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 カトマンズ・タメルにある無数のトレッキング用品店。そこで買い物したことあるでしょうか。 「登山とか興味ないから」 「必要なものは揃ってるから」と避けてませんか? そこは安くて実用的な商品が集まるショッピング天国。どんな商品があり、どれだけ安いのか、自称・タメル通の私が紹介いたしましょう。 <br /><br /><br />**情報は2011年5月のもの。1ルピー=1.2円で計算。<br /><br />シリーズ一覧:<br />カトマンズ通信① ネパールの停電対策 (計画停電)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10442708/<br />カトマンズ通信② ネパールのカメラ事情 (デジカメ購入、修理)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10442767/<br />カトマンズ通信③ タメル 両替屋のひみつ教えます (ネパール)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10438076/<br />カトマンズ通信④ ネパールの携帯電話事情 (NTC、NCELL)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10566797/<br />カトマンズ通信⑤ タメルのどうでもいい事情 (ダンスバー)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10566509/<br />カトマンズ通信⑥ トレッキング・グッズ購入ガイド1 大物・衣類編 &lt;==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10571988/<br />カトマンズ通信⑦ トレッキング・グッズ購入ガイド2 道具編<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10571993/<br />カトマンズ通信⑧ ネパールの遊園地事情 (高速観覧車、移動遊園地)<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10733279/<br />カトマンズ通信⑨ ネパールで取るインドビザ 2013年度版傾向と対策<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10733274/<br /><br />変更:<br />2013/01/05 一部内容修正。<br />

カトマンズ通信⑥ トレッキング・グッズ購入ガイド1 大物・衣類編 (登山用品)

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2010/01/07 - 2010/01/07

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世界攻略者

世界攻略者さん

 カトマンズ・タメルにある無数のトレッキング用品店。そこで買い物したことあるでしょうか。 「登山とか興味ないから」 「必要なものは揃ってるから」と避けてませんか? そこは安くて実用的な商品が集まるショッピング天国。どんな商品があり、どれだけ安いのか、自称・タメル通の私が紹介いたしましょう。


**情報は2011年5月のもの。1ルピー=1.2円で計算。

シリーズ一覧:
カトマンズ通信① ネパールの停電対策 (計画停電)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10442708/
カトマンズ通信② ネパールのカメラ事情 (デジカメ購入、修理)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10442767/
カトマンズ通信③ タメル 両替屋のひみつ教えます (ネパール)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10438076/
カトマンズ通信④ ネパールの携帯電話事情 (NTC、NCELL)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10566797/
カトマンズ通信⑤ タメルのどうでもいい事情 (ダンスバー)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10566509/
カトマンズ通信⑥ トレッキング・グッズ購入ガイド1 大物・衣類編 <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10571988/
カトマンズ通信⑦ トレッキング・グッズ購入ガイド2 道具編
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10571993/
カトマンズ通信⑧ ネパールの遊園地事情 (高速観覧車、移動遊園地)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10733279/
カトマンズ通信⑨ ネパールで取るインドビザ 2013年度版傾向と対策
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10733274/

変更:
2013/01/05 一部内容修正。

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  • ==目次== <br /><br />[トレッキング用品店 概論]<br /> タメルで買う意義、オリジナルvsコピー、どこで買うか<br />[大物アイテム]<br /> バックパック、デイパック、寝袋、トレッキング・シューズ<br />[肌着など] <br /> 速乾性シャツ、保温性下着、トレッキングパンツ、靴下<br />[レインウェア] <br /> ゴアテックス上着、ゴアテックスズボン、カッパ<br />[防寒着]<br /> フリース、ウィンドストッパー、ダウンジャケット、手袋<br />[帽子]<br /> 日よけ帽、防寒用の帽子、お土産用の帽子、ネパール帽<br />[まとめ]

    ==目次==

    [トレッキング用品店 概論]
     タメルで買う意義、オリジナルvsコピー、どこで買うか
    [大物アイテム]
     バックパック、デイパック、寝袋、トレッキング・シューズ
    [肌着など]
     速乾性シャツ、保温性下着、トレッキングパンツ、靴下
    [レインウェア]
     ゴアテックス上着、ゴアテックスズボン、カッパ
    [防寒着]
     フリース、ウィンドストッパー、ダウンジャケット、手袋
    [帽子]
     日よけ帽、防寒用の帽子、お土産用の帽子、ネパール帽
    [まとめ]

  • [トレッキング用品店 概論] <br /> タメルで買う意義、オリジナルvsコピー、どこで買うか<br /><br />==タメルで買う意義==<br /><br /> カトマンズ・タメルには、数え切れない数のトレッキング用品店があります。ネパールでトレッキング用品を買うメリットは何でしょう。自国よりずっと安く買える。ふらりとやってきても、すぐに装備を揃えてトレッキングを始められる。実用的な製品が多いので、単純にショッピングとして楽しめる、など、いろいろ思いつきます。<br /><br /> 目的は人それぞれですが、「安く買う」がひとつのキーワードのような気がします。何が買えるのか、相場はいくらなのか、知りたい人もいるでしょう。その辺りの情報を、私の知る範囲でまとめてみたいと思います。<br /><br />

    [トレッキング用品店 概論] 
     タメルで買う意義、オリジナルvsコピー、どこで買うか

    ==タメルで買う意義==

     カトマンズ・タメルには、数え切れない数のトレッキング用品店があります。ネパールでトレッキング用品を買うメリットは何でしょう。自国よりずっと安く買える。ふらりとやってきても、すぐに装備を揃えてトレッキングを始められる。実用的な製品が多いので、単純にショッピングとして楽しめる、など、いろいろ思いつきます。

     目的は人それぞれですが、「安く買う」がひとつのキーワードのような気がします。何が買えるのか、相場はいくらなのか、知りたい人もいるでしょう。その辺りの情報を、私の知る範囲でまとめてみたいと思います。

  •  日本でアウトドア用品店といえば、エルブレス(写真)や好日山荘あたりの大型店がまず思い浮かびます。明るく広い店内、知識豊富な店員、オリジナル品、一定の品質、統一価格、など安心して買い物できる状況が揃っています。でも、私は買い物したことがありません。高いからです。アウトドア系の商品は、往々にしてオーバースペック、値段も高止まりの傾向があります。

