2016/07/02 - 2016/07/02
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entetsuさん
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東京国立博物館で、日韓国交正常化50周年記念特別展として、韓国国立中央博物館国宝78号と奈良中宮寺門跡国宝の「半跏思惟像」が並んで展示されています。
右足を左足に乗せて、右手をほほに添えるという思惟のポーズ。大勢の来客でしたが、しっかり観て来ました。
日本での展示に先立ち、韓国国立中央博物館でも特別展「韓日国宝半跏思惟像の出会い」(2016年5月24日(火)〜6月12日(日))が開催され、20日間の会期で46,000人の動員実績だったそうです。
東京国立博物館も行列ができる大盛況でした。
会期は7月10日まで。
是非、足を運ばれては??
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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土曜日、気温はどんどん上がり、都心でも32℃まで。
梅雨明けかとも思わせる暑さでしたが、翌日曜日は35℃を超え、土曜日に行っていて良かったなんて話しました(笑)。国立科学博物館 美術館・博物館
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国立科学博物館。
恐竜などの展示で一年中人気ですが、今日はここによる時間はなさそう。 -
イチオシ
実物大模型の「シロナガスクジラ」。
この実物大の模型は、体長30?、体重約150?のメスの大人のシロナガスクジラが、海面での深呼吸を終えて急速に深く潜ろうとしているところだそうです。
大迫力! -
「東京国立博物館」に着きました。
なんだか凄い人です。東京国立博物館 美術館・博物館
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イチオシ
これがチケット。
日韓国交正常化50周年記念 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」です。 -
私は入場券をいただいて来ましたが、こういっては何ですが2体の仏像だけの展示で1000円します。
それにしては、大行列です。
韓国語も聞こえてきて、韓国人の方も随分来ているようです。 -
特別展は撮影禁止でしたので、ここで博物館HPより少し引用させていただきます。
写真の左側が日本の国宝。
奈良の中宮寺門跡に伝わる半跏思惟像。
右足を左足の上に組んで坐具に坐り、右手の中指を頬に当てて思案し優しく微笑む顔は優美です。クスノキの木彫です。
右が韓国国立中央博物館所蔵の銅製の半跏思惟像で国宝78号像。
銅造です。
右足を左足の上に組んで坐具に坐り、右手の中指を頬に当てて思案するという、全く同じ姿を取っています。
東京国立博物館HP
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1792#top -
イチオシ
「東京国立博物館」。
1872年(明治5年)に創設された、日本最古の博物館です。東京国立博物館 美術館・博物館
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荷物検査などを終えて、さぁ入場です。
正面に見えるのが「本館」。 -
イチオシ
左に目をやると、「表慶館」。
東京国立博物館 美術館・博物館
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右にあるのは、「東洋館」。
1968年(昭和43年)開館で、中国、朝鮮半島、東南アジア、インド、エジプトなどの美術品を展示しています。独立行政法人化以降は「アジアギャラリー」と呼ばれます。東京国立博物館 美術館・博物館
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「本館」に来ました。
1937年(昭和12年)に竣工し、翌1938年開館。日本伝統の木造建築を鉄筋コンクリートに置き換えた、形と技術の和洋折衷建築。
2001年に「旧東京帝室博物館本館」の名称で重要文化財に指定されています。 -
「本館」と書いてあるところで一枚写真を、と思いましたが彼女たちがどいてくれなかった・・・(笑)。
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それでは、入館しましょう。
こちらには、以前「平成館」で開催された「写楽展」には来ましたが、縁が無く本館には始めての入館です。 -
ロビーから中央大階段を見上げています。
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さすがに1937年(昭和12年)に竣工。
堂々としています。
展示室はこの中央階段を囲むように1・2階に計26室あるそうです。 -
2つの半跏思惟像のポスター。
作品は撮影禁止でした。
右足を左膝の上に組んで坐っている半跏思惟のポーズ。
私は左組みなので、このポーズは出来ない・・・。
いや、出来ても、長くは続けられない・・・(笑)。
冗談はさて置き、想像以上の人気で大勢の客がいましたが、日韓で6世紀〜8世紀の間に作られた多くの像のうち最高傑作といわれる国宝2点。
うっとりしました。 -
まぁ、そうは言っても人ごみの中で2体の仏像を観るのに要した時間は30分ほどでした。
常設の展示品を観て歩きましょう。
こちらは、一部の作品を除けば撮影もOKです。
先ず、本館第11展示室「彫刻」です。
平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示されていました。 -
これは「薬師如来坐像」。
奈良時代の作品です。 -
「吉祥天立像」。
平安時代の作品。 -
「天王立像」。
カツラ材一木造りで、彩色・漆箔が施されていた様子が残っています。
