15年夏休み～ポーランド、バルト三国とヘルシンキ★04 トルンで中世の街並みを歩く

2015/08/01 - 2015/08/02

ご訪問ありがとうございます(^ ^)

港町グダンスクから列車に乗って、コペルニクスの出生地、中世の町並みが残るトルンへやって来ました。トルンには中世の商業都市の面影を十分残した旧市街、その中心に建つ市庁舎、最終的に街から追い出されたドイツ騎士団の城跡などの見どころがあります。

ルートの詳細
関空→（機中１泊）→ドーハ→ベルリン１泊→グダンスク２泊→★いまココ★トルン１泊→ワルシャワ２泊→（夜行バスで１泊）→ビルニュス２泊→クライペダ２泊→リガ２泊→パルヌ１泊→タルトゥ１泊→タリン２泊→ヘルシンキ４泊→（フェリーで１泊）→ストックホルム２泊→ドーハ→（機中１泊）→関空

エリア トルン(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

グダンスクから３時間ほどでトルン中央駅に到着。
８時半ころですが、まだ明るかったです。

トルン中央駅 駅

トルン中央駅は旧市街から見ると川の対岸にあり、約２キロ離れています。
バスもあるのですが、橋を歩いて渡ってみたかったので、あえて歩いて旧市街のホステルへ。でもこの橋が長い長い（笑）…橋だけでまるまる１キロ。
しかも渡り始めてから５分以上の間、橋の下は林になってて全然川が見えないし…笑

☆中央駅のとなりのTorun Miasto（＝市街）駅のほうが近いのですが、列車はトルン中央駅にしか停まりませんでした…

やっと川が見えた！
こんなに大きな川が途中まで見えないとは、橋の長さが想像できるでしょ？…笑

反対側にも歩道があって、夕陽はそちら側ということはわかっていたんですが、川ごしの旧市街はこちら側でないと見えないし、迷ったけど結局街側を歩きました。道路はけっこう交通量が多くて、途中で向こう側に渡るのは断念…だから夕焼けは橋桁越しですみません…(^ ^)

30分くらいかかって旧市街の中心部にあるFreedom Hostelへ。旧市庁舎がある広場に面しているという、すばらしいロケーション。

晩ごはんは近くにあったケバブ屋さんで買って来ました。ビールは立ち飲み屋を兼ねた酒屋さんで購入（笑）

宿の場所があまりにも広場に近いので、10時過ぎですが、思わずちょっとだけ散歩に出かけました。まず旧市庁舎～あした塔の上に登る予定です(^ ^)

旧市庁舎 建造物

ホステルの前の通り。
左に見えているのが旧市庁舎でホステルから徒歩30秒くらい(^ ^)
広場とその周辺には路上に席を設けたレストランがたくさんあり、夜遅くまでにぎわっていました。

次の日の朝～(^ ^)
やたらに早く目覚めてしまい、５時半ですがもう明るいのでお散歩スタート。

上の写真とほぼ同じ場所で撮ってると思うんですが、角度の違いで旧市庁舎が写っていませんね…

Hostel Freedom ホテル

バーのウインドーに動物のわら人形みたいなものが…
でも上にはネコさんの看板(^ ^)

こちらはお肉屋さんのショーウインドーです…
かわいいんだけど、お肉屋さんという場所を考えると何となく切ない…

このロバさんは有名らしいですよ。ピカピカです(*^ ^*)

またがったら痛そうだな、と思ってたら、実は罪人の拷問に使われていたとか…(・_・)

旧市街の商店街。
お店はまだ空いていません。マクドもまだ。
明るいですが、路上にはときどきお酒の瓶を持って立ってたり座ってたりする人がいて、絡んできたりはしないけどちょっと怖い…

ほぼ最低気温の時間帯で13度。

ベルリン、グダンスクとトルンが思っていたよりかなり寒くて、持って来たパーカーは常に着用…(^ ^)　このあとワルシャワから北へ向かって行くからどうなるのかと思ってたんですが、このときは軽い寒波が来てたみたいで、ワルシャワ以降ストックホルムまでは一度も寒さを感じることはなく、寒かったのははじめの４日間だけでした。