     日本でアウトドア用品店といえば、エルブレス(写真)や好日山荘あたりの大型店がまず思い浮かびます。明るく広い店内、知識豊富な店員、オリジナル品、一定の品質、統一価格、など安心して買い物できる状況が揃っています。でも、私は買い物したことがありません。高いからです。アウトドア系の商品は、往々にしてオーバースペック、値段も高止まりの傾向があります。

  •  一方のネパールは、小さく暗い店内、最低限の知識がある店員(価格には詳しい)、偽ブランド、そこそこの品質、店により開きがある価格、など不安な状況で溢れています。でも、沢山買ってしまいます。安いからです。

     一方のネパールは、小さく暗い店内、最低限の知識がある店員(価格には詳しい)、偽ブランド、そこそこの品質、店により開きがある価格、など不安な状況で溢れています。でも、沢山買ってしまいます。安いからです。

  •  このようなアウトドア専門店は、ネパール以外の国では、ほとんど見かけません。旅行者の多いエリアで、バックパックやカバンを売る店はあります。ハイキングが売りの観光地で、靴やジャケットを売る店もあります。しかし、それらの店の品揃えや価格競争力はタメルに遠く及びません。世界中のトレッカーと登山家が集まるネパールだからこそ、成立する店なのです。<br /><br /> なお、この旅行記に書かれている内容は、ほとんどの場合、ポカラ、ナムチェ、ルクラにあるトレッキング・ショップにも当てはまります。

     このようなアウトドア専門店は、ネパール以外の国では、ほとんど見かけません。旅行者の多いエリアで、バックパックやカバンを売る店はあります。ハイキングが売りの観光地で、靴やジャケットを売る店もあります。しかし、それらの店の品揃えや価格競争力はタメルに遠く及びません。世界中のトレッカーと登山家が集まるネパールだからこそ、成立する店なのです。

     なお、この旅行記に書かれている内容は、ほとんどの場合、ポカラ、ナムチェ、ルクラにあるトレッキング・ショップにも当てはまります。

  • ==オリジナル vs コピー==<br /><br /> タメルの店で売られている商品の8割は、ネパールまたは中国製の偽ブランド品です。偽ブランドと言っても、特定の商品を精巧にまねているわけではありません。ほとんどの場合、自作の商品に勝手に有名ブランドのロゴをつけているだけです。偽だからといって、質が悪いとも限りません。中にはいい素材を使った製品もありますし、デザインも凝っています。もちろん、オリジナル品の完成度にはかないませんが、価格を考えるとコスト・パフォーマンスが高いといえるでしょう。<br /><br /> 製品の序列でいうと、海外ブランド &gt; 韓国ブランド &gt; 中国ブランド &gt; 中国コピー品 &gt;= ネパールコピー品 といった感じです。中国のアウトドアブランド - KingCampは最近よくみかけます。<br /><br />写真: 最も頻繁にコピーされるブランド - ノースフェイスのフリース。

    ==オリジナル vs コピー==

     タメルの店で売られている商品の8割は、ネパールまたは中国製の偽ブランド品です。偽ブランドと言っても、特定の商品を精巧にまねているわけではありません。ほとんどの場合、自作の商品に勝手に有名ブランドのロゴをつけているだけです。偽だからといって、質が悪いとも限りません。中にはいい素材を使った製品もありますし、デザインも凝っています。もちろん、オリジナル品の完成度にはかないませんが、価格を考えるとコスト・パフォーマンスが高いといえるでしょう。

     製品の序列でいうと、海外ブランド > 韓国ブランド > 中国ブランド > 中国コピー品 >= ネパールコピー品 といった感じです。中国のアウトドアブランド - KingCampは最近よくみかけます。

    写真: 最も頻繁にコピーされるブランド - ノースフェイスのフリース。

  •  コピー品だらけのネパールですが、海外メーカーのオリジナル品も比較的簡単に手に入ります。店には、コピー品中心の店、オリジナルも多く売る店、100%オリジナルの店の三種類あります。割合で言えば、80%, 15%, 5%といった感じでしょうか。中には、本物とコピーの区別が難しい製品もありますが、店員に聞けばわかりますし、価格で簡単に判断できます。<br /><br /> 残念ながら、オリジナル品はネパールでも高値で売られています。特に小物類は、ディーラーが値札を貼って納入するため定価販売が主流です。そう考えると、タメルで安く買い物できるのは、コピー品のおかげとも言えます。<br /><br /><br />写真: タメルの入り口Tridevi Marg通りには、North Face, Mountain Hardwareなどの正規品のみを売る店が何軒かあります。最近、韓国ブランドBlack Yakの専門店もオープンしました。

     コピー品だらけのネパールですが、海外メーカーのオリジナル品も比較的簡単に手に入ります。店には、コピー品中心の店、オリジナルも多く売る店、100%オリジナルの店の三種類あります。割合で言えば、80%, 15%, 5%といった感じでしょうか。中には、本物とコピーの区別が難しい製品もありますが、店員に聞けばわかりますし、価格で簡単に判断できます。

     残念ながら、オリジナル品はネパールでも高値で売られています。特に小物類は、ディーラーが値札を貼って納入するため定価販売が主流です。そう考えると、タメルで安く買い物できるのは、コピー品のおかげとも言えます。


    写真: タメルの入り口Tridevi Marg通りには、North Face, Mountain Hardwareなどの正規品のみを売る店が何軒かあります。最近、韓国ブランドBlack Yakの専門店もオープンしました。

  • ==どこで買うか==<br /><br /> 安く買うとなると、オリジナルを売る店でなく、一般的なトレッキング用品店で買い物をすることになります。軽く数十軒はありますが、どの店で買うのがいいのでしょう。品揃えの良さで言えば大きな店ですが、一般的に小さな店の方が値ごろ感があります。品揃えは多少ばらつきがあるので、好きな商品が見つかるまで何軒も回ることをお勧めします。<br /><br /> 私が考えるに、最大の悩みは、「店によって言い値が全然違う」というところにある気がします。例えば、100ルピーの靴下がある店では250ルピー、全く同じウィンドストッパーが1400から2500ルピー、スポーツタオルが500から1000ルピーと店によってバラバラです。高い店は仕入れ値の倍あたり、普通の店は5割増しあたり、安い店は2割増しあたりを基準に言い値を決めている気がします。 高い店が簡単にディスカウントしてくるのはそのためです。<br /><br />写真:雑然とした店内。店は小さくても、商品は一通り揃っています。

