碧い海と南の島に住む猫たちを巡る旅 in Samui★2017　03　3日目　【サムイ島】

2017/04/29 - 2017/05/08

旅行3日目。
昨日とは逆方向のナトン方面へ出掛ける予定で原付を走らせると、出発間もなく、西の方角は進めば進むほど雲が厚く真っ暗になり、バンボ―ビーチの手前でついにスコールと遭遇。
昨年の滞在中はずっと天気に恵まれていたけど、スコール中は動けないのでコンビニの軒先を借りて1時間ほど雨宿りをし、少し雨脚が弱まったところで来た道を戻ると…100ｍも走らない内に地面が濡れていない状態で気が抜けてしまった。
メナム付近からは汗ばむような晴天が広がっていたので、西方向は諦めメナム―チャウェン付近で遊ぶことに。今年のＧＷのサムイ島はずっとこんな感じで、西は雨季の足音が聞こえているけど、それ以外の地域では良い天気が続いていた。

エリア サムイ島(タイ)

併設カフェで朝食を済ませ、準備をしてHOTELを出発。

フィッシャーマンズ ハウス カフェ & ホテル ホテル

昨夜夫が停めたという駐車場について行ったら、立派な看板はあるけど無人で、長屋の中心にある空き地が駐車場になっている模様。

ガソリンスタンドに寄って給油をし…

ナトン方面に向かって西へと原付を走らせる。

空を見上げると海がある右手側は青空が広がっているけど、山が見える左手側は暗く分厚い雲が覆っている。
半分晴れているし大丈夫でしょ、去年も一度も降らなかったし…とこの時は気楽に考えていた。

軽い渋滞にハマって視線を先に向けると、見たことないトラックの乗り方をしていてびっくり！
右の人は紐を両手で掴んで背もたれもあるから一見安全そうだけど土踏まずだけで体制をキープしてるし、左の人なんて右手と右足だけで乗っていた。
メナムを通り過ぎてボンバービーチに差し掛かる直前、ポツリポツリと冷たいものが肌を伝う。

雨が降るなら持参した雨合羽を着たいと思って、すぐ先に見えたコンビニの軒先へ入った途端に急に雨脚が強まり…

あっという間に豪雨並のゲリラ雨に。
道路はみるみるうちに川になって、原付に乗っている人たちが次々とこちらに避難してきた。
ピーク時には足首まで水が溜まっていた場所もあったけど、1時間ほど待つと雲の切れ間が見えて雨合羽でも移動できそうな雨になってきたので来た道をUターン。

Uターンして100ｍも走らない内に景色は一転。
地面は濡れていないし、雨合羽を着ているのは西から走ってきた人だけでこちらは雨が降ってないらしい。
スコールで1時間も足止めを食らってバカみたいな気分になった。
予定がリセットされたため、今日の予定を練り直すべくメナムビーチへ。
夜はにぎやかなのかも知れないけど日中はいつ訪れても閑散としていて静か。

メナム ビーチ ビーチ

海は青空が広がっていて、スコールがあったことを知らない人たちがマリンスポーツを楽しんでいた。
ビーチも少し過疎っているけど、のんびり過ごすには良いのかもしれない。

メナム ビーチ ビーチ

ボープットを横切るので、ついでにHOTELに立ち寄って濡れた雨合羽を部屋に置き、再出発。
こちらも雨は降っていないらしく、地面からの熱気をグングン感じた。

ボプット ビーチ ビーチ

リングロードをチャウェン方面に進んで…

PTTガソリンスタンド手前にある三角屋根の店が“Hasar Chmiu”というムスリム一家が営んでいる食堂。

Menuはカオマンガイ・チキンヌードルスープ・牛肉スープ・カオパッドの恐らく4種類だけなのに、カオパッドを尋ねると「出来ない」と言われたので今日は3種類しかなかった。
タイの子供らしい体格のいい小学生の息子が、店先にぶら下がっている鶏肉を食べたがって駄々をこねていた（笑。

高床式になっているので風通りは良いけど、床の隙間から下が見えてちょっと怖い。

【チキンヌードルスープ】
蒸した鶏肉・空芯菜・モヤシ・香草・大根かカブか解らないけど柔らかな白い野菜が入っていて…

麺はかなり幅広のモチモチした平麺。
しっとり柔らかな鶏肉と、コクがあるけどサッパリしたスープの相性が抜群♪

【ビーフスープ】
トマト・玉ねぎ・骨が無いブツ切り牛肉・青唐辛子がたっぷり入っている。
ほろほろに崩れる牛肉と、パンチがあって後引く辛さのスープが絶妙で美味しかった。
これに白米をつけて合計：150B。