平安時代の作品で重要文化財です。
その他、重文の、「十一面観音菩薩立像」「千手観音菩薩立像」などありましたが、撮影は禁止でした。 -
本館第12展示室の「漆工」です。
平安時代から江戸時代に至る各時代の蒔絵作品が展示されています。
これは「片輪車蒔絵螺鈿手箱」。
国宝。
平安時代の工芸を代表する蒔絵の名品。 -
「住江蒔絵手箱」。
鎌倉時代の作品と伝わります。
重要文化財。 -
「忍蒔絵硯箱」。
本阿弥光悦作と伝わる江戸時代の作品です。
重要文化財。 -
第13展示室は、「金工 和鏡」です。
弥生時代から奈良時代、大陸や朝鮮半島から銅鏡がもたらされ、模倣が行われました。
平安時代以降は日本独自の文様や形式が展開し、以後江戸時代まで続き、これらを総称して和鏡と呼んでいます。 -
「瑞花双鳳八稜鏡」。
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平安時代の作品で、重要文化財です。
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「刀剣」です。
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国宝の「太刀 備前 長船景光」。
備前長船派の正系の刀工として鎌倉時代末期に活躍した景光の最高傑作だそうです。 -
刀は綺麗なんでしょうが、なんか怖い・・・。
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鍔も色々あります。
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続いて、奈良時代から江戸時代までの日本陶磁の展示です。
「織部開扇向付」。
江戸時代の作品で、釉薬の色が独特の緑色の青織部です。
いいですねぇ。 -
「黒織部沓形茶碗 銘 鶴太郎」。
これも凄い。
なんでも鑑定団では時々見ますが・・・。 -
「色絵花卉文大壺」。
伊万里(柿右衛門様式)の大作です。 -
「色絵牡丹唐草文大皿」。
伊万里焼。 -
「青磁染付水車文大皿」(右)。
鍋島焼で、これも江戸時代17〜18世紀の作です。 -
「色絵花卉図大皿」と「色絵獅子鳳凰文有蓋大壺」。
伊万里焼きで、江戸時代・18世紀の作品。
息を呑みます。 -
「青花牡丹鳳凰文大皿」中国とそれの影響を強く受けた「染付花鳥文大皿」、伊万里焼きです。
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本館第14展示室「根付と置物−象牙彫刻の伝統」のコーナーです。
「牙彫髑髏置物」。
今や世界中で人気の象牙を彫刻する牙彫の置物は、幕末期に流行した精巧な牙彫根付の伝統から、発展したものととらえられます。
根付や牙彫置物は、19世紀に来日した欧米人を中心に人気が高まり、明治前期には牙彫置物が輸出工芸の花形となりました。 -
根付は、印籠や煙草入などを腰に提げる際、紐の端につけた留め具で、本来は薬や貴重品、煙草などを持ち歩くための道具でしたが、時を経るにしたがい、身につける人の趣味を表わす格好のアクセサリーとなりました。
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象牙は中国人を始め、今では投機の対象となり、アフリカゾウの乱獲に繋がっているとの指摘さえあります。
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第15展示室「歴史の記録」。
主に江戸から明治時代に作られた古地図などがありました。
これは、大阪の古地図です。 -
第15展示室を出た所に少し広くなったスペースがあります。
椅子などもあって休憩できます。
ここは、壁やドアの重厚さも楽しめます。 -
照明もいいですね。
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ここから庭園のテラスに出ることが出来るらしい。
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本館裏には日本庭園があります。
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イチオシ
上野の寛永寺庭園の名残をとどめるもので、池の向こうには「転合庵」と呼ばれる京都・伏見にあった茶室が移築されています。
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博物館本館の裏側です。
重厚な建物は、建物自体が重要文化財というのもうなずけます。 -
庭園は春・秋などに期日を限って公開されるそうです。
今年の春の庭園開放は、3月15日(火)〜4月17日(日)、
秋の庭園開放予定は、10月25日(火)〜12月4日(日)までだそうです。
時間はいずれも、10:00〜16:00です。 -
本館第16展示室「アイヌと琉球 アイヌの祈り」にやって来ました。
日本古来の異文化、アイヌと琉球の展示室です。
7月10日(日)までは、アイヌの人びとの祈りをテーマとして展示です。
写真は、アイヌの人びとがまつりの際に身に着けた「首飾り(シトキ)」です。
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アイヌの人々が着ていた「木綿衣」。
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イチオシ
本館第18展示室「近代の美術」に来ました。明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示されています。
これは6曲1双の大作、横山大観の「雲中富士」です。
凄いの一言! -
屏風の右端と、左端に申し訳ないほど小さく落款がありました。
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「日本の婦人像」。
ヴィンチェンツォ・ラグーザ作だそうですが、日本人の少女らしい雰囲気がよく出ていますね。