    ==どこで買うか==

     安く買うとなると、オリジナルを売る店でなく、一般的なトレッキング用品店で買い物をすることになります。軽く数十軒はありますが、どの店で買うのがいいのでしょう。品揃えの良さで言えば大きな店ですが、一般的に小さな店の方が値ごろ感があります。品揃えは多少ばらつきがあるので、好きな商品が見つかるまで何軒も回ることをお勧めします。

     私が考えるに、最大の悩みは、「店によって言い値が全然違う」というところにある気がします。例えば、100ルピーの靴下がある店では250ルピー、全く同じウィンドストッパーが1400から2500ルピー、スポーツタオルが500から1000ルピーと店によってバラバラです。高い店は仕入れ値の倍あたり、普通の店は5割増しあたり、安い店は2割増しあたりを基準に言い値を決めている気がします。 高い店が簡単にディスカウントしてくるのはそのためです。

    写真:雑然とした店内。店は小さくても、商品は一通り揃っています。

  •  では、各商品の相場を知るにはどうしたらいいでしょう。これは、たくさんの店を回るしかありません。言い値の高い店と、そうでない店がだいたい7:3くらいで存在します。その中で、価格設定のフェアーな店を見つけて、そこをベンチマークとするのです。<br /><br /> 参考までに、私が買い物した中で、比較的言い値が安く、なおかつ場所がわかりやすいお店を三つ紹介しておきます。ひとつは、スーパーが3軒集まるT字路にあるNEPAL MOUNTAIN GEAR(写真)。ひょっとすると、フレンドリーな店主と店員で言い値が多少違うかもしれません。

     では、各商品の相場を知るにはどうしたらいいでしょう。これは、たくさんの店を回るしかありません。言い値の高い店と、そうでない店がだいたい7:3くらいで存在します。その中で、価格設定のフェアーな店を見つけて、そこをベンチマークとするのです。

     参考までに、私が買い物した中で、比較的言い値が安く、なおかつ場所がわかりやすいお店を三つ紹介しておきます。ひとつは、スーパーが3軒集まるT字路にあるNEPAL MOUNTAIN GEAR(写真)。ひょっとすると、フレンドリーな店主と店員で言い値が多少違うかもしれません。

  •  2つ目が、カトマンズG.H.入り口を北に行って道が左に曲がる場所にある店(写真)。同じ商品ならここが一番安いかな。

     2つ目が、カトマンズG.H.入り口を北に行って道が左に曲がる場所にある店(写真)。同じ商品ならここが一番安いかな。

  •  3つ目は、2番目の店から道をぐるっと左にUターンした場所にあるカラパタール・トレッキング(写真)。聞くところによると、この店は他の店への卸しも兼ねているようです。そのため、店頭で売られる商品も比較的安め。ネパール人がよく買い物に来ています。難点を挙げるとすれば、店主がいつも忙しそうなので、じっくり品定めできないことです。<br /><br /> これら3軒のお店は、いずれも規模が小さいため、品揃えはあまりよくありません。ただし、言い値がフェアーなため、相場観を養うには最適です。 と、ここまでがタメルのトレッキング・ショップの概要です。次に、売られている商品とその相場を、いくつかのカテゴリーに分けて紹介していきたいと思います。ここで言う相場とは、主に安い店で普及品を購入した場合の値段を指します。<br />

     3つ目は、2番目の店から道をぐるっと左にUターンした場所にあるカラパタール・トレッキング(写真)。聞くところによると、この店は他の店への卸しも兼ねているようです。そのため、店頭で売られる商品も比較的安め。ネパール人がよく買い物に来ています。難点を挙げるとすれば、店主がいつも忙しそうなので、じっくり品定めできないことです。

     これら3軒のお店は、いずれも規模が小さいため、品揃えはあまりよくありません。ただし、言い値がフェアーなため、相場観を養うには最適です。 と、ここまでがタメルのトレッキング・ショップの概要です。次に、売られている商品とその相場を、いくつかのカテゴリーに分けて紹介していきたいと思います。ここで言う相場とは、主に安い店で普及品を購入した場合の値段を指します。

  • [大物アイテム]<br /> バックパック、デイパック、寝袋、トレッキング・シューズ<br /><br /> まずは、バックパック、デイパック、寝袋、靴などの大型アイテムから見ていくことにします。<br /><br />==バックパック(ザック)==<br /><br /> 各種ブランドのコピー品が売られています。作りはいまひとつですが、一度や二度のトレッキングには問題なく耐えてくれるでしょう。50L以上のサイズのもので、2000-4000ルピー(2400-4800円)くらい。店によっては、オリジナル品(8000+)もよくみかけます。流通量の多いブラックダイヤモンドが種類も多くてオススメ。定価販売ながら、日本よりはずっと安めです。<br /><br /> 荷物を自分で背負ってトレッキングする場合、容量50-70L程度のバックパックが欲しいところです。使い捨てが嫌ならば、店でレンタルすることもできます。一日40-60ルピー(48-72円)くらい。ただし、汚い、状態があまりよくない、レンタルする店が少ない、などの問題があります。<br /><br /> ほとんどのバックパックにバックカバーが付属してますが、もしなければ購入を。S/M/L/XL、各サイズ150ルピー(180円)位から買えます。

    [大物アイテム]
     バックパック、デイパック、寝袋、トレッキング・シューズ

     まずは、バックパック、デイパック、寝袋、靴などの大型アイテムから見ていくことにします。

    ==バックパック(ザック)==

     各種ブランドのコピー品が売られています。作りはいまひとつですが、一度や二度のトレッキングには問題なく耐えてくれるでしょう。50L以上のサイズのもので、2000-4000ルピー(2400-4800円)くらい。店によっては、オリジナル品(8000+)もよくみかけます。流通量の多いブラックダイヤモンドが種類も多くてオススメ。定価販売ながら、日本よりはずっと安めです。

