2014/11/23 - 2014/11/23
3314位(同エリア8626件中)
ぶどう畑さん
2014.11.23(日)バンテアイ・スレイ
午後、シェム・リアップ郊外にある“バンテアイ・スレイ”に行きました。
こぢんまりとした遺跡の一番の見どころは“東洋のモナリザ”。
観光客が少なく、レリーフの数々をじっくり眺めることができました!
(旅行期間:2014.11.22〜2014.11.26)
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 近畿日本ツーリスト
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14時半、次に向かったのは、シェム・リアップから34kmほど離れたバンテアイ・スレイ。
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シェム・リアップ中心部を出発して、さほどしないうちに、なにやら遺跡の前を通過。
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“プレ・ループ”という寺院と思われる。
プレ ループ 寺院・教会
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30分ほど走って、バンテアイ・スレイに到着。
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遺跡への入口は意外に近代的。
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土産物屋のある所から少し歩いた場所に、
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赤い砂岩“ラテライト”で造られた小さい遺跡があった。
バンテアイ スレイ 史跡・遺跡
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967年、ラジェンドラヴァルマン2世が建造を始め、息子のジャヤーヴァルマン5世の代に完成したヒンドウー教の寺院。
バンテアイは“砦”、スレイは“女”を意味するそうだ。 -
塔門の彫刻がみごとで、ガイドさんの説明にフムフムと耳を傾けていたはずなのに、聞いた端から忘れていた…。(汗;
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3つの頭を持った象に乗っているのは、えーと…、シヴァ神だったかなぁ…。
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(ナーガのレリーフ)
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リンガの並ぶ参道を進む。
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屋根のない門を通り、両側に池のある場所に出る。
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そこで立ち止まったガイドさん、「あの音は何だと思いますか?」
遺跡に着いた時から、気になっていたアラームのような音。それはなんと、セミの声!
金属音的なカンボジアのセミは、かなり耳障り。
熱帯夜に泣き続けるアブラゼミには閉口するが、日本は、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシと、セミの声がバリエーション豊かだと思ったり。 -
奥に見えていた塔門の上部にも、丸みを帯びた彫刻があった。
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荒々しさがなく、ちょっと可愛らしい。
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(裏側はのっぺり)
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その先が寺院中央部。時計回りに見学開始!
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寺院を守っているのは、獅子の顔を持つナラシンハー、猿の顔を持つハヌマーン、鳥の顔持つガルーダたち。
(正面:ナラシンハー、左:ハヌマーン) -
左右の経蔵にもみごとな彫刻!
南経蔵には、カイラス山で瞑想するシヴァを、地震で驚かそうとする“ラーヴァナ”が描かれている。 -
ラーヴァナは、10の顔と20の腕、巨大な体を持つ魔王。
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経蔵の屋根の角にはクメールの獅子や、7つの頭を持つ蛇のナーガの彫刻が施されていた。
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さぁ、いよいよ、東洋のモナリザとご対面!
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イチオシ
モナリザは、奥の祠堂の裏側の壁面に彫られていた。両親が訪れた2003年は祠堂のすぐ近くまで行けたのだが、今は通路から眺めるのみ。
思っていたより小さかったけれど、ツアーの双眼鏡に頼らなくても、肉眼でもその姿はハッキリ見ることができる。 -
イチオシ
デヴァターはここだけでなく、祠堂のいたる面に彫られているのだが、フランスの作家、アンドレ・マルローが盗もうとしたのは、右側のデヴァター。
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左側のデヴァターはぽっちゃり系。
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祠堂の伽藍は苔むし、
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中央部の堂の屋根には草も生えていた。
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アンコール・ワット、タ・プロームに比べたら、観光客の少ないバンテアイ・スレイ。静かな佇まいを見せている。
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イチオシ
(なんの物語?)
