隠岐諸島旅行記(ブログ) 一覧に戻る
台風12号の進路とモロ被りとなった2016年9月の隠岐・西ノ島への旅。<br />一度は旅の中止も覚悟し、どうなることかと旅の前夜はドキドキでしたが、旅の神様が微笑んでくれた西ノ島の滞在二日目は朝から快晴で、台風の影響も夕方までは平気そう…ということで、当初のプランニング通りの島内サイクリングを決行!<br />朝イチで西ノ島観光協会に予約していた自転車を受け取りに行きました。<br /><br />私がレンタルしたのは電動自転車で、電池燃料の残量計もデジタル表示の最新型。<br />この日予定していた島内の走行距離は約44kmで、走り出した時点での電動自転車の電池の残量表示は約50km分。<br />これなら夕方まで余裕で走れる…と軽快に自転車を飛ばし、国賀海岸、赤尾展望所、鬼舞展望所を自転車で巡りました。<br /><br />西ノ島は火山が作ったカルデラの外輪山が島の尾根となっていて、絶景ポイントはその尾根の一番高いところです。<br />だから道路のアップダウンも激しく、登りの起伏の標高差は約240mあり、その坂を海抜0m地点から自転車で一気に登ります。<br />電動自転車なので登り道では電気のアシストを利用しますが、それでも顔を真っ赤にして必死に漕がなければ自転車が前に進まない急坂も多くありました。<br />でも厳しい登りの後には楽しい下りがあり、下り道は電気を切って重力と加速度だけで走り抜けます。<br /><br />風を切り走る草原道。<br />丘陵地帯には時折、野良牛や野良馬の姿が見え、これぞ西ノ島の旅♪という醍醐味を五感で味わいました。<br /><br />しかし最後の訪問地である焼火(たくひ)神社へ向かう途中、自転車に異変が起きました。<br />すれ違う車もない山の道は蛇行し鬱蒼とした木々が道の上に影を作り、明るい雰囲気とはとても言い難い環境下での自転車のトラブル。<br />こんな山の中の道へは地元の方は用が無ければやっては来ない…、物好きにもこんなところへとやって来るのは観光客だけ…。<br />その頼みの観光客も、台風の接近により島の中には殆どいない…。そんな時に、ひとり、山の中で遭難に近い状態へと陥ってしまいました。<br /><br />トラブルとトラベルは一字違いのお友達。<br />アクシデントがあっても、それを自力で乗り越えるのもひとり旅の面白さ。<br />そんな西ノ島の旅行記です。<br /><br />☆★☆★2016.9月 お気楽・隠岐 一人旅・旅程☆★☆★<br />□9/2 羽田-米子空港-七類港-別府港-国賀めぐり観光船<br />■9/3 西ノ島サイクリング 摩天崖-国賀海岸-赤尾展望所-鬼舞展望所-焼火神社<br />□9/4 別府港-境港-松江-小泉八雲の幻想世界<br />□9/5 松江-足立美術館-境港の妖怪の世界 米子空港-羽田<br /><br />    ☆★☆★★2016年9月 お気楽・隠岐 一人旅 旅行記☆★☆★<br />【1】蒼の洞窟へ♪ http://4travel.jp/travelogue/11171204<br />【2】天空の摩天崖 http://4travel.jp/travelogue/11183051<br />【3】天国と地獄 http://4travel.jp/travelogue/11187018<br />【4】ヘルンが愛した松江 https://4travel.jp/travelogue/11432271<br />【5】妖怪は何処へ消えた  https://4travel.jp/travelogue/11436287

旅の女神の掌の上で/天国と地獄@火山の島【西ノ島ひとり旅-3 サイクリング〈やっちまった〉編】

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2016/09/02 - 2016/09/05

4位(同エリア319件中)

旅行記グループ お母さんの一人旅-辺境編-

4

46

ウェンディ

ウェンディさん

台風12号の進路とモロ被りとなった2016年9月の隠岐・西ノ島への旅。
一度は旅の中止も覚悟し、どうなることかと旅の前夜はドキドキでしたが、旅の神様が微笑んでくれた西ノ島の滞在二日目は朝から快晴で、台風の影響も夕方までは平気そう…ということで、当初のプランニング通りの島内サイクリングを決行!
朝イチで西ノ島観光協会に予約していた自転車を受け取りに行きました。

私がレンタルしたのは電動自転車で、電池燃料の残量計もデジタル表示の最新型。
この日予定していた島内の走行距離は約44kmで、走り出した時点での電動自転車の電池の残量表示は約50km分。
これなら夕方まで余裕で走れる…と軽快に自転車を飛ばし、国賀海岸、赤尾展望所、鬼舞展望所を自転車で巡りました。

西ノ島は火山が作ったカルデラの外輪山が島の尾根となっていて、絶景ポイントはその尾根の一番高いところです。
だから道路のアップダウンも激しく、登りの起伏の標高差は約240mあり、その坂を海抜0m地点から自転車で一気に登ります。
電動自転車なので登り道では電気のアシストを利用しますが、それでも顔を真っ赤にして必死に漕がなければ自転車が前に進まない急坂も多くありました。
でも厳しい登りの後には楽しい下りがあり、下り道は電気を切って重力と加速度だけで走り抜けます。

風を切り走る草原道。
丘陵地帯には時折、野良牛や野良馬の姿が見え、これぞ西ノ島の旅♪という醍醐味を五感で味わいました。

しかし最後の訪問地である焼火(たくひ)神社へ向かう途中、自転車に異変が起きました。
すれ違う車もない山の道は蛇行し鬱蒼とした木々が道の上に影を作り、明るい雰囲気とはとても言い難い環境下での自転車のトラブル。
こんな山の中の道へは地元の方は用が無ければやっては来ない…、物好きにもこんなところへとやって来るのは観光客だけ…。
その頼みの観光客も、台風の接近により島の中には殆どいない…。そんな時に、ひとり、山の中で遭難に近い状態へと陥ってしまいました。

トラブルとトラベルは一字違いのお友達。
アクシデントがあっても、それを自力で乗り越えるのもひとり旅の面白さ。
そんな西ノ島の旅行記です。

☆★☆★2016.9月 お気楽・隠岐 一人旅・旅程☆★☆★
□9/2 羽田-米子空港-七類港-別府港-国賀めぐり観光船
■9/3 西ノ島サイクリング 摩天崖-国賀海岸-赤尾展望所-鬼舞展望所-焼火神社
□9/4 別府港-境港-松江-小泉八雲の幻想世界
□9/5 松江-足立美術館-境港の妖怪の世界 米子空港-羽田

    ☆★☆★★2016年9月 お気楽・隠岐 一人旅 旅行記☆★☆★
【1】蒼の洞窟へ♪ http://4travel.jp/travelogue/11171204
【2】天空の摩天崖 http://4travel.jp/travelogue/11183051
【3】天国と地獄 http://4travel.jp/travelogue/11187018
【4】ヘルンが愛した松江 https://4travel.jp/travelogue/11432271
【5】妖怪は何処へ消えた https://4travel.jp/travelogue/11436287

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
5.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス タクシー ANAグループ JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 快晴の空の下を自転車で走り、最初に向かったのは西ノ島でも1,2位を争う景観の国賀海岸。<br />国賀海岸の駐車場の端に自転車を停め、さぁ、ここから257mの絶壁:摩天崖(まてんがい)への1時間の崖登りにチャレンジ♪<br />と思っていたら、そこに現れたのは旅の神様。<br />神様はその力で登りの1時間を5分に短縮し、私を絶景の広がる摩天崖の草原の真っただ中へと投げ入れてくれた。<br /><br />天空の草原である摩天崖。<br />夏の残り香が漂う翠の海原では、馬や牛たちが朝食中。<br />寝るのも起きるのも食べるのも全てが自由気儘な西ノ島の馬たちは、その脚には蹄鉄もなく、ストレスフリー。<br /><br />摩天崖の広大な景色を見渡せる草の上に腰を下ろして、深呼吸。<br />目を瞑り耳を澄ますと、聞こえてくるのは大地の囁き。<br />馬が草を引きちぎる音、天を舞う鳶の鳴き声、崖を吹きぬける海風の音…。<br /><br />朝の誰もいない摩天崖。<br />ヒトのいない静けさと大地の豊かさを体で感じ、憧れ続けていた世界を堪能した。<br />

