグ門です。
写真では判りませんが、小雪混じりの冷たい雨、ところどころ凍結した路面、体の芯まで冷え込む天気でした。 -
ブランデンブルグ門から直ぐの、連邦議会議事堂です。
事前予約すれば、内部の見学が可能ですが、今回は時間もないので、残念ながら見送りました。 -
バスに乗り、大統領官邸前で降りて、戦勝記念塔のある、ロータリーまで来ました。
この塔は、天候が良ければ階段で女神像の下まで登れるますが、さすがに今日は誰もいません。 -
バスで、ポツダム広場近くの絵画館に戻ってきました。
ベルリンで美術館と云えば、世界遺産の「博物館島」が有名ですが、フィルハーモニーホールに隣接するここは、旧西ベルリンを代表する美術館で、多くの名画が収蔵されているベルリンの穴場ポイントです。
ただし、建物は「昭和の臭い」プンプンで、芸術的価値は少々不足しています。
ここからは、ミュージアムパス(旅行当時で3日間24ユーロ)が活躍し、これ以降の有料施設はすべてこのパスで回りました。 -
まずは有名なフェルメールの「真珠の首飾りの女」。
フェルメールの画風が集約されたような傑作です。
なお、ここの美術館、ヨーロッパの多くの美術館と同じく、写真撮影が認められています。ただし、ストロボは厳禁です。
撮影の際は、鑑賞者の邪魔にならぬよう、マナーには十分注意しましょう。
なお、絵画をバックにVサインで記念撮影すると、あなたも即席○○人?? -
「紳士とワインを飲む女」、真珠…と一緒に東京で展示されたこがあり、私も見ましたが、今日は貸し切り状態で鑑賞です。
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ラファエロの「マドンナ」です。
美しい絵の中に、吸い込まれていきそうです。 -
ブリューゲル(父だったはず)の「ネーデルランドの諺」です。
日本にもあるような諺が沢山書き込まれた有名な絵画です。
絵の付近に、諺を説明したシート(ドイツ語・英語など)があります。
まだまだ素晴らしい作品、絵画史でも極めて重要な作品がたくさんありますが、ベルリンでは「博物館島」ほどメジャーな観光スポットではありません。
それ故、作品をじっくり鑑賞することができます。
絵画館を2時間弱ほど掛け、満足いくまで堪能しました。 -
建物の右側は、工芸美術館となっていて、インダストリアルデザイン、工芸品などがフロア別に展示されています。
これは、天童木工(柳宗理デザイン)のバタフライチェアです。
他にも工業デザイン史に名を残す名品が、数多く展示されています。
絵画館だけではなく、駆け足でもいいですから、工芸館の鑑賞もお勧めします。 -
こちらは、モード館、時代順にファッションモードが展示されています。
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次は、ウンターデンリンデン通りを走る2階建てバスで、博物館島に向かいます。
その前に、ベルリンのアイコン「アンペルマン」ショップに立ち寄りました。 -
沢山のアンペルマングッズが売られていますが、お値段はどれも少々高めです。
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写真のように、かさばらないモノ数点を購入しました。
ちなみに、お下げ髪の女の子は創作で、信号標識ではありません。 -
博物館島見学のスタートです。
ウンターデンリンデン通りに面して偉容を誇るのは、ベルリン大聖堂です。
ここは、外観だけの見学で終了です。 -
「Altes Museum」 直訳すれば、古い博物館。
ドイツには、アルテ…とか、ノイエ…とか、そういう命名の施設が結構あります。 -
展示は、古代ギリシャやローマ時代の彫刻が中心です。
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建物中央の、石像の並ぶドーム屋根のホームです。
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こちらは、Altes Museumから撮影した「Alte Nationalgalerie」、古いナショナルギャラリーでしょうか。
実は、この写真を撮影した直後に悲劇が・・
凍結した石畳で転倒、ミラーレス一眼を破損してしまいました。
(帰国後、携行品保険で修理しました)
ですから、これ以降はサブのデジカメで撮影です。
主な展示物は古典的外観と異なり、近世以降の絵画が中心です。 -
建物の雰囲気と異なり、内部はフランス印象画が多数展示されています。
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すっかり体も冷え切り、カメラ破損でショックを受け、博物館内のカフェで一休みです。暖かいスープと添え物のパンで結構お腹いっぱいになりました。
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博物館島一番奥に位置する、ボーデ博物館です。
写真右側を走るのは、ドイツ国鉄です。
幹線のため、ひっきりなしに電車が行き交います。 -
