明治時代に封印されてから、一般の人は立ち入れなかった五重塔内部を2018年の4月から11月まで公開しています。
特別拝観...
続きを読む料¥500円で、同時に公開されている秘仏との共通券が¥800円です。
早速訪れてみると、五重塔の前のチケット売り場でチケットの購入とともにお札を渡され、お祓いを受けます。
そして、まず、1階。
内部撮影は禁止です。
祭壇があって、その周囲を回ることができます。
そして、一旦、外に出て2階へ。
29段からなる仮設の階段を登ります。
下が見える階段で、お年寄など足の不自由な方はちょっと大変かもしれませんが、ここまで来られた方は、そもそも随神門の入り口からここまで石段を登り降りして来ることができたのですから、これくらいは登れると思います。
そして中に入ろうとすると案内人の方に制止されます。
何と、行けるのは2階と接続したこの階段上までで、建物の中には入れないのです。
その代わり、建物の中に上半身を突っ込んで、建物の内部を眺めることができます。
なぜこのようなことになっているかというと、実は五重塔内部は、床が無い全くの吹き抜けで、スカスカの状態で、入りたくても入れない状態なのです。
重厚で見事な階層の建物は、外観だけだったというのも意外です。
なお、それでも、1階の時点で上が見えないのは、祭壇に天蓋があるからで、2階以上はずっと上の方まで通じているのですが、ところどころ横木が組まれていて、2階からでもスッキリとは屋上まで見通すことができません。
下からじっくり覗いて、ぜひ最上部を探してみてください。
また、案内人の方によると五重塔の芯柱も見ものだとおっしゃっていました。
当然、五重塔を上まで行くと思っていたのが、建物に入る前にいきなり終わってしまったので、かなり拍子抜けです。
明治時代以来の特別拝観という割には、なんのこっちゃという印象でした。
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投稿日:2018/07/24