平遥駅前のホテルを延長利用させてもらい、平遥古城からお得意の寝台車で洛陽(龍門石窟)に夜のうちに移動するはずでしたが、やっ...
続きを読むてしまいました。
昼間に駅に寄って切符を調達しておいたのですが、私が伝えた火車の時間が僅か20分早くなっていたため、乗り遅れてしまいました。
悪いことは重なるもので、チェックアウトの時間が深夜だったため、フロントの女の子に出発する時は起こしてね!と言われていましたが、完全に寝入っていたようで、なかなか起きてくれませんでした。そんなこんなで駅に着いたのが、きっかり20分前となり、出発したばかりとなったわけです。
駅の改札で、改札のおばさんに何でそんなにのんびりしてるの!?急いで!!と怒られた意味が、切符の時間を見て初めてわかりました。トホホ
平遥から洛陽行きの火車は、翌日はもともとなく、その次の日の深夜が一番早いと言われたため、手数料は取られますが、切符はすぐに払い戻しました。
しかし、ホテルは既にチェックアウト済みで、泊めてもらえるかどうか・・・とても不安でしたが、自分達が起きなかったからと言ってくれて、追加料金なしで朝まで同じ部屋に泊めてもらいました。
きっと、私が伝えた火車の時間が変更になり、その時間に一番近い火車に親切にも変更してくれていたようで、切符を確認しなかった自分が悪いのですが・・・。
鉄道の選択肢はなくなったので、朝一番にバスの時間を見に行ったら、すぐに発車するという。なんとラッキーな!
その日のうちに洛陽に着くことができます。余裕はなくなりましたが、今回の旅で1日だけ余裕を持たせていたので、没問題です。
バスは快適で、予定通り洛陽に到着しました。朝早く出たため、まだ龍門石窟には十分間に合う時間に到着です。
遅れを取り戻そうと、ホテルをすぐに決めて、龍門石窟までのバスの時間を聞きに行くと、な、な、なんと補修のため龍門石窟はクローズだと言われました。
裏を取るため、ホテル併設の旅行会社にも行って尋ねたところ、今日もクローズですとのこと。しばらくの間、クローズになっているようです。
寝台車で早朝に到着していたら、もっとショック大でしたが、不幸中の幸いということになります。
で、気になるのが明日は?ということになりますが、その旅行会社によると、明日は久々にオープンするとのこと。
あまりにもラッキーでした。その日は、今までの疲れを取るため早めに休むことにしました。
翌朝、早々にバスで龍門石窟へ向かいましたが、バスのチケット販売所にはオープンの知らせが来ていないようで、閉まってるよ!と何度も念を押されましたが、旅行会社を信じて向かいました。
ゲートに着いて一安心!チケットを販売しているではありませんか!
ということで、たっぷり龍門石窟を堪能しました。
龍門石窟河南省洛陽市の南方13キロ、伊河の両岸にある石窟寺院です。
北魏の孝文帝が山西省の大同から洛陽に遷都した494年(太和18年)に始まりました。
仏教彫刻史上、雲岡石窟の後を受けた、龍門期(494年 - 520年)ということになります。
龍門石窟の特徴は、その硬さで雲岡石窟の粗い砂岩質と比べ、硬く緻密な橄欖岩質を加工して造られているところです。
そのため、北魏においては雲岡のような巨大な石窟を開削することが技術的にできませんでした。またこの頃から、中国固有の造形も目立つようになり、西方風の意匠は希薄となってきています。
したがって、雲岡石窟とは異なる印象を受けるだけに、ここも是非見ていただきたい石窟の1つです。
絶頂期の石窟が、675年(上元2年)に完成した「奉先寺洞」なので、200年近く掘られていたことになります。
したがって、雲岡石窟と比較しても遜色ない規模になっているとともに、固い緻密な橄欖岩質が風化を妨げ、今なお生き生きとその姿が残っています。
夏は、日除けになるものが何もないため、スポーツドリンクの持参か涼しいシーズンに行くことをお勧めします。
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投稿日:2012/05/26