2009/11/15 - 2009/11/15
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世界攻略者さん
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世界一美しい谷を見に行こう。ランタン・トレッキングを計画した時点で、誰もがそのことを考えたはず。しかし、そんな場所は見当たらない。どうしても諦めきれなかった私は、痛めた足をかばいながら、さらに奥地へ向かうことにしました。ランシサ・カルカという、まだ見ぬ秘境を求めて。
**情報は2009年11月後半のもの。1ルピー=1.2円で計算
==近くて遠いランタン谷・トレッキング シリーズ一覧==
① 山のグルメ紀行
http://4travel.jp/travelogue/10931674
② キャンジンゴンパ滞在記
http://4travel.jp/travelogue/10975208
③ ランシサカルカという世界一美しい谷 <==
http://4travel.jp/travelogue/10977467
④ ふれあい各駅停車の旅
http://4travel.jp/travelogue/10931988
⑤ 雲海カフェへようこそ
http://4travel.jp/travelogue/10931949
⑥ ゴサインクンドへの聖なる旅
http://4travel.jp/travelogue/11170693
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[目次]
ティルマンの伝言
世界一美しい谷
ランシサカルカ
ランシサカルカへの道
- ルート
- 河原・草原エリア
- 川沿いルート
- ジャタン
- ヌバマタン
- モレーン越え
ランシサカルカ
帰りの道
- 前半
- 後半
スーパーロッジの夜
まとめ -
[ティルマンの伝言]
キャンジンゴンパで迎える2日目の夜。これまでの宿と違い、ダイニングはストーブの火が灯り、テーブルは客で溢れていた。団体客の場合、基本的にガイドが宿をチョイスします。ガイドにとって居心地のいい宿は、たいてい旅行客にとってもいい宿です。 -
夕食を食べながら、今後のプランを考えてみた。キャンジン・リにも登ったし、ランタンリルンの勇姿も拝めた。標準的なスケジュールに従えば、後はシャブルベシに戻るだけ...なのですが、私はまだ満足していない。その原因は数あれど、一番の理由は、「この谷のどこが世界一なんだ」って話です。
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ガイドブックや旅行記を開けば、枕詞のように出てくる「ランタン谷は、世界一美しい谷のひとつ」。ティルマンがそう言ったと紹介するだけで、どこがどう世界一なのか誰も教えてくれません。蘇州が東洋のベニスだと誰も思っていないように、どう考えても受け売りの言いっぱなしなのです。
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[世界一美しい谷]
冷静になって考えてみましょう。これまでの道のりで、そんな風光明媚な場所あったでしょうか。ランタン村までは普通のありふれた谷でした。そこからキャンジンゴンパまで景色が多少良くなるものの、世界一どころかネパールーですらない。当たりをつけたいけど、その糸口さえ見つからない。そんな状況です。 -
待てよ。これはシーズンの問題かもしれない。今回は11月後半に来ましたが、春のシーズンなら残雪も多く景色も違ったでしょう。しかし、雪は山を美しく見せるものの、谷は美しくならない。
では、夏や雨季ならどうだろうか。オフシーズンのこの時期は、芝は緑に変わり、景色は一変します。しかし、肝心のヒマラヤが雲に隠れることが多く、わざわざここにいる意味がなくなります。
写真: 夏のキャンジンゴンパ。ランタン村も緑一色に変わります。 -
確かに、夏には多くの高山植物が咲き、フラワートレッキングというジャンルも存在します。しかし、私の経験から言えば、花は一面に咲くわけではなく、紅葉風景のようなダイナミックさは望めません。
写真: 幻の花ブルーポピー -
となれば、残るは時代性か。ティルマンが訪れた1940年代終わりは、まだ人々も素朴だった時代。私が今回体験した拝金主義などは皆無だったことでしょう。外国人自体珍しかったはず。