    快晴の空の下を自転車で走り、最初に向かったのは西ノ島でも1,2位を争う景観の国賀海岸。
    国賀海岸の駐車場の端に自転車を停め、さぁ、ここから257mの絶壁:摩天崖(まてんがい)への1時間の崖登りにチャレンジ♪
    と思っていたら、そこに現れたのは旅の神様。
    神様はその力で登りの1時間を5分に短縮し、私を絶景の広がる摩天崖の草原の真っただ中へと投げ入れてくれた。

    天空の草原である摩天崖。
    夏の残り香が漂う翠の海原では、馬や牛たちが朝食中。
    寝るのも起きるのも食べるのも全てが自由気儘な西ノ島の馬たちは、その脚には蹄鉄もなく、ストレスフリー。

    摩天崖の広大な景色を見渡せる草の上に腰を下ろして、深呼吸。
    目を瞑り耳を澄ますと、聞こえてくるのは大地の囁き。
    馬が草を引きちぎる音、天を舞う鳶の鳴き声、崖を吹きぬける海風の音…。

    朝の誰もいない摩天崖。
    ヒトのいない静けさと大地の豊かさを体で感じ、憧れ続けていた世界を堪能した。

    摩天崖 自然・景勝地

  • 摩天崖から国賀海岸までは1時間のトレッキングだが、下り道なのでラクチン。<br />道は一応あるが、かなり適当。<br />崖から落ちない程度に寄り道をしながら崖を下る。<br /><br />このトレッキング道は、車では来ることのできない場所。<br />歩いた人だけが見ることのできる・感じることのできる、地球が作り出した・地球の意思を感じられる世界を歩く。<br /><br />ダイナミックな海岸線と切り立つ崖が目の前に広がる。<br />世の中に絶景と呼ばれる場所は数多くあれど、ここまでヒトの手が入っていない大自然そのままの景観が残されている場所は、それほど多くは無いだろう。<br /><br />-----------ココまでの旅の記録は旅行記【1】【2】↓にて-----------<br />【1】蒼の洞窟へ♪ http://4travel.jp/travelogue/11171204<br />【2】天空の摩天崖 http://4travel.jp/travelogue/11183051

    摩天崖から国賀海岸までは1時間のトレッキングだが、下り道なのでラクチン。
    道は一応あるが、かなり適当。
    崖から落ちない程度に寄り道をしながら崖を下る。

    このトレッキング道は、車では来ることのできない場所。
    歩いた人だけが見ることのできる・感じることのできる、地球が作り出した・地球の意思を感じられる世界を歩く。

    ダイナミックな海岸線と切り立つ崖が目の前に広がる。
    世の中に絶景と呼ばれる場所は数多くあれど、ここまでヒトの手が入っていない大自然そのままの景観が残されている場所は、それほど多くは無いだろう。

    -----------ココまでの旅の記録は旅行記【1】【2】↓にて-----------
    【1】蒼の洞窟へ♪ http://4travel.jp/travelogue/11171204
    【2】天空の摩天崖 http://4travel.jp/travelogue/11183051

    国賀海岸遊歩道 名所・史跡

    ここを歩かないなんて… by ウェンディさん
  • 摩天崖から下ってきたトレッキング道の終点で私を待ち構えていたのは、大地の虹。<br /><br />火山と海が何万年もかけて作り出した天然の幻術作品である通天橋だ。  <br />

    イチオシ

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    摩天崖から下ってきたトレッキング道の終点で私を待ち構えていたのは、大地の虹。

    火山と海が何万年もかけて作り出した天然の幻術作品である通天橋だ。

    通天橋 自然・景勝地

    岩虹の橋 by ウェンディさん
  • 透き通るクリアな海面と半円形の石のアーチ。<br /><br />昨日に船のクルージングで海上からその姿を眺めはしたが、やはり近くで見ると岩肌のゴツゴツ感や細かな色の変化までが分かり、面白い。<br />

    透き通るクリアな海面と半円形の石のアーチ。

    昨日に船のクルージングで海上からその姿を眺めはしたが、やはり近くで見ると岩肌のゴツゴツ感や細かな色の変化までが分かり、面白い。

  • 東京タワーがすっぽりと入る高さの摩天崖の断崖絶壁は「海食崖」と呼ばれ、火山の堆積岩から出来た西ノ島で気の遠くなるような長い時間をかけ、海と風が作り上げた地形。<br />一見、頑丈そうに見える海食崖だが、実はコンスタントに続く刺激にはめっぽう弱く、難攻不落に見える摩天崖の崖下部分には無数に大小の穴が開いている。<br /><br />崖にその穴を穿った犯人は、海から断崖に打ち寄せる波や日本海の季節風。<br />波はゆっくりと岩を削り、開けられた針の穴の様な小さな穴はやがて洞窟サイズの巨大な岩窟へと拡張して行く。<br />そのようにして出来た岩窟の一つが、昨日に船で入った青の洞窟や乙姫御殿だ。<br /><br />そして、もろい火山岩で出来た岩窟の上部の岩は次第に崩れ風化し、残されるのは洞窟の穴の形の石アーチ。<br />それが目の前にある石橋、通天橋だ。<br />通天橋の形を見ていると、500万年の時の歩みがまるで解説付きで見ているかのような気分になる。

    東京タワーがすっぽりと入る高さの摩天崖の断崖絶壁は「海食崖」と呼ばれ、火山の堆積岩から出来た西ノ島で気の遠くなるような長い時間をかけ、海と風が作り上げた地形。
    一見、頑丈そうに見える海食崖だが、実はコンスタントに続く刺激にはめっぽう弱く、難攻不落に見える摩天崖の崖下部分には無数に大小の穴が開いている。

    崖にその穴を穿った犯人は、海から断崖に打ち寄せる波や日本海の季節風。
    波はゆっくりと岩を削り、開けられた針の穴の様な小さな穴はやがて洞窟サイズの巨大な岩窟へと拡張して行く。
    そのようにして出来た岩窟の一つが、昨日に船で入った青の洞窟や乙姫御殿だ。

    そして、もろい火山岩で出来た岩窟の上部の岩は次第に崩れ風化し、残されるのは洞窟の穴の形の石アーチ。
    それが目の前にある石橋、通天橋だ。
    通天橋の形を見ていると、500万年の時の歩みがまるで解説付きで見ているかのような気分になる。

    国賀海岸 自然・景勝地

  • 今はアーチ型の岩である通天橋も、あと数万年後(数百万年かな?)には崩れ、離れ岩となり、最後は海の中の岩礁となるのだろう。<br /><br />日本海を吹き抜ける風に乗り、遥か昔に教室に響いていた地学の先生の声が聞こえた気がした。<br />

    今はアーチ型の岩である通天橋も、あと数万年後(数百万年かな?)には崩れ、離れ岩となり、最後は海の中の岩礁となるのだろう。

    日本海を吹き抜ける風に乗り、遥か昔に教室に響いていた地学の先生の声が聞こえた気がした。

  • 通天橋から岩礁部分をパノラマで撮るとこんな感じ。<br /><br />でも、実際のダイナミックな雰囲気は、こんなもんではない。<br />写真でも言葉でもその雄大さや美しさは伝えきれてはいない。       <br /><br />

