みかりんさんのクチコミ(7ページ)全158件

江戸時代末期、家業を継いで医師、その後函館奉行となって樺太探検をしたり、パリ万博まで出かけたり、旧幕臣の会合で同席した勝海舟に対して、「下がれ！」と怒鳴りつけたとされる下町の大物の住まい跡です。とはいえ、目印と説明書きのほかは何も残っていません。すごい人がいたもんだなぁ、と感心することしかり。目印のすぐ前にあずまやというなかなかいい味出している定食屋さんとちょっと斜めになって倒壊しそうな交番があります。

「振袖火事」と呼ばれる明暦の大火では、江戸市街の6割以上が焼土と化し、10万人以上が亡くなったそうです。身元や身寄りの判明しない多くの亡くなった無縁の人々の亡骸を手厚く葬るようにと当時の将軍家綱により、回向院が生まれました。今の東京を考えると、想像もつかないほどの大災害。そこから復興した江戸の町のスゴも感じます。

江戸時代に起こった５つの海難事故と函館戦争の際の航海での溺死者をすべからくともらうために建てられた石碑群を見ることが出来ます。回向院が作られるもととなった明暦の大火（「振袖火事」の名で知られている）や関東大震災の慰霊碑などもあり、万人を受け入れるお寺ならではです。

四十七士の吉良邸討ち入りの際は、この裏門から大石内蔵助らが突入したそうです。いまではマンションわきに高札が出ているだけになっていて、当時を偲べるものは何もありません。しかし、ここから歩いて表門跡まだ数分かかりますから、吉良邸の大きさが伺えます。その敷地内で起こった惨劇とドラマは今でも私たちの心をつかんでいます。

住所には亀沢３丁目２０番との記載がありますが、付近で大規模な工事があったため、亀沢２丁目児童公園という、小さな北斎通りから北に進んだ裏手の公園に目印と高札（説明）がありますので、ご注意下さい。住所通りでは探してもみつかりません。

回向院入って一番奥にあり、見つかりにくいかもしれませんが、鼠小僧の墓の左隣にあります。説明書きの高札もありますよ。全国各地に猫塚はあり、危険を察知して知らせてくれたのに、勘違いして斬り殺してしまった猫のお話など、猫塚にまつわる話は多種多様なようです。とはいえ、すべての生けるものを祀ってくれる回向院だけに、猫塚があるのは納得できますね。

賀茂真淵を師匠に持ち、本居宣長とのコラボで『万葉集略解』を編纂した江戸のインテリ国学者の墓です。歌人としても、絵画を描かせても素晴らしい才能をみせた下町の文化人だったそうです。両国で粋に生活されていたのだろうなぁ。

両国小学校のお向かい、京葉道路からちょっと入ったところにあります。循環バスすみまるくん南部ラインのバス停からすぐ近くです。敷地内には勝海舟生誕の地の石碑、両国小学校には芥川龍之介の文学碑ほか、周辺には歴史的遺跡なども多いので、散策の途中に一息入れてみては。春は桜がきれいです。

改修工事を終了し、本堂がゴージャスに生まれ変わりました。屏風などのお宝が展示されているお部屋もありますし、本堂上には竹が植え込まれ、スワロフスキーによるクリスタルボールが飾られています。中にはなんと、み仏様が彫り込まれたものもあるそうです。敷地内にはたくさんの歴史的重要遺跡などがありますので、ゆっくり散策を。

回向院の参道入って右手にあります。大きくて、本当に力強さを感じる石碑です。国技館にも近く、場所前や場所中には、近くの相撲部屋住みのお相撲さんがお参りする姿も見られます（幕下などの方ですが、、、）。この回向院の敷地内で江戸時代には相撲がとられていたそうで、当時のにぎわいは相当なものだったようです。

大泥棒鼠小僧のお墓です。回向院の一番奥の方に祀られています。手前にある石をけずってお財布にいれると、お金が貯まるとか、（賭け事含め）受験に勝つということで、秋～冬の季節は受験生がグループで訪れる姿が増えてきます。お隣には猫塚もあります。いわれも含めて下町情緒を楽しんで下さい。

吉良上野介をまつったお社や石碑、上野介像などが白壁に囲まれた敷地内に美しく保たれています。近所の方なのか、お参りされている方もみかけました。悪役として知られることになった上野介ですが、一体本当はどうだったのだろうかは、未だに解釈が分かれるところですね。すぐ近くに甘味やさんや吉良まんじゅうを買える和菓子屋さんもあります。

両国小学校の敷地内にあり、周囲には花も植えられ、大事にされている様子がわかります。石碑には名作「杜子春」の抜粋が。「自分らしく生きたい」という一文に、そうできないと悩み、自ら命を絶った天才の煩悶がうかがわれる気がします。。。両国でこの人が幼少～青年期を過ごしたと知り、この近所で何を考えて暮らしていたのかちょっと想いを馳せてしまいました。

両国小学校の前にある両国公園の片隅に石碑と説明の立て看板が見つかります。篤姫との親交も深かった倒幕の立役者の勝海舟ですが、下町に生まれ育っていたんですね。芥川龍之介など、両国エリアには歴史の教科書にのるような著名人が多く生を受けたり、育ったり住んだりしていたことがわかります。

現在、併設する幼稚園の立て替えに伴い、本堂含め、全面改築中です。塀に囲まれ、内部は見えません。ただ、耐震などの土地の調査をしたところ、地中に多数の遺跡、遺構が発見されたそうで、現在その調査も含め、改築がおくれているそうです。

本所～深川エリアの開発の立て役者と言われる本所築地奉行徳山五兵衛重政の屋敷跡に、その功績を称えて御霊祀ったのが徳ノ山稲荷神社。敷地内には、日本左衛門首洗い井戸跡、石碑が残されていて、ちょっとゾクっときました。盗賊の日本左衛門を徳山五兵衛がつかまえた折、思い残すことはないか尋ねたら、日光参りをしたことがないと答えたため、処刑する前に日光参拝を許したそうで、五兵衛の人柄がうかがえます。

江戸時代中期の大盗賊、日本左衛門が投獄され、最終的に断首、その首を洗ったとされる井戸です。鼻筋が通って色白の長身の美男で、顔に5センチほどの切り傷が目印だったとか。斬首の後に晒された首を日本左衛門の愛人が盗み出し、宅円庵で弔ったと言う言い伝えもあるそうです。

江川太郎左衛門は、幕末にジョン万次郎を召し抱えて英語や航海術の講義を行わせたことでも知られているそうですが、なんといまは目印程度の塔があるだけ。訪れた当日はごみ回収日で、なんとゴミ袋が山積みされていました。残念。。。緑町公園すぐです。

江戸博と両国国技館の裏手に挟まれるようにして位置しています。なんと、国技館を含む周辺の景観との調和をを保つため、江戸東京博物館との合築構造になっているそうです。知らなかった！雨水ポンプや発電機の見学、模型による浸水の実演や降雨体験ができる見学は、東京水道局が年に数回募集しています。

ここにお屋敷があったという説明書きがあり、今は緑町公園として近隣の子供や親子連れが訪れるスポットになっています。現在、隣接する土地に北斎美術館が建設中。できるのが楽しみですね。巡回バスのすみ丸くんの南部路線のバス停もあります。