極楽人さんのクチコミ全2件

良く出来ていました。

ＢＡ（英国航空）便でイタリア(ナポリ～ポジターノ～ローマ～フィレンツェ～ベニス)を周り、9月24日に帰国しました。イタリアは快適でしたが、乗り継ぎのロンドン空港が“鬼門”でした。

往復ともロンドン周辺の２つの空港を経由するコースで、
成田空港⇔ヒースロー空港⇔ガトウイック空港⇔イタリア各都市というコース。
往きはガトウイック空港からナポリ空港へ、帰りはベネツィア空港からガトウイック空港へという道のりです。
ロンドンの２つの空港間は専用バス（National Express便）で移動しました。
乗り継ぎのために３時間を取っていたのですが、往復とも間に合いませんでした。
テロ未遂事件によるセキュリティ強化の影響も多少はありましたが、往路は高速道路が渋滞で、ガトウイック空港まで１時間のはずが何と２時間半もかかりました。
復路は預けた荷物が出て来るまでに優に１時間以上がかかりました。到着便が密集していたためのようですが、「wait」の表示のみで何の誘導やアナウンスもなく、普段からの手際の悪さが原因なのではないかと思います。因みに、帰路のバスは前夜の雨で道路の一部が大きく冠水していたにもかかわらず１時間半でヒースロー空港に到着しました。何が起こるかわかりません。同じコースの方は、トランジットにたっぷり４時間以上とっておいた方が無難だと思います。
空港間バス(National Express)の運賃は往きが17.5ポンド、帰りは16ポンドと値段が違いました。たぶん、発着ターミナル別に料金設定がされているのでしょう。
切符購入はバス停のそば、現金はポンド以外は使えないので、帰りの分まで多めに両替しておくか、最初からカード払いと決めておくほうがスムーズにゆきます。
また、ヒースロー空港のNational Express乗り場は、この欄でもずいぶん紹介されていて準備したつもりでしたが、違っていました。私の降りた第一ターミナルの場合、飛行機の到着ロビーから地階に降りて長い地下道をたどった先の、バスセンターのはずれになっていました。ここでも、10分はロスしてしまいました。

乗り遅れは起こりましたが、幸いにも同一航空会社の通し便。乗機時に乗り継便の搭乗券を一緒にもらえたこともあって、ＢＡカウンターで相談するとすぐ次の手を打ってくれました。ウンザリもしましたが、急ぐ旅でもないのでハプニングは苦になりません。
往路はガトウイック空港近くの小さなホテル、帰路はヒースロー空港そばの巨大ホテルを手配してくれ、もちろん食事や移動もすべてＢＡ持ち(待遇のレベルは交渉次第のよう)で、案外快適でした。
また帰路は次発の日本便が満席だったため、ＢＡ職員が香港経由のとんでもなく面倒な案を提示しました。そこで「日本人スタッフを呼んで！」と要求したらベテランの日本人女性職員が来てテキパキと処理してくれました。結局、帰路便は同一グループのフィンランド航空でヘルシンキ経由となり、日本までの継続飛行時間が３時間ほど短縮されて禁煙時間が短くなりました。当然、この変更に追加費用は一切ありません。

余談ですが、往路、予約しておいたナポリに泊まれなくなり、翌日の朝便で飛んでタクシーを乗り継ぎナポリ港近くのホテルを訪ねました。謝りとともに宿泊代金を支払う旨を伝えましたが、同情なのか誠意が通じたのか「問題ないよ」と笑って受け取ってくれませんでした。ナポリのおじさんは体格同様、性格も太っ腹でした。
もうひとつ、イタリアの「禁煙法」ですが、空港やホテルのロビー以外では駅でも道路でも皆さんスパスパやっており、これもやはり心配する必要はまったくありませんでした。
以上、ご参考までに。