正月の旅行、やっぱり高く、一番手軽な韓国は「寒い・・・」。<br />消去法で、去年に続き今年も台湾です。<br /><br />２日間台北市内に泊まり、あと２泊は「日月潭」の蒋介石元総統ゆかりの「日月行館」に宿泊。高級ホテルのおもてなしと、「日月潭」観光を楽しみました。<br /><br />この日は、いよいよ帰国。<br />台中までバスで行き、少し観光をします。<br /><br />　①３回目の台北到着、ホテルは「兄弟大飯店」・夕食は「火鍋料理」<br />　http://4travel.jp/travelogue/10924957<br />　②台北市内観光します（台大医院、二二八公園）<br />　http://4travel.jp/travelogue/10962747<br />　③台北市内観光（国立台湾博物館、台湾総統府、中山堂など）<br />　http://4travel.jp/travelogue/10968460<br />　④台北市内観光（中正紀念堂）<br />　http://4travel.jp/travelogue/10968692<br />　⑤饒河街夜市と本格中華の夕食<br />　http://4travel.jp/travelogue/10968701<br />　⑥台北から國光客運で「日月潭」に向かいます<br />　http://4travel.jp/travelogue/10968703<br />　⑦「日月潭」の名館「日月行館」に宿泊しました<br />　http://4travel.jp/travelogue/10968710<br />　⑧「日月潭」の観光は、まず遊覧船からスタート<br />　http://4travel.jp/travelogue/10968726<br />　⑨日月潭を一周するバス「環湖公車」で観光を続けます<br />　http://4travel.jp/travelogue/10968868<br />　⑩「日月潭」観光の最後はロープウェー<br />　http://4travel.jp/travelogue/10968870<br />★⑪最終日、「日月潭」を後にして、台中に向かいます<br />　http://4travel.jp/travelogue/10969062<br />　⑫最後の観光スポットは「彩虹眷村」、そして、帰国<br />　http://4travel.jp/travelogue/10969064

「正月、去年に続いて台湾は３度目の訪問」⑪～「日月潭」を後にして、台中に向かいます

27いいね！

2015/01/01 - 2015/01/05

424位(同エリア1620件中)

#街歩き

エリア

台中(台湾)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

ホテル: 4.5

グルメ: 4.5

交通: 4.5

同行者: カップル・夫婦（シニア）

一人あたり費用: 10万円 - 15万円

交通手段: 鉄道高速・路線バス船タクシー徒歩飛行機

航空会社: バニラエア (運航停止)

旅行の手配内容: 個別手配

最後の朝になりました。

今日も快晴。

水墨画のような風景も見納めです。
地図を見る

湖の反対側には、昨日行った「慈恩塔」や「玄奘寺」も見えます。

慈恩塔建造物
ＴＶでは、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」（笑）。

台湾では「烏龍派出所」となって吹き替え版で放送中！
「どらえもん」。

台湾では、発音を似せて「多●Ａ夢」だそうで、１８年連続視聴率１位！

●・・・口拉（クチ偏に拉）
「日月行館」での最後の朝食です。

最初は、ルームサービスでベランダで食べられると聞いてそれをオーダーしていましたが、昨日朝食をレストランで食べ、種類も多く味もいいので、この日もビュフェにしました。

左上のが、「茶葉蛋」。

生涯で始めて食べました。
案外美味かった。
殻のまま煮込むので、もっと味が薄いのかとも思いましたが、きっちり塩味というか醤油味が付いていました。
まぁ、煮たまごと思ってくれれば宜しいかと。

卵、食べ過ぎ〜。
新鮮なサラダ類、チーズ類、グリル野菜。

結構食べます。
何時ものことですが・・・（笑）。

アスパラ。
さすがに、この時期のアスパラは野菜王国台湾でも、細ーい（笑）。
レストランの様子です。
この日は１月５日の月曜日。
昨日の喧騒が嘘のような静けさです。

ホテル料金も、土曜泊と日曜泊では、２万円ほど土曜の方が高かったと思います。
コーヒー＆デザート。

ケーキとアイスクリーム。
アイスは、明治乳業製でした。
イチオシ

ベランダからの、「日月潭」。
見納めです・・・。

遊覧船の航跡が美しい。

しつこいですが、ホント、水墨画。
「九龍ガラスボール」も見納め。
「温泉」であることの、サーティフィケイト（認証）。
ロビーです。

いよいよチェックアウト。

２日間の夕食で飲んだ台湾ビールの精算をしました。
全部で４本、９２０元。
カード決済でしたので、後日の換算レート3.80980で、３，５０５円でした。
水社の旅客センターまで送迎してくれるとのことで、車を待っています。