    通天橋から岩礁部分をパノラマで撮るとこんな感じ。

    でも、実際のダイナミックな雰囲気は、こんなもんではない。
    写真でも言葉でもその雄大さや美しさは伝えきれてはいない。

  • 国賀海岸の展望台からもう一度、海岸線の奇岩を眺める。<br />説明板によると左端の岩が象が水を飲む形をした象鼻岩で 真ん中の岩が観音岩だという。<br /><br />象鼻岩は海上から見るとその名の通りの造形だが、陸地から眺めるとぜんぜん象の姿には見えない。<br /><br />(写真:下段は国賀海岸展望台からの風景。上段は船から見た象鼻岩(左)と観音岩(右))

    国賀海岸の展望台からもう一度、海岸線の奇岩を眺める。
    説明板によると左端の岩が象が水を飲む形をした象鼻岩で 真ん中の岩が観音岩だという。

    象鼻岩は海上から見るとその名の通りの造形だが、陸地から眺めるとぜんぜん象の姿には見えない。

    (写真:下段は国賀海岸展望台からの風景。上段は船から見た象鼻岩(左)と観音岩(右))

    象ヶ鼻 自然・景勝地

  • 国賀海岸を堪能した後は、再び自転車に跨り走り出す。<br />さすがに今度は神様の手助けは無かったので、自分の脚力と若干の電気のアシストがその動力だ。<br /><br />この日の午前中には赤尾展望所と鬼舞展望所へと行こうと計画をしていた。<br />写真は摩天崖の上から撮った西ノ島の西半分で、これから向かう赤尾展望所と鬼舞展望所も写っている。<br />まずは国賀海岸から一気に丘を登り写真左の丘を越えて由良湾へと下り、海抜0mから展望台のある山(海抜242m)への一本道を攻める。<br /><br />カモシカのような脚に力を込め、坂道を一気に登る。<br />

    国賀海岸を堪能した後は、再び自転車に跨り走り出す。
    さすがに今度は神様の手助けは無かったので、自分の脚力と若干の電気のアシストがその動力だ。

    この日の午前中には赤尾展望所と鬼舞展望所へと行こうと計画をしていた。
    写真は摩天崖の上から撮った西ノ島の西半分で、これから向かう赤尾展望所と鬼舞展望所も写っている。
    まずは国賀海岸から一気に丘を登り写真左の丘を越えて由良湾へと下り、海抜0mから展望台のある山(海抜242m)への一本道を攻める。

    カモシカのような脚に力を込め、坂道を一気に登る。

  • 西ノ島の道路には、これは何??と思われる仕掛けがあちこちにある。<br />その仕掛けがこの写真。<br /><br />これは、牛・馬トラップで、草原地帯で生活する牛や馬たちと人間たちの空間を分けるための仕切りで、鉄格子を牛や馬の蹄よりも幅広く設置することで、この場所より先に牛や馬たちが歩いて行けない様に工夫をしてある。<br /><br />柵を作るよりこのトラップの方が牛や馬にとってもストレスがかからないのではないかと思う。<br /><br />自転車でこの場所を通る時は必ず自転車を降りて引きながら。<br />格子に自転車のタイヤが嵌ってしまうので乗ったまま通過するのは非常に危険だ。<br />

    西ノ島の道路には、これは何??と思われる仕掛けがあちこちにある。
    その仕掛けがこの写真。

    これは、牛・馬トラップで、草原地帯で生活する牛や馬たちと人間たちの空間を分けるための仕切りで、鉄格子を牛や馬の蹄よりも幅広く設置することで、この場所より先に牛や馬たちが歩いて行けない様に工夫をしてある。

    柵を作るよりこのトラップの方が牛や馬にとってもストレスがかからないのではないかと思う。

    自転車でこの場所を通る時は必ず自転車を降りて引きながら。
    格子に自転車のタイヤが嵌ってしまうので乗ったまま通過するのは非常に危険だ。

  • 馬牛トラップの内側の世界。<br />そこは、人間が作った道路であっても馬や牛さん達が優先される場所。<br /><br />だから、どこで何をしようと彼らの自由。<br />道路の上にも落し物があちこちにあり、乾いている物からはキノコが生えていたり…となかなか楽しい光景が広がっている。<br /><br />糞が転がっているというと臭いそうだが、風が通る丘の上なので乾燥が早く、ぜんぜん臭くはない

    馬牛トラップの内側の世界。
    そこは、人間が作った道路であっても馬や牛さん達が優先される場所。

    だから、どこで何をしようと彼らの自由。
    道路の上にも落し物があちこちにあり、乾いている物からはキノコが生えていたり…となかなか楽しい光景が広がっている。

    糞が転がっているというと臭いそうだが、風が通る丘の上なので乾燥が早く、ぜんぜん臭くはない

  • 国賀海岸から赤尾展望所までは約6.3kmの道のり。<br />一見近そうだが、その2/3はかなり急な登りなので、体力をかなり消耗する道だった。<br />国賀海岸からの所要時間は約30分。<br />赤尾展望所に着いた時には、もう心臓がバクバクと喉元まで出てきそうなくらいの拍動だった。<br /><br />駐車場の端に自転車を止める。<br />海へと下る丘陵部分には馬の姿。<br />その背後には、1時間半前まで居た垂直の断崖である摩天崖が見えていた。<br /><br />カメラのレンズを通してみると、赤尾展望所の丘陵地帯の直ぐ後ろに魔天崖の崖がある様に見えるがコレは実は望遠レンズのトリック。<br />摩天崖があるのは湾を挟んだその向こうで、空中を結ぶ直線距離でも2kmは離れている。<br />

    国賀海岸から赤尾展望所までは約6.3kmの道のり。
    一見近そうだが、その2/3はかなり急な登りなので、体力をかなり消耗する道だった。
    国賀海岸からの所要時間は約30分。
    赤尾展望所に着いた時には、もう心臓がバクバクと喉元まで出てきそうなくらいの拍動だった。

    駐車場の端に自転車を止める。
    海へと下る丘陵部分には馬の姿。
    その背後には、1時間半前まで居た垂直の断崖である摩天崖が見えていた。

    カメラのレンズを通してみると、赤尾展望所の丘陵地帯の直ぐ後ろに魔天崖の崖がある様に見えるがコレは実は望遠レンズのトリック。
    摩天崖があるのは湾を挟んだその向こうで、空中を結ぶ直線距離でも2kmは離れている。

  • 少し岬の方へ歩いた位置から同じ方向を眺めると、その距離感は歴然だ。<br /><br />赤尾展望所からは、国賀海岸の通天橋も良く見える。

    少し岬の方へ歩いた位置から同じ方向を眺めると、その距離感は歴然だ。

    赤尾展望所からは、国賀海岸の通天橋も良く見える。

  • 赤尾展望所の先端部分にはちいさな木造の展望台があり、天気の良い日の夕方には最高の夕陽を見ることの出来る場所なのだが、車の無い私に夕景は無理な話。    <br /><br />

    赤尾展望所の先端部分にはちいさな木造の展望台があり、天気の良い日の夕方には最高の夕陽を見ることの出来る場所なのだが、車の無い私に夕景は無理な話。

  • 展望台からは国賀海岸の海食崖の様子や海の澄んだ色合いが良くわかり、夕方でなくてもここから眺める景色は絶景だ。<br /><br />摩天崖から国賀海岸へと降りてくるトレッキング道もここからだと良くわかる。<br /><br />

    展望台からは国賀海岸の海食崖の様子や海の澄んだ色合いが良くわかり、夕方でなくてもここから眺める景色は絶景だ。

    摩天崖から国賀海岸へと降りてくるトレッキング道もここからだと良くわかる。

    赤尾展望所 名所・史跡

    自転車で行く場合は覚悟して!国賀海岸の全景を一望できる展望台 by ウェンディさん
  • 赤尾展望所の草原には多数の馬がいた。<br />人口3400人、牛860頭、馬70頭が暮らす西ノ島。<br /><br />その馬の総数の半分は此処にいるのではなかろうかと思う程、右を見ても左を見ても馬たちの姿が目に入る。<br /><br />馬が好きな私にはパラダイスみたいな場所だ。<br />