トルンの名物お菓子、ピェルニク。
有名なお菓子屋さんコペルニクの名前も見えます。

この時間ではお店はもちろんまだ開いていなくて、あとで買おうと思ってたけど忘れてしまい、結局味見できずじまい…泣

ヴィスワ川と朝日。
写真に写っている旧市街の東側の橋は鉄道橋です。

こちらはドイツ騎士団の城の脇にある、burghers courtという15世紀の建物。資料を見ると80年頃ユースホテルとして使われていたこともあったとか。

その近くにあるブリッジゲートは角に丸みが付いたやさしいデザイン。

今はもうありませんが、このゲートができた頃はこの前にヴィスワ川を渡る橋があったので、ブリッジゲートという名前になったそうです。

ブリッジ ゲイト 建造物

ブリッジゲートの内側は白っぽいデザイン。何かリバーシブルみたい(^ ^)
上の方の左右にある小さなカラーの部分がものすごくカワイイ(*^ ^*)

ブリッジゲートを入ってすぐ左にあるホテル。
小さくて奥行きの深い窓に飾りがいっぱい。部屋の窓として機能しているのか、ちょっと気になる…(*^ ^*)

わりと広いMostowa通りから別れるCiasna通り。
ちょっとガタガタになった石畳の部分を見ていると、ここを馬車が走っていたんだろうな～と昔の風景が想像できます。

また銅像あった(^ ^)
身体と同じくらいの大きさの帽子を咥えたイヌと傘…意味はわかりませんが…笑

そのまま歩いてくると旧市街と新市街の境目に出てきました。
トルンの旧市街はそれほど広くなく、その部分だけ見ると小さい街に感じますが、ここに出てくると市電があったり、バスもたくさん走っていたりで、新市街も含めると実はけっこう大きい街なのかも。写真の奥に写っている白い建物は芸術文化センター。

旧市街に戻ると、この大きな円柱形の建物が。
最初これがプラネタリウムかと思ったけど、それは別にありました。
中世のころの様子を描いた地図にはこの建物自体載っていなかったので、それほど古いものではないようですが…。
ネットで情報を探してみるとどうも昔の牢獄だったようです。

カワイイ車があったので思わず近寄って行くと、さらにカワイイものを見つけてしまった…(*´ω｀*)
このガラスに押し付けられてる感じが超キュート…(*^ ^*)

そしてこのお店の看板！
４ズウォティ（１ユーロ）の飲み物各種と８ズウォティ（２ユーロ）の食べ物各種。
安い…(*´ω｀*)

旧市庁舎の広場の近くまで戻って来ました。

頑丈そうなポンプ。ハンドルを回すと水が出ましたよ。

ホステルへ戻って朝ごはん（ベルリンで買ったパンがやっとなくなった…笑）。そのあと荷物の整理をしてからチェックアウト。やっぱり１泊だと慌ただしいですね。
ワルシャワ行きの列車のチケットはきのうトルンへ到着したときに購入済み。列車は５時半発なので、荷物はホステルに預けてまた街歩きを再開です。
ホステルにはランドリーがなかったので、近くにお店があるか聞いたら、日曜日だからお休みだと思うけど…と言って教えてくれました。行ってみたけど、やっぱり休みだった。
その途中で見かけた緑の看板が目立つカフェ。

旧市街と新市街の境目の大通りに出ました。
これは自動車学校みたい。
こんなステキな建物だけどここでは当たり前なのか看板だらけ…笑

通りに面した広い広場の中央に建つ聖カタリナ教会（の上部…）
ここは見た感じかなり新しいです。

カタルツィーナ教会 寺院・教会

こちらは聖ヤコブ教会。こちらは15世紀までに建てられた古いもの。
レンガも窓枠もとてもキレイですが、窓ガラスの細かな模様にも注目。

聖ヤコブ教会 寺院・教会

いろいろな形が組み合わされています。
日曜日の朝でミサが行われているのか、たくさんの方が訪れていました。
よって内部の見学はせず。

破壊されたまま保存されているというドイツ騎士団の古城跡にやって来ました。

ドイツ騎士団城跡 城・宮殿

城跡から眺めるヴィスワ川。
川沿いの遊歩道の散歩は気持ちよさそう～

城跡はこんな感じです(^ ^)
中に入れるんですが（有料）、外からけっこう見えるし（笑）

こっちから見ると、さっきのブリッジゲートのリバーシブル構造がわかりました(^ ^)
そしてオレンジ色の車がキュート。

ブリッジ ゲイト 建造物

巨大な聖ヨハネ大聖堂。13世紀から15世紀頃にかけて作られたそうです。

聖ヨハネ大聖堂 寺院・教会

聖ヨハネ大聖堂の脇のあまり目立たない場所に置かれたヨハネ・パウロ二世の像。教皇のトルン訪問を記念して作られたそうです。この方もとても有名なポーランド人のお一人ですね。