     荷物を自分で背負ってトレッキングする場合、容量50-70L程度のバックパックが欲しいところです。使い捨てが嫌ならば、店でレンタルすることもできます。一日40-60ルピー(48-72円)くらい。ただし、汚い、状態があまりよくない、レンタルする店が少ない、などの問題があります。

     ほとんどのバックパックにバックカバーが付属してますが、もしなければ購入を。S/M/L/XL、各サイズ150ルピー(180円)位から買えます。

  • ==デイパック==<br /><br /> ポーターを雇う予定のある人は、容量の小さいデイパックで用が足ります。旅行しているのなら、リュックくらい持っているでしょう。それでも、店でチェックしてみるのをお勧めします。この25L-40Lのクラスは競争が激しく、製品の種類もたくさんあります。ネパール製の偽ブランド、中国ブランド(Neeko, One Polar)などが中心で、値段はだいたい1500 - 3000ルピー(1800-3600円)くらい。<br /><br /> 日本でも1000円程度の安物リュックがありますが、こちらのほうが作りがしっかりしていて、デザインもトレッキング向けです。商品の約7割は、背中がカーブしてメッシュになっています。このタイプのものは、収納が難しい反面、汗をかかずに快適に歩けます。その他、沢山のポケット、ウェストベルト、鍵をしやすいキスロックなどが基本のデザインです。一般のリュックに加え、超小型のトレイル・ランニング用リュックも売られています。

    ==デイパック==

     ポーターを雇う予定のある人は、容量の小さいデイパックで用が足ります。旅行しているのなら、リュックくらい持っているでしょう。それでも、店でチェックしてみるのをお勧めします。この25L-40Lのクラスは競争が激しく、製品の種類もたくさんあります。ネパール製の偽ブランド、中国ブランド(Neeko, One Polar)などが中心で、値段はだいたい1500 - 3000ルピー(1800-3600円)くらい。

     日本でも1000円程度の安物リュックがありますが、こちらのほうが作りがしっかりしていて、デザインもトレッキング向けです。商品の約7割は、背中がカーブしてメッシュになっています。このタイプのものは、収納が難しい反面、汗をかかずに快適に歩けます。その他、沢山のポケット、ウェストベルト、鍵をしやすいキスロックなどが基本のデザインです。一般のリュックに加え、超小型のトレイル・ランニング用リュックも売られています。

  • ==寝袋==<br /><br /> ネパールのトレッキングは、ロッジに泊まるティーハウス・トレッキング。寒さに強い人は、寝袋不要です。エベレスト方面だけは、あったほうがいいと思いますが。寝袋は、中のダウンの質や量によって、値段が大きく異なります。安いもので4000ルピー(5000円弱)。高いものだと10000ルピー(1万2000円)以上します。安物を買っても意味がないし、質のいいものはそこそこ高い。悩むところです。<br /><br /> 使い捨てで購入するくらいなら、店でレンタル(一日 40-70ルピー(46-84円))したほうがいいでしょう。ただし、貸し出されるのは4000ルピークラスの商品です。

    ==寝袋==

     ネパールのトレッキングは、ロッジに泊まるティーハウス・トレッキング。寒さに強い人は、寝袋不要です。エベレスト方面だけは、あったほうがいいと思いますが。寝袋は、中のダウンの質や量によって、値段が大きく異なります。安いもので4000ルピー(5000円弱)。高いものだと10000ルピー(1万2000円)以上します。安物を買っても意味がないし、質のいいものはそこそこ高い。悩むところです。

     使い捨てで購入するくらいなら、店でレンタル(一日 40-70ルピー(46-84円))したほうがいいでしょう。ただし、貸し出されるのは4000ルピークラスの商品です。

  •  ネパール製の寝袋には、「-20度対応」とか自信満々に書いてありますが、それは基本的にはExtreme(=生存維持できる温度)。Confort(=快適に眠れる温度)は、7-10度くらい上です。<br /><br /> そういう時、「寝袋の中の寝袋」であるライナーが役に立ちます。フリースのものなら暖かさが増し、シルクのものなら小さくて洗濯が簡単です。決して清潔とはいえないレンタル品ですが、ライナーがあればとりあえずは安心。安物シルクで400ルピー(520円)から。ブランド品だとその数倍。<br /><br /><br />写真: シルクのライナー。使いようによっては、旅行用の簡易寝袋になります。

     ネパール製の寝袋には、「-20度対応」とか自信満々に書いてありますが、それは基本的にはExtreme(=生存維持できる温度)。Confort(=快適に眠れる温度)は、7-10度くらい上です。

     そういう時、「寝袋の中の寝袋」であるライナーが役に立ちます。フリースのものなら暖かさが増し、シルクのものなら小さくて洗濯が簡単です。決して清潔とはいえないレンタル品ですが、ライナーがあればとりあえずは安心。安物シルクで400ルピー(520円)から。ブランド品だとその数倍。


    写真: シルクのライナー。使いようによっては、旅行用の簡易寝袋になります。

  • ==靴==<br /><br /> トレッキング用の靴は安いもので2000ルピー(2400円)くらいから。防水で一定以上の品質だと、3500-5000 (4200-6000円)くらい。基本的には、中国製の高品質コピーで、見た目も質もそんなに悪くありません。無断使用されているブランドは、ノースフェイス、コロンビア、メレル、ソロモンなど。店はオリジナル品(やはり中国製)も多少扱っているので、言えば出てきますが、価格は8000ルピー以上とかなり高めです。

    ==靴==

     トレッキング用の靴は安いもので2000ルピー(2400円)くらいから。防水で一定以上の品質だと、3500-5000 (4200-6000円)くらい。基本的には、中国製の高品質コピーで、見た目も質もそんなに悪くありません。無断使用されているブランドは、ノースフェイス、コロンビア、メレル、ソロモンなど。店はオリジナル品(やはり中国製)も多少扱っているので、言えば出てきますが、価格は8000ルピー以上とかなり高めです。

