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元町の山手迎賓館建物脇に案内板が置かれてあります。植え込みの木々で見つけにくくなっています。ここは、旧神奈川ニチレイ山手工場のあった場所で、嘗て貴重な氷を函館から輸送し、この会社が受け持ったそうです。国内では箱館氷が有名でした。昭和初めまで高熱を冷ますのに氷嚢を利用しましたが、明治のころからの手段だったのでしょうか。

若かりし頃、このショッピングストリートをよく歩きました。今も十分にお洒落で素敵な店が立ち並んでいますが、今よりもっと広い道幅で人々の往来に犇めき合っていた感じです。この先から港の見える丘公園にも行って港を見下ろした景色も目に焼き付いています。

上大岡上流先から流れてくるこの川の水は、桜木町駅近くを通り横浜港へと流れ、長い旅路の果てに大海原へ行き着きます。シドモアの桜でも書きましたが、川沿いには桜の木が植えられています。弁天橋や遊歩道から眺めもきれいです。

山下埠頭流通センター屋上に巨大ガンダムが見えるので、近づいていく途中にこのバス待合所がありました。建物は広く、とてもきれいです。バス専用とはいえ、暑い最中、休憩にもよく、結構な人がいました。コンクリート張りのだだっ広いふ頭にありがたいところです。

元町通を歩いていると、石造りで上品な建物が目に入ってきました。ビル名が百段館、店舗はチャーミーという宝石店でした。元々の存在を知りたかったのですがわかりませんでした。この建物から中華街へ向かう通りが百段通りというそううです。元町通りと百段通りの交差するところにある建物でした。

ガス灯を紹介するものは幾か所かにありました。一番わかりやすいのは、横浜都市発展記念館の中庭に置かれたものです。山下公園中央交差点近くや下岡蓮杖顕彰碑近くにもあったような気がします。ガス灯は、西洋文化の一つとして取り入れられたものですが、大砲同様、輸入品を見て職人が復元していきました。

元町通を歩き進めているとここに辿り着きました。道を挟んであるのは、港の見える丘公園への入り口でした。山の手迎賓館、白基調の素敵な建物です。ここも結婚式場だと後で知りました。こういう雰囲気の場所で建物内で結婚式を挙げたいと思う気持ちは年齢が行っても分かります。

みなとみらい線馬車道駅近くにある結婚式場です。縦長のコンパクトで見上げるような建物ですが、その美しさに見とれ、シャッターを切りました。一瞬歴史的建造物に類する造りに見えます。そこに魅かれました。ステンドグラスやチャペル等見学すればもっと魅力が深まったかもしれません。

石川町駅から元町を歩き、中華街へ向かうために川を横切りました。何度見てもきれいとは言えず、昔はどう活用されていたのだろうかと考えていたほどです。一説によると陸続きで川はなかったとか。どうなのでしょう。また、堀川となってますが、正式には中村川だそうです。

在日外国郵便局が外国郵便を取り扱っていましたが、外国から日本人宛の郵便物をもスムーズに扱えるようにするために日米郵便交換条約を締結し、外国郵便の始まりとなったそうです。現在の横浜港郵便局です。100周年記念として銘板が設置されました。

横浜都市発展記念館の中庭に置かれてあります。ガス管は、本町小学校校庭から出土したそうです。2002年1月11日、日時を見るとその日を待ってたかのようなゾロ目日です。日本国内至る所に真実の歴史が眠っていて、掘り出せば歴史学者なぞはいらないくらいです。

山下公園にこの将軍の記念碑が置かれています。フィリピン陸軍の父と呼ばれています。米比戦争後もアメリカの傀儡となるのを良しとせず、「平和の鐘の鳴るまで祖国の土を踏まず」日本の地を選んだ方です。その日本がまさしくアメリカの傀儡なのはご存じだったのでしょうか。

横浜都市発展記念館の敷地内にある旧居留地消防隊地下貯水槽遺構と同じ場所にありますが、こちらは石碑のみの案内です。消防車や救急車の「日本初」が、諸説あるということから、詳細を省いたのかもしれません。賢い選択と思います。

桜木町駅はいくつもの改札口があり、新南口から入場できずに困ってました。そんな時CIALを見つけ、探していた鉄道歴史展示場所もあって、暑さも凌ぎながらしかもパネルではなく原寸のSLを見学できました。新橋～横浜の開業駅がここだったことも知り、当時の姿が歴史的建造物とオーバーラップしました。

山下町にある横浜地方合同庁舎前にヘボン博士の居住地跡の碑が置かれてありました。和英辞典「和英語林集成」の編集・出版し、ヘボン式ローマ字の生みの親ともなった方、その他医術の普及など。書かれてはありませんが、強力な協力者なしにはできない活躍です。

日本新聞販売協会創立50周年記念に際し寄贈されたものです。昭和のころ、新聞少年の歌が流れました。夜の開ける前からアルバイト生として働いた少年たち、情報源として貴重だったテレビや新聞が出回り、家に届けられた新聞や一家に1つ置かれるようになった白黒テレビ、どんなに貴重なものだったか忘れられません。新聞少年に罪はありませんが、現在は、歴史が作られた感が拭えません。

横浜都市発展記念会館敷地内（KRCビル向かい側）にありました。100年以上も前の施設について、現物や状況の分かる場所設定などがなされていて、これが真の歴史の証明のものですし、関係者の思いが伝わってきました。

馬車道駅から出てすぐに見えるのが、この旧銀行。初めて見た時は美しさに痺れました。何かと話題に上っている渋沢栄一によって創設された日本最古の銀行と言われてます。真偽は定かではありませんが。横浜の歴史的建造物、このまま置いておくにはもったいないし朽ちていくので、修理再々利用を願います。

朝暘門近くにありました。横浜居留地80番地に開国後最初のカトリック教会の聖堂の献堂式が行われ、後に山手町44番地へ移転・再建して現在のカトリック山手教会となったそうです。正式名称は聖心聖堂、天主堂とも呼ばれていました。天主堂見たさに見学者続出から事件に発展したことは現代にも通じる問題で、当時の深刻さが伝わってきました。

横浜中華街、関帝廟通りにある碑です。山下公園内ではなく、なぜ中華街なのだろうと調べてみると、1864年6月28日にジョゼフ・ヒコ（浜田彦蔵）が海外新聞を発刊した居館の跡に設置されたのだそうです。立派な碑です。浜田からジョセフになっている経緯は、この時代似たような話がいくつもあり、眉唾物です。