聖堂の入口のドア

聖ヨハネ大聖堂からすぐ近く、その名もコペルニカ通りという通りにこちらのコペルニクスさんの生家があります。
ファサードは高く作ってあるけど、建物自体は３階建てのように見えます。

コペルニクスの生家 建造物

隣の家もコペルニクスさんの生家の一部？

城壁沿いの道を登って行くと、トルンの斜塔が(^ ^)

道に面した側を見るとわかりますが、建物の内部は傾いていないらしいです。

トルンの斜塔 建造物

その近くのピエカリ通りで見つけたドア。
ぱっと見は普通のようにも思えるけど、長い年月をかけて古びてきた木の感じと、ガラスの模様が最高！

その建物の前にまたかわいい車が～

☆場所を確認するためにGoogle Mapを見たら、2012年５月撮影のストリート・ビューで全く同じ位置に（前輪の切り角も同じ状態で）この車が写ってた！　毎日同じ場所に同じハンドルの角度で駐車しているのか…？　それとも３年以上ずっと停めっぱなしなのか…？　どっち？（笑）

お昼ごはんは軽めに。
酸っぱいサラダと…

チョコとナッツのアイスクリーム(*^ ^*)

旧市庁舎の広場にはたくさんベンチがあるので、そこで食べました。
途中で蜂が寄って来て困ったけど…

ご飯のあとは旧市庁舎の中へ。
中は博物館になっていますが、展示されているのは中世以降の生活物品などが多く、とてもおもしろかったです。

この絵はかなり好き…(^ ^)　おいしそ～

旧市庁舎博物館 博物館・美術館・ギャラリー

クラシックな窓ガラスとハンドル。

日本から送られて来たものもありました。

これは…なんだったかな？　(*^ ^*)

ビールジョッキだ！　よね？

昔のかぎ。意外に複雑でびっくりした。
日本の昔のかぎ（真鍮製の時代）なんてすごい単純な形のしか見たことないけど…

そして展望台へ。
旧市街の建物とヴィスワ川を見下ろすことができます(^ ^)

細長い聖霊教会もここからならカメラで全体像をとらえられました(^ ^)

東側。聖ヤコブ教会などが見えています。

そしてほぼ真下にあるコペルニクスさんの銅像(^ ^)

コペルニクスの像 (トルン) モニュメント・記念碑

展望台はこんな感じ。とても狭いし、柵もあまり頑丈ではなさそうですので、ここで暴れないほうがいいですね…そんな人いないか…(^ ^)

見晴らしはいいんですが、それほど高いわけでもないので、地上の様子がはっきり見えるのがまたおもしろいです。
日曜日の午後とあって、とてもにぎわっています。

降りてきて、こちらのライム味アルコールフリーで一息。
いつも思うけど、アルコールフリーだけどビール味ではなく、ライム味。ではライムのソーダとの違いは何だろ…？

偉大な学者の先生を上から見下ろした写真だけというのも申し訳ないので、正面からの写真を～　格好いいね(^ ^)

コペルニクスの像 (トルン) モニュメント・記念碑

まだしばらく時間があったので、ヴィスワ川沿いの遊歩道に行って、川を眺めながら一休み。

トルン旧市街の案内板はとてもかわいい(^ ^)

ここのカエルのコンビニは茶色のモノトーンだった。
看板も浮き彫りになってて高級。

懲りずにまた歩いて中央駅へやって来ました(^ ^)
駅の中は工事中でちょっとほこりっぽい。

トルン中央駅 駅

ワルシャワへ行く電車はまたこのタイプでした。
列車はワルシャワ経由ルブリンLublin行き。ルブリンはどこかと思って地図を見ると、ワルシャワの南東150キロくらいのところにありました。そんな聞いたことない街に行ってみるのもおもしろそうですが…

一番後ろの車両だったので、最後部に行ってみた。
左も右も森～その間に立派な線路が。

８時過ぎ、ワルシャワに到着する少し前にきれいな夕焼けが見えました(^ ^)