  •  何をもってトレッキング用とするのか。デコボコ道を歩いても疲れない分厚い底、ぬかるんだ道を歩いても大丈夫な防水、くるぶしサポート、など、この辺りだと思います。でも、そんなに心配する必要はありません。ネパールのトレッキングで、技術を必要とする道はありません。スニーカーでトレッキングする人をたまに見かけますし、100kgの荷物を背負うマーケットポーターの大半は草履をはいています。<br /><br /> 買ってすぐトレッキング、ということに抵抗を感じる人がいるかもしれません。私の経験では、サイズに余裕を持たせて、分厚い靴下を履けば問題ない気がします。<br /><br />写真: NorthFace公認ショップで売られていた靴(7500ルピー = 9000円)。ぱっと見、他店のコピー品との違いがよくわかりません。

     何をもってトレッキング用とするのか。デコボコ道を歩いても疲れない分厚い底、ぬかるんだ道を歩いても大丈夫な防水、くるぶしサポート、など、この辺りだと思います。でも、そんなに心配する必要はありません。ネパールのトレッキングで、技術を必要とする道はありません。スニーカーでトレッキングする人をたまに見かけますし、100kgの荷物を背負うマーケットポーターの大半は草履をはいています。

     買ってすぐトレッキング、ということに抵抗を感じる人がいるかもしれません。私の経験では、サイズに余裕を持たせて、分厚い靴下を履けば問題ない気がします。

    写真: NorthFace公認ショップで売られていた靴(7500ルピー = 9000円)。ぱっと見、他店のコピー品との違いがよくわかりません。

  • [肌着など] <br /> 速乾性シャツ、保温性下着、トレッキングパンツ、靴下<br /><br /> 続いてインナー系の衣服を見ていきます。それほど重要なアイテムではありませんが、機能的でお買い得な商品が並びます。<br /><br />==速乾性シャツ==<br /><br /> 主にポリエステルを使った速乾性(Quick-Dry)のシャツ。安い物だと、半袖で400ルピー(480円)、長袖で700ルピー(910円)くらいから。低地で重い荷物を背負っていると、背中にびっしょりと汗をかきます。逆に、高地だと空気が乾燥しているため、それほど汗をかきません。速乾性ということは、洗ってもすぐ乾くはず。Tシャツなどよりは、利用価値が高いといえるでしょう。

    [肌着など]
     速乾性シャツ、保温性下着、トレッキングパンツ、靴下

     続いてインナー系の衣服を見ていきます。それほど重要なアイテムではありませんが、機能的でお買い得な商品が並びます。

    ==速乾性シャツ==

     主にポリエステルを使った速乾性(Quick-Dry)のシャツ。安い物だと、半袖で400ルピー(480円)、長袖で700ルピー(910円)くらいから。低地で重い荷物を背負っていると、背中にびっしょりと汗をかきます。逆に、高地だと空気が乾燥しているため、それほど汗をかきません。速乾性ということは、洗ってもすぐ乾くはず。Tシャツなどよりは、利用価値が高いといえるでしょう。

  • ==保温性下着==<br /><br /> サーマルウェア(Thermal)。薄くて暖かい、保温性の高い下着です。安いもので上下、それぞれ1000ルピー(1200円)くらい。韓国ブランドKolon Sportsのオリジナル品も売られています。値段は上下セットで3200ルピー(3840円)くらい。 <br /><br /> 以前、ポーラテック(POLARTEC) Power Stretchのタグが付いたサーマル製品を購入。何度か洗濯に出すうちに、ツルツルの表面が毛玉だらけになってしまいました。以降、洗う時はドライクリーニングにしています。 <br /><br /><br />** 今思うと、ユニクロのヒートテックで十分かもしれない。

    ==保温性下着==

     サーマルウェア(Thermal)。薄くて暖かい、保温性の高い下着です。安いもので上下、それぞれ1000ルピー(1200円)くらい。韓国ブランドKolon Sportsのオリジナル品も売られています。値段は上下セットで3200ルピー(3840円)くらい。

     以前、ポーラテック(POLARTEC) Power Stretchのタグが付いたサーマル製品を購入。何度か洗濯に出すうちに、ツルツルの表面が毛玉だらけになってしまいました。以降、洗う時はドライクリーニングにしています。


    ** 今思うと、ユニクロのヒートテックで十分かもしれない。

  • ==トレッキングパンツ==<br /><br /> 西洋人バックパッカーがよくはいているセパレータブルなズボン。これがトレッキング用なのかどうか、何ともいえませんが、店でよく売られています。よくあるデザインが、沢山あるポケット、短パンにもなるジッパー、裾をしぼる紐、付帯したベルトなど...たしかに便利なズボンです。変わったものでは、ズボンを2つではなく3つに分解できるもの、紫外線カットの生地などもあります。値段は800ルピー(960円)くらいから。

    ==トレッキングパンツ==

     西洋人バックパッカーがよくはいているセパレータブルなズボン。これがトレッキング用なのかどうか、何ともいえませんが、店でよく売られています。よくあるデザインが、沢山あるポケット、短パンにもなるジッパー、裾をしぼる紐、付帯したベルトなど...たしかに便利なズボンです。変わったものでは、ズボンを2つではなく3つに分解できるもの、紫外線カットの生地などもあります。値段は800ルピー(960円)くらいから。

  • ==靴下== <br /><br /> トレッキング用の靴下を持っていないのなら、絶対お勧めです。たったの100ルピー(120円)。分厚くて丈夫、暖かく蒸れにくく、ずれ難い、ということになっています。有名ブランドの正規品だと、少なくとも1000ルピーはします。 <br /><br /> 最も広く流通しているのが、韓国製偽ノースフェイス(写真)。速乾性の素材 - CoolMaxのタグがついています。なぜだか知りませんが、タメルではLサイズ(26-28cm)しか売られていません。店の人は「フリーサイズ」だと言い張るのですが...。

    ==靴下==

     トレッキング用の靴下を持っていないのなら、絶対お勧めです。たったの100ルピー(120円)。分厚くて丈夫、暖かく蒸れにくく、ずれ難い、ということになっています。有名ブランドの正規品だと、少なくとも1000ルピーはします。

     最も広く流通しているのが、韓国製偽ノースフェイス(写真)。速乾性の素材 - CoolMaxのタグがついています。なぜだか知りませんが、タメルではLサイズ(26-28cm)しか売られていません。店の人は「フリーサイズ」だと言い張るのですが...。