とはいえ、探検家であるティルマンは、エベレスト地区など数多くの秘境や山村を訪れています。ランタンだけが特別ではない。では、一体どの風景がそんなにすばらしいのだろうか...。可能性があるとすれば、キャンジンゴンパよりさらに奥にあるランシサカルカへの道くらい。 -
[ランシサカルカ]
もちろん、このルートについては知っていた。ただ、長距離なので、今だに膝を引きずる自分にはかなり厳しい。途中、茶屋も民家も一切ないため、途中で動けなくなったら終わりです。
でも、行きたい、いや行くしかない。なぜなら、ガイドブックの筆者が、「時間がない人を除き、ランシシャカルカへの旅は必須(a must)だ。その景観はすばらしく、ランタン谷トレックの最大の思い出になるだろう」とまで言い切っているのです。わざわざ3ページも割いて!(写真)
部屋にこもり、今回初めてガイドブックを隅から隅まで読み返してみた。読めば読むほど行きたくなる、カルカへの道。ランシサカルカ、日帰りトレックやれんのか! -
ランシサ・カルカまでは、往復24キロ。比較的フラットな道のりです。マイルストーン社のガイドブックによると、「普通は2日必要で、キャンピングの用意がいる」。ロンプラと歩き方には、情報量は少ないが、頑張れば日帰り可能なニュアンスで書かれている。
実際のところどうなのか、宿の人に聞いてみます。若主人が言うには、「ゆっくり歩いて片道5時間」。私の足の状態を知っての計算でしょう。一方、若いシェルパ族のコック(写真)は、「3時間。イージーだ」。君ならね! これらの情報から、休憩こみで往復10時間というのが目安になりそうです。 -
[ランシサカルカへの道]
==ルート==
ランシサ・カルカ(Langshisha Kharka)とは、ランシシャ山(Langshisha Ri)の麓にあるカルカ(Kharka)、つまり牧草地。キャンジンから、ランタン・コーラをさらに奥に進んだ場所にあります。ランタン・コーラの源流はランシサ・カルカのさらに奥にあるランタン氷河。だから、この区間もランタン谷の立派な一部です。
カルカへの道は比較的単純で、若主人曰く、「川に沿ってに歩くだけ。道はひとつ」。迷うことはないでしょう。
地図: 赤い点は左から、キャンジンゴンパ、空港跡、ジャタン、ヌンバマタン、橋、ランシサ・カルカ -
== 河原・草原エリア==
翌朝、朝食を食べた後、8時に出発。ロッジ街を後にし、東へと続くトレイルを進んでいきます。キャンジン・ゴンパは、ランタン谷最後の集落なので、この先、茶屋やロッジはありません。ティーハウス・トレックとは無縁の場所に、ランタン谷の最大の見所があるとは、なんとも皮肉です。 -
小高い丘を越えると、河原のような場所に出ます。宿から約20分ほど歩いたところで、いきなり3,4mほどの小川にぶち当たりました。 もちろん橋などなし。水はそれほど冷たくないものの、初っ端から裸足で川渡りをするのは勘弁です。 川幅が狭まる上流まで歩きバック放り投げ、凍った石から凍った地面にジャンプ! なんとか川渡りに成功しました。簡単そうに聞こえますが、ここで約20分のロス。これが頻繁に出てきたら、完全にアウトです。
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小川を越えると、緩やかな下り坂が続きます。トレイルと川の間は原っぱになっていて、よく見ると、その一部は廃棄された飛行機の滑走路になっています(写真中央奥)。
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しばらく歩くと、石積みとタルチョがある丘(写真左)が出てきます。小川からここまで約30分。このあたりは、湿地帯風の牧草地で、途中、ヤクも数頭見かけました。
来た道を振り返ると、背後には、どっしりと腰を下ろすランタン・リルンの姿。両側の尾根がつながって見えたのは、これが初めて。ここまで来ないと見えない景色もあるのです。 -
==川沿いルート==
その後、ランタンコーラに合流。軽いアップダウンを経ながら、川沿いの道を歩きます。シャベルベシからここまで、ずっとランタン谷沿いに登ってきました。でも、川のすぐそばを歩くのはこれが初めて。
ランタン・コーラは朝日を浴びて、緑色に輝いている。キャンジンより上流の部分は、川の流れがゆったりしていて、実に心が落ち着きます。澄んだ空気の中、聞こえるのは、川の流れと自分の足音だけ。 -
時々出てくる登りの道も、景色がいいから大歓迎。誰もいない道を歩き、誰もいない場所に向かう。 わかるなな〜、この心地よい緊張感!