最後までご覧いただきまして、ありがとうございます(*´ω｀*)
このあとはワルシャワ編につづきます～

15年夏休み～ポーランド、バルト三国とヘルシンキ★　もくじ
01 ドーハの名所をめぐるミニトランジットツアー　http://4travel.jp/travelogue/11071771
02 ベルリンの壁とカリーヴルスト　http://4travel.jp/travelogue/11071848
03 色とりどりのステキな建物が並ぶグダンスクの旧市街　http://4travel.jp/travelogue/11072502
04 トルンで中世の街並みを歩く
05 黄色と赤の市電でめぐるワルシャワの街　http://4travel.jp/travelogue/11076486
06 レンタル自転車でビリニュスの街をスイスイ～　http://4travel.jp/travelogue/11076529
07 広大なクルシュー砂丘 その向こうはロシア領　http://4travel.jp/travelogue/11080085
08 とにかくかわいいものだらけだったリガの街　http://4travel.jp/travelogue/11080089
09 パルヌの大きなビーチで心ゆくまで夕陽を見る　http://4travel.jp/travelogue/11080091
10 学園都市タルトゥで木造建築と川沿いの遊歩道を楽しむ　http://4travel.jp/travelogue/11080097
11 まるでテーマパーク　路地も楽しいタリンの旧市街　http://4travel.jp/travelogue/11080125
12 ヘルシンキ１～憧れのヘルシンキはカウッパトリから～　http://4travel.jp/travelogue/11080127
13 ヘルシンキ２～旧市街ぶらぶら、そしてかもめ食堂　http://4travel.jp/travelogue/11113851
14 ヘルシンキ３～アラビア、マリメッコ、ハカニエミ　http://4travel.jp/travelogue/11080128
15 ヘルシンキ４～要塞の島スオメンリンナ島を歩く　http://4travel.jp/travelogue/11080132
16 大型客船シリアセレナーデでストックホルムまで船の旅　http://4travel.jp/travelogue/11080130
17 船上ホステルに泊まって水の都ストックホルムを歩く　http://4travel.jp/travelogue/11116207
18 ストックホルムからドーハ経由で関空へ　http://4travel.jp/travelogue/11116215

この旅行記へのコメント （2）

• ラムロールちゃんさん 2016/03/21 20:42:48

  ポーランドも素敵ですね☆

  ahirutさん、こんばんは(^o^)
  
  ポーランドって行ったことないんですが、食器は可愛いし、カエルのコンビニもいい味出してるし、良いですね〜♪
  一見可愛らしい風で、実は拷問に使われてたロバ君なんか、うっかり見逃してしまいそうなところ、さすがahirutさん、逃しませんね！
  牛さんの看板も、お魚の絵も、とっても好みです。
  
  リトアニアも…
  足のついてる魚の絵!!
  あれは、ガツンと来ました。
  通じるんかい！とツッコミたくもなりますが…。
  
  ラムロール

  ahirutさん からの返信 2016/03/24 23:03:12

  RE: ポーランドも素敵ですね☆

  ラムロールさん、こんばんは。
  
  ラムロールさんのミャンマーの旅行記を見ながら、ミャンマーもいいなあなんて思っています。ビールおいしいみたいだし(^ ^)
  現地ではいろいろ大変なことがあったようですが、あとになってみればきっといい思い出かと思います…(^ ^)
  
  ポーランドは初めてでしたが、ホントに激しくイメージを裏切ってくれました。勝手にですが、やっぱり東欧ということで落ち着いた（または地味な）感じのイメージを持っていたんですが、全然落ち着いてなんかいないし、でも都会すぎることもないし、かわいい物はいっぱいだし、地味でもないし、でもホステルは安いのにすごく居心地がいいところばっかりだし、食べ物もビールも種類が多くて値段が安いし、カエルのコンビニがいっぱいあって便利だし、どこでも英語が通じるけど、難しい表現使われて意味不明になることもないし、旅人にとっていいことしか思いつきません(^ ^)(^ ^)
  今回はわりとメジャーな街にしか行っていないので、次回はぜひ田舎の町にも足を伸ばしてみたいです。リトアニアとラトビアは全体的な感じはポーランドと共通でした。旅行記で使った写真、楽しんでいただけて嬉しいです(^ ^)
  
  では、またよろしくお願いします(^ ^)
  ahirut