碧い海と南の島に住む猫たちを巡る旅 in Samui★2017　05　5日目　【サムイ島】

2017/04/29 - 2017/05/08

旅行5日目。
今日はレンタカーでサムイ島を周遊を。
まず最初に向かったのは、ほぼ売り切れでお目当てのものが食べられなかった美味しいガイヤーン食堂へ。ブランチにも少し早い時間だったけど1番乗りで到着して座席に着くと、心待ちにしていたナムトック・ムーとソムタム、ガイヤーン（ハーフ）をオーダーした。
私が知る限りタイで1番美味しいと思うガイヤーン店で激ウマ味を堪能したあとは、島内の寺院や雄大な滝、サムイ島内屈指の絶景スポットを巡る。
夫が特に楽しみにしていたのが、サムイ島産ラム酒を生産するラム酒工場見学。年に4カ月しか稼働しないというラム酒工場はタイミング良く生産真っただ中で、サトウキビが発酵する強い匂いに包まれながら生産工程を見せてもらった後、運転しない私だけ併設レストランでラム酒の試飲をした。
ここのラム酒は、同じ工場内で生産しているシロップと割ると、普段ラム酒を飲み慣れない人でも美味しく味わうことが出来るので貴重な経験になった。

エリア サムイ島(タイ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨夜申し込んだレンタカーを受け取って9：30過ぎにHOTELを出発…と思ったら、車を持ってきてくれた男性に「事務所まで歩いて帰るのが大変だから申し込みをしたツアーデスクまで送ってほしい」と言われた。
ゆ、ユルイ(笑。
国際免許証もいつ提示するんだろう？パスポートもいつ預けるんだろう？と思っていたけど、一切なかった。

最初に向かったのは、プンチャイガイヤーン。
先日行ったらランチタイムをとっくに過ぎていたせいか、ほぼ売り切れで目的のモノが食べられなかったから、9：00から営業しているので今回はブランチにも早い時間に行ってみた。さすがに1番乗り。

特製のグリルからはチキンが焼ける香ばしい匂いが立ち込め、思わずお腹が鳴った。
オーダーを取りに来た女性に「ナムトックとソムタムも頼める？」と聞いたら、私たちを思い出したようで「OK、OK！」と満面の笑み。

【ガイヤーン（ハーフ)】
ハーフサイズとはいえ、かなり大きなチキンなのでこのボリューム。
そして今回はちゃんと甘辛ダレが付いてた。
先日はやっぱり忘れられてた(笑。

【ナムトック】
肉の焼き加減・味・ハーブの量…どれをとっても絶妙で超好みなこの店のナムトックは、やっぱり最高に美味しかった！

【ソムタム】
大抵のお客が“ガイヤーン（ハーフ)＋ソムタム”それにラープだったり、ナムトックだったり、麺をオーダーしているのでこの店の鉄板Menu。
マナオがたっぷりと絞ってあるのでみずみずしく、シットリしているけどシャキシャキの食感が肉と相性抜群だった。
合計：220B。

車に乗り込む前にふと空を見上げたら、丘の上に輝く金色のチェディが目に飛び込んできた。
午前中は飛行機の発着本数も多いだろうし、天気もバッチリだからいい場面に遭遇できるかも♪と思いKhao Hua Jock Chediへ寄り道することにした。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

心臓破りの急坂は車だと楽々。
今回借りた車は最初コンパクトカーの予定だったのに、朝現れたのはHONDAのシビック。

汗を滲ませながら階段をのぼっていくと…

ワットカオフアジューク 寺院・教会

本堂屋上に建つ巨大なチェディが見えてきた。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

本堂では参拝者が祈祷をしてもらっていたようで、僧侶から聖水をかけられていた。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

外に出て見晴らしが良い場所へ。
日差しは強いけれど海も空も澄みきっていて、自然豊かなサムイ島の眺めがどこまでも続く。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

ちょうどその時、離陸待機中だった飛行機が爆音と共に浮上！
思ったより近い距離でみることが出来るから、飛行機好きならたまらない穴場スポットのはずなのに独占だった。

サムイ空港 (USM) 空港

しばらく待っていると、海の方から一機の飛行機が舞い降りてきた。

サムイ空港 (USM) 空港

もう少し高い位置から眺めたくなり、先日は上がらなかったチェディに続く階段へ。
1人：20Bの入場料が必要。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

階段を上がると遮るものが何もないので、強い風の通り道になっていて気持ちがいい。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

中央には迫りくるような巨大なチェディが鎮座していた。

ワットカオフアジューク 寺院・教会

上階は一周出来るようになっていて、サムイ島内でも一際高い場所にあるこの場所はかなり遠くまで見渡すことが出来た。
チャウェン湖を改めて上から見ると、大きいのはわかっていたけどそのスケールに驚く。

車に乗ってラマイ方面へ続く道を南へ。

途中Lad Kah View Pointに立ち寄って…

ラッド コー 観光名所

ラマイを通り過ぎ、Wat Kunaramへ到着。

ワット クナラム (ミイラ寺) 寺院・教会

それ程規模が大きな寺院ではないけど、参拝者や観光客が多いこの寺院の見どころは…

ワット クナラム (ミイラ寺) 寺院・教会

手を合わす参拝客の視線の先にチラリと見える、ガラス張りケースに収められた高僧のミイラ。
住職を務めたルアン･ポー・デーンという僧侶が自ら予言通り、79歳と8ヶ月で亡くなったので祀られている。

ワット クナラム (ミイラ寺) 寺院・教会

髪の毛のフワフワした感じがリアルだけどサングラスをかけているのでグロくなく、よくこんな高温多湿な環境で数十年保存出来てるなと感心してしまった。
タイの寺院でよくみかける、高僧の超リアルな蝋人形の方がギョッとすることも多いから、このタモリ風な高僧は意外に平気だった。

ワット クナラム (ミイラ寺) 寺院・教会

寺院入口近くには、ナーガを模した船が飾ってあったけど、ラオスのWat Xieng Thongで似たものを見た記憶があったので、もしかしたら高僧の葬儀で使用されたものかも…と想像する。

ワット クナラム (ミイラ寺) 寺院・教会

車で走っていると探していた案内板を発見。
次々と４ＷＤジープが入っていくし…間違いない。

すれ違うのもままならない細い道を進んでいくとNamuang Waterfall入口に到着。
駐車場脇には象乗りが出来る場所があり、数頭が待機していていて母象の周りを小象が元気よく走りまわっていた。

ナ ムアンの滝 滝・河川・湖

20Bの駐車代金を支払い人の流れについていくと、道の両側には土産物屋が並びすっかり観光地化されていた。
でも背の高い木々が生い茂っていて、強い日差しを遮るからとても涼しい。

ナ ムアンの滝 滝・河川・湖

ナーガを模した木の根を飾り祀っていた。

ナ ムアンの滝 滝・河川・湖

整備された階段を降りていくと激しい水の音が聞こえてくる。

ナ ムアンの滝 滝・河川・湖

島内の別の場所にある昨年の同時期に訪れたKhowyaiwa WaterfallとWang Sao Thong Waterfallは見る影もないくらい水が無かったのに、こちらは滝の大きさもさることながら、豊かな水量を湛えていて驚いた。

ナ ムアンの滝 滝・河川・湖

泳ぐ準備をしてきた夫に「用意して来たのに入らないの？」と尋ねたら「水が汚い」と。
確かに水が濁っているけど十分浸かれる深さがあるようで、気持ちよさそうに遊ぶ家族連れがたくさんいた。

ナ ムアンの滝 滝・河川・湖

現在地は赤いマークの中央下部。
上部から続く大きな円を描く道がメジャーなサムイ島観光ルートらしいけど、せっかくなので今回はあまりお勧めしないと言われた島最南下まで伸びるローカルルートも走ってみることに。

続いて訪れたのは、夫の1番の目的“Magic Alambic Distillery K&S Rum”。
サムイ島内で唯一のラム酒製造工場がここにある。
http://rum-distillery.com/

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

車から降りるとすぐに犬と猫が近づいてきた。
猫は私の服が気になるらしく、飛びかかろうとしてかなりヤンチャだったけど可愛い。

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

どこへ向かったらいいかわからないのでキョロキョロしていたら、男性が奥を指さして「あっちで作っている」とぶっきら棒に教えてくれたので行ってみると、サトウキビが床に置いてあった。

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

甘くて濃厚な強い匂いがする方へ進んでいくと、製造工程を説明した写真が並んでいて…

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

その周りには発酵途中の液体がブクブクと泡立っていた。

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

鉄柵の隙間から覗くとろ過装置が確認できる。
案内もルートも無いので工場見学と言うよりはチラ見するだけだけど、年に4カ月間しか工場が稼働してないので絶好のタイミングだったのは確か♪

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

屋根が付いた建物では地元女性が数人働いていたけど、敷地は広いのに人の姿がとても少ない。

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

駐車場に戻ってみると奥にレストランらしき建物があって、ミニスカートのヨーロッパ人女性が出迎えてくれた。

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

こちらはレストランになっていて、ラム酒の試飲＆販売も行っている。

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

食事もできるけど、ランチは別の場所に決めていたので今回は試飲だけ。
蒸留酒が大好きな夫は今回ドライバーなので、代わりに私が試す。

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

【Tasting Rum】60B
大きめのショットグラスに並々と入っていて、シロップも付いてくる。
普段ラムを飲まない私が飲める心配だったけど、甘みが抑えられていてスッキリとした風味だったから、アルコール度数の強さの割に意外にすんなり飲むことが出来た。
シロップは一緒に販売しているものでお酒で割ったり、スウィーツにかけたりとこちらを買い求める人も多いそうで、ライム系のスッキリとしたコクが美味しかった。
ラムの味だけではやはり飲み慣れないので、シロップと割ると口当たりがよくなり美味しく飲めた。

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

【パイナップルジュース】60B
夫はラムを横目にジュースで我慢。

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

【ホームメイドソーセージ＆バジルソース】130B
おつまみが無いと飲めない体質なのでソーセージをオーダー。
小振りだけど脂が少なくて、サッパリ食べることができ美味しかった。
バジルソースと書いてあったけど出てきたのはBBQソースで、ラム酒とよく合う♪

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

【Rum Small（Natural)】380B
夫の土産用に購入したラム酒。
フレーバー風味も数種あるけどやっぱりコレ♪
ラマイ周辺では販売している店をいくつか見かけたけど、ラマイ以北では見たことがなかったので出回る数がかなり少ないのかもしれない。
合計：640B。

ラ ルメリー デ コー サムイ バー

そのまま道なりに走ると、コンビニは勿論、商店や民家も無い道が延々と続き、Google mapだけを頼りに到着したのは海岸。

海岸手前はLeam Sor Pagodaと呼ばれる寺院になっていて、光沢のないチェディと高僧が祀られた建物があった。
周囲は野良犬だらけだけど、この暑さなので皆ぐったりしていて姿勢を変える程度しか動かなかった。

レムソー パゴダ 寺院・教会

高僧が祀られた建物奥はガラス張りになっていて中に2体鎮座し、向かって右側は妙に肌が黒くて髪の毛も見えるし、それに義眼がはめ込まれていなかった。
もしかしてココも隠れミイラ寺？

レムソー パゴダ 寺院・教会

寺院と砂浜の境目は無く、砂浜に寺院を立てたような感じ。
周りに何もないってのもあるけど、人が泳ぐような海ではなく寂しい印象だった。

レムソー パゴダ 寺院・教会

車に戻って遅めのランチに出発。
1470の道からスネークファームを通過して、1469のリングロード沿いにナトンを通ってBong Por Beach方面へ。
サムイ島西側はサンセットスポットになっているので後で立ち寄ることにし、南から一気に北上した。

わざわざBong Por Beachまで来たのは“Bong Por Seafood Restaurant”で食事をしたかったから。
一昨日は到着直前にスコールでUターンしたので絶対に来たかった！

砂浜の床を進んで海が見える席へ。

ここも泳ぐ海じゃないからビーチに人の姿は無いけど、海から吹きつける強い風が心地いい。

Menu。
本当は食べやすいよう一手間加えてあるプーパッポンカリーを食べるつもりだったけど、大好きなアレが載っていたので迷わずオーダー♪

【白ワイン】100B
【スプライト】20B
またも私だけ昼飲みさせてもらう。

大きな身体の犬が私の後ろの席を陣取っていたけど、テーブルに何も運ばれていないのを悟ったのか、別の場所に移動しておすそ分けを待っていた。

【カオパッド・シーフード（小)】70B
海老・イカ・蟹が入った具だくさん炒飯。
コクがあって美味しく、お酒が進む。

【ソムタムプーマー】150B
生のわたり蟹が2匹分入ったボリューム満点の1品で白ワインと相性抜群♪
新鮮な魚介類を扱う店じゃないと食べられないので、プーパッポンカリーよりこちらを頼んで正解。

15時を過ぎていて時間も遅かったので今回は2品しか頼まなかったけど、会計を頼むとデザートが登場した。
そうそう！去年も食後のデザートが出てきたっけ。
合計：340Bだった。

西側の道に戻って夕陽が見られるスポットを探したけど、良さそうな場所は全部高級ホテルの敷地になっていて、海沿いの道を走っているのに海に出られる道が無かった。
なのでLipanoi Beachまで移動し、ビーチからサンセット観賞することに。

ビーチに続く1本道の途中、車を停めるスペースがあったのでココに置いて歩いて海へ。
夫は海に入る気満々で、車内で水着に着替えてから出発！

17：30を過ぎたけどまだまだ日差しが強くて、もう少し待たないと。
夫はぬるい海に向かって飛び込んでいったので私は荷物番。

18時を過ぎるとやっと雰囲気が出始める。
このビーチは車や原付が無いと活動しにくいエリアなので、思いのほか人が少なく静か。

分厚い雲が地平線手前を覆っている。
この時間帯になると夕涼みがてら、海に遊びに来るタイ人家族の姿も増えてきた。

海をオレンジ色に染めるものの、やはり手前の雲が邪魔をする。

最後、雲の隙間から夕陽の姿がチラリ。

トライワイトの時間が優しく包み込み、ずっと眺めていたかったけど戻ることにした。

再びナトンを通過し、途中渋滞に巻き込まれながら30分かけてボープットに到着。
シャワーを浴びてからまた出かけるのも面倒なので、HOTELに戻る前にFisheman's Villageゲートとランドリーの間にある屋台で夜ゴハンを調達してから帰ることにした。

ずっと気になっていた麺屋台で調理してもらってる間に…

近くの炭火焼屋台で焼いてもらう。
この辺りの店は夕方から23時頃まで営業しているから本当に助かる。

ふと足元を見ると、キレイな顔をした猫がこちらをジッと見ていた。

お持ち帰りセットが完成したので、私はHOTEL前で降ろしてもらい、夫は車返却へ。　

今夜の夜ゴハンは手前から…
【ネーム串】20B×2
【焼鳥】20B×2
【ワンタン＆スライスポークのグリーンヌードル】40B
焼鳥は軟骨が入っていて、コリコリした食感と炭火焼の香ばしさでビールが進み、麺はワンタンが3個・青菜・モヤシ・葱・人参が入っていてサッパリしたスープが美味しかった。
麺は出来立てが食べたいからまた今度行ってみようかな♪
明日は夫の2回目のダイビングだから、私はまた１人でフラフラする予定。
続きは06へ。