以上、 日韓国交正常化50周年記念 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」と、1階の常設展示を観てきました。常設展は2階にもありますが、約2時間たっぷり観てきてちょっと疲れました。
今日はこの辺にしておきます。 -
表に出て来ました。
「表慶館」。
1909年(明治42年)、東宮皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の成婚を祝う目的で開館。設計は宮廷建築家の片山東熊。
建物は重要文化財に指定されています。
石造・煉瓦造2階建てのネオ・バロック様式で、中央と南北両端にドームがあり、中央のドームは吹き抜け、南北のドームの下は階段室になっているそうです。東京国立博物館 美術館・博物館
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正面入口左右のライオン像は大熊氏広の作。
2階はバリアフリー対応になっていないため、現在、展示環境整備のため休館中です。 -
「平成館」。
現皇太子徳仁親王(浩宮)の成婚を記念して1999年(平成11年)に開館されました。
※この通りの右手の方に自販機があって、その近辺が喫煙可能エリアとなっておりますよ! -
再び本館の前を通ります。
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あんなにあった大行列も殆ど無くなりました。
美術館に行くには、やはり午前中が空いてますね。
ちょっと失敗〜。 -
上野恩賜公園噴水広場。
涼しげではありますが、暑い・・・(笑)。上野恩賜公園 公園・植物園
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上野駅に向かう林の中にあったのが、細菌学者で現1000円札でお馴染みの「野口英世」像。
上野恩賜公園 公園・植物園
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アフリカに渡り、黄熱病の研究に挑み、ワクチン開発の端緒を開く実績を残しましたが、自身もガーナで感染して亡くなったのでしたね。
試験管を持って研究中の姿が立像になっていました。 -
「国立西洋美術館」にやって来ました。
モネの「睡蓮」などが常設展示されており、ホントはここも覗こうかと思っていましたが、ちょっと時間がありません。国立西洋美術館 美術館・博物館
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仕方なく、前庭の作品だけ眺めていきます。
オーギュスト・ロダン「考える人」(拡大作)。
うーん、何を考えているのか、何でこんなに筋肉に満ちているのか・・・。
こっちが「考える人」になってしまいます(笑)。 -
真っ白なムクゲ。
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イチオシ
ご存知、韓国の国花ですが、これほど大輪で純白なムクゲは見たことありませんでした。
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同じくロダンの「カレーの市民」。
1959年フランス政府より購入した作品だそうです。 -
本館建物です。
20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエに基本設計を依頼し、1959年完成。
入場する時間が無いので、中央の吹き抜けのホールを囲む回廊状の展示というコルビジェの設計の様子は残念ながら見ることができません。
ご存知の通り、ユネスコの諮問機関イコモスは2016年5月17日に、国立西洋美術館を含む7ケ国17資産で構成される「ル・コルビュジエの建築作品」を世界文化遺産に登録するよう勧告し、登録が確定的になっています。 -
エミール=アントワーヌ・ブールデル「弓をひくヘラクレス」。
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ブールデルの名を不朽のものとした作品だそうで、ギリシャ神話の英雄へラクレスが力感たっぷりに描かれています。
影も凄い! -
あそこに見えるは・・・。
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ロダン「地獄の門」。
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ダンテの「神曲」を題材とした大作です。
中央上部にあって、墜ち行く人々を凝視する男は「考える人」。 -
中央やや左上部。
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右側上部。
作品全体が渾沌たる世界です。 -
これも松方コレクションです。
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こちらもロダン「アダム」。
力感が凄い。 -
ロダン「エヴァ」。
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という訳で、JR上野駅から帰宅します。
久しぶりの美術館・博物館でしたが、なかなか良かった。
日韓国交正常化50周年記念 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」は7月10日(日)までです。
是非、足を運ばれてはいかがでしょうか。上野駅 駅
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山手線のホームです。
しばらく山手線に乗っていませんでしたが、ホームドアが出来ていました。
いいことですね。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
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