見応えのある、階段室です。
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こちらも、主な収蔵品は石像や彫刻です。
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東ドイツ時代のモニュメント、テレビ塔。ここも時間が無く遠くから外観を眺めるだけです。
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ここからは、博物館島でも一番有名な、ベルガモン博物館です。
只今大規模改修工事の真っ最中で、残念ながら外観写真はありません。
イスラム宮殿の精緻な石細工です。 -
「ミストレの市場門」です。
有名な「ゼウスの大祭壇」は工事のため、閉鎖されています。 -
バビロニアの行列通りです。
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イシュタール門です。一部、工事中です。
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工事中のオフシーズンにもかかわらず、大変混雑していました。
入場の際は、事前にミュージアムパスなどの購入を強く推奨します。 -
昼間の観光でヘトヘトですが、夜はフィルハーモニーホール室内楽ホールでのコンサートです。写真左側が、室内楽用ホールです。
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今夜はライプツィヒ弦楽四重奏団の演奏会です。
チケットは事前にネットで購入しました。
フィルハーモニーホール主催ではないので、興業元のサイトから購入。
クレジットカード番号をメールで送る方式で、少々不安もあったため、日常ほとんど使用しないデビッドカードを使用して決済しました。 -
建物はそれそれ独立していますが、ロビーフロアで大ホールと繫がっています。
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ホール内部です。
基本的に大ホールを縮小した五角形の形状、室内楽ホールにしては大きめ約1.100人収容です。
早めに入場して、自席からステージを撮影しました。
どこもそうですが、演奏中の撮影は厳禁ですの、要注意! -
曲目は、ハイドン「弦楽四重奏曲第4番」、シベリウス「弦楽四重奏曲~内なる声」、シューマン「弦楽四重奏曲第3番」です。
どれも素晴らしい演奏でしたが、とくに感動したのがシベリウスです。
我が家で弦楽四重奏曲を聴くと、ついウトウトしますが、この曲はずっと緊張しながら聴いていました。弦楽器素人の私にも判る難易度の高い曲ですが、アインザッツを合わせる息の音が、客席まで聞こえてきます。 -
そう、ここのホールの音響、とにかく素晴らしいのです。
ステージに比較的近い正面の席でしたが、楽器の一つ一つがクリアに分離し、かつハーモニーが美しく溶け合い、各楽器の微妙なニュアンスまで聞き分けられます。
音響の素晴らしさは、翌日の大ホール以上で、これまで経験した室内楽ホールで最高でした。天井から下がるのは音響反射板、デザイン的にも俊逸で、ホールに溶け込んでいます。初日からコンサートを堪能しました。 -
遅い夕食ですが、ソニーセンター内にある大型のビアホール、リンデンブロイにしました。肉料理にスープ、当然ビールです。
店内は職場グループなどで、遅くまで賑わっていました。
料理も、ビールも美味でした。ドイツで夕食を安くお腹いっぱい食べたい時、ビアホールはお薦めです。 -
ベルリン2日目。この日は、ポツダム観光です。
まずは、電車を乗り換えてベルリン中央駅へ。
地上部のホームは近郊路線、地下のホームは主に長距離路線と、多重構造になっています。 -
これが近郊路線用のホーム。ポツダム行きもここから出ます。
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真下にあるのは、地階の長距離用ホームです。
大きな駅で、ゆっくり探検したかったのですが、時間がなくなるので、今回は断念しました。 -
ポツダム行き電車が入線してきました。
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ポツダム駅からは路線バスに乗り、20分位でサンスーシ宮殿に到着です。
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正面から見た、宮殿です。
ベルリン同様、此処も冷え込みが厳しく、歩くところ全てが凍りついています。
北海道人の私でも、石の階段を歩くの難儀しました。 -
宮殿側から見た、広大な庭園のごく一部です。
夏ならとても美しいんでしょうが、モノトーンの世界が広がります。 -
宮殿内の見学は、ミュージアムショップ内にあるインフォメーションで、受付をします。この際、写真撮影を希望する場合、追加料金を払うと、紙のタグをくれるので、これをカメラかバッグにつけます。写真撮影していると、時折確認されます。