    赤尾展望所の草原には多数の馬がいた。
    人口3400人、牛860頭、馬70頭が暮らす西ノ島。

    その馬の総数の半分は此処にいるのではなかろうかと思う程、右を見ても左を見ても馬たちの姿が目に入る。

    馬が好きな私にはパラダイスみたいな場所だ。

  • 赤尾展望所で馬のいる景色を楽しんだ後は、鬼舞展望所に向けて自転車を走らせる。<br /><br />由良湾を眺める下り坂は、走っていて気持ちいい。    <br />

    赤尾展望所で馬のいる景色を楽しんだ後は、鬼舞展望所に向けて自転車を走らせる。

    由良湾を眺める下り坂は、走っていて気持ちいい。

  • 自転車で赤尾展望所から鬼舞展望所へ向かう時に注意したいのが、この由良湾への道を一気に下ってしまわないこと。<br /><br />写真は自転車を借りる時に観光案内所で貰った島の詳細地図【Oh! 道マップ】の西ノ島の西半分部分だが、地図上で②とポイントした場所。<br />ここで、ハンドルを右側に切らなければならない。<br /><br />もし此処で右に曲がらず道なりに行くと、そのまま由良湾へと下りてしまい、鬼舞展望所へ行くのにまた再度250m近い高低差の急坂を自転車で登ることになる。<br /><br />参考情報だが、①のポイント地点は赤尾展望台へ登る時の分岐点。<br />道路標識等は無く更に全然メイン道路っぽく見えない分岐点なので、地図をシッカリ見ながら行動をしていないと①のポイントは見過ごす可能性が高い場所だ。<br />

    自転車で赤尾展望所から鬼舞展望所へ向かう時に注意したいのが、この由良湾への道を一気に下ってしまわないこと。

    写真は自転車を借りる時に観光案内所で貰った島の詳細地図【Oh! 道マップ】の西ノ島の西半分部分だが、地図上で②とポイントした場所。
    ここで、ハンドルを右側に切らなければならない。

    もし此処で右に曲がらず道なりに行くと、そのまま由良湾へと下りてしまい、鬼舞展望所へ行くのにまた再度250m近い高低差の急坂を自転車で登ることになる。

    参考情報だが、①のポイント地点は赤尾展望台へ登る時の分岐点。
    道路標識等は無く更に全然メイン道路っぽく見えない分岐点なので、地図をシッカリ見ながら行動をしていないと①のポイントは見過ごす可能性が高い場所だ。

  • 地図はこの日の自転車の移動地図で、1日で走ったサイクリング距離は約44km。<br />その詳細は↓<br />別府港-国賀海岸 8.8km<br />国賀海岸-赤尾展望所 6.3km<br />赤尾展望所-鬼舞展望所 4.9km<br />鬼舞展望所-焼火(たくひ)神社 18.4km<br />焼火神社-別府港 5.2km<br /><br />各区間の所要時間<br />別府港-由良比女神社 25分<br />由良比女神社-国賀海岸 15分<br />国賀海岸-赤尾展望所 30分<br />赤尾展望所-鬼舞展望所 20分<br />鬼舞展望所-焼火神社 1時間位以上(途中で自転車トラブルあり)<br />焼火神社-別府港 60分

    地図はこの日の自転車の移動地図で、1日で走ったサイクリング距離は約44km。
    その詳細は↓
    別府港-国賀海岸 8.8km
    国賀海岸-赤尾展望所 6.3km
    赤尾展望所-鬼舞展望所 4.9km
    鬼舞展望所-焼火(たくひ)神社 18.4km
    焼火神社-別府港 5.2km

    各区間の所要時間
    別府港-由良比女神社 25分
    由良比女神社-国賀海岸 15分
    国賀海岸-赤尾展望所 30分
    赤尾展望所-鬼舞展望所 20分
    鬼舞展望所-焼火神社 1時間位以上(途中で自転車トラブルあり)
    焼火神社-別府港 60分

  • 分岐から鬼舞展望所まではアップダウンの少ない西ノ島の背骨を走る尾根道。<br />右を見ても左を見ても緩やかな丘陵地帯と海の広がるのんびりとした景色。<br /><br />緩い下り道ではペダルから足を離してバランスを取りながら重力に任せて坂を下る。<br /><br />頬を撫でる潮風が気持ちいい。<br />

    分岐から鬼舞展望所まではアップダウンの少ない西ノ島の背骨を走る尾根道。
    右を見ても左を見ても緩やかな丘陵地帯と海の広がるのんびりとした景色。

    緩い下り道ではペダルから足を離してバランスを取りながら重力に任せて坂を下る。

    頬を撫でる潮風が気持ちいい。

  • 気持よく尾根道を走っていたら、授乳中の牛の親子を発見!<br /><br />母牛も仔牛も本州の牧場で飼育されている牛に比べたらかなり痩せてはいるが、でも彼らが醸し出すのんびりとした雰囲気は、西ノ島ならでは。<br />そんな光景に見惚れてしまう。<br /><br />じぃ…と彼らを見ていた私は、ふと私を見るもう一つの視線に気が付いた。<br />

    イチオシ

    気持よく尾根道を走っていたら、授乳中の牛の親子を発見!

    母牛も仔牛も本州の牧場で飼育されている牛に比べたらかなり痩せてはいるが、でも彼らが醸し出すのんびりとした雰囲気は、西ノ島ならでは。
    そんな光景に見惚れてしまう。

    じぃ…と彼らを見ていた私は、ふと私を見るもう一つの視線に気が付いた。

  • こんな自然のど真ん中で他に人なんているはずない…と思い周りを見渡し、目の前の草陰に居たお兄ちゃん牛の姿に気が付いた。<br /><br />お兄ちゃんは、まるで「オレのかあちゃんと弟に一体何の用があるわけ?」といった表情で、私を睨みつけている。<br /><br />ごめん、ごめん。<br />余りに近くに居たので君の存在が視界に入っていなかった。<br />何も悪い事はしないからね~と、そうっとお兄ちゃん牛の方を向いたまま後ずさり。<br /><br />牛さんのテリトリーに踏み込み過ぎたようだ。<br />

    こんな自然のど真ん中で他に人なんているはずない…と思い周りを見渡し、目の前の草陰に居たお兄ちゃん牛の姿に気が付いた。

    お兄ちゃんは、まるで「オレのかあちゃんと弟に一体何の用があるわけ?」といった表情で、私を睨みつけている。

    ごめん、ごめん。
    余りに近くに居たので君の存在が視界に入っていなかった。
    何も悪い事はしないからね~と、そうっとお兄ちゃん牛の方を向いたまま後ずさり。

    牛さんのテリトリーに踏み込み過ぎたようだ。

  • 赤尾展望所から鬼舞展望所までは20分間のサイクリング。<br />鬼舞展望所の駐車場に自転車を駐輪し、丘の上に向かい歩き出す。<br /><br />鬼舞展望所は特に奇岩の海岸線が見える訳でもなく、どちらかというとだだっ広い丘的な雰囲気の場所だ。<br />

    赤尾展望所から鬼舞展望所までは20分間のサイクリング。
    鬼舞展望所の駐車場に自転車を駐輪し、丘の上に向かい歩き出す。

    鬼舞展望所は特に奇岩の海岸線が見える訳でもなく、どちらかというとだだっ広い丘的な雰囲気の場所だ。

  • そして、この展望所にも馬が多数。

    イチオシ

    地図を見る

    そして、この展望所にも馬が多数。

    鬼舞展望所 名所・史跡

    世界的にも珍しい美しいカルデラ湾が残る地形、ただ、それだけの場所 by ウェンディさん
  • 西ノ島で見かける馬たちは何処に行っても、食事中。<br /><br />自走式草刈り機だね。<br />