  • [レインウェア] <br /> ゴアテック系上着、 ゴアテック系ズボン、カッパ<br /><br /> トレッキングの時期を選べば、雨や雪に遭う可能性はかなり低めです。とはいえ、スタンダードな装備としてレインウェアは必要でしょう。そんなに嵩張るものでもありません。<br /><br />==ゴアテックス系上着== <br /><br /> レインウェアということを考えると、Gore-Texのアウターが一枚ほしいところです。レインウェアに求められる性能、それは防水透湿性。水は通さないけど水蒸気は通す、つまり防水だけど中の汗は水蒸気となって放出される素材です。このような素材はいくつか商品化されていますが、その中で今も性能の優位性とブランド力を保っているのがゴア社のゴアテックスです。特に、ネパールに出回っているコピー品のほどんどはゴアテックスの生地を使っています。<br /><br />写真: 外側の撥水生地と裏生地の間にゴアテックスの膜が挟まれます。

    [レインウェア]
     ゴアテック系上着、 ゴアテック系ズボン、カッパ

     トレッキングの時期を選べば、雨や雪に遭う可能性はかなり低めです。とはいえ、スタンダードな装備としてレインウェアは必要でしょう。そんなに嵩張るものでもありません。

    ==ゴアテックス系上着==

     レインウェアということを考えると、Gore-Texのアウターが一枚ほしいところです。レインウェアに求められる性能、それは防水透湿性。水は通さないけど水蒸気は通す、つまり防水だけど中の汗は水蒸気となって放出される素材です。このような素材はいくつか商品化されていますが、その中で今も性能の優位性とブランド力を保っているのがゴア社のゴアテックスです。特に、ネパールに出回っているコピー品のほどんどはゴアテックスの生地を使っています。

    写真: 外側の撥水生地と裏生地の間にゴアテックスの膜が挟まれます。

  •  ゴアテックス自体はすでにパテント切れしているため、生地を韓国やシンガポールから輸入して、ネパール国内で縫製しています。店に並んだジャケットの多くに、黒いゴアテックスのラベルがぶら下がっているのに気づくでしょう(写真)。<br /><br /> このラベル、日本では、ゴアテックス・プロシェル、パフォーマンスシェル、ソフトシェル、XCR(主に靴)などと製品の細かい種類が明記されています。これがネパールの場合、ほとんどすべてGore-Tex XCRになっています。何が違うのでしょうか。XCRは、新世代の軽量ゴアテックス製品のことですが、いまいち他のものと違いがわかりません。たまに、ゴアテックスとは関係ないものにも、このラベルが付いてたりするので、作っている方は、何も考えていないのかもしれません。 <br /><br />

     ゴアテックス自体はすでにパテント切れしているため、生地を韓国やシンガポールから輸入して、ネパール国内で縫製しています。店に並んだジャケットの多くに、黒いゴアテックスのラベルがぶら下がっているのに気づくでしょう(写真)。

     このラベル、日本では、ゴアテックス・プロシェル、パフォーマンスシェル、ソフトシェル、XCR(主に靴)などと製品の細かい種類が明記されています。これがネパールの場合、ほとんどすべてGore-Tex XCRになっています。何が違うのでしょうか。XCRは、新世代の軽量ゴアテックス製品のことですが、いまいち他のものと違いがわかりません。たまに、ゴアテックスとは関係ないものにも、このラベルが付いてたりするので、作っている方は、何も考えていないのかもしれません。

  •  ゴアテックス・ジャケットには、単体のものと、中に脱着式のフリースが付いているものがあります。ネパールでは後者のほうが主流で、値段は2500-3500(3000-4200円)くらい。フリースを取り除くと、500-800ルピーほど安くしてもらえます。 最初から単体で売られているものは、物にもよりますが、1400-2000(1680-2400円)くらい。同じゴアテックスでも、レイヤーが3層ではなく、2.5層のものもあります。それらの商品は、薄くて軽く値段も少々安めですが、防水性が少し劣ります。これら防水アウターは基本的には、ウィンドブレーカーとしても使用できます。<br /><br /> 日本でゴアテックス商品といえば、1万円を下ることはありません。ブランド品とコピー品は、一体何が違うのでしょうか。使用しているゴアテックス自体に質の優劣があるのか、ゴアテックスの上下にある生地に質のいいものを使っているとか、高度の縫製技術を使っているとか..。細かいことは良くわかりませんが、大半は「ブランド代」のような気がします。

     ゴアテックス・ジャケットには、単体のものと、中に脱着式のフリースが付いているものがあります。ネパールでは後者のほうが主流で、値段は2500-3500(3000-4200円)くらい。フリースを取り除くと、500-800ルピーほど安くしてもらえます。 最初から単体で売られているものは、物にもよりますが、1400-2000(1680-2400円)くらい。同じゴアテックスでも、レイヤーが3層ではなく、2.5層のものもあります。それらの商品は、薄くて軽く値段も少々安めですが、防水性が少し劣ります。これら防水アウターは基本的には、ウィンドブレーカーとしても使用できます。

     日本でゴアテックス商品といえば、1万円を下ることはありません。ブランド品とコピー品は、一体何が違うのでしょうか。使用しているゴアテックス自体に質の優劣があるのか、ゴアテックスの上下にある生地に質のいいものを使っているとか、高度の縫製技術を使っているとか..。細かいことは良くわかりませんが、大半は「ブランド代」のような気がします。

  • ==ゴアテックス系ズボン==<br /><br /> 上着がどこかスタイリッシュなのに対し、ゴアテックスのズボンは何かやぼったい、大げさな感じがします。値段は安いもので1000-1500ルピー(1200-1800円)くらい。これらの商品は、基本的に上着・ズボン別売りで、同じ色のセットになっているものは稀です。<br /><br />

    ==ゴアテックス系ズボン==

     上着がどこかスタイリッシュなのに対し、ゴアテックスのズボンは何かやぼったい、大げさな感じがします。値段は安いもので1000-1500ルピー(1200-1800円)くらい。これらの商品は、基本的に上着・ズボン別売りで、同じ色のセットになっているものは稀です。