見学は、グループによる見学で、英語のグループを選びました。 -
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廊下も、数々の絵画で飾られいます。
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宮殿は比較的こじんまりとしていますが、いろいろ説明を聞きながらで約1時間程度の見学時間です。
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ここは、サンスーシ宮殿から徒歩5分位のところにある、オランジェリー宮殿です。
その名の通り、中は温室です。残念ながら、この時は見学できませんでした。 -
車のほとんど通らない道路と、広大な庭園をグーグルマップを頼りに、30分以上延々と歩き、見えてきたのがポツダム新宮殿です。
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広大な庭園に面した側です。
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サンスーシ宮殿より規模の大きい宮殿ですが、内部は特別特徴のある宮殿ではありません。サンスーシ宮殿との共通入場券で見学したのですが、カメラの電池切れで、あまり内部の写真が残っていません。
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宮殿内部です。
サンスーシ宮殿より、天井も高く、広い空間です。 -
宮殿では正面にある、「門」でしょうか。
ここから、バスに乗りポツダム駅まで戻ります。
ここで、どのバスに乗れば良いのかちょと迷いましたが、何とか無事戻ることができました。 -
ここはポツダム駅内部にある、軽食のお店です。
お目当ては、ベルリン名物「カリーヴルスト」です。
大きなフランクフルトをブツ切りにし、暖かいケチャップソースをたっぷり、さらに上からカレー粉を振りかけたもので、初めて食しましたがとても美味でした。
ポツダム駅構内は、ショッピングモールのようになっていて、大変綺麗で、多くの人で賑わっていました。 -
中央駅ができる前の旧西ドイツ側ターミナル、動物園駅で下車しました。
この駅でヨメの体験。今やドイツで無料の公共トイレはほとんどないのですが、この駅のトイレには僅か1ユーロのために、クレジットカードが使用できる装置があったそうです。 -
ここは、動物園駅前にある超有名カリーヴルストのお店。行列ができていました。
私たちも1つ注文したのですが、お味の方は、ポツダム駅の方がはるかに美味しく感じました。 -
動物園駅前付近が、旧西ドイツ側屈指の繁華街になります。
この写真を撮った場所で、1ヶ月前にクリスマス市にトラックが突っ込むという悲惨なテロが発生しました。分かりにくいかもしれませんが、写真左側に犠牲者を追悼する沢山の花束や蝋燭、写真が置かれていました。正面の道路に駐車しているのは、付近を警戒する警察車両です。ヨーロッパの人にとって、クリスマス市は陰鬱な冬の季節に一番楽しみにしている行事、その精神的ダメージはかなり大きたったと推察します。 -
第二次大戦で破壊された、カイザーウィルヘルム教会です。
本によれば、戦争の悲惨さ愚かさを後世に伝えるため、あえて残したそうです。
しかし、その平和を祈念する場所の目の前で、悲惨な無差別テロが起きたのですからベルリン市民の怒りも大きかった事と想像します。 -
大戦後再建された建物は、一見すると教会とはわかりません。
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青いガラスブロックが積み上げられた、何とも云えぬ美しい空間です。
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この夜は、フィルハーモニーホールで、ベルリンフィルハーモニーのコンサートです。このホールの影響を受けたホールはたくさん建設されましたが、ステージ後方にこれだけの座席数があるのは、まずないでしょう。
ちなみにコンサートチケットは、ネット販売当日に購入しましたが、アクセスが集中し、開始から30分くらいしてやっと接続できました。
予約のコツは、事前にIDを作成しておくこと、スマホで席を選択するのは非常に大変なので、できるだけPCを利用することです。 -
演目は、ヴェルディの大曲「レクイエム」です。
指揮はリッカルド・シャイーの予定でしたが、急病でキャンセルとの事。
代役は、マレク・ヤノフスキが勤めました。
ヤノフスキ、2017年秋、N響指揮のため、来日予定があります。
サイモン・ラトルのようなエンターティナー系指揮者は好きでないので、シャイー指揮を楽しみにしていたので、ガッカリ。
しかし、演奏が終わってみると、オケ・合唱団・ソリストと大規模な編成を完璧にまとめ上げ、代役とは思えない完成度。演奏終了後は拍手が鳴り止まず、あちこちから「ブラボー」コールが掛かっていました。勿論、私も大満足。
流石は、超ベテランの職人指揮者!