係員の人、「寒いので、中で待っていてください」だって。

全く寒くはありません。
なにせ、この日はぐんぐん気温が上がり、最高気温は２５℃になりました。

台湾人は、ホントに寒がりです（笑）。
イチオシ

地図を見る

蒋介石元総統。

「日月潭」は、彼の思い出の詰まった地です。

The Wen Wan Resort Sun Moon Lake ホテル
送迎車がきました。
フロント係りとドアマンの女性と写真を撮りました。

ホテルの施設、サービス、そして素晴らしい景色。
どれをとっても一級品でした。
有難うございました。
地図を見る

水社の遊客センターで、バスを待ちます。

９：４０発の「台鉄台中」駅行の台湾好行バスです。
台中行きは、３０分に１本ほどあります。

水社遊客中心散歩・街歩き
イチオシ

荷物をトランクに積み込みます。
日月潭から台鉄台中駅までは、片道１９０元。
「悠々カード」が使えます。
天井にあるバスのストップボタン。
「日月潭」から「台鉄台中」駅までの間に、「高鉄台中」駅を経由します。

「高鉄台中」駅で降りても良かったのですが、歴史的建造物でもある「台鉄台中」駅をカメラに収めたかったので、「台鉄台中」で降りるはずが・・・。

乗り過ごしてしまい、「台鉄台中」の次のバス停で慌てて降りました。
「ここは、台中駅か？」と聞いたつもりだったのですが・・・。
台中駅のバス停を乗過ごしたあと、次はどの辺りに停まるかと冷や冷やもんでしたが、程なく停まり、飛び降りた次第（笑）。
台中市内での観光も少し予定していたので、この辺りからタクシーを拾っても良かったのですが、やはり台中駅の写真は撮っておきたい。

とうことで、ガラガラとスーツケースを引いて「台鉄台中」駅に向かっております。

怪我の功名で、思わぬ風景に遭遇！
手前の籠の中には、鳩。
やっぱり食べるんですね。
アグネス・チャンが、「日本に来て、鳩を見ると『美味しそう』と思った」なんてよく言っていましたね。

その奥の方には、アヒルだか鶏だかが羽を毟られて横たわっていました（笑）。
地図を見る

ここは、かなり大きい市場みたいでした。

スーツケースが無ければ、入ってみたいところなんですが・・・。
地図を見る

駐車場みたいなところにこんなのがありましたが、何だかは解らず・・・。
台中駅前に続く「建国路」という通り沿いに歩いています。

ちょっと猥雑でいい感じなんですが・・・。
７＆１１の前には、号砲を待つマラソンのスタートの様に、バイク軍団（笑）。
これはバイク屋さん？

台湾もバイク多いです。
もちろん、ベトナムは神ですけど（笑）。
イチオシ

地図を見る

おぉ、見えました。

１０分ほど歩いて、台鉄台中駅です。

台鉄台中駅駅

 レトロな建物が懐かしさを感じます by entetsuさん
駅前。

台中があまりにも都会なので驚き〜。
台湾では、台北市、高雄市に次いで３番目の都市なんだとか。

とにかく駅前には建物が林立し、交通量も多い。
この後タクシーで市内を走りましたが、ずっと都会でした。
地図を見る

台中神鑑大樓(金沙百貨大樓)。

デパートのようですが・・・。
バスターミナル。
改めて台北駅舎です。

赤レンガが美しい。

こういう建物が現役であることに感動を覚えます。
「臺中車站」とありますね。
近くに行ってみます。
駅の構内に入りました。
なんともレトロ。
観光地ではないですが、観光地なみの魅力。

ここも日本統治時代の1917年に建設されたものです。
現役の証。

電光表示と、乗客。
ここは、入口みたいですね。
チケット売場。

懐かしい感じ〜。
構内の回廊は木造（笑）。
レンガの積み方は、イギリス式。
イチオシ

日本かと思った（笑）。

クロネコヤマトの宅急便。
車も、ロゴも、ドライバーのユニフォームも全く一緒。

でも、ここ台湾の台中駅です。

1999年10月台湾の「統一集団」とヤマト運輸株式会社は技術提携契約を締結。
クロネコ宅急便は2000年10月6日、台湾で正式に開業しました。
（統一速達股份有限公司ＨＰ）
「男洗手間」。
男子用トイレ。