Central Festivalに繋がる道を左折してしばらく進むと、小高い丘の上に金色に輝くチェディが見えたので、夫に「登ってみたい！」と頼んだら「空港から見えるやつでしょ？あれ」と知っていた模様。

チャウェン湖手前のKhao Hua Jock Rdと書かれた看板を左折すると、原付でもギリギリ登れるような急勾配の坂が続いていて、ゲストハウスやHOTEL、夜景を売りにしたBarを横切って登りきると…

Khao Hua Jock Chediという寺院がてっぺんに建っていた。
道の端に原付を停めて階段を上がってみる。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

しばらくすると下からチラッと見えていた金色のチェディが姿を現した。
チェディと本堂は一体化していて、チェディに続く階段をのぼるには1人：20B必要らしい。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

ただでさえ暑いのに、ここは遮るものが無い丘の上。
ジワジワと照り付ける太陽が余計に熱く感じたので逃げるように本堂の中へ。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

中はヒンヤリとして少し涼しい。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

本尊はさほど大きくないけど…

ワットカオフアジューク 寺院・教会

巨大な仏足が置かれていた。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

隅に目をやると、自分の誕生曜日に応じて参拝する仏像がハイテク仕様だった。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

さっきHOTELに戻ったとき、また雨が降ると困るので軽い単焦点レンズに付け替えてしまったのを後悔。
このレンズじゃ思うように撮れないから、チェディに上がるのは次回にしてテラスからの景色を楽しむことにした。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

夫が言った通り真横にサムイ空港の滑走路が広がっていて、奥には海を望むことが出来る。
タイミング良く飛行機が着陸する様子も目撃できたし、ここはサムイ島の隠れ絶景ポイントかも♪

ワットカオフアジューク 寺院・教会

Khao Hua Jock Chediはあまり知られていないのか、交通の便が悪いせいか、急な坂道が阻むのか、参拝客も観光客も本当に少なかった。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

原付でチャウェンビーチまで移動し…

チャウエン ビーチ ビーチ

夫はテンション高らかに海へ。
荷物番をしていると私の大きなツバの帽子・UV手袋・長袖…肌の露出箇所が首から上しかないスタイルを、似たような格好の完全防備したビーチの土産物売りの人たちに褒められる。
油断してうっかり足の甲を日焼けなんてしたら水膨れ＆痒みで腫れ上がってしまうので、大げさじゃなくこちらは命がかかってる。

チャウエン ビーチ ビーチ

ボープットに戻る途中、ビッグブッダ市場で夜ゴハンを調達。
夕方のこの時間は特に原付が多くて、停める場所を探すのも一苦労だった。　

市場内には購入した海産物を好きな調理法で料理してくれる店もあるし…

作り置きのおかずを販売している店もあるので、歩いていると色々気になってしまう。

好きなものを選んでビニール袋に詰めてもらい幾つかお持ち帰り♪
迷っていると小さなスプーンで味見をさせてくれるので、辛さに不安がある人は聞いてみると良いかも。
大体1品30B～40B程度で、魚のフライなども扱っていた。

まずはビールで乾杯！
午前中はスコールに遭遇してどうなるか不安だったけど、場所を移動したおかげで新しい場所にも行けて良かった。

【豚肉と青菜の炒め物】35B
青菜と豚バラ肉をニンニクで炒めてあり、辛くはないけど食欲をそそる味。

【海老入りココナッツスープ】30B
カブ・海老・ベビーコーン・インゲン・丸茄子・ウリ系が入った具だくさんのスープで、ココナッツミルクシチューのような優しい味。

【クワクリン・ガイ】35B
たぶんこれが噂に聞くタイ南部の激辛料理クワクリン。
生青唐辛子・輪切り唐辛子・刻んだこぶみかんの葉と一緒に鶏ひき肉がカレー味で炒めてあって、とにかく激辛！！！
あまりの辛さに涙腺崩壊しそうな勢いで、うっすら涙を浮かべながら食べたけど、この辛さがビールとよく合いグイグイ進んで、ラープの辛さとはまた違う、刺すような辛味が癖になる。

まだ時間が早かったので飲みに行くがてら、ボープット桟橋の西方面をウロウロ。

しばらく歩くと…あれ？
金曜日でもないのに道路に屋台が並んでいて、店は少ないけどまるで金曜日に開催されるFisheman's Village Night Marketみたい。

奥の方は飲食屋台も出店していたけどかなり満腹だったので、結局ナイトマーケットを散策して帰路に着いた。
滞在中、本番の金曜以外で見かけたのはこの日だけ…毎週月曜も小規模なのが開催されているのかな？
明日は夫はダイビングへ、私は本を片手に昼からまったり飲んで過ごす予定。
続きは04へ。