ちなみに、欧州のコンサートでは、何でもかんでも演奏終了と同時に「ブラボー」を叫ぶような阿呆はいません。 -
夕方、カリーヴルストを食べたせいか、あまりお腹が空いていないので、軽めの食事ができるお店をポツダム広場付近で探して、結局有機野菜のお店というのがあって、地元の人達でそこそ賑わっていたので、そのお店にしました。
野菜たっぷりのいかにも健康そうな料理でしたが、ドイツらしさありません。 -
レストランの内部です。お洒落な内装、ドイツ人も毎日パワフルなドイツ料理ばかり食べている訳ではなく、たまにはヘルシーな料理も食べたくなるんでしょうね。
-
慌ただしかったベルリン滞在もあっという間に過ぎ、ウィーンに向かう朝となりました。今回の旅行はコンサートがメインで、今夜もウィーンでコンサートが入っているので、大都市ベルリンの観光が駆け足になってしまい、行けなかった場所が沢山ありますが、次回訪問時の楽しみに取っておきます。
テーゲル空港までタクシーで来ましたが、車種が何とプリウスワゴンタイプ。
初めてドイツに来た時は、ベンツのEクラスと決まっていたのですが、今では何でもありです。 -
懐かしい雰囲気プンプンの空港です。
ところで、路線バスの行き先『TXL』となっています。
第二次大戦後のベルリン封鎖当時から西ベルリン市民を支えた空港、日常生活に欠かせ『TXL』空港です。 -
空港内に特に見たいお店もないので、ルフトハンザのラウンジで一休みすることにしました。(帰国後、TXLグッズを購入したらよかったと思うも、後の祭り)
この空港もあと数年すれば、計画より10年近く予定より遅れてブランデンブルグ空港に移転するはず。この空港を利用するのも、おそらく今回が最後になるでしょう。 -
ラウンジの下に、この空港を拠点とするジャーマンウイングスのゲートが見えます。駐機しているのがA330なので、おそらくアメリカの何処かに向かう便でしょう。
※その後、2020年に運行終了してしまいました。 -
こじんまりとした、ドリンクやスナックのカウンターです。
ドリンクを入れていたら、目の前の「壁」が突然開き、奥から補充を始めました。
コンビニの飲料用冷蔵庫のような面白い仕組みです。 -
機材はエンブラエルE195、数ヶ月前に親会社のルフトハンザから、FOKKER70の更新用として、移籍してきました。
ヨーロッパ域内のフライトでは、出発前にコクピットのドアを開けっ放しにしているのに、しばしば目にします。 -
エンブラエル、100席未満の機材では、シート幅に一番ゆとりがあります。
ただし、ルフトハンザグループでは、シートピッチがやや狭めで、席と窓割りが合いません。
ビジネスクラスは、一人で2席占有する方式です。 -
朝食のサービスです。
オーストリア航空の機内食はハズレが少ない(ウィーン発は特に美味しい)ので、朝からスパークリングワインをいただき、早めのランチとしていただきました。
ベルリンだけで結構なページになったので、ウィーンからは下巻として別けることにしました。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
是非、下巻ものぞいて見てください。
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