湯田中温泉 よろづや旅館 桃山風呂
名所・史跡
3.26
湯田中温泉 よろづや旅館 桃山風呂 クチコミ・アクセス・周辺情報
クチコミ・評判
1~1件(全1件中)
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国の登録有形文化財,絢爛豪華な伽藍建築の大浴場
- 4.5
- 旅行時期:2025/10(約3ヶ月前)
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長野県 下高井郡 山ノ内町 大字平穏(ひらお)。信州・湯田中温泉の老舗旅館「よろづや」の大浴場です。庭園露天風呂と温泉蒸し... 続きを読む風呂を併設しています。桃山風呂は「よろづや」もしくは道向かいの「松籟荘(しょうらいそう,2021年全焼,2024年再建)」の宿泊客専用施設です。日帰り入浴はできません。15:00から21:30までが女性用,22:00から翌朝9:30までは男性用となります。
泉質は,ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性 低張性 高温泉)。源泉が高温(75.6℃)のため,約25%の加水(井戸水)により適温化されています。
桃山風呂は,伊豆修善寺にある「新井旅館」の「天平風呂」に感銘を受けた五代目の館主が,安土桃山時代の伽藍建築の粋を集めた大浴場を建築すべく,昭和26(1951)年に着工したもの。庭園露天風呂を含め,約3年の歳月をかけて完成したそうです。浴室の総面積は約200㎡,浴槽は約40㎡で容積は24トン。
「真・行・草」の真。最も格式が高いとされる折り上げの格天井(ごうてんじょう)がみごとです。
*折り上げ天井:中央部分を周囲より一段高くとった天井
*格天井:角材を正方形(格子状)に組んで板を張った天井
唐破風玄関には,高橋泥舟(1835-1903,山岡鉄舟の義兄で,勝海舟とともに幕末三舟のひとり)の『清舎』,脱衣場には佐久間象山(1811-1864)の扁額『洒心(さいしん)』が掛かります。
平成15(2003年)に「よろづや旅館桃山風呂」として国の登録有形文化財に登録。以下,文化庁・国指定文化財等データベースの解説文より抜粋。
『切妻造,平入で,雄大な唐破風玄関を設け,内部は浴室と脱衣室からなり,浴槽は楕円形で縁や床に稲田石を用いる。架構は虹梁や組物など社寺建築の技法を巧みに用い,浴室天井は折上格天井とし,菱欄間や彫物欄間を要所に配している。設計は沖津清。』(引用終わり)
*稲田石:茨城県 笠間市 稲田地区を中心として採掘される御影石の一種
*虹梁(こうりょう):梁の一種。虹のように反った弓型の形状から。 閉じる投稿日:2025/10/13
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