  • ==カッパ==<br /><br /> ゴアテックスなんて大げさだし、シーズン中は雨なんて大してふらんでしょ..、と考えるケチで楽観的な方は、シンプルに雨合羽を使ってもいいかもしれません。透湿性はありませんが、ゴアテックス製品よりずっと安くつきます。背中部分を拡大して、体とバックパックを両方覆うタイプの物もあります。 400-800ルピー(480-960円)くらい。

    ==カッパ==

     ゴアテックスなんて大げさだし、シーズン中は雨なんて大してふらんでしょ..、と考えるケチで楽観的な方は、シンプルに雨合羽を使ってもいいかもしれません。透湿性はありませんが、ゴアテックス製品よりずっと安くつきます。背中部分を拡大して、体とバックパックを両方覆うタイプの物もあります。 400-800ルピー(480-960円)くらい。

  • [防寒着]<br /> フリース、ウィンドストッパー、ダウンジャケット、手袋<br /><br />カトマンズと違い、3000-5500メートルのヒマラヤはかなり冷え込みます。高度によって、それなりの寒さ対策が必要になってきます。<br /><br />==フリース==<br /><br /> フリースは薄いシングルと、二枚重ねのダブルのものがあります。ダブルで600ルピー(720円)くらいから。ダブルはたいてい色違いのリバーシブルになっています。とにかく安いので、一枚お土産にどうぞ。 <br /><br /> 製品のタイプは違いますが、薄手のフリースパンツも売られています。こちらは、室内着、パジャマ代わりといった感じで、値段は350-500(420-600円).。ズボンの下にはいて、保温性下着の代わりにすることもできます。<br /><br />写真: 子供用ミニフリース。大人のものより200ルピー程度休め。

    [防寒着]
     フリース、ウィンドストッパー、ダウンジャケット、手袋

    カトマンズと違い、3000-5500メートルのヒマラヤはかなり冷え込みます。高度によって、それなりの寒さ対策が必要になってきます。

    ==フリース==

     フリースは薄いシングルと、二枚重ねのダブルのものがあります。ダブルで600ルピー(720円)くらいから。ダブルはたいてい色違いのリバーシブルになっています。とにかく安いので、一枚お土産にどうぞ。

     製品のタイプは違いますが、薄手のフリースパンツも売られています。こちらは、室内着、パジャマ代わりといった感じで、値段は350-500(420-600円).。ズボンの下にはいて、保温性下着の代わりにすることもできます。

    写真: 子供用ミニフリース。大人のものより200ルピー程度休め。

  • ==ウィンドストッパー==<br /><br /> ゴアテックスで有名なGore社が開発したウィンドストッパー素材。その名前の通り、防風性に優れ、内部を暖かく保ちます。ゴアテックスのような防水性はありませんが、軽い雨や雪なら問題なし。風が強い場所にいる時、重宝します。防風という性格から、サイクリングやツーリングなどの環境に最適です。<br /><br /> 最もよく見かけるのがソフトシェルのモデル。端的に言えば、風を通さないフリースのような商品です。価格は1400ルピー(1680円)くらいから。 オリジナル品(5000+) もありますが、基本的にはネパール製偽ブランドです。同素材のズボンや手袋、帽子も手に入ります。

    ==ウィンドストッパー==

     ゴアテックスで有名なGore社が開発したウィンドストッパー素材。その名前の通り、防風性に優れ、内部を暖かく保ちます。ゴアテックスのような防水性はありませんが、軽い雨や雪なら問題なし。風が強い場所にいる時、重宝します。防風という性格から、サイクリングやツーリングなどの環境に最適です。

     最もよく見かけるのがソフトシェルのモデル。端的に言えば、風を通さないフリースのような商品です。価格は1400ルピー(1680円)くらいから。 オリジナル品(5000+) もありますが、基本的にはネパール製偽ブランドです。同素材のズボンや手袋、帽子も手に入ります。

  • ==ダウンジャケット==<br /><br /> 恐らく、最も防寒に効果があるのはダウンジャケットでしょう。厚さとダウンの種類により、価格が大きく違います。写真で言えば、一番左の薄いジャケットが2700、真ん中のスーパーダウンのものが3500、右の大きなものが8500ルピーです。質のいいダウンの分厚いものだと最低でも5000ルピー(6000円)はするはずです。

    ==ダウンジャケット==

     恐らく、最も防寒に効果があるのはダウンジャケットでしょう。厚さとダウンの種類により、価格が大きく違います。写真で言えば、一番左の薄いジャケットが2700、真ん中のスーパーダウンのものが3500、右の大きなものが8500ルピーです。質のいいダウンの分厚いものだと最低でも5000ルピー(6000円)はするはずです。

  • ==手袋==<br /><br /> 手袋は、防寒・日焼け止め用として、結構重宝します。シーズン中、湿った雪や強い雨に遭うことはあまりないので、防水でないものでかまいません。フリース製の安物で250ルピー(300円)くらいから。<br /><br /> 写真の右上にあるのは、筒状のフリース帽(250)。片方の紐を閉じると帽子に、閉じないと、ネック・ウォーマーとして使えます。これに、サングラスと帽子を加えると、顔面を完全カバー。即席バラクラバの出来上がりです。<br /><br />

    ==手袋==

     手袋は、防寒・日焼け止め用として、結構重宝します。シーズン中、湿った雪や強い雨に遭うことはあまりないので、防水でないものでかまいません。フリース製の安物で250ルピー(300円)くらいから。

     写真の右上にあるのは、筒状のフリース帽(250)。片方の紐を閉じると帽子に、閉じないと、ネック・ウォーマーとして使えます。これに、サングラスと帽子を加えると、顔面を完全カバー。即席バラクラバの出来上がりです。

  • [帽子] <br /> 日よけ帽、防寒用の帽子、お土産用の帽子、ネパール帽<br /><br />天気がいい日は日差しが強いため、帽子は欠かせません。高度により、日よけ帽と防寒用の帽子を使い分けます。<br /><br />==日よけ帽==<br /><br /> 一般的な帽子なら、その辺の露天商で購入できます。ある店だと、ひさしの出たもの(写真右)で750ルピー(900円)、普通のもの(写真左)で350(420円)。<br /><br /> トレッキング用品店の場合、もう少し機能的なものを置いています。一部メッシュになっていて通気性のよいもの、首まわりを覆う布がついているもの、など。値段は550ルピー(660円)くらいから。