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イチオシ
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最後は北の経蔵。
ここの破風には、雨を降らすインドラ神と、その雨を喜ぶ動物たちの姿が描かれていた。 -
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戻ってきた参道で、それぞれにポーズを決めて、ノリノリで写真撮影。
ところが、シャッターを押して液晶を確認するガイドさんが困った顔。写真がハレーションを起こしていた。
何度か試してくれたがダメで、Y姉さんのカメラに変える。 -
原因は露出だった。
バンテアイ・スレイへの移動途中、車窓風景を撮っている時に露出のボタンを触ってしまったらしく、とんでもない設定になっていた…。 -
カメラを買い替えて、3度目の旅行。3回とも、設定による失敗あり。
せっかくの東洋のモナリザも画像が荒くて残念だー! -
16時、ワゴン車に乗り込んで、シェム・リアップへと向かう。
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車の外に広がっているのは“緑の草原”でなはなく、“水田”であることに気づく。
カンボジアの主食が米ということを知らなかった。 -
水田は、日本のように畦道が四角く区切られておらず、ところどころヤシの木があったりする。
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映画“グッドモーニング・ベトナム”に出てくるような景色の中に、牛の姿を見かけた。
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真っ直ぐな道をひた走り、やがて周りが木立に変わる。
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石でできた、古そうな橋の欄干らしきものの向こうには、枯木立と沼のような場所。何だろう?と思っているうち、広場に出た。
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夕方の光に照らされた広場の土は、見事なまでに赤茶色。
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その向こうに点在する遺跡にも目を奪われ、車の中から何度もシャッターを切る。
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イチオシ
赤茶色の広場はアンコール・トムの王宮前広場で、点在する遺跡は“プラサット・スープラ”。
ガイドさんが教えてくれた“象のテラス”は、反対側だったとわかったのは翌日の観光の時。プラサット スゥル プラット 史跡・遺跡
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と、今度は塔がいくつもある黒っぽい遺跡!
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ナニ、ナニ、あれはナニ〜?
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遺跡はアンコール・トムのバイヨン!
バイヨン 史跡・遺跡
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イチオシ
でも、それが判明したのは帰国後だった。グーグルマップで通った場所を確認して気がついた。
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イチオシ
(観音菩薩のお顔がわかりますか?)
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バイヨンを見送ってすぐ、ずっと先まで続く水路が現れる。
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欄干には仏様らしき石像が並んでいる!
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いろんなことに驚いていると、土産物屋の屋台の並ぶ道の脇にワゴン車が止まった。
車を降りたら、なんと象!
でもこのあと、もっと驚くことが待ち受けていた。
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この旅行記へのコメント (2)
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- dankeさん 2015/09/24 01:35:53
- おかえりなさい、かな?
- ぶどう畑さん、
もしかしてお帰りなさい、ですか?どうですか、インドネシア&シンガポール楽しめましたか?
私、最近遺跡とか古代のものに興味があるので、ぶどう畑さんが羨ましいです。
市場の旅行記で言われていましたけれど、日本は豊かになりすぎた今、食べものもなんでも必要以上のものが山のように毎日売っている。ハッとしますね。なかなか利便性などを求めてしまうとシンプルライフのことを忘れてしまう。…なんて真剣に考えてしまいました。
- ぶどう畑さん からの返信 2015/09/25 21:51:13
- ただいま、です
- dankeさん
ぶどう畑です。月曜日に帰ってきました。
ジャカルタから1泊のツアーで、ボロブドゥールを見てきたのですが、とーってもよかったです!
ボロブドゥールの足元にある、マノハラホテルが取れて、朝日観賞だけでなく、朝食後の自由時間でも登ってきました。
アンコール遺跡ほど観光客おらず、心洗われました!
プランバナンというヒンドウー寺院にも、感動しました。
ジャカルタは交通渋滞があるため、思うように動けない感じ。
ほとんど観光できなかったので、次回の宿題になりました。
24年ぶりのシンガポールは、すっかり様子が変わってビックリです。
新名所となったクラークキーからリバーボートに乗って夜景を堪能したり、ガーデンバイザベイの温室を楽しんだり、F1の雰囲気も音だけ味わってきました。
でもね、アジアの旅はストレス多いかも…。
お腹を壊さないかヒヤヒヤだし。
時差は辛いけれど、ドイツの田舎街やアルザスのほうがずっとのんびりできるなぁって思いました。(^^;
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