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登ってよし、下ってよし。振り返って良し。これまで全く体験してこなかったランタン・トレッキングの姿がここにあります。なんで、ガイドブックはこの点を強調しないのだろう。ランタン川=ランタン谷とするならば、私はまさに今ランタン谷を歩いているのです。
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さらに登り、臼のような形をしたランシシャ・リ(Langshisha Ri、6370m)への見通しがどんどん良くなってきます。
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==ジェタン==
先の石積みから約45分、ジェタン(Yathang, 3940m)と呼ばれるカルカに到着です。村や集落がないこのルートでは、牧草地や石積みが目安のポイントだったりします。
ここには、ヤクや牛が40頭ほど放牧されています。5軒程シェパード小屋はあるものの人はいない。彼らは、誰に気兼ねすることなく、日々自由に暮らしているようです。 -
それにしても、ここからの眺めはすばらしい。ランシサ・リを背景にしたヤクの楽園。まるで、スイスにでもいるようです。
ヤクは突然の来訪者に驚くこともなく、ただ数頭私をじっと見つめている。100%襲われることがないとわかっている安心感。人見知りの私も、緊張することはありません。人里離れ、私は今ヤクの楽園を歩いている。 -
ジェタンの後、再び川に向かってなだらかに下っていきます。正面に見えている山は、右半分が、ギザギザのポンゲン・ドプク(Pongen Dopku、5930m)とガンチェンポの先端。左半分が、ランシサ・リと、少しだけ見ているペムタン・カンポ・リ。
ガイドブックの中で、ティルマンの引用として次のようなことが書かれています。「ランタンの魅力は、その質素な雪山景色だけではない。歩を進める度に、これらの景観は少しずつ変化し、この先、さらに美しい場所があるのではと期待させられる。」
確かに、最初は見えなかった奥の雪山が除々に姿を表し、景色の主人公がどんどん増えていく。ティルマンの言うとおりで、約半分の6キロ歩いたこの時点でも、私は全く退屈していません。彼もこの道を歩き同じ景色を見てきたのだろうか。 -
==ヌバマタン==
さらに細かなアップダウンを経て、ヌバマタンNubamathang, 3980m)と呼ばれる牧草地に到着です。ジェタンから約45分。ここにも入り口に石積みとタルチョがあり、少し進むと6軒ほどシェパード小屋があります。ヤクは10頭ほど。
開けた場所にあるため、ここも景色がすばらしい。ランシサ・リの左にあるのは、一日中白く輝くペムタン・カルポ・リ(Pemthang Karpo Ri, 6830m)。通称、ホワイトドーム。チェタンでは半分見えていただけですが、ここではガッツリ全体見えてます。
写真: ヌバマタンからの眺め。左にペムタン・カルポ・リ、右にランシシャ・リ。その手前の丘のようなのがモレーン。 -
ガイドブックによっては、「時間がなければ、ヌバマタンで引き返しても十分」と書かれています。しかし、私はこれに同意できない。確かに、ここまででも、「世界で最も美しい谷」の片鱗を十分味わうことができました。しかしそれは、メインイベントを見ずに会場を後にしてしまうようなもの。手前のモレーンの先には、これまでとはまた違った風景が待っているのです。
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==モレーン越え==
ヌバマタンから先、ずっと牧草地が続き、20分程で湿地帯のような場所まで下りていきます。ここで一旦、道が消えるように見えますが、道はそのまま続きます。モレーンと川の間くらいに、モレーンを右から回りこむ道があり、その方向に向かって歩くと、再び道が現れます。
写真: 湿地帯とモレーン -
ブッシュのような林を抜け、2、3小川を越えると、10分程で丸太の橋に到着しました。すぐ近くにあるモレーンの先端からは、氷河の雪解け水らしきものがが流れ落ちています。
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橋の後、手前のモレーンに見えているトレイルを登っていきます。ランタン・コーラを右に見下ろしながら、モレーンを右から回りこむようにトラバース。