    西ノ島で見かける馬たちは何処に行っても、食事中。

    自走式草刈り機だね。

  • 私が鬼舞展望所に来たかった理由。<br />それは馬でもなく、奇岩でもない。<br /><br />鬼舞展望所から見る海がその目的だ。<br /><br />展望所の先の方まで行くと、その先には隠岐・島前三島の一つである知夫里島が目の前に見えてきた。<br />

    私が鬼舞展望所に来たかった理由。
    それは馬でもなく、奇岩でもない。

    鬼舞展望所から見る海がその目的だ。

    展望所の先の方まで行くと、その先には隠岐・島前三島の一つである知夫里島が目の前に見えてきた。

  • 地球がまだ熱いマグマの塊であった頃、現在の隠岐諸島のある海域には大きな火山(現在の焼火山)があった。<br />噴火を幾度となく繰り返した火山は噴火口を中心とする大きなカルデラの窪みを作りだし、その外輪山の尾根が環状に連なっていた。<br /><br />地球はその後、氷河期、温暖期とその気候を変えて行き、氷河期の終わりに溶けだした氷は海となった。<br />温暖期に入ると海の水位はどんどんと高くなり、その水は火山が作り出したカルデラの巨大な窪地にも侵入し、カルデラの窪地はカルデラ湾となり、外輪山であった山の頂は3つの島(西ノ島、知夫里島、中ノ島)へと姿を変えた。<br /><br />そんな風に作られたカルデラ湾の姿を鬼舞展望所から見ることができる。<br /><br />写真で私が立っている場所が西ノ島の鬼舞展望所、右真ん中の島が知夫里島、左真ん中の島が中ノ島で、3つの島が形成するカルデラ湾の姿が目の前に広がっている。<br /><br />この様なカルデラ湾が美しく残る火山は世界的に見ても非常に貴重で、隠岐諸島がユネスコ世界ジオパークに認定されたのもこの自然地形があったからだと思う。<br /><br />

    地球がまだ熱いマグマの塊であった頃、現在の隠岐諸島のある海域には大きな火山(現在の焼火山)があった。
    噴火を幾度となく繰り返した火山は噴火口を中心とする大きなカルデラの窪みを作りだし、その外輪山の尾根が環状に連なっていた。

    地球はその後、氷河期、温暖期とその気候を変えて行き、氷河期の終わりに溶けだした氷は海となった。
    温暖期に入ると海の水位はどんどんと高くなり、その水は火山が作り出したカルデラの巨大な窪地にも侵入し、カルデラの窪地はカルデラ湾となり、外輪山であった山の頂は3つの島(西ノ島、知夫里島、中ノ島)へと姿を変えた。

    そんな風に作られたカルデラ湾の姿を鬼舞展望所から見ることができる。

    写真で私が立っている場所が西ノ島の鬼舞展望所、右真ん中の島が知夫里島、左真ん中の島が中ノ島で、3つの島が形成するカルデラ湾の姿が目の前に広がっている。

    この様なカルデラ湾が美しく残る火山は世界的に見ても非常に貴重で、隠岐諸島がユネスコ世界ジオパークに認定されたのもこの自然地形があったからだと思う。

  • 鬼舞展望所の「鬼舞」という言葉。<br />何だか恐怖心をあおる単語だが、この単語の由来がけっこうおもしろい。<br /><br />西ノ島では昔から強い風の事を「鬼」と呼んでいて、強風が吹きぬけるこの丘は「鬼舞」と呼ばれたそうだ。<br /><br />この説明書きを読んだとき、私の頭に浮かんだのは何年か前に女子高生たちの間で流行った接頭語の「オニ」という単語。<br />女子高生の間での「オニ」は最上級を表す接頭語で「オニカワ(鬼可愛いの略)」などと活用し、「オニカワ」はメチャクチャ可愛すぎる~という意味で使われていた。<br />彼女たちが当時の流行として使っていた「オニ」の語源は、多分、西ノ島に残る日本の昔の古語に由来するのだと思う。<br /><br />自分たちが作りだした流行語として「オニ○○」を使っていた女子高生達も「オニ」がその昔の日本で古語として使われていたとは知らなかっただろう。<br />言葉は進化している様で実は、大昔の用法がまた蘇るというようなこともあるのかもしれない。

    イチオシ

    鬼舞展望所の「鬼舞」という言葉。
    何だか恐怖心をあおる単語だが、この単語の由来がけっこうおもしろい。

    西ノ島では昔から強い風の事を「鬼」と呼んでいて、強風が吹きぬけるこの丘は「鬼舞」と呼ばれたそうだ。

    この説明書きを読んだとき、私の頭に浮かんだのは何年か前に女子高生たちの間で流行った接頭語の「オニ」という単語。
    女子高生の間での「オニ」は最上級を表す接頭語で「オニカワ(鬼可愛いの略)」などと活用し、「オニカワ」はメチャクチャ可愛すぎる~という意味で使われていた。
    彼女たちが当時の流行として使っていた「オニ」の語源は、多分、西ノ島に残る日本の昔の古語に由来するのだと思う。

    自分たちが作りだした流行語として「オニ○○」を使っていた女子高生達も「オニ」がその昔の日本で古語として使われていたとは知らなかっただろう。
    言葉は進化している様で実は、大昔の用法がまた蘇るというようなこともあるのかもしれない。

  • だだっ広い鬼舞展望所だが、よくみると草の上には野の花の姿。<br />ノゲイトウ(左)とフウロウソウ(右)が咲いていた。<br />

    だだっ広い鬼舞展望所だが、よくみると草の上には野の花の姿。
    ノゲイトウ(左)とフウロウソウ(右)が咲いていた。

  • 彼岸花の仲間のリコリスの花もあった。

    彼岸花の仲間のリコリスの花もあった。

  • 鬼舞展望所でカルデラの地形を見ていたら、急に空腹感を覚えた。<br />時計を見るとお昼を過ぎている。<br /><br />ここからは下界までは、下り坂。<br />浦郷の港に向けて一気に坂を滑り降りる。<br /><br />自転車の電源はOffにして、風を切って下る。<br />正午を過ぎているので気温も高いが、思いの外、涼しい風が頬に当たる。<br /><br />

    鬼舞展望所でカルデラの地形を見ていたら、急に空腹感を覚えた。
    時計を見るとお昼を過ぎている。

    ここからは下界までは、下り坂。
    浦郷の港に向けて一気に坂を滑り降りる。

    自転車の電源はOffにして、風を切って下る。
    正午を過ぎているので気温も高いが、思いの外、涼しい風が頬に当たる。

  • 昼食は浦郷で調達しようと思っていた。<br />といっても、有名なレストランがある訳ではない。<br /><br />私が訪れたのは、にしわき鮮魚店。<br />にしわき鮮魚店は島のお魚屋さんだが、お店の脇の空間に机を出して、そこで食堂も併設している。<br /><br />

    昼食は浦郷で調達しようと思っていた。
    といっても、有名なレストランがある訳ではない。

    私が訪れたのは、にしわき鮮魚店。
    にしわき鮮魚店は島のお魚屋さんだが、お店の脇の空間に机を出して、そこで食堂も併設している。

    にしわき鮮魚店 グルメ・レストラン

    島の魚屋さんでランチを食す by ウェンディさん
  • 食堂のメニューには定食が三種類あり、私が頼んだのは天然あわびの炊き込みご飯(1100円)。<br />お刺身はお店にお任せで、この日はヒラマサの刺身。<br /><br />魚屋さんの併設食堂なので、刺身のその鮮度は抜群。<br />私が訪れた時間がもう13時を過ぎていたので、お昼のお客さんとしては最後の方。<br />お店のお母さんがウインクをしそうな顔で「もうお昼も終わりだから、いいところばかり入れておいたからね♪」と言ってくれた。<br /><br />