「厠所」「洗手間」「衛生間」などの表記を見かけますが、「洗手間」「衛生間」はパブリックなトイレで「厠所」はプライベートなトイレという感じでしょうか。
イチオシ

「行李坊」。

荷物預かり所。
昔は日本にもあった〜。

確か、国鉄からＪＲに代わるころコインロッカーが登場したような・・・。
コインロッカーには赤ん坊が捨てられたりしていて、よくニュースになった・・・。
（あんたも古いね（笑））
「自動存物箱」。
まぁ、コインロッカーでしょうね。

存物箱、しかも自動（笑）。
何となく意味が解るのが漢字文化共有の同輩ゆえ。

行李坊の方が安いそうです。
裏口の駅舎は、高架化建設中でした。
こっちは出口。

現役、現役〜（笑）。
台鉄台中駅前からタクシーに乗り込みました。

通じるかどうかは判りませんでしたが、このように書いたメモを見せて「いくら？」
「解った。メーターで行く。」とのこと。
何とかなるでしょうか？

【我想去這裡】
「寶覚寺」　　　台中市北屯区健行路140号
　　↓
「彩虹眷村」　　台中市南屯区春安路56巷
　　↓
　高鐡臺中站　　　向１４：１５　１４：３５發

時間の制約もあるので、行きたいスポットを２箇所に絞り、スーツケースも台中駅の「行李坊」や「自動損物箱」に預けなくて済む方法（タクシーのトランクに積み込みました）。
しかも、桃園まで高鐡（台湾新幹線）で行くので、高鐡台中駅に乗り付けてもらう・・・（笑）。

解ってくれたようですが・・・。
タクシーのドライバーさんはベテランの方で、地図で調べるでなし、すいすいと街中を走らせます。

バイク軍団と競走です。
こんな門もありました。
イチオシ

１２〜３分程で、「着いたよー」と運転手さん。
地図を見る

時間が無い中で選んだのが「寶覺禅寺（宝覚寺）」。

宝覚寺寺院・教会

 台鉄台中駅から、タクシーで１２～３分でした。 by entetsuさん
境内に入ります。

ここの建立も、日本統治時代の昭和３年（1928年）とのことです。
仏教寺院ですが、なにやらエキゾティック。
これを見ると、なお一層そう感じませんか。
「寶覚禅寺」と書かれた扁額がある木造の本堂を、エキゾティックなコンクリートの建物が覆いかぶさるようになっています。
ご本尊です。
「弥勒像」。
布袋さまですね。

これだけ観て帰ってしまう人もいると聞いていましたので、ここから裏の方に回ると・・・。
ガーン！！（笑）

大修復中でござんした（笑）。
高さ約３３?もある大きな台中大仏「弥勒大仏像」。

大仏の内部は台湾民族文物館になっていて、その窓は大仏のおへそにあたるというユニークな作りなのですが、入館叶わず・・・。
これは、ど派手で大きいので観たかったんですが・・・。
「納骨塔」。

宝覚寺は日本との関係が深く、日本統治時代に台湾中部で物故された１万４０００人の日本人移民の遺骨が奉納されています。
毎年１１月に日本人の慰霊祭が行われ、台中に住む日本人の他、日本からの慰問団が団体で訪れるそうです。

また、在台の日本企業の方々が熱心に参列されているそうです。
写真の左の方にあるのが、日本兵としてなくなった台湾出身者をしのぶ慰霊碑です。「霊安故郷」という金色の題字は、李登輝元総統によるもの。

このことからも、日本の５０年に及んだ台湾統治が、単に台湾を一領土として制圧したのではなく、台湾の伝統や文化を尊重しつつ、電力、交通、水利、戸籍制度、土地、都市計画を整え、産業の発展や衛生面の改善に努めるという観点での融合がなされたということが伺えます。

今日、台湾に親日家が多いことや、台湾各地で当時の建物を大切に使ってくれていることを見るにつけ、「台湾と日本の交流がこれからも長く続いていってほしい」願って止みません。

今、私が一番観てみたい映画が、「KANO 〜1931海の向こうの甲子園〜」です。
日本統治下の1931年に台湾代表として見事甲子園出場を果たし、決勝まで進出した台南州立嘉義農林学校の実話を基に描かれた作品です。
今回、台北でも日本統治時代の古い建築物を中心に観てきました。
ちょこっとしんみりしましたが、仲良くやっていきたいものですね。

タクシーは次の観光スポットに向かっています。
今回の４泊の旅行で最後のスポットです。

⑫に続きます。