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橋から約20分程で、モーレンの裏側に出て急に視界が開けます。これがランシサ・カルカへの入口。さらに山腹沿いの道を歩き、タルチョはためく丘のような場所に到着です。ここから先は、何に遮られることもなく、ランシシャ・リの姿が拝めます。眺めがいいのでここで小休憩。モレーン登るの体力使ったしね。
この場所に立って初めてわかるのは、ランシシャ・リの左隣に見えていたホワイトドームことペムタン・カルポ・リが、チベット国境を形成する稜線の一部でしかないこと。その左側にペムタン・リ(Pemthang Ri, 6475m)、ゴルドゥム(Goldum,6630m)と別のピークが続きます。これはこれで奥行きのあるいい風景。 -
休憩後、丘を下り、河原の左側を歩いていきます。川の向こうに鎮座するは、カルカ名の由来にもなっているペムタンリ。今日、ずっと正面に見えていた山です。さすがに麓まで来てしまうと、近すぎですでに臼の形には見えません。
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[ランシサ・カルカ]
丘から15分ほどで、ついに今日のゴール、ランシシャ・カルカ(Langshisha Kharka,4100m)に到着です。時刻は正午を回ったばかり。私は今日、まさにこの辺鄙な場所を目指して4時間も歩いてきたわけです。 -
ここは、シェパード小屋一軒と数本の旗があるだけの場所。まさに最奥の秘境カルカです。ヤクの楽園パート3。ここにもヤクや牛が20頭ほどいて、自由気ままに過ごしています。
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私が到着すると同時に、貫禄のあるヤクが石垣から出てきて、私を興味深そうに見つめます。「はるばるよく来たの〜」。
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ここは、実にのどかでいい場所です。川向かい、ランシサ・リの右にある尖った雪山は、ウルケインマン(Urkeinmang, 6151m)。その左奥にあるのは、ドルジェ・ラクパ(左奥、Dorje Lakpa,6966m)か。
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ランシサ・カルカでは特にすることがありません。ヤクを観察したり、川原に下りたりして1時間ほどのんびりと過ごしました。ダイナミックな雪山と青い空、澄んだ空気、静かに流れる川のように、時間もゆったりと過ぎていく。「世界で最も美しい谷」に納得した瞬間だった。
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[帰りの道]
==前半==
さて、そろそろ帰らなくては。ほぼ手ぶらできた私には「日帰り」という大きな制約が課せられています。往路に4時間かかっており、川渡りのロスと写真ストップを除けば3時間半弱。足の痛みが少なかったため、まずまずのペースです。ただ、復路12キロの道のりで、またいつ膝の痛みが再発してもおかしくありません。名残惜しいですが、この美しい景色ともお別れです。 -
午後1時にカルカを出発。丘を越え、モレーンを下っていきます。この先、長い谷沿いのトレイルを通って、キャンジンゴンパまで戻ります。
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帰り道、これからランシサ・カルカに向かうトレッカーに遭遇しました。日帰りトレッカー(単独)が2人、さらにキャンプ道具持参の4人グループ(写真)。今日、ヤクを数十頭見てきましたが、人と合うのはこれが初めて。もし、周りに人が沢山いたならば、ランシシャ・カルカの印象も変わっていたかもしれませんね。静けさこみでの、観光です。
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帰りは同じ道を歩くだけ..なのですが突然のハプニング発生。橋の後の湿地帯で、ぬかるみに足首まではまってしまいました。この一帯は、土が草ごと掘り返されているようは場所が多くあります。朝来た時は凍っていたのに、午後には融けていたのです。すぐそばの小川で靴を洗い20分のロス。
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帰り道はそれほど絶景ではありません。進行方向に見えるポンゲン・ドクプ(Pongen Dokpu,5930m)やナヤ・カンガ(Naya Kanga, 5846m)は太陽が邪魔でぼやけてしか見えない。朝はきれいだったんですけどね。