    食堂のメニューには定食が三種類あり、私が頼んだのは天然あわびの炊き込みご飯(1100円)。
    お刺身はお店にお任せで、この日はヒラマサの刺身。

    魚屋さんの併設食堂なので、刺身のその鮮度は抜群。
    私が訪れた時間がもう13時を過ぎていたので、お昼のお客さんとしては最後の方。
    お店のお母さんがウインクをしそうな顔で「もうお昼も終わりだから、いいところばかり入れておいたからね♪」と言ってくれた。

  • 昼食休憩後は、この日最後の行先である焼火(たくひ)神社へと向かう。<br />焼火神社があるのは焼火山の中腹で、辿り着くには自転車でクネクネの山道を登らなくてはならない。<br /><br />結構な山道を肩で息をしながら自転車を漕いでいた時、自転車に異変が起きた。<br />異変が起きたのは自転車の電池の残量表示部分で、蛇行する山道の途中でいきなり残量数値が物凄い勢いで減り始めた。<br />つい5分ほど前までは残量約20kmを表示していた電池のデジタル数値がどんどん小さくなり、5、4、3、2…ついにデジタル数値を表示するだけのパワーも無くなり、自転車は重い鉄の塊となってしまった。<br /><br />つづら折りの山道なので地図を見ても自分がいる場所から神社迄どの位の距離が残されているのか分からない。<br />山の中なのでGPSも使えず、位置把握も出来ない。<br /><br />とりあえず鉄の塊を押しながら山道の坂を上るが、電池の切れた電動自転車のその重さは約30kg。<br />車輪がついているとはいえ、真夏の様な気温の中、その自転車を転がして坂を上るのは重労働以外の何物でもない。

    昼食休憩後は、この日最後の行先である焼火(たくひ)神社へと向かう。
    焼火神社があるのは焼火山の中腹で、辿り着くには自転車でクネクネの山道を登らなくてはならない。

    結構な山道を肩で息をしながら自転車を漕いでいた時、自転車に異変が起きた。
    異変が起きたのは自転車の電池の残量表示部分で、蛇行する山道の途中でいきなり残量数値が物凄い勢いで減り始めた。
    つい5分ほど前までは残量約20kmを表示していた電池のデジタル数値がどんどん小さくなり、5、4、3、2…ついにデジタル数値を表示するだけのパワーも無くなり、自転車は重い鉄の塊となってしまった。

    つづら折りの山道なので地図を見ても自分がいる場所から神社迄どの位の距離が残されているのか分からない。
    山の中なのでGPSも使えず、位置把握も出来ない。

    とりあえず鉄の塊を押しながら山道の坂を上るが、電池の切れた電動自転車のその重さは約30kg。
    車輪がついているとはいえ、真夏の様な気温の中、その自転車を転がして坂を上るのは重労働以外の何物でもない。

  • もう限界!<br /><br />自転車は道の路肩に停めて、歩いて神社を目指すことにした。<br />アクシデントの時点で諦めて山を下るという考えもあったが、私的にはこんなところで諦めてたまるか!という感じで、なかばヤケになりつつも歩いて山道を登る。<br /><br />幸いなことに自転車を乗り捨てた場所から歩いて20分ほどで焼火神社への登山道入口に到着。<br /><br />でも、その入口にはマムシ注意の文字。<br />マムシには注意はするが、誰ともすれ違わないこんな山の中でマムシに出会ってしまった場合、私はどうすればよいのだろう。<br /><br />とりあえずマムシよけに短めの棒を借り、登山道を歩き出す。<br />西ノ島の旅は観光旅行なので、ちょっと楽しすぎの旅かなぁ…なんて旅の前には思っていたが、ぜんぜん楽ではない。<br />かなりガテン系の旅の気がしてきた。<br />

    もう限界!

    自転車は道の路肩に停めて、歩いて神社を目指すことにした。
    アクシデントの時点で諦めて山を下るという考えもあったが、私的にはこんなところで諦めてたまるか!という感じで、なかばヤケになりつつも歩いて山道を登る。

    幸いなことに自転車を乗り捨てた場所から歩いて20分ほどで焼火神社への登山道入口に到着。

    でも、その入口にはマムシ注意の文字。
    マムシには注意はするが、誰ともすれ違わないこんな山の中でマムシに出会ってしまった場合、私はどうすればよいのだろう。

    とりあえずマムシよけに短めの棒を借り、登山道を歩き出す。
    西ノ島の旅は観光旅行なので、ちょっと楽しすぎの旅かなぁ…なんて旅の前には思っていたが、ぜんぜん楽ではない。
    かなりガテン系の旅の気がしてきた。

  • 15分ほど登山道を登ると大きな鳥居と狛犬の姿。<br /><br />どうやらここからが神域らしい。<br /><br />

    15分ほど登山道を登ると大きな鳥居と狛犬の姿。

    どうやらここからが神域らしい。

  • 狛犬の体には蔦性の植物が巻き付き、なんだかちょっと怖い雰囲気。<br /><br />和製ホラー映画に出てきそうな感じだ。<br /><br />

    狛犬の体には蔦性の植物が巻き付き、なんだかちょっと怖い雰囲気。

    和製ホラー映画に出てきそうな感じだ。

  • 神社の社務所は巨大な石垣の上に建てられている。<br /><br />石垣の土台がある神社とは珍しいが、それはこの焼火神社が建立当時から城に匹敵する様な位置づけの神社として崇められていたことを意味している。<br /><br />

    神社の社務所は巨大な石垣の上に建てられている。

    石垣の土台がある神社とは珍しいが、それはこの焼火神社が建立当時から城に匹敵する様な位置づけの神社として崇められていたことを意味している。

  • 社務所の屋根瓦の家紋を見上げると、その文様は十一曜と左三つ巴の組み合わせ。<br /><br />以前に家紋に興味を持ち、様々な紋の意味を少しだけ調べたことがあったので、この家紋の意味するものはすぐに分かった。<br />まず11個の曜が表すのは、星の輝き→多分、火に関する何かを示している。<br />真ん中の三つ巴が示すものは、呪術、神具である勾玉。<br /><br />つまり、この家紋を持つ家は神事と関わる職種であるという事だ。<br />この建物自体が神社の社務所なので当然だが、まぁ、推理的にはこういうのも面白い。<br /><br />家紋に火を示すデザインが描かれているのは、焼火神社の由来が関係しているからだろう。<br />

    社務所の屋根瓦の家紋を見上げると、その文様は十一曜と左三つ巴の組み合わせ。

    以前に家紋に興味を持ち、様々な紋の意味を少しだけ調べたことがあったので、この家紋の意味するものはすぐに分かった。
    まず11個の曜が表すのは、星の輝き→多分、火に関する何かを示している。
    真ん中の三つ巴が示すものは、呪術、神具である勾玉。

    つまり、この家紋を持つ家は神事と関わる職種であるという事だ。
    この建物自体が神社の社務所なので当然だが、まぁ、推理的にはこういうのも面白い。

    家紋に火を示すデザインが描かれているのは、焼火神社の由来が関係しているからだろう。

  • 西ノ島の焼火神社は、海の神を祀る社だ。<br />その昔、海上から浮かび上がった3つの妖しの火が焼火山の中腹(現在の社殿のある場所)に飛んできて、灯台の様に位置を示し、海の男たちの目印となった…という伝説から、神の地として祀られる様になったそうだ。<br /><br />現在の焼火神社の社殿が建立されたのは300年前の享保17年で、この社殿は隠岐で最も古い木造建築物となっている。<br /><br />御神木である大きな杉の木の後ろにあるのが300年前に作られた社なのだが、実はこの社殿は当時の最新式の建築方式で建てられている。<br />当時の最新式建築方法とは今で云うプレハブ方式で、大阪で社殿のパーツを作り、出来上がった部品を船で運び、山の上で組み立てたそうだ。<br />