    [帽子]
     日よけ帽、防寒用の帽子、お土産用の帽子、ネパール帽

    天気がいい日は日差しが強いため、帽子は欠かせません。高度により、日よけ帽と防寒用の帽子を使い分けます。

    ==日よけ帽==

     一般的な帽子なら、その辺の露天商で購入できます。ある店だと、ひさしの出たもの(写真右)で750ルピー(900円)、普通のもの(写真左)で350(420円)。

     トレッキング用品店の場合、もう少し機能的なものを置いています。一部メッシュになっていて通気性のよいもの、首まわりを覆う布がついているもの、など。値段は550ルピー(660円)くらいから。

  • ==防寒用の帽子==<br /><br /> 4000メートルを越えると寒さがきつくなるため、防寒用の帽子が欲しくなってきます。同時に、長いことシャワーを浴びないので、一日中帽子をかぶってごまかしたい、というニーズもあります。<br /><br /> 防寒用の帽子は主に2種類。フリースの製品と手編みのウールのもの。それぞれ200-300ルピー(240-360円)くらいです。後者の方は耳あてがあって暖かく、トレッカーの四人に一人はかぶっている人気商品です。ただ、内面はフリース生地になっているため、通気性はほとんどありません。低地では暑苦しく感じるでしょう。ウールの帽子は、トレッキング用品店というよりは、みやげ物屋が扱う商品です。同系統の商品には、手袋(250ルピー)や靴下(300ルピー)などもあります。<br /><br />写真: ウールの帽子(右)とウールの靴下(左)。

    ==防寒用の帽子==

     4000メートルを越えると寒さがきつくなるため、防寒用の帽子が欲しくなってきます。同時に、長いことシャワーを浴びないので、一日中帽子をかぶってごまかしたい、というニーズもあります。

     防寒用の帽子は主に2種類。フリースの製品と手編みのウールのもの。それぞれ200-300ルピー(240-360円)くらいです。後者の方は耳あてがあって暖かく、トレッカーの四人に一人はかぶっている人気商品です。ただ、内面はフリース生地になっているため、通気性はほとんどありません。低地では暑苦しく感じるでしょう。ウールの帽子は、トレッキング用品店というよりは、みやげ物屋が扱う商品です。同系統の商品には、手袋(250ルピー)や靴下(300ルピー)などもあります。

    写真: ウールの帽子(右)とウールの靴下(左)。

  • ==お土産用の帽子==<br /><br /> 最近、動物のかぶり物のような帽子を売る店が増えてきました。素材は先述のウールの帽子と同じ。値段は400ルピー(480円)程度。どちらかといえばみやげ物系の商品で、山で実際にかぶっている人は、たまにしか見ません。目立ちたがり屋の人はどうぞ!

    ==お土産用の帽子==

     最近、動物のかぶり物のような帽子を売る店が増えてきました。素材は先述のウールの帽子と同じ。値段は400ルピー(480円)程度。どちらかといえばみやげ物系の商品で、山で実際にかぶっている人は、たまにしか見ません。目立ちたがり屋の人はどうぞ!

  • ==ネパール帽==<br /><br /> 私が思うに、旅行者がかぶって一番目立つのは、ネパール帽トピー(写真)だと思います。これは意外と盲点です。250ルピー(300円)<br /><br />[まとめ]<br /><br /> このように、トレッキング用品店で、上から下までコーディネートできてしまいます。実用的・機能的な服装を好む人なら、これで十分でしょう。実際、私が冬に着ている服の半分は、これらの店で買ったものです。<br /><br /> トレッキング用品購入ガイド、ここまで参考になったでしょうか。次の道具編もご覧ください。

    ==ネパール帽==

     私が思うに、旅行者がかぶって一番目立つのは、ネパール帽トピー(写真)だと思います。これは意外と盲点です。250ルピー(300円)

    [まとめ]

     このように、トレッキング用品店で、上から下までコーディネートできてしまいます。実用的・機能的な服装を好む人なら、これで十分でしょう。実際、私が冬に着ている服の半分は、これらの店で買ったものです。

     トレッキング用品購入ガイド、ここまで参考になったでしょうか。次の道具編もご覧ください。

  • [リンク集]<br /><br />==ネパール・トレッキング==<br />最速のアンナプルナ 全8作 (2009年秋)<br />http://4travel.jp/travelogue/10444950<br />エベレスト・トレッキングのすすめ 全10作 (2011年春)<br />http://4travel.jp/travelogue/10581163<br />ポカラ・ザ・トレック 全4作 (2013年春)<br />http://4travel.jp/travelogue/10759203<br />トレッキング装備購入ガイド 全2作<br />http://4travel.jp/travelogue/10571988<br /><br />==ネパール街案内==<br />カトマンズ通信 全10作<br />http://4travel.jp/travelogue/10442708<br />沈没地としてのポカラ 全4作<br />http://4travel.jp/travelogue/10761427<br /><br />==ネパール旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&amp;level1=1&amp;level2=771&amp;level3=&amp;sort=when<br /><br />==海外旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&amp;sort=when&amp;view_mode=list<br /><br />==国内旅行記一覧==<br />http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&amp;sort=when&amp;view_mode=list

    [リンク集]

    ==ネパール・トレッキング==
    最速のアンナプルナ 全8作 (2009年秋)
    http://4travel.jp/travelogue/10444950
    エベレスト・トレッキングのすすめ 全10作 (2011年春)
    http://4travel.jp/travelogue/10581163
    ポカラ・ザ・トレック 全4作 (2013年春)
    http://4travel.jp/travelogue/10759203
    トレッキング装備購入ガイド 全2作
    http://4travel.jp/travelogue/10571988

    ==ネパール街案内==
    カトマンズ通信 全10作
    http://4travel.jp/travelogue/10442708
    沈没地としてのポカラ 全4作
    http://4travel.jp/travelogue/10761427

    ==ネパール旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&level1=1&level2=771&level3=&sort=when

    ==海外旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list

    ==国内旅行記一覧==
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list

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