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一方、ランシシャ・リやガンチェンポのほうは、まだまだ白く輝いています。往路の景色が名残惜しいのか、河原に下りたりしながら、何度も何度も写真を撮りました。そうして道草ばかりしているうちに、どんどん時間が過ぎていく。そろそろやばいんじゃないの? 太陽は私の都合など関係なく、時計の針を進めます。
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==後半==
チャタンの牧草地を過ぎた頃、急に右足のふくらはぎに張りを感じてきました。高低差の少ないルートとはいえ、まだまだ長時間の歩行に耐えられるほど足は完治していません。
このランシサ・カルカへの道は、歩き方でも紹介されています。ただ、お手軽なキャンジンリの影に隠れて、実際に行く人は少なめ。長距離のため、基本はテント泊か乗馬になります。団体ツアーで企画するには、ややリスクのあるルートかな。でも、よく考えると、カルカがあるということは、水源があるということ。ヤクに囲まれてテント泊するって、ちょっと楽しそうです。
参考: キャンジンから馬で往復すると、一日4000ルピー(4800円)。 -
4時を過ぎると、太陽が山の後ろに隠れてしまいました。まだ空は明るものの、ちょっと不安です。寄り道がたたり、すでに2人の日帰りトレッカーにも抜かれている。もう私の後ろには誰もいない。
滑走路からの登り坂を何とか登りきり、例の小川に到着。要領よく川幅の狭い場所を見つけて何とかクリアー。朝より水量減ってたのでしょう。 -
歩いてきた道を振り返ると、ガンチェンポの山頂が夕日でオレンジ色に輝いていました。朝逆光気味だったこの山は、最後になってその美しい姿を見せてくれました。
よく考えると、今日歩いたルートには、有名な8000メートル級の山も、巨大な氷河も、大きな滝もお花畑もありません。ただ、澄んだ川がゆったり流れ、個性的な雪山が脇を固める。人気のない奥地、広々とした谷の景観、平和に暮らすヤク達。歩を進める度に、これらの景観は少しずつ変化し、旅人を最後まで飽きさせない。こうして、ランシサ・カルカへの日帰り旅行は、私にとって思い出に残る、2009年のベストトレックのひとつになりました。 -
小川から20分ほど歩き、キャンジンゴンパ(3860m)のロッジ街に到着。午後5時20分という日没直前の時間でした。朝8時に出発し、行きは歩行3時間30分 + 川渡り20分 + 写真10分で計4時間。ランシサ・カルカで1時間。帰りは 歩行3時間40分 + 靴洗い20分 + 写真20分で計4時間20分。朝もう少し早く出ていれば、余裕が持てたかもしれません。
宿に着くと、すぐに2階の部屋に上がり寝転がった。何か大きな目的を達成した満足感で一杯だった。
参考: 11月終盤のこの時期、キャンジンは朝6:30AMには明るくなり始め、7:30AMには村に日が差し始める。日が暮れるのは5:30PMくらい。 -
[スーパーロッジの夜]
休憩後、キッチン小屋へ向かうと、奥さん以外誰もいない。話を聞くと、私が帰ってこないと勘違いして、主人が滑走路の方まで探しに行ったらしい。雪男ロッジでは考えられない神対応です。主人は帰ってくると、何事もなかったような自然体で、私がトレッキング中に気づいた質問に答えてくれました。 -
[まとめ]
さて、本題に戻りましょう。ティルマンはどこを指して、世界一美しい谷と感じたのか。正直、彼の本を読んでいない自分にはわからない。しかし、私にとっての「世界一美しい谷のひとつ」は確かに見つけた。
それにしても、なぜ今もってこのランシサカルカの知名度が低いのか理解できない。ランタン自体がマイナーだから? それとも経験者が少ないから? 私はエベレストやアンナプルナに向かうメジャー志向の旅行者に声を大にして言いたい。君はランシサ・カルカを見たか。ランタン谷という世界一美しい谷を見たのかと。
[リンク集]
==ネパール・トレッキング==
最速のアンナプルナ 全8作 (2009年秋)
http://4travel.jp/travelogue/10444950
エベレスト・トレッキングのすすめ 全10作 (2011年春)
http://4travel.jp/travelogue/10581163
ポカラ・ザ・トレック 全4作 (2013年春)
http://4travel.jp/travelogue/10759203
トレッキング装備購入ガイド 全2作
http://4travel.jp/travelogue/10571988
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