神戸の中心部湾岸地域にある。
箱物行政の真新しい建物が並んでいる。
合同庁舎、○○館、○○センター…。
その中でもひ...
続きを読むときは大きくガラス張りで目立つ建物が防災未来センター。
道を挟んでヤマダ電機やHATという巨大な商業施設がある。
駐車場があるのでクルマで行っても良い。
入館者は駐車料金が割引される。
私らは駐車料金がもったいないので商業施設の駐車場に入れて買い物をした。
さて、総ガラス張りの防災未来センターは入場料が500円。
展示(演示)時間が決まっているらしく待つように言われる。
4階に行くと部屋(シアター)に通される。立ち見である。
幾何学模様の壁を見ろという。
震災の瞬間を大音響と再現映像で見せてくれる。
音響の迫力は十分。映像は3台の映写機でマルチ画面。
ただしデザイン重視の幾何学模様の壁の意味がない。
画像は暗くて不鮮明。普通のスクリーンで良かったのでは。
7分で終わると震災直後を再現したジオラマの中を10mほど歩いて次のシアターへ。
今度はイスがあった。
15分ほど震災復興のビデオだった。
終わると下の階へ行けという。そこは展示スペースになっている。
一部は液晶画面のビデオが流れて大量の写真パネルや資料がある。
ただし資料はほとんどが文字情報のみでとにかくゆっくり読めということ。
展示物は写真と文字ばかりで物体は少ない。
さらに下の階に進むと、やはり地震にかかわる展示。
液状化などが学べるがある程度知っている人には興味は持てない。
肝心のいかにして大地震が起きたのかについては言及していない。
とても広くてきれいだが内容的に高校の文化祭のレベルだ。
問題なのはこの立派な箱物。
誰がどんなお金で作ったのだろうか。
建物や内装などとても優れたモダンなデザインだが
震災を記念するという主旨にはあわない気がする。
こんな高校の文化祭みたいなことに何十億円もなぜかけられるのか。
悪く言えば震災による焼け太りに見える。
おしゃれなきれいな建物で500円取って被災者の苦しみを
わかって欲しいというのはいかがなものか。
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投稿日:2009/03/03