    西ノ島の焼火神社は、海の神を祀る社だ。
    その昔、海上から浮かび上がった3つの妖しの火が焼火山の中腹(現在の社殿のある場所)に飛んできて、灯台の様に位置を示し、海の男たちの目印となった…という伝説から、神の地として祀られる様になったそうだ。

    現在の焼火神社の社殿が建立されたのは300年前の享保17年で、この社殿は隠岐で最も古い木造建築物となっている。

    御神木である大きな杉の木の後ろにあるのが300年前に作られた社なのだが、実はこの社殿は当時の最新式の建築方式で建てられている。
    当時の最新式建築方法とは今で云うプレハブ方式で、大阪で社殿のパーツを作り、出来上がった部品を船で運び、山の上で組み立てたそうだ。

  • 焼火山と書かれた山号は多分、神仏習合の頃の名残かもしれない。<br /><br />木も痛み、それなりの古さを感じさせる拝殿だが、醸し出す歴史の重さがにじみ出てくるようだった。<br />

    焼火山と書かれた山号は多分、神仏習合の頃の名残かもしれない。

    木も痛み、それなりの古さを感じさせる拝殿だが、醸し出す歴史の重さがにじみ出てくるようだった。

    焼火神社 寺・神社・教会

    岩にめり込む島の守り火 by ウェンディさん
  • 焼火神社が有名なのは、古い神社だからという理由だけではない。<br /><br />隠岐に古から伝わる妖火の伝説において、海の上から飛んできた火が入ったと云われるのが、拝殿の奥にある岩窟の中。<br />その天然の岩窟の中に潜り込むように本殿が建てられている。<br />

    焼火神社が有名なのは、古い神社だからという理由だけではない。

    隠岐に古から伝わる妖火の伝説において、海の上から飛んできた火が入ったと云われるのが、拝殿の奥にある岩窟の中。
    その天然の岩窟の中に潜り込むように本殿が建てられている。

  • 岩にめり込む神社。<br />その姿が、見る者を惹き付ける。<br /><br />焼火神社でゆっくりと過ごしたかったのだが、時刻はもう15時近く。<br />16時半には西ノ島観光協会にレンタサイクルを返却しなくてはならないので、もう行かなくてはならない時間だ。<br /><br />もっとも、こんな山奥に暗くなるまで居たくないと思った気持ちもあった。<br />決して危なそうな場所ではないのだが、原始的な心の怯えに囁きかける様な何かが、あの場所には居る様な気がしていたことも確かだ。<br />

    イチオシ

    岩にめり込む神社。
    その姿が、見る者を惹き付ける。

    焼火神社でゆっくりと過ごしたかったのだが、時刻はもう15時近く。
    16時半には西ノ島観光協会にレンタサイクルを返却しなくてはならないので、もう行かなくてはならない時間だ。

    もっとも、こんな山奥に暗くなるまで居たくないと思った気持ちもあった。
    決して危なそうな場所ではないのだが、原始的な心の怯えに囁きかける様な何かが、あの場所には居る様な気がしていたことも確かだ。

  • 電池の切れた重さ30kgの電動自転車。<br />少し傾斜のある登り坂にさしかかるだけで、ペダルがズシリと重くなり、前へと勧めなくなる。<br />そんな時は自転車を降りて、押しながら歩く。<br /><br />焼火神社から別府港迄当初の予定では40分程度で着く筈だったが、自転車を押し歩きしたりで結局60分近くかかり、16時過ぎに別府港の観光協会の窓口に到着。<br /><br />さすがの私もこの日1日の40kmを超えるアップダウンの激しい道でのサイクリングにはもうヘトヘト。<br /><br />宿までの5分が歩けないほど疲れ果て、宿に辿り着く前に別府港傍の喫茶店で一休み。<br />抹茶のかき氷を食べて、体の火照りをクールダウンする。

    電池の切れた重さ30kgの電動自転車。
    少し傾斜のある登り坂にさしかかるだけで、ペダルがズシリと重くなり、前へと勧めなくなる。
    そんな時は自転車を降りて、押しながら歩く。

    焼火神社から別府港迄当初の予定では40分程度で着く筈だったが、自転車を押し歩きしたりで結局60分近くかかり、16時過ぎに別府港の観光協会の窓口に到着。

    さすがの私もこの日1日の40kmを超えるアップダウンの激しい道でのサイクリングにはもうヘトヘト。

    宿までの5分が歩けないほど疲れ果て、宿に辿り着く前に別府港傍の喫茶店で一休み。
    抹茶のかき氷を食べて、体の火照りをクールダウンする。

  • 朝8時に自転車で走り初めて16時まで走り続けたこの日。<br />お気楽なサイクリング旅になると思っていたのに、天国と地獄の両面を味わったこの日。<br /><br />この日、焼火神社への山道で電動自転車のバッテリーが突然空になってしまったのは、結その理由は分からなかった。<br />総走行距離から考えると、神社へのアプローチ段階で20km分も電池が残っているという表示はありえないので(計算上では残り10km分の電池残量が妥当だ)、燃料の残量表示システムに不具合が起きて、途中から残量計算が出来なくなってしまっていたのかもしれない。<br /><br />まさかのアクシデントだったが、そんなアクシデントだって楽しむのが私の旅。<br /><br />西ノ島のサイクリング旅は体力的にはきつい部分もあったが、本当に楽しかった。<br /><br />心配していた台風の速度も当初の予想より少しゆっくり目で、翌日の朝一番の船迄はなんとか海の状態も持ってくれそうだ。<br /><br />台風が来ているからって、西ノ島の旅を諦めなくって大正解。<br />却って、観光客の少ないプライベート感あふれる島旅を愉しめたのかもしれない。

    朝8時に自転車で走り初めて16時まで走り続けたこの日。
    お気楽なサイクリング旅になると思っていたのに、天国と地獄の両面を味わったこの日。

    この日、焼火神社への山道で電動自転車のバッテリーが突然空になってしまったのは、結その理由は分からなかった。
    総走行距離から考えると、神社へのアプローチ段階で20km分も電池が残っているという表示はありえないので(計算上では残り10km分の電池残量が妥当だ)、燃料の残量表示システムに不具合が起きて、途中から残量計算が出来なくなってしまっていたのかもしれない。

    まさかのアクシデントだったが、そんなアクシデントだって楽しむのが私の旅。

    西ノ島のサイクリング旅は体力的にはきつい部分もあったが、本当に楽しかった。

    心配していた台風の速度も当初の予想より少しゆっくり目で、翌日の朝一番の船迄はなんとか海の状態も持ってくれそうだ。

    台風が来ているからって、西ノ島の旅を諦めなくって大正解。
    却って、観光客の少ないプライベート感あふれる島旅を愉しめたのかもしれない。

  • 西の島の旅行記の最後に、これから西ノ島を旅する方に役立ちそうなサイト情報を。<br />西ノ島はガイドブックにも殆ど記載がない地域なので、少しは役立つと思う。<br /><br />・西ノ島の宿泊情報や漫画で紹介する西ノ島情報が面白い!<br /> http://oki.nishinoshima.com/story/<br />・ジオパークとしての隠岐に関する情報が盛りだくさん<br /> http://www.oki-geopark.jp/about/<br />・西ノ島 路線バス時刻表<br /> http://www.town.nishinoshima.shimane.jp/files/original/20160227105051860.pdf<br />・七類港・境港-米子空港の連絡バス(日の丸自動車)<br /> http://www.hinomarubus.co.jp/kousoku_rosen/hitirui.html<br />・七類港-松江の連絡バス(一畑バス)<br /> http://www.ichibata.co.jp/bus/rosen/oki-kisen-sichirui.html#time1<br />・レンタサイクル情報(隠岐4島の内、知夫里島だけはレンタサイクルが無い)<br /> http://www.enjoy-oki.com/area-cycle.shtml<br />・隠岐汽船<br /> http://www.oki-kisen.co.jp/<br />

