挽歌が聞こえるかもしれませんーー
- 4.0
- 旅行時期:2016/09(約9年前)
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by norisaさん(非公開)
小樽 クチコミ:7件
鰊御殿は総面積200畳以上の総二階です。
明治から大正、昭和初期とニシンの漁獲量は今では想像できない量だったようです。
その時代は小樽が最も繁栄した時代。
ニシンに加え石炭の積み出し港としても栄え、最盛期には札幌、函館をしのぐ総生産量を誇りましたーー。
当時は北前船=西回り航路は非常に盛んで、日本海を南西に向かい、下関経由で大阪に多くの物資が運ばれました。
今でも大阪や京都ではニシン蕎麦がよく食べられますが、これはその時以来の伝統かもしれません。
(関東ではニシン蕎麦はめったにお目にかかれません)
この鰊御殿はまさしく繁栄した小樽の象徴でしたーーー。
しかし、以前のイメージでは鰊御殿というのはニシン漁で大もうけした網元が建てた豪華絢爛たる豪邸!だと思っていましたが、これはどちらかというと漁をするための漁師ともども暮らす合宿所のようなものです。
もちろん主人家族宅は厳密に仕切られていますし、そちらは豪邸でつくりも贅沢ですが、それでも小作人のような雇われ漁師と同じ屋根の下で暮らすことに変わりはありませんーーー。
この御殿はもともとこの小樽の高台にあったわけではありません。
半島の反対側の泊村(原発で有名です)から移築したものだそうです。
この御殿への道は最後は車一台がやっと通れる坂道!
十分ご注意ください。
駐車場からは坂道を数十mさらに徒歩で登って到着します。
空いていれば受付の方が案内してくれるかもしれません。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2016/10/04
いいね!:14票
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