クリスマス前のバルセロナ弾丸旅行　その10　モンセラットから途中下車してコロニア・グエル教会を見学

2015/12/21 - 2015/12/21

モンセラットの観光が終わった後は途中下車してコロニア・グエルへ。
このコロニア・グエルもちょっと行きにくい場所にある。
方向的にはモンセラットと同じ方向なんだけど途中で普通に乗り換えたりしなきゃいけないのでちょっと面倒くさい。

エリア スペイン

• 旅行の満足度: 4.0

登山列車でMonistrol de Montserrat駅まで戻って来ました。


この旅行記は↓の続きです。
http://4travel.jp/travelogue/11250706

Monistrol de Montserratからバルセロナまで戻る…のではなくコロニア・グエル教会を見学するために途中下車する予定。

13：41発のカタルーニャ鉄道はすぐに来ました。
登山列車とは接続するように時刻表が組まれているみたいです。

中途半端な時間のせいか、電車も空いてます。

外の気温は18度。
12月終わりにしてはあったかい。
スペインは日本よりは暖かいんだね。

乗っていた電車だとコロニア・グエル駅に止らないのでSant Vicenc dels Horts駅で下車。

ここで各駅停車の電車に乗り換え。

ここから2駅でコロニア・グエル。

コロニア・グエル駅到着。
無人駅だけど改装したのか新しい自動改札機が並んでいた。

さて、コロニア・グエル教会はどこ？と思って地面を見るとなんか書いてある。
どうやらこの足跡をたどっていけばコロニア・グエル教会に到着するみたい。
これはいい！
他の所もこうしてくれればいいのに。

道に迷う心配もないのでのんびり歩いて行く。
コロニア・グエルの駅前は芝生が広がっていてとてものどか。

ちょっと街みたいな所が見えてきた。
この辺りは繊維産業の労働者コロニーだったらしい。

駅から10分程歩くとインフォメーションに到着。

ここでコロニア・グエル教会のチケットを購入。
7ユーロだった。

開館時間などの情報はこちら
http://www.gaudicoloniaguell.org/es/koroniaguerunojian-xue

インフォメーションの前にはトイレもある。

インフォメーションからコロニア・グエル教会までてくてく。
すると見えてきた。
きっとあれだね。

入口には立派な門が。
普通の教会にこれはないよね。

あれだ。
ぱっと見た目にはとても教会には思えない外観。

この教会の外観は玄武岩とレンガで構成され、周りの自然との調和が素晴らしく、ガウディの最高傑作と評価する人も多いと言われています。

独特の外観。

教会へと入る入口上には、多くのトレンカディスやタイルの装飾が施されています。

チケットを見せて中に入るとあとは自由見学。

私の入った時は誰もいなくて貸し切り状態。
でもこの後で日本人の団体さんがやってきました。

内部で驚かされるのが、ガウディの愛弟子であるジュゼップ・マリア・ジュジョールが作った七色の花柄のステンドグラス。

光が差し込むと床や柱にステンドグラスの鮮やかな色が映し出され聖堂内が壮麗な雰囲気に包まれます。
上下左右に開閉する窓を開けると残るのは十字架模様。
開いた窓を見るとまるで蝶が羽を開いたかのような美しさです。

ガウディデザインのベンチ

あれ？
真ん中のマリア様、さっきモンセラットの大聖堂で見たマリア様と似てる？
どうやら黒マリア様はカタルーニャ地方の人々にとって特別な存在みたいです。

繊維業界で成功したエウセビ・グエル氏が、繊維工場をバルセロナから移そうとしたのをきっかけに工業コロニーが造られました。

工場で働く人のために、広大な敷地内に家屋や学校などが建てられ、コロニー内に教会が必要とのことで設計を依頼されたのがガウディです。

1898年に依頼されましたが、完璧なアーチを造るため逆さ吊り構造模型の実験だけで10年間もの月日を費やし、着手されたのは1908年。1914年サグラダファミリアに専念するため建設を中断し未完成作品となっています。

祭壇の後ろに階段があったので上がってみます。

するとこの様な空間になっていました。
どうやらここは聖歌隊のための席だったようです。

建物を支える柱をつなぐレンガのアーチ、レンガを並べた天井や梁など魅力的なデザインに圧倒されます。

また放射線状に張り巡らされた梁はヤシの木をイメージしたものです。

ガウディの愛弟子であるジュゼップ・マリア・ジュジョール作のステンドグラスはとにかく美しい。

地上に建つはずだった教会は造られず、ガウディが唯一講堂として造った半地下が礼拝堂に転用されています。
完成したらこの様な形になるはずだったみたいです。

1898年に依頼されたガウディでしたが、逆さ吊り模型の制作に最初の10年間を費やしたため、工事が着工されたのは1908年後のことでした。

そして、 その6年後には、サグラダ・ファミリアの建設に集中するため、未完成のままこの教会から手を引いてしまいました。しかしながら、そのときの逆さ吊りの実験 は、サグラダ・ファミリアへと活かされていきます。

外に出てきました。

外から見たステンドグラス。

こんな所に柿が！

教会の屋上に上がってみました。

屋上の設計はガウディではないらしい。
掃除している人がいてた。

これが何を意味しているのか？

屋上から降りてきて…

最後にもう一度教会の中に入っておこう。

最後にしっかりと目に焼き付けよう。

バルセロナからちょっと距離はあるけど見に来る価値のある教会だったな。

さてここからは駅まで戻ろう。

インフォメーションまで戻って来た。

繊維工場があった頃の街の模型が置いてあった。

ガウディの逆さ吊り模型。
今回の旅行で何度見たことか。

インフォメーションには日本語のガイドブックも売っていた。
世界中から観光客が来るんだね。

街の中にはレンガ造りの立派な建物が多かった。

さてそれでは駅に向かいましょう。

帰りはどの電車に乗ってもバルセロナに戻れるので安心。

が、途中下車しているのでもうモンセラットのセット券は使えません。
ということで乗車券を自動販売機で購入。

英語表示も出来るので購入は簡単なんだけど、この自動販売機コインを入れるところがなくって、クレジットカードがないと買えなかった。
現金派の人には困りものかも。

時刻表を確認すると電車はさっき出たばっかりみたい。
20分ほど待たなきゃダメ。
日本だったら「20分！？」となるけど海外では割と普通にある。
休日ダイヤだと1時間に1本しかないので20分に1本でむしろありがたい。
郊外に行くのは電車の本数もあるからやっぱり平日だね。

ということで待ちに待った電車に乗ってバルセロナに戻ります。

この続きの旅行記は↓
http://4travel.jp/travelogue/11250997