    西の島の旅行記の最後に、これから西ノ島を旅する方に役立ちそうなサイト情報を。
    西ノ島はガイドブックにも殆ど記載がない地域なので、少しは役立つと思う。

    ・西ノ島の宿泊情報や漫画で紹介する西ノ島情報が面白い!
     http://oki.nishinoshima.com/story/
    ・ジオパークとしての隠岐に関する情報が盛りだくさん
     http://www.oki-geopark.jp/about/
    ・西ノ島 路線バス時刻表
     http://www.town.nishinoshima.shimane.jp/files/original/20160227105051860.pdf
    ・七類港・境港-米子空港の連絡バス(日の丸自動車)
     http://www.hinomarubus.co.jp/kousoku_rosen/hitirui.html
    ・七類港-松江の連絡バス(一畑バス)
     http://www.ichibata.co.jp/bus/rosen/oki-kisen-sichirui.html#time1
    ・レンタサイクル情報(隠岐4島の内、知夫里島だけはレンタサイクルが無い)
     http://www.enjoy-oki.com/area-cycle.shtml
    ・隠岐汽船
     http://www.oki-kisen.co.jp/

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この旅行記へのコメント (4)

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  • みかりさん 2017/02/07 18:25:21
    隠岐ってこんな場所だったんですね。
    ウェンディさん、こんばんは!

    いつもご訪問&ご投票ありがとうございます。
    なかなかお邪魔出来ない間に色々な旅行記が出来ていたので・・・
    本日はその一部の旅行記拝見しました♪
    &今更ですが、今年も宜しくお願いします〜。

    なかでも昨年から気になっていた「西ノ島ひとり旅」思わず
    夢中になって読んでしまいました。

    隠岐の島は名前は良く聞くので山陰旅ついでにフラッといつか
    訪れる事出来たら良いな〜程度で、ウェンディさん以上に隠岐情報は
    何も知らなかったけれど、まさか4つの島に分かれていたなんて・・・。
    もっとこじんまりした田舎の観光島だと思っていました。

    西ノ島は絶景だらけの島だったんですね。まさに日本の秘境と言う感じで
    美しい海の風景と断崖絶壁。点在する歴史がありそうな神社・・・
    そんな島を電動とは言えサイクリングで周るガテン系の旅。
    ウェンディさんらしい旅だな〜と思いました。(笑)

    それにしても・・・・ウェンディさんが根を上げるんだからよほどの
    アップダウンだったんですよね。確かに海から崖の上まではかなりの
    高低差があるので自転車はキツイですよね。しかも電気が切れた電動程
    やっかいな物はありませんよね。(苦笑)

    魔天崖の上に広がる草原の馬・・・あまりに美しい風景に目が奪われました。
    どこまでも透き通る青い海にも感動しました。こんなに素敵な島旅を
    いつかはしてみたいな〜と思うけど、なかなか隠岐を旅するのは大変そうです。
    日本にこんな場所があったんだな〜と楽しく見させて貰いました♪

                                    みかり

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2017/02/08 22:27:01
    RE: 隠岐ってこんな場所だったんですね。
    みかりさん こんばんは。

    夏の終わりの私の隠岐ひとり旅もなかなかガテン系でしたが、みかりさんとお友達の冬の北海道モニター旅も内容盛りだくさんの充実旅だったみたいですね。
    一人旅は自分の好きなところへフラっと行ける醍醐味はありますが、ベクトルの方向性の同じ友人と旅をすると、旅先での感動するポイントや嬉しいポイントがお互いに重なり合い、その感動や嬉しさも2倍に増幅されるという楽しみがあります。
    私の場合は、友人旅ではお互いの家庭も有るのでなかなか宿泊を伴う旅が出来なく、お友達と一緒にちょっと北海道へと行くことのできるみかりさんの旅に憧れてしまいます。

    で、話は本題の隠岐に戻りますが…。
    私自身も隠岐について調べだすまで、隠岐地方とは隠岐の島という小さな島がある・・・そんな風に思い込んでいました。
    だから、隠岐について調べだしてしばらくは、西ノ島、知夫里島、海士島という単語がでてきてもそれが隠岐4島を指すとは気が付かず、頭の中がモヤモヤ状態でした。
    職場の同僚でも隠岐が島の集合体であると知っている人は意外に少なかったので、隠岐について地理的な勘違いをしている方は他にも結構な割合で存在するのではないかと思います。

    今回の隠岐旅は野生馬に会うをコンセプトに組んだプランニングでしたので、滞在したのは西ノ島だけになりましたが、2日間の滞在でもかなり楽しめました。
    台風さえ来ていなければ西ノ島で3日間を過ごし、お隣の知夫里島へもレンタサイクルごと船で渡り、絶景と言われる赤壁を見に行っていた筈。
    台風のせいで隠岐での滞在が一日短くなってしまったのは非常に残念でした。
    でも、そんなことでめげないのが私。
    島での最終日は台風と競争するように朝一番の高速艇で島を脱出し、小泉八雲が愛した松江へと渡り、ラフカディオ・ハーンの怪談の世界にどっぷりと浸かり、西ノ島での失われた一日を取り返してきました。
    松江でのアレコレはまだ旅行記にはしていませんが、その内にアップする予定でいます。
    宍道湖の夕陽を眺めたり、夜の松江城に忍び込んだりした話(門が開いていたから普通に入っただけですが)、を書いて行きたいと思っています。

    ウェンディ
  • hot chocolateさん 2016/11/22 00:48:19
    30?の鉄の塊!
    ウェンディさま

    こんばんは。

    モロッコから、無事戻りました。
    計画段階ではさんざん悩んだ行程でしたが、結果的には万事うまく行きました。
    旅行記vol.1が出来ましたのでご覧になって下さいね。

    さて、西ノ島の一人旅、自転車が30?の鉄の塊になってしまったのは辛いですが、それをも楽しみにしてしまうとはすごいパワーです。
    観光客はおろか地元の人もいない、こんな状況下で鉄の塊と化した自転車、これでマムシなんぞ出てきたら目も当てられないですね。

    岩にめり込む神社、歴史を感じる一方、その由来から妖しさも漂っていますね。
    これが300年前の最新式プレハブ工法とは驚きです。
    多分行くことがないであろう西ノ島の旅行記を楽しませていただきました。

    hot chocolate

    ウェンディ

    ウェンディさん からの返信 2016/11/22 21:48:52
    RE: 30?の鉄の塊!
    hot chocolateさん お帰りなさい。
    早速、旅行記vol.1を見に行きました。

    10時間を超えるフライトはけっこう体にこたえるので、有償と言えどもビジネスクラスへのアップグレードへの提案はラッキーでしたね。
    hot chocolateさんはオトナの対応でゆっくりと睡眠をとられたようですが、もし私がビジネスに乗れるチャンスがあったならばきっと興奮して眠れないかもしれません。

    マラケシュのリアドもまさかのアップグレードで素敵な部屋ですね。
    室内装飾のモロカンランプの影絵が幻想的で魅了されます。
    これから続く旅行記が楽しみです。

    さて、私の西ノ島の旅ですが、相変わらずのガテン系の旅でした。
    もう少し観光旅行っぽいのんびり旅になる筈でしたが、あれもこれもと欲張ってしまうと、どうしてもこんな旅になってしまうようです。
    西ノ島編はこの旅行記で終わりですが、旅は松江市へと続きます。